因子継承!?あの娘とあの娘をレッツ・ラ・まぜまぜ!   作:アマノジャック

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どうもアグネスタキオンの育成でついにSSランクが取れてテンション上がってる作者です。


第6話 ミス・パーフェクト + 怪鳥 = 赤の魔術師 、そして皇帝は貴公子を見定める

生徒会長シンボリルドルフは驚きを隠せなかった。ケガにより引退していたアグネスタキオンが復帰し、しかも過去に2回行っていた特別レースに自ら走ると言うのだ。無敗の実力…当然気になる。復帰したてとはいえ、彼女の走りを競いたくなるのは強者の性質だ。同じ事を考えていた副会長ナリタブライアンと同時に特別レースの行われる場所へと向かった。

 

ーーー

 

ザワザワザワ

 

レース場が騒がしい…それもそのはずだ。

 

「あれがアグネスタキオン?」

「どうみても別人…」

 

前回の特別レースでみた時のアグネスタキオンの姿と別人なのだ。いつもの白衣が無ければ誰も分からなかっただろう。アグネスタキオンはそんなことを気にもせずにいつも通りに進行する。

 

「やぁ、諸君。本日も特別レースを行っていくよ。今回は…距離は2200m、バ場は良、天気は晴れ…前回とあまり変わりないね。参加賞にニンジンを3本を用意している。是非とも参加してくれたまえ。」

 

「少しいいだろうか?」

 

シンボリルドルフが手をあげる。

 

「これはこれは生徒会長…どうかしましたか?」

「君は…アグネスタキオンでいいのだな?」

「あぁ、そうだとも。ただ、今回の実験でこのような姿になってるだけさ。私はこの状態の私を『ブレジーケン』と呼んでいる。好きに呼んでくれたまえ。」

「そうか…では私もブレジーケンと呼ばせてもらおう。それでブレジーケン、君が今回のレースを走るというのは本当かい?」

「勿論さ。ただ…実力は保証しよう。」

「ほぉ…では私は参加しよう。」

 

ザワザワザワ

 

「マジかよ。」

「皇帝が参加するだと…」

 

皇帝シンボリルドルフの参加に周りのウマ娘やトレーナーも驚きを隠せない。そして、強者は強者を引き寄せる。

 

「私も出る。元よりそのつもりだったが。」

 

シャドーロールの怪物ナリタブライアン。

 

「マヤも!マヤも!」

 

変幻自在マヤノトップガン。

 

「ふむ、ニンジン3本か…」

 

芦毛の怪物オグリキャップ。

 

「おいおいおい…こんなの…ゴルシちゃんも出るしかないだろ!」

 

不沈艦ゴールドシップ。その他、様々なウマ娘たちが参加していき、11名でのレースとなった。

 

………

 

「どうも皆さん、こんにちは~。ゴルシさんに任せられた実況のグラスワンダーです~」

「解説のメジロマックイーンですわ。…まさかゴールドシップさんが参加するとは思いませんでした。」

「私も参加したかったですね~。はぁ、ゴルシさんはこの展開を読んでいたのでしょうか…とはいえ、全力で実況させていただきます~」

「よろしくお願いしますわ。アグネスタキオンさんが黒髪に染めた理由が凄く気になりますわね。」

 

「ではでは、出走するウマ娘を紹介していきましょう~。1番はゴールドシップ。」

「珍しくやる気を出してますわ…何かあったのでしょうか?」

 

「2番、オグリキャップ。」

「彼女も凄いやる気です。これは特別レースのはずですが…」

「出走するウマ娘が豪華ですからね~」

「私もあの場にいれば…」

 

「3番、マヤノトップガン。」

「このメンバーの中でどの脚質でいくのかが注目です。」

 

「4番、シンボリルドルフ。」

「今回のレースの本命と言っても過言じゃないですわね。全体的に注目したいところ。」

 

「5番、キングヘイロー。」

「注目するのはその末脚…一流の走りを期待していますわ。」

 

「6番、ビワハヤヒデ。」

「どのようなコース取りをしていくのか注目です。」

 

