因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ! 作:アマノジャック
ボリクリちゃん…欲しかった…多分、発表されたタップダンスシチーやヒシミラクル、ネオユニヴァースも出てきたのでしょうけど…くっ!
…あっ。今さらですがもしかしたらタップダンスシチーの実装時にアグネスフライトがワンチャン出てくるかも…出てきて欲しいですね。
中山レース場…場内のモニターには『シリウスS』の様子が映っていた。
『ハ、ハルウララ!
ハルウララが1着!
高知からの挑戦者が…ハルウララが中央重賞を勝ち取った!』
パチパチパチパチ
モニターへと映る笑顔のハルウララ。現地ではないにも関わらず中山レース場には大きな拍手が響いていた。
「ウララちゃん!おめでとう!」
「すごいよ!」
中には声援まで出すファンもいた。そんな興奮が止まない中…『スプリンターズS』が始まった。
………
『スタートしました!
ナムラマイカとビリーヴがいいスタート!
さぁ、注目の先行争いは…ショウナンタイムとテンシノキセキ!
続いてサーガノヴェルとカルストンライトオ!
その後ろにビリーヴとキーゴールド、さらにゴッドオブチャンスの前集団!
後方はイシノグレイス、ナムラマイカ、レディブロンド、ハッピーパス!
2バ身ほど間が空いて、アグネスソニックとアドマイヤマックス!
イルバチオと続いてデュランダルが最後方!
末脚にかけてきたか?
600を通過!
ラストランのビリーヴは6、7番辺り!」
レディブロンドは後方でのレースとなった。
「ビリーヴ仕掛けろ!」
「デュランダル!そろそろ魔法の準備よ!」
「いけっ!ディブロ姉!!」
「ホーリー…」ボソッ
『さぁ、第3コーナーカーブに入る!
残り400!
ビリーヴが外に持ち出した!
しかし、さらにその外からレディブロンド!
大外からはデュランダル!』
「エクスカリバー!!!」
ダァァンン!
『デュランダル喋った!!
いや、先頭はビリーヴ!
内からアドマイヤマックス!
外からレディブロンドも来ている!
しかし、ものすごい脚でデュランダルが迫る!
ビリーヴか、デュランダルか、ビリーヴか…今ゴールイン!
際どい勝負!
どちらが勝ったのでしょうか?』
暫くして、掲示板が灯る…結果はデュランダルがハナ差で勝利した。そしてレディブロンドは4着と敗れた。
ーーー
「4着か…でも、すごいよね。G1に出て…掲示板に入れるなんて。私、今年デビューするけど…大丈夫かな?」
「…クタ姉なら大丈夫。私より身体頑丈だし…何より普通の足だから。」
「おい、お前ら。」
「あなたは…マンハッタンカフェさん!?」
「話したは無いけど…イメージとかなり違う?」
「…」じー
「私たちに何か用ですか?」
「…2人ともそうか。お前ら、俺の担当にならねぇか?」
「「はい?」」
「あー、いきなり悪いな。とりあえず名前を教えてくれ。」
「『ブラックタイド』です。」
「…『ディープインパクト』。」
「よし!詳しくは…」
「あのー、私はもうトレーナーいるし、今年中にはデビューするんで…」
「…ちっ、まぁいい。詳しくは此処で話してやる。興味があるならここに来い。」
「ここって…病院?」
「じゃあな。」
ーーー
レースが終わり、デュランダルは担当トレーナーのハジメと話していた。
「デュランダル…初重賞おめでとう。」
「…」コクリ
「合宿で本当によく成長してくれた。お前を俺は誇りに思う。」
「…」もじもじ
「照れる、ってか?よし、この調子なら来月の『マイルCS』もいけそうだな。明日からまたよろしくな!」
「ー!」なでなで
ハジメがデュランダルの頭を撫でると顔が赤くなる。そんな中、もう1人の担当ウマ娘でもあるスイープトウショウが合流した。
「…あ!何してんのよ使い魔!」
「何って誉めただけだが…」
「…」ギロッ
「デュランダル何その目?お腹空いてるの?しょうがないわね…ほら、グランマ直伝の焼き芋魔法よ!」
「ー!」パクパク
スイープトウショウはリュックから大量の焼き芋を取り出した。するとデュランダルが目を光らせて食べ始める。
「おい…レースが終わったとはいえ、そんなに…」
「別にいいじゃない。デュランダル美味しい?」
「…」b
「そう、なら良かった。その…これ…使い魔の分。」もじもじ
「あぁ…ありがとう。…美味いな。」パクパク
「本当!?じゃなくて…当然よ!会心の出来なんだから!」
「ー!」ピクッ
デュランダルの動きが止まる。そして、ハジメの持つ焼き芋を目を向ける。
「ん?もういいのか?」
「…」じー
「あんたまさか…こ、これだけはダメよ!魔法をかけた使い魔への特別な焼き芋だから!」
「いや、別にこれくらい…」
「バカー!」グイッ
「んごっ!」ズボッ
スイープトウショウは焼き芋をデュランダルに渡そうとするハジメから強引に焼き芋を奪い取り、皮ごとハジメの口へと突っ込んだ。
「信じられない!もういいわよ!私、帰るから!ふんっ!」バタン
「ん、んんー!」ジタバタ
「…」じー
勢いよくドアを閉めスイープトウショウは控室を後にした。残るのは口に入った焼き芋であたふたするハジメとそれを(冷たい目で)見つめるデュランダル。
「…」パクパク
そして、デュランダルは焼き芋を食べることを再開した。
ーーー
ジャングルポケットはレディブロンドの控室へと来ていた。
「レディブロンドさん、お疲れ様です。」
「ジャンポケちゃん!来てくれたの?…ありがとう。」
「掲示板に乗って…凄かったです。」
「無理に褒めなくていいのよ。…残念ながらドリームには行けないわ。」
「そう…ですか。」
「悲しそうな顔をしないで。…本当はデビュー出来ただけでも良かったと思っているの。しかも連続で5回も勝てたのよ。だから…満足よ。」
「…私の足が治れば、また一緒に走ってくれませんか?」
「いいわよ、約束する。それに…復活したあなたのドリームでの活躍…期待してるから。私が卒業した後はクタとプイのこともお願い。」
「…はい。」
ジャングルポケットは控室を後にする。そしてアグネスタキオンと合流した後…学園へと戻った。
ブラックタイド…04世代の黒鹿毛の牡馬。半姉にレディブロンド、全弟にディープインパクトがいる。体格が良く、9700万円で落札され、重賞を勝ったりしたものの皐月賞後に屈腱炎を発症…2年の休養を要した。その後、勝利することはなく引退…しかし、ディープインパクトの活躍により安価な代替種牡馬となった。重賞勝利はスプリングSのみ。代表産駒としてG1レースを7勝したキタサンブラックの他、タガノエスプレッソ、フェーンブロッテン(現役)などがいる。
ディープインパクト…05世代の鹿毛の牡馬。…最早解説不要の名馬。種牡馬としてクラシック3冠を取ったコントレイルとジェンティルドンナ、G1レースを6勝したグランアレグリア、ウマ娘にもなったサトノダイヤモンドなど63頭ものG1馬を産み出した。