カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
名倉「……」
一人フェアリーズストーリー3をまるで貪るようにプレイする名倉。
名倉「アクションの挙動も初心者が気持ち良くなるぐらい良く出来てる、ハードも最新のPS4だからグラフィックも情報処理もスムーズだ、ショタコンのヤツ、いい仕事をしやがる」
一通りのプレイを行った後、名倉はクレーンゲームで手に入れたストックのミルクコーヒーを喉に流し込み、八神の元へ向かうのだった。
青葉「今日の昼にはマスターアップですね」
はじめ「長かったような短かったような、でも楽しい仕事だったねぇ」
ゆん「どちらにしても全部名倉さんのおかげやね」
青葉「本当にその通り、名倉さんからは色々学んだ気がするよ」
すると後ろから
名倉「よお、お前ら、現時刻を以ってフェアリーズストーリー3の制作全てが終了だ、良く働いたな!!」
3人「本当ですか!!」
ひふみ「皆お待たせ、マスターアップのデータ工場に送っておいたわ」
名倉「ひふみ、よくやったな」
ひふみ「でも、逃げた事はまだ許してないけどね」
悪戯な笑みで名倉に毒を吐くひふみに名倉はため息をつく。
名倉「確かに逃げたが、仕事まで逃げた訳じゃ無いぞ」 パチン!!
名倉は指を鳴らすとPS3ゲームソフトを手にする。
ひふみ「そ、それって!!」
青葉「フェアリーズストーリー2!!」
名倉は語り始める。
名倉「昨日の夜、俺のデスクからこいつとフェアリーズストーリー3のロムデータを手に自宅に帰ったんだ。俺の自宅の設備なら複数モニターで前作と今作のゲーム性の違いを徹底的に調べ上げられる、徹夜で3のマスターアップ前にギリギリまで試行錯誤してあれこれ弄ってたのさ」
4人「・・・・」
唖然とする4人、すると青葉が……
青葉「じゃあ、一応は仕事してたんですね……って言うかそれを何で会社でやらないんですか!!」
名倉「一人で考え込んでゲームのあれこれ弄ってたんだ、他人の近くでそんな重大な仕事やれるわけねーだろ、ただでさえこのオフィス壁薄いんだからな。それとここで仕事してたら必ずお節介な誰かがガミガミ言うだろうしな」
ひふみ「名前言わなくても分かるよ、名倉君ったら……」
ゆん「ホンマ人騒がせやわ!!」
はじめ「素直にそう言ってよ!!」
ギャー ギャー!!
八神「モデリング班、楽しそうだな~」
りん「ようやく肩の力が抜けたからね」
うみこ「あの人たちあのままにしておいて良いんですか?」
しずく「折角大きな仕事をやり遂げたんだ、どんちゃん騒ぎも今は目を瞑ろう」
仕事を終え、スト○ングゼロを片手に浸る八神たちであった。
PM7:00
ねね「じゃあ、遂に明日発売なんだね」
青葉「うん、ようやく私の仕事もひと段落付いたんだ」
ねね「良かった~、じゃあ名倉さんと明日買いに行かない?」
青葉「それいいね!!名倉さんに伝えておくよ!!」
ねね「それじゃあ、明日朝7時にヤ○ダ電機に集合!!」
青葉「おーーーー!!」
その頃名倉は……
品川 大手電機企業
役員「ご苦労だったね、名倉君」
名倉「これでお互い条件は満たしたぜ、アメリカに立ち上げた新会社の状況はどうだ」
役員「君の注文通りの会社にしたよ、まさかロサンゼルスに立ち上げるとは思って無くて交渉には苦労したが君の気に入る素晴らしい会社に仕上げた」
名倉「それなら文句はないぜ、いずれ世界に負けない強い企業になる、その為にイーグルジャンプはいい勉強になったよ」
役員「それなら良かった、十日後には新会社に異動になるから準備を怠らないように」
名倉「ああ、それもそうだが……
一つだけ、やっておかないといけないな」
フェアリーズストーリー3の発売を控え、前夜のSNSは休むことを忘れていた。
そしてその時は遂に訪れたのだった。
翌日
青葉「凄い!!本当に皆並んでる!!」
巨大な電気屋に殺到する人たちの中、順番を待つ3人。
名倉「何とか限定版は予約出来たから確定で買えるが本当は保存用と観賞用で2つ欲しい所だな」
ねね「それいくらするんですかね?」
すると後ろから
はじめ「あ、名倉さんも来てたんですね」
ゆん「一緒に来てるやん青葉ちゃん」
名倉「おー来てたのかって、ひふみが怒ってるみたいだが何があった?」
ひふみ「当たり前だよ!!彼女の私ほったらかしにして他の人と行くなんて。本当だったら私を誘うべきでしょ?」
名倉「あー、お前の言い分は分かったよ」
すると青葉はひふみに尋ねる。
青葉「じゃあ皆回に来てるんだから八神さんたちも誘えば」
ひふみ「残念だけど他の4人はア〇ゾンで購入したから家でゆっくり休むって」
名倉「ネットで購入か、あいつらさてはネット争奪戦で力尽きたタイプだな。全く」
はじめ「それ言えてる!!」
メンバー「あははははは!!」
こうして無事フェアリーズストーリー3を購入した名倉たちは自宅に戻り、それぞれ思い思いにゲームをプレイしていた。
ブーッ ブーッ
名倉「お、誰かと思えば」
名倉はスマホを取る。
???「やあ、久々だな」
名倉「かけてくると思ったよ、偉大なる