「7番、アグネスタキオン…もとい『ブレジーケン』。」

「黒いアグネスタキオンさんですわね。…一体の何の実験なのやら。」

「…エル?」

「はい?」

「いいえ。何でもありません。」

 

「8番、テイエムオペラオー。」

「どこで仕掛けてくるのかが注目です。」

 

「9番、ウオッカ。」

「彼女もどこで仕掛けてに注目したいですわね。」

 

「10番、ナリタブライアン。」

「いかにバ群に捕らわれないかが勝負の鍵になるかと…」

 

「11番、ツインターボ。」

「マヤノトップガンさんがどう来るかによりますが…分かってる中では唯一の"逃げ"のウマ娘ですわ。これが有利になるかどうかが楽しみです。」

 

「以上の11人が出走しますウマ娘になります。では皆さん、ゲートに入ってください。」

 

紹介が終わった各ウマ娘たちがゲートに入って…

 

「ゲート嫌だ~!」

 

ゴールドシップがゲートに入るのを嫌がり、5分ほど手間取ったが、全員のゲートインを完了し…レースが始まった。

 

………

 

「スタートしました。ゴールドシップが出遅れましたがそれ以外は綺麗なスタートです。先頭争いは…なく、ツインターボが先頭。2番手争いにビワハヤヒデ、オグリキャップ、ブレジーケン。その後ろにキングヘイロー、マヤノトップガン、テイエムオペラオー、ウオッカ、ナリタブライアン、シンボリルドルフ、最後方はゴールドシップ。」

「これは…いかに良い位置を取れるかが重要になってきそうですわね。」

「もう集団が出来てますね…前の3人集団と後ろの7人集団が位置を激しく奪いあってます~」

「レースはまだ始まったばかりというのに…スタミナは持つのでしょうか?」

 

「第2コーナーカーブ、先頭は大きく離れてツインターボ。2番手にビワハヤヒデ、オグリキャップとブレジーケンがそれに続いてます~」

「"差し"の集団も縦長になってきましたわ。マヤノトップガン、テイエムオペラオー、ウオッカ、キングヘイロー、ナリタブライアン、シンボリルドルフ、といったところでしょう。ゴールドシップさんもやっと第2コーナーに入ってきました。」

 

「第3コーナーカーブ、先頭はツインターボ。まだまだターボエンジンは全快のようです。"先行"の集団は先頭変わってオグリキャップ、その後ろにブレジーケン。ビワハヤヒデは少しペースを落としたようです。その隙をつき、マヤノトップガンがかわしました。」

「マヤノトップガンさんはペースをあげてきたようですわ。ここでシンボリルドルフさんとナリタブライアンさんも大きくペースをあげてきましたわ。"差し"の集団から抜け出してきました!」

 

「最終コーナーカーブ、先頭はツインターボ…ペースがかなり落ちてきてます。しかし、それでも10バ身以上の大差があります。ここで抜けてきたのはブレジーケン。その後ろからシンボリルドルフとナリタブライアンも迫ってきてます。」

「全員仕掛けてきましたわね。ナリタブライアンさんは大外の良い位置ですが…シンボリルドルフさんはオグリキャップさんが前にいて、抜けにくい位置ですわ。どうするつもりでしょうか?」

「ブレジーケンが一気に走ってきます!しかし、ナリタブライアン!ナリタブライアンも凄まじい末脚!ブレジーケンへと並びにかかります!」

「シンボリルドルフさんも内を突いて、抜け出してきました!ナリタブライアンさんとブレジーケンさんを捉えにきてますわ!」

「ナリタブライアンが並んでブレジーケンと競り合って…あら!?ブレジーケンが更に加速しました!あそこからまだ余力があるようです!ナリタブライアンを離していきます!」

「シンボリルドルフさんもナリタブライアンさんをかわし、ブレジーケンさんへと迫っていきますわ!一体、どうな…あ!」

 

(ワアァァーッ!)

