因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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どうも、ウマ娘やゼルダよりもサンブレイクに夢中な作者です。…そもそもゼルダは買ってないですが。

今日はオークス!応援するのは…『ラヴェル』、『ヒップホップソウル』、『コナコースト』、『シンリョクカ』の4頭!キタちゃんとダイヤちゃんの産駒です!特に『ラヴェル』は『リバティアイランド』に唯一勝っているので…期待したいですね。

勝ったのは『リバティアイランド』…強すぎる…

さて…ついにここまで来ましたよ。ダート最高峰の大レース…今年はドバイWCを勝った『ウシュバテソーロ』が挑むとのことですが…どうなるのでしょうか?


第80話 貴公子はBCクラシックに出走する(前編)

『第4コーナーカーブ!

先頭にたったのはザッツザプレンティ!

ゼンノロブロイと後方からネオユニヴァースが後を追う!

リンカーンがすごい伸びだ!

しかし、しかし…勝ったのはザッツザプレンティ!!

ネオユニヴァースは3冠ならず…』

 

京都レース場にて『菊花賞』が行われた。結果はザッツザプレンティの勝利。それにリンカーン、ネオユニヴァース、ゼンノロブロイが続く結果となった。

 

 

ーーー

 

同日、場所は変わってアメリカのサンタアニタパークレース場。この日、トゥインクルシリーズの『ブリーダーズカップ』が行われる。会場には既にたくさんの観客で盛り上がっていた。その中にソウジとタイキブリザードとマンハッタンカフェもレースを見ていた。

 

「サンデーサイレンス…まだ歩くことは無理か。」

『だから言ったろ。はぁ…体だけでも日本に置いていくべきだったな。』

「いや、ずっとそのままってのもな。…俺の体には入れないのか?」

『あー、ダメだダメだ。どうやら俺の『因子』が入ったウマ娘限定らしいわ。』

「んー、じゃあちょっと試してみるか。」

『あぁん?何をだ?』

 

ゴクン

 

ソウジの姿が『ジンソニック』の『ウマ人』へと変わる。

 

「これでお前の『因子』があると思うが?」

『…上等だ。…!!』ガクッ

「おっと!危ないね!」

『ー!!成功、だな。』

 

サンデーサイレンスがマンハッタンカフェから『ジンソニック』へと憑り移る。そして、そのまま倒れるマンハッタンカフェの体をタイキブリザードが支えた。

 

「…サンデーさんそうですが…貴方も無茶苦茶ですね。」

「…そうか?」

『そうだろうが。』

「でもそれがソウジね♪」

「タキオンさん…そろそろかと…」

『だな。…アイツら、ちゃんとここまで戻って来れるのか?』

「うぅ…私もケガが無ければついていけたね…」

 

………

 

場所は変わってアグネスタキオンの控え室。日本から応援に駆けつけたウマ娘たちがそこにいた。

 

「タキオンさん!頑張ってください!応援してます!」

「世界最高のダートレース挑戦する最強ウマ娘…異次元の存在が目の前に…」

「アナタの全力を見せてください!」

「…ファイトです。」

 

「待て待て!こんな狭い部屋に多すぎるだろ!」

「それだけ皆タキオンちゃんを応援したいのよ…あ!これジャンポケちゃんから!」

 

アグネスフライトから渡された封筒を開くと…中から金の折り紙で折られた王冠で出てきた。

 

「ジャンポケさんはタキオンさんの勝ちを確信してるのですね!私たちも…」

「うん!折角連れてきてもらったもん!全力で応援しないと!」

「それで…何時かはタキオンさんを追いこすくらいに強くなる!」

「…ファイトです。」

 

『それでは失礼します!』

 

応援しに来た4人は控え室を後にした。

 

「さっきの娘たちがソウジさんの担当になるウマ娘たち?」

「…あぁ。元々青田買いをしていたとのことだ。まさかその中にスカーレット君も含まれているとは思わなかったが。」

「楽しそうじゃない♪…緊張は無い?」

「…無いとも。」

「そう…ならいいの。」ダキッ

「お姉ちゃん!?」

「…勝ち負け関係なく、楽しんでおいで。」

「…うん。」

「それじゃ、ソウジさんのところに合流してるね♪」

 

アグネスフライトは控え室を後にする。

 

ーーー

 

数分後の観客席…ソウジたちは『BCターフ』を見ていた。

 

『さぁ、最後の直線…ここで先頭がファルヴラブへと変わる!

