因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ! 作:アマノジャック
まだ、3話分しかストックないけど君の誕生日を祝い今日は投稿しよう!機会があれば君の兄のアグネスフライトを生で見てみたいですね…。
タキオンメモ:『合成因子第四号エンプレススズカについて』
XX月20日
・誕生
→サイレンススズカの『因子』とエアグルーヴの『因子』を合成したことで完成した第四号の『合成因子』に『エンプレススズカ』と名付ける。
・被験者Sを椅子に拘束し、再び合成因子『エンプレススズカ』を飲ませた
→被験者Sは前回同様に激しく暴れたのち『ウマ人』へと変化した。
・髪色の変化は無し
→エアグルーヴの因子が強かったからと思われる。
・身体能力
→1200mと1600mを測定。『ジンソニック』と比べるとマイルは明らかに遅くなっていた。短距離、マイルは適性無しと判断する。
XX月21日
・身体能力2
→2000mと2400mと3000mを測定。『ウマ人』は全て問題なく完走。『ジンソニック』との比較より適性距離は中距離~長距離と判断する。
→ダートの2000mを測定。ダート適性は無しと判断する。
・脚質
→マンハッタンカフェとの併走で、逃げ・先行・差し・追い込みを確認。タイムにより追い込み>差し>>先行=逃げ、と記録。先行と逃げが苦手なのは意外である。
XX月22日
・レース実行
→エルコンドルパサー、ライスシャワー、トーセンジョーダン、ウイニングチケット、キタサンブラック、サクラバクシンオーとの特別レースに出走。ロングスパートにより1着となる。
→第2コーナーから既に仕掛けており、加速し続けれる豊富なスタミナがあった。ステイヤー向きでありそうだ。
・被験者Sの状態
→レース終了後の精密検査により両足に骨折が判明。あの走りに『ウマ人』としての体が持たなかったようだ。安全を考慮し『エンプレススズカ』の因子回収は後日にまわす。
余談
・因子回収腕輪の改良
→装着から『因子』回収まで24時間かかっていた腕輪だが、無駄を省きに省き10秒で回収できるようになった。後遺症は今のところは特に無い。現在の被験者はアグネスタキオン、ゴールドシップのみ。
XX月23日
・被験者Sの状態2
→ギプス固定で歩けはするものの、基本的には車いすで移動することになる。早く治ってご飯を作って欲しい。とりあえずロイヤルビタージュースとお手製の骨密度UPの薬を飲ませておいた。
余談2
・『因子』入手
→エアシャカール、エルコンドルパサー、サクラバクシンオー、ウイニングチケットの『因子』を入手した。腕輪は旧式の24時間かかるものを使用。
XX月28日
・『エンプレススズカ』回収
→被験者Sに改良した回収腕輪を装着し、『エンプレススズカ』を回収する。1週間を跨いだためか、被験者Sに筋肉の炎症等は無く、骨折以外は問題なし。
・『エンプレススズカ』の解析
→他の『合成因子』と比べても特に面白いところなし
以上が『エンプレススズカ』の実験結果である。被験者Sが回復後にまた、新たな『合成因子』での実験を行う。
ーーー
「こんなところだね。」
アグネスタキオンはメモと分析データからレポートを作成した。
「タキオン、お疲れ様。紅茶でも飲む?」
「あぁ、いただくよ…じゃなかった!モルモット君、君はケガをしてるのだからあまり無理はしないでくれ!」
「別に紅茶入れるくらいなら無理には…」
「ダメだ!君には少しでも早く治ってもらうんだ!」
アグネスタキオンはそう言うとソウジを座らせ、自分と彼との2人分の紅茶を用意した。それを2人で飲んでいく。
「ありがとうタキオン。」
「…モルモット君、私はこれでも君に罪悪感を感じてるんだよ。」
「いや、タキオンは悪くないよ。上手くウマ娘の走りを俺が出来なかっただけで…」
「ウマ娘に勝った以上、モルモット君の走りは下手じゃない。それに少人数とはいえ、レースである以上はケガのリスクは付き物だ。こんな状態の君を走らせる訳にはいかない!」