 

「ツインターボがゴールしました。2着にブレジーケン、3着にシンボリルドルフです。」

「前半の位置取りでの競り合りが大きかったのでしょう。とはいえ、お見事ですわツインターボさん。」

「この強豪揃いの中、逃げ切るなんて…本当に凄いですツインターボさん。以上、トレセン学園の特別レースでした~。さようなら~」

 

ーーー

 

後日談。『ブレジーケン』の合成因子を自身の体内から無事回収したアグネスタキオンは生徒会室へと来ていた。シンボリルドルフはアグネスタキオンに渡されたとある資料を確認する。

 

「以上が『ジンソニック』、『エンプレススズカ』の研究レポートだよ。今回の『ブレジーケン』もレポートが出来れば見せようとも。」

「…やはりあれはエアグルーヴだったか。しかし、人間がウマ娘を超えてくるとは…サイボーグみたいだな。」

「ほぼ初見殺しみたいなものだよ。ちなみに私はサイボーグではなく『ウマ人』と呼んでいる。体験しているのも私のトレーナー君1人だけさ。これを活かせれれば、ケガで引退せざるを得ないウマ娘を救えると私は考えている。…もっとも、ドーピングに近いことをしているため、公式のレースには出れないがね。」

「それ以前に倫理的にアウトだと思うが…」

「好奇心で行っているからね。…心配しなくとも公式で走る時は『アグネスタキオン』として走るとも。」

「好奇心…公式…ふふっ!」

「??何かおかしなことを言ったかね?」

「何でもないよ。」

 

エアグルーヴのやる気が下がった。

 

「そうか。それはそうと君の『因子』も貰っていいかね?後はナリタブライアン君とエアグルーヴ君のも。」

「またか…」

「私はいいが…ブライアン!どうだ?」

「24時間も腕輪を付けていられないから嫌だ。」

「安心したまえ!新式の腕輪なら10秒で終わるとも。ちゃんと3個あるから頼むよ~!」

「今度は『アグネスタキオン』として公式のレースに来い。私から言うのはそれだけだ。…それを貸せ。」

「ふふふ…では、私も協力しよう。」

 

ピッ、ピッ、ピー

 

電子音が3つ重なり鳴り響く。アグネスタキオンはシンボリルドルフとナリタブライアンとエアグルーヴの『因子』を手に入れたのだ。

 

「ご協力感謝する。またレースを開いた時、よかったら見にきてくれたまえ。…次からはモルモット君になりそうだが。では、失礼するよ!」

 

アグネスタキオンはホクホクした顔で生徒会室を後にした。

 

「会長、アグネスタキオンはそのままでよろしいのでしょうか?」

「彼女のことだ。外部に漏らすなんてことはしないだろう。それに…」

 

『ケガで引退せざるを得ないウマ娘を救える』

 

「彼女の言葉が気に入ったんだ。現に彼女はレースへと戻ってきた。嘘だとしても…私は信じたい。さて、仕事へと戻ろうじゃないか。書類の山を片付けていこう。」

「おい、ブライアン。…何処へ行く気だ?」

「…見回りだ。」




最初はダイワスカーレット(赤)とエルコンドルパサー(鳥)でアヴドゥルのスタンド『マジシャンズレッド』(赤の魔術師)にしたかったのですが…既に競走馬としていました。なので、姿が似てるポケモンの『バシャーモ』の外国語の発音『ブレジーケン』にしました。

ヴァーミリアン?知ってます…彼を芝で覚醒させたかっただけです、はい。

エルコンドルパサーってものすごく考えられたインブリードらしいのですが…ノーザンダンサー3×4の段階から私にはちんぷんかんぷんな話でした。もし、長生きしてたらヴァーミリアン、アロンダイト、ソングオブウインド以外のG1馬やトウカイトリックのような長年走れる馬が産まれていたかもしれないです。ただ、種牡馬として2年しか動けてないのに、ここまでの成果を出せてるのもすごいと思いますが。

さて、ナリタブライアンの『因子』を誰とまぜまぜ!させようか考え中…では、また明日!
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