外からハイシャパラル!

ハイシャパラルが迫る!

おっと!

さらに大外からジョハー!!

ジョハーも前の2人を捉えにきた!

先頭のファルヴラブが粘る!

しかし、ジリジリ迫るハイシャパラルとジョハー!

3人並んでゴールイン!!

これは…誰が勝ったのでしょうか?』

 

「…フライトさん…来ませんね。」

「控え室まで戻ってきたのですが…姿が見えなくて…」

「トイレ…って訳でもないか。さすがに長過ぎる。」

「スマホもつながらない…」

「ちょっと心配ね…」

「…」

 

ソウジ(*『ジンソニック』回収済)はしばらく黙った後に指示を出す。

 

「よし。俺とマンハッタンカフェで探してくるわ…お前らはブリザードと一緒にレースを見といてくれ。…マンハッタンカフェ、来てくれるか?」

「…分かりました。」

 

そして、マンハッタンカフェと共に観客席を後にした。

 

………

 

出た直後、ソウジはマンハッタンカフェ…に憑いているサンデーサイレンスへと質問する。

 

「サンデーサイレンス、フライトの状況は分かったか?」

『視界が閉ざされて…手足まで縛られる。こりゃ完全に何者かに拐われてるな。…詳しい場所は近くまでいかねぇと分からん。』

「…ありがとう。とりあえず、動いてる間に気配とか何か分かればすぐに教えて欲しい。」

『いいだろう。…ん?あれは…ゴアか?』

 

ソウジたちの目の前にスーツ姿のイージーゴアがいた。何か無線のような物を持っている。

 

「『定時連絡、こちらNo.89…変わらず手がかりなし。引き続き、捜査を行う。』」

『よぉ、ゴア!』

「カフェちゃん…じゃなくてサンちゃんか。ごめん、今は相手してる時間が…」

『誰か拐われた、とかか?』

「ー!何でそれを…」

「おそらくだが…いや、ほぼ100%フライトが拐われている。」

『タキオンの控え室から戻って来ねぇんだわ。』

「フライトが!?あの娘ほどのウマ娘が…何で…?」

「頼む、俺らに手を貸してくれ。」

『…少なくともアイツに憑依出来る俺は力になれるぜ?』

「…そこで待ってて。」

 

イージーゴアがソウジたちに背中を見せる。しばらくすると此方へ顔を向けた。

 

「代理より許可が下りたわ。…条件は私から離れないこと。約束出来る?」

『あぁ。』

「恩に着るよイージーゴア。」

 

ソウジたちはアグネスフライトを探す。

 

ーーー

 

数分前の地下バ道…アグネスタキオンはとあるウマ娘と再会していた。

 

「『おや…君は…』」

「『アグネスタキオン!?なぜお前がここに…』」

「『レースに出るために決まってるじゃないか。』」

「『…そうだったか。去年の『ジャパンC』を忘れたことはない。』」

「『それは私も同じだよファルヴラブ君。…今期だけでG1レースを4勝したそうじゃないか。』」

「『…今日の『BCターフ』を含めて5勝だ。お前に勝つ!』」

「『何か勘違いしていないかい?』」

「『ん?』」

「『私が今日出るのは…『BCクラシック』だよ。』」

「『…嘘だろ?お前、ダートを走れるのか?』」

「『あぁ…前走の『ホイットニーH』を勝っている。そして今回は君の後に出走するとも。』」

「『…なら、ジャパンCでまた戦おう。その前に勝ってくる。』」

「『私の応援は必要ないかもだが…頑張ってくれたまえ!』」

「『…ふんっ。見ていてくれ!』」

 

そして、ファルヴラブは3着と敗れた。

 

ーーー

 

