因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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どうも、ダイイチルビーに350連回した作者です。…いいストーリーだし引いて良かった。

今日の重賞は金鯱賞とフィリーズR。とりあえず金鯱賞は『ディープモンスター』、フィリーズRは『ブトンドール』を応援する予定です。個人的に気になるのは中山11RのアネモスS…スイープトウショウの孫である『ジュエルピーチ』と『シルバージュエリー』が出走するのでどっちかに勝って欲しいな。


第64話 夢を持った飛行機

ウォーエンブレムはベンチに1人座り、鏡をずっと眺めていた。

 

「『アハハ…栗毛だ…栗毛…。どうして体って1つしかないのだろうか?』」

 

その髪は青鹿毛から栗毛へと変色しており、そんな自分の姿を眺め続けていたのだ。

 

「ユニ♪ユニ♪ユーニヴァース♪ユニ♪ユ?」

 

そんなウォーエンブレムに気付き話しかけるウマ娘が1人。

 

「こんにちわ☆貴女は誰?ワタシはネオユニヴァース!銀河を駆けるウマ娘☆」

「『あぁ…栗毛…栗毛…』」

「チェスナット?違う!違う!ワタシはユーニヴァース☆」

「ー!…すまない、話ならまた後にしてほしい。今はとても話せる状態じゃない。」

「貴女って速い?」

「話聞いてる?…これでもアメリカではクラシック2冠は勝ってるよ。」

「え?本当?わーい☆3冠ウマ娘になれるかも~!」

「…3冠?」

「これってタキオンのカチューシャ?とってもユーニヴァース☆」ひょい

「おい!返し…いや、それを付けてくれるかな?」

「ん?オーケー♪こうか…な!?」スポッ

「『可愛い…いただき…』」ハァハァ

「ユ…ユーニヴァース☆」ダッ

「『逃がさない。』」ダッ

 

ーーー

 

トレセン学園の練習場にてアグネスフライトはエアシャカールたちと共に練習をしていた。

 

「おい、ファイン!掛かってンぞ!少し落ち着け!」

「…あ。またか…」

「ファインちゃん、もしかして先月のレースで負けたこと…引きずってる?」

「ううん、違うよ。ただ…思うように体が動けてないのかな?トレーナーとは調整をしているのだけど…!」

「…」ポンッ

 

最近、不調気味のファインモーション。そんな妹を心配してか、姉の『ピルサドスキー』が頭に手を置いた。

 

「お姉さま?」

「我が妹よ。今は存分に焦れ。」

「…え?」

「焦りは判断を狂わせる…だが、焦った今しか分からないこともある。全てを糧にしろ。」

「…はい。」

「ピルちゃん…良いこと言うね!とりあえず、ラーメンでも食べに行く?」

「そういう話じゃねェだろ!」

「あぁ、魚粉を使用したものが食べたいな。」

「…乗るのかよ。ッたく、ボリクリ!ロブロイ!後、どれくらいで終わるンだ?」

 

「…ロブロイ、いい動きだった。今日はここまで…」

「まだです!もう1本だけ…」

「…分かった。シャカール、後1回走る。」

 

「…だとよ。」

「じゃあ、じゃあ…皆で走らない?」

「あん?何言ってンだフライト?」

「最下位だった人が超ギガ盛りに挑戦で!」

「聞けよ!てか、ロブロイは今週はレースだろうが!」

「フフフ…面白そう♪お姉さまも走りましょ!」

「え?私はブランクが…」

「もしピルちゃんが参加してくれたらグルーヴちゃんのコスプレした写真をあげようかな…」ボソッ

「よし!世界を又にかけた私の走りを見るがいい!」

 

その後、ラーメン屋からお腹を膨らませて出てくるピルサドスキーの姿が多数目撃された。

 

ーーー

 

そして週末…『菊花賞』の前哨戦『神戸新聞杯』にゼンノロブロイ、ネオユニヴァース、リンカーンらが出走していた。

 

『最後の直線、先頭はサクラプレジデント!

ゼンノロブロイが伸びてくる!

