因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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キングヘイロー、誕生日おめでとう!

…まぁ、今回の話には名前すら出てこないけどね。京都競馬場の入場券当たったから孫のディープボンドを応援しに行くね♪

では本編にどうぞ。


第77話 貴公子は世界の強さを知る

「ふぅ…あのケガなら数ヶ月で治るだろう。骨が砕けて無かったのが不幸中の幸いだな。キャットが気付いてすぐに支えていたからな…いい判断だった。」

「チヒロ様、お疲れ様でした。…ありがとうございます。」ギュッ

「ルビー嬢?何で礼を言ったか分からんが…ケイエスミラクルの所に行かなくていいのか?」

「こちらに来るそうです。ゼファーさんやヘリオスさんも一緒だと思われます。」グルッ

「そうか。…で、ラモーヌ嬢は?」

 

コナゴールドを見送り観客席に戻ったチヒロは…ダイイチルビーの腕と尻尾に捕縛された。その場にメジロラモーヌの姿はない。

 

「ヘリオスさんと話していた後にパーマーさんに用があるとか何とか…少し、お怒りの様子でした。」

「(あー、ダイタクヘリオスが何か地雷踏んだ感じだな…)そうか。それにしてもワールドらは既に『本格化』が終わってた筈だろ。何であんな走りが…」

「タキオンさんのレポートを見る限り…『ウマ人』という存在が大きいかと。ソウジトレーナーしか出来ない未知のトレーニングです。」

「えーと、模擬レースのソウジがなってたアイツ…」

「『ダイヤマイト』…私とサクラバクシンオーさんの『因子』で出来た『合成因子』です。レポートはまだ出来ていないようですが、短距離特化の『合成因子』と考えられます。」

「使う度に骨折しとるが…ん?待てよ…ソウジの奴、模擬レースから最近までの数週間で骨折を完治させてなかったか?そして数ヶ月で2回も同じ所を骨折するか?」

「…普通では?」

「んな訳あるか!俺が治療した訳じゃねぇし…どうなっとるんだアイツの体は。」

「…チヒロ様。電話が鳴っていますよ。」

「…ん?本当だ。ルビー嬢、ありがとう…あぁ、俺だ。今?アメリカだが…はぁ!?2ヶ月でとある患者のケガを治せだぁ?お前、何でそんな仕事を引き受けて……分かった分かった。お兄ちゃんが直ぐに向かうから泣くな泣くな。だが…帰国には数日はかか…分かった分かった。出来るだけ急ぐから…でもいきなり抜ける訳にはいけないから2日待て…あぁ、ちゃんと日本の時間で2日後だ…じゃあな。………ルビー嬢、頼みが」

「承知しました。では、早速準備といたしましょう。」

「…判断が早い。」

 

ーーー

 

「ふぃ~、メダグちゃん!終わったよ。」

『お疲れ様、報酬は振り込んでおいたから。…ねぇフライト、私の所で…アメリカで走るつもりはない?』

「…ごめんね。私…日本でトレーナーになりたいから。」

『…そう。いや、いいの。あなたが欲しいのは事実だけど強制したい訳じゃないから。』

「そういえばウォーエンちゃんの件ってどうなってる?」

『ほぼ終わってるわ。ウォーエンを非難してた奴らは少数派までに減ったから。今回のリストでかなり減ったし…あなたが倒してくれた工作員はこっちで処理するから。』

「出来れば今年中に引き取れない?あの娘、スタンガンに耐性が付いてきたみたいでさ…毎回素手で締めるのは流石に不味いでしょ?」

『…そうね。トレセン学園にこれ以上迷惑をかける訳にはいけないわ。後はアイツくらいか…』

「…アイツ?」

『多分、トゥインクルのブリーダーズカップに現れるけど…まぁ、私たちに任せて。』

「…タキオンちゃんたちを巻き込まないでよ?」

『えぇ。それは約束する…それじゃ。』ピッ

 

ーーー

 

ソウジとアグネスタキオンはメインレースであるBCクラシックを見ていた。

 

『さぁ、最終コーナー…先頭にいるのはフレンチデビティ!

しかし、それをシガーが捉える!