レース場の隅にある物置にて…レースのNTRA(*サンタアニタ版URA)の職員たちが集まり騒いでいた。

 

「『おい、『スパロウ』!パドックにアグネスタキオンの姿があるぞ!どうなってやがる?』」

「『はぁ?俺は確かに控え室から出てきた栗毛のウマ娘を連れてきたぞ!』」

「…」

 

…いや、NTRAに扮した格好をした者たちだ。うちの1人が大袋を開けて中身を引っ張りだす。そこから出てきたのは眠った栗毛のウマ娘が1人。

 

「『…んー、ちょっとおっぱい大きいね♪この娘はアグネスタキオンの姉のアグネスフライトだね♪』」

「『…姉だと?』」

「『去年のジャパンCを制したウマ娘よ♪」』

「『確かに容姿が似てるが…『スパロウ』、お前のミスだ。』」

「『…チッ。分かるかよ!』」

「『地下バ道に引き返した所でまた拐っちゃう?」』

「『…いや、脅した方が早い。『スパロウ』、アグネスタキオンに『勝てば姉を殺す』とでも伝えろ。』」

「『へいへい…了解しましたよ…『クロウ』さん。念のために『オウル』もついてきてくれない?俺がメダグリアドーロらに捕まってここの情報吐くかもしれないし。』」

「『いいよ♪だけど…私でも助けるのが無理かなって思ったら…殺してあげるよ♪』」

「『…『クロウ』さん、代わってくれない?』」

「『今、死ぬか?』」チャキ

「『分かりましたよ…はぁ。』」

 

ーーー

 

ソウジたちはイージーゴアから詳細を聞いた。

 

『『ルーズバーズ』だぁ?』

「元々はレースに野次を飛ばすだけの迷惑集団だった。それが石やゴミを投げつけるようになってね…」

「誰も止めなかったのか?」

「そのリーダーがNTRAのお偉いさんのご子息だとかで誰も何も言わなかったけど…ある日のレースでお嬢がついにブチ切れたの。それでそのリーダーをボコボコにしてね…後、その報復に来た奴らも全員ボコボコ。すごいでしょ?」

「…うん、言葉が出ない。」

「んで、お嬢がソイツらを『鳥のように騒ぐしか脳が無いのか』とか言ったのが派生して…『ルーズバーズ』と呼ばれるようになってね。」

「…」

『で、ソイツらがフライトを拐ったのか?』

「恐らく。アイツら…今ではお嬢への嫌がらせが中心だからね。…実はね、今私のいる『SG』ってお嬢が起業した組織なの。メンバーの殆どはケガや病気で引退したけど…レースに未練のあるウマ娘たち。私もその1人だった。」

「イージーゴア…」

『…だから、そのお嬢ってのに尽くしたいってか?けっ、下らねえな。…さっさとフライトを探すぞ。』

 

ソウジたちはアグネスフライトを探す。

 

ーーー

 

地下バ道にて…『スパロウ』と呼ばれた男と『オウル』と呼ばれた女が歩いていた。

 

「『…チッ、もうメダグの手下が探していやがるな。』」

「『スパロウ~、言うだけだからさっさとしてこいよ~!でないと殺しちゃうよ?』」

「『分かった分かった。…おい、そこのお前。』」

 

出走を間近に控えたアグネスタキオンが振り向く。そしてスパロウの突然の問いに英語で答える。

 

「『ん?私かね?』」

「『お前の姉を預かった…勝てば殺す。誰かに喋っても殺す。』」

「『は?』」

「『ホラよ…証拠だ。』」

 

アグネスタキオンの目に拐われたアグネスフライトの画像が映る。アグネスタキオンはただ固まった。

 

「お姉ちゃん…!?」

「『警告はした…無様に負けろクソジャップ。』」

「『はい、よく言えました~♪偉い偉い!』」

「『…いくぞオウル。』」

 

スパロウとオウルは固まったアグネスタキオンを余所にその場を去った。

 

「『…』」

 

その様子を影から見る狐が1人。そして、静かにアグネスタキオンへと近づいた。

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