大外からはネオユニヴァース!』

 

「…ここです!」

 

ダンッ

 

『ゼンノロブロイがかわして先頭!

これはネオユニヴァースは届かないか!

2番にサクラプレジデント!

3番にリンカーン!

ゼンノロブロイがリードを広げる!』

 

「いけっ!ゼンノロブロイ!」

「ロブロイ!」

「ロブロイちゃん!」

 

「はあぁぁ!」

 

『ゼンノロブロイ、先頭で今、ゴールイン!

2番にサクラプレジデント!

3番争いはリンカーンとネオユニヴァース!』

 

勝者ゼンノロブロイ。

 

………

 

勝利したゼンノロブロイをアグネスフライトたちは出迎えた。

 

「おめでとうロブロイちゃん。」

「…見事だ。」

「ありがとうございますクリスエスさん。」

「で、次走はどうするの?普通に菊花賞?それともボリクリちゃんみたいに天皇賞に来る?」

「トレーナーとの相談になりますが…私は天皇賞に出走しようと思います!」

「…そうか。」

「…」

「シャカール?」

「…何でもねェよ。」

 

………

 

一方、4着と敗れたリンカーンがニヘイ待つ控室へと戻っていた。

 

「リンカ、まずはお疲れさん。」

「トレーナーさん…すみません。優先出走権…取れませんでした。」

「いや、今回の成績なら菊花賞に出走することは出来るだろう。切り替えていけ。」

「…そうですね。ネオさん、プレジデントさん、ロブロイさん…彼女らと走ったことでパワーアップしたと考えれば!」

「…明日から菊花賞に向けた調整を行う。パワーアップの実感をするのはタイムを見てからにしろ。」

「はい!」

 

ーーー

 

レースが終わり、アグネスフライトたちも解散し、それぞれの帰路へとつこうとしていた。

 

「…」スタスタ

「…」スタスタ

「おい、フライト。何後を付けてンだ?寮はあっちだろうが。」

「シャカール、ロブロイちゃんが天皇賞に出るのは反対?」

「あぁ!?何の話だ?」

「ロブロイちゃんが天皇賞に出るって言ったら…シャカールの様子が変だったから。」

「…ちッ。ンなもんロブロイの好きに走ればいいだろう!俺が一々茶々入れることはねェよ。」

「…私が気になっただけだから。で、どうなの?」

 

しばらく、アグネスフライトを睨んでいたものの、エアシャカールが折れて口を開いた。

 

「…元々は俺とボリクリがタキオンを越えるために行ってたことだ。そこにファインとロブロイ…ンでフライト、お前が加わった。ドリームに行かねェのにな。」

「…やりたいこと出来たの。だから…卒業までやりたいことしたいな…って。」

「…そうかよ。俺もボリクリも仲良く練習しようとしてた訳じゃねェ。1つの目標に向けていただけだ。」

「…」

「そういう意味ではファインもお前もまだいい。だが、ロブロイは…ボリクリの後を辿っているだけに感じてきてな。」

「私たちは優先権取れたから迷わず菊花賞に行ったよね。」

「…去年のボリクリの判断も間違ってはいない。タキオンがいなければ間違えなく勝ってた。」

「…」

「結局はロブロイがどうしたいか、だがな。」

「ありがとねシャカール。」

「あん?」

「あなたの悩みが聞けて良かったよ。でも大丈夫。ロブロイちゃんが出走するのは菊花賞だから!」

「は?」

「言ったでしょ。私も夢のために色々勉強してるって!」

 

後日、アグネスフライトたちはゼンノロブロイが菊花賞に出走する報告を聞いた。

 

ーーー

 

「そういえばお前…最近タキオンの所に行ってねェンだろ?何かあったのか?」

「…」もじもじ

「胸隠してどうした?まさかタキオンに貧乳にされたのがトラウマ…とかじゃねェよな?」

「…違うの。」

「あん?」

「その…ソウジさんに…見られて…」もじもじ

「…見られた?そンなことか?」

「そんなことじゃない!それで…ソウジさんの…顔…見れなくなって…」もじもじ

「お前、結構ウブなンだな。歩く変態野郎と思ってた。」

「失礼な!」

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