後方のイージーゴアが内から外へと動く。

エーピーインディ、ファーディナンドも仕掛けてきたか…さぁ、最後の直線!

先頭はシガー!

ここでフレンチデビティ、後退か!

エーピーインディがシガーを追う!

3番手、イージーゴアが一気に来る!

残り、100!

内のエーピーインディ、先頭のシガーに迫る!

しかし、外からイージーゴア!

イージーゴアが2人に並び…そのまま前へと出た!

大外からスキップアウェイ伸びきてきた!

しかしイージーゴア!イージーゴアが粘ってゴールイン!

何と…何と何と何と!!

勝ったのはイージーゴア!!

大復活だ!!』

 

ワアァーーー!!

 

歴代最強クラスのウマ娘が集まる中、イージーゴアがレースを勝利した。

 

「これが…アメリカのドリームレース…」

「…アイツ、あんなに速かったのか。」

「練習や模擬レースで本気を出すこと何て無いだろ?…トレーナー君、何故目を反らす?」

「いや…、俺は…その…」

「…練習相手となるウマ娘にとってはありがたい話だね。…あ、お姉ちゃん!」

「お待たせ~!やっと片付いてさ~」

「…もう終わったぞ?」

「レースは全部見てたので。…次はタキオンちゃんとメダグちゃんだね。」

「あぁ…ん?いつの間にメダグリアドーロ君と知り合いに?」

「ウォーエンちゃんの件でちょっとね。…勝てる?」

「勿論、勝つとも…それ以外の答えはないさ。」

 

アグネスタキオンは拳を強く握る。トゥインクルのブリーダーズカップは近い。…そこにアグネスワールドたちも合流してきた。

 

「フライトさん。発見。」

「あぁ、ワールド君。出走お疲れ様…おばあちゃん!?」

「え?何でばあちゃんここにいるの?」

「ワールドとタキオンが出走するなら来るに決まってるでしょ。…チヒロには言ってないけど。」

「じいちゃんならちゃんと仕事してたよ。ケガしたウマ娘たちの応急処置をしていたし。」

「さすが。当主の旦那様。」

「フラフラしているのは相変わらずね。まぁ、別にいいのだけど…フライト、危ないことしてない?」

「してないよ。」

「…ならいいの。でチヒロはどこ?」

「…」クイッ

 

アグネスフライトが指差した先にはダイタクヘリオスとヤマニンゼファー、BCスプリントに出走していたケイエスミラクルとフォアゴー、そしてダイイチルビーとそれにピッタリとくっつかれたチヒロがいた。

 

「へぇ…まだ想われているのね。」

「ラモーヌちゃんもさっきはいたのだけど…どう?濡れる?」

「…全然、あれくらいじゃダメね。」

「おばあちゃん!?何とんでもない発言してるの!」

「当主様。XXXX好き。」

「ワールド君!?…アグネスにはろくなウマ娘がいないねえ。」

「タキオンも。そうじゃん。」

「…」

 

こうしてドリームトロフィーシリーズのブリーダーズカップは幕を閉じた。数日後…トゥインクルシリーズのブリーダーズカップが始まる。

 

ーーー

 

日本のトレセン学園でもブリーダーズカップの様子が映されていた。

 

「『か…か…勝った!!バトラーさん、ネオ!見てた?ゴアさんが…ゴアさんが勝った!!』」

「ユーニヴァース!!凄いね☆凄く凄い走りだったね★」

「『えぇ。…ゴア、本当に強いわ。』」

「『…早く戻ってこないかな。出来れば直接言いたいな…』」

「『…ウォーエン。その件なんだけど…』」

「『?』」

「…待ってバトラーさん☆…せめて今日だけはこのままでいさせてあげて☆」ボソッ

「『…何でもないわ。』」

「『そう?よしっ!この感動を栗毛の誰かと共有してくるよ!』」ダッ

「ユーニヴァース☆」ダキッ

「『あ!ちょっと!』」

 

ウォーエンブレムはネオユニヴァースに抱きつかれながらその場を後にした。…数分後、スマートファルコンのゲリラライブに担当トレーナーであるハヤトを始め、アグネスデジタルとゴールドアリュールと共にオタ芸をする姿が目撃された。

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