「だが、それだと研究が…」
「私が走ろう。」
「え?」
ソウジの思考が止まった。
「私が『合成因子』を入れて走ると言ったんだ。」
「ダメだ!君はまだケガをしてるだろ?」
「とっくに治ってるさ。何なら今から研究しつつ復帰してもいい。」
「だとしてもリスクが未知過ぎる!君は『アグネスタキオン』と言う因子が既にあるウマ娘だ!『因子』が無い俺なら走らずとも…」
「クククッ…それだよ、モルモット君。」
「え?」
マッドサイエンティストの笑いにモルモットの表情が凍る。彼女にとっては想定済な質問に…彼の質問にこう答えた。
「私の体から『アグネスタキオン』という因子を全て抜くんだよ。」
………
数十分後…とある研究室…いるのは椅子に腕足胴を固定された男と両腕に腕輪をはめたウマ娘のみ。
「んー!んーー!」ジタバタ
「ケガ人のクセに暴れないでくれ。何…後3分もすれば自動で解除されるさ。君の役目は実験後の私を何とかすることだ…『アグネスタキオン』の因子回収率50%を確認…意識に問題なし…合成因子第八号『ブレジーケン』を注入開始…」
ピーピーピーピー
「んんーー!!」ジタバタ
「入っ、て、き…た!ぐっ…まだ5%か…」
「んー!」
マッドサイエンティストは10秒で因子を回収出来る腕輪を改造し、回収するための出力を大きく上げた。そして、自身の『因子』を全て抜きつつ『合成因子』を入れるという一発勝負な実験を行っているのだ。苦悶な表情が顔に映る。
「んんんん!」
「ハハッ、もう96%か…後、ちょっ…と…」
「んー!」
ピピッ、ピピッ
「か、ん了、だ…うぅ…」
バタン
「んー…、外れた!タキオン!」
「だい、じょ、ぶだか、ら…きろ、く、した、まえ…」
アグネスタキオンの体に変化が起きる。体毛が黒くなり瞳が青くなり消えていたハイライトが灯る。
「タキオン!…くそっ!どうすれば…」
「この、ままで、いい…すこし、ねる…」
「タキオン!しっかりしろ、タキオン!誰か!誰かいないのか!?」
アグネスタキオンはそのまま意識を落としてしまった。
ーーー
「むっ…ここは?」ガバッ
「保健室ですよ。」
「カフェ!?」
「全く…何をやってるのですか?たまたま、私が通っていたから…良かったものの…アナタは本当にタキオンさん…ですよね?」
「そうだが?」
「私は目にハイライトのあるアナタを知らない…のですが…」
「ハイライト?あー、なるほどね。これも実験なのだよ!私自身を使ったね。」
「…実験ってまさか…」
「その通り!ウマ娘への『合成因子』の注入実験さ。」
「私で試さなかった…ってことは本当に危ない実験で…」
「何、こうなった時点で既に成功しているようなものさ。次は君にも頼むよ。」
「気絶するほど危ないのであればお断りします。では、失礼します。」
「待ってくれ!モルモット君は?」
「隣にいますよ。では…」
マンハッタンカフェが出ていったと同時にアグネスタキオンは横を へと振り向いた。そこには車椅子の上で眠るソウジがいた。
「…」
「…心配をかけてすまなかったねソウジ。だが、本当に大変なのはここからだ。…ってことで明日からまたよろしく頼むよ、ソウジトレーナー。」
「…」
「さて、レースへ出走するんだ。私用のシューズをまた新調しないとねえ。後は復帰届けと…その前に適性の計測をトレーナー君に…」
アグネスタキオンは…いや『ブレジーケン』は次のレースに向けての準備を考える。全ては自身の研究のために…
スズカエンプレスという競走馬が既にいたという…競走馬って名前が考えるのは簡単なようで難しいですね。
冠名とかがある理由が分かった気がします。
私が使用したい冠名は…"ラウンド"で!
元ネタは私の別作品にいます架空馬の"ラウンドピーチ"からです!
因みに『ブレジーケン』って何だと思いますか?分かった人は…もしかすると誰と誰かの合成因子も分かるかもしれないです。
では、7話くらい溜めたらまた毎日投稿します!さらばです!