体がメダルで出来ている件 作:10周年ハッピーバースデー!!
どういうグリードか今考え中です。
「お待たせしました。ソフトクリームマスカットサイダー味です」
「わぁーい!アイスだ!」
どうもアイスクリーム屋でアルバイトしているオーズに変身の「緋野 悠司」です。
ちょっと街のある広場でアイスクリーム屋のバイトを始めました。
「今日もありがとな緋野ちゃん」
この40代超えのおじさんが店長さんで自分を雇ってくれた恩人でもある。
きっかけは数週間前に起こった出来事でアイスクリームを食い逃げした輩たまたま見かけ、丁度俺の方に食い逃げ犯が走ってきたので足を引っ掛けただけであり、追いかけて来た店長さんが取り押さえ、事件解決となった。
その時に物凄い感謝され、アイスクリームをタダでご馳走して貰ったのはマジで有難かった。
お金を稼ごうにもどこでバイトにしようかなと店長さんに相談すると、
「お兄さんで良かったらウチで働かないかい?」
と勧められ、今現在こうしてアイスクリーム屋でバイトしています。
「お兄さん!コーヒーソフトを一つ!」
「私、ミルクソフトクリーム!」
「抹茶でお願いします!」
前世ではモテ期なんて無かった俺が、何故買いに来るのが若い女子高生ばかり、顔もそんな良いとは思えない筈なんだが、何故か大人気になっていて売上が鰻登り。
「いやぁ〜、助かるよ~緋野ちゃんが入ってからすんごいお客さん来てくれからな」
「いやいや、感謝するのは俺の方ですよ店長。自分を雇ってくれて」
休憩時間の合間、そんな楽しそうな会話をする俺と店長。
「そういや、聞いたかい?緋野ちゃん。最近、またノイズが出たんだとよ」
「ノイズ…ですか?」
「しかもな、銃火器は通用するんだけどよ、前にいたノイズとは凶暴性増してるんだとさ」
「凶暴性?具体的にはどう言った感じの?」
「いやぁ、俺もニュースや新聞しか見てないんだがな。なんでも現代兵器を分解するみてぇなんだ。」
「…分解」
店長からノイズの話を聞かされた俺はその特徴心当たりがあった。
前に遭遇した時は建物や車といったモノを触れるだけで分解されていく光景を目にした。
情報によると、ノイズにそんな能力は無かったはずだ。だとしたら、あのノイズは一体何なんだろうか?
……まぁ、俺には関係ない話なので気にしてはいない。
「ってこんな話しても俺らには関係ねぇ話だもんな。
サイレン鳴ったらすぐ逃げる……俺達にできるのはそれだけなんだからさ」
どうやら店長も同じ考え方をしていたようだ。奢ってくれた缶ジュースを飲み干し、
「おっしゃ、後半も頑張っていくかぁ!緋野ちゃん!」
「勿論です!」
休憩タイムが終わり、午後の仕事をスタートさせる。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
アイスクリーム屋のアルバイトが終わり、店長に挨拶をして帰路へ帰ろうとするが…
\ギャオーン/
コアメダルの力により、ノイズ出現の予兆を感じ取った。
「今度は向こうか…おし!丁度試したかったコンボあるからそれ使ってみよう!」
そうと決まれば、すぐさま現地に向かおうとするが
「っと……その前に
…やっぱ、自販機置いてあった」
近くには"黒い自動販売機"が置いてあるのを確認する悠司。
戦いに行く前にジュースでも飲むのかと思いきや、実際は違う。
「ここに入れて…黒いボタンをポチッとな」
入れたのは100円ではなく、俺の体内から出てくるセルメダル。
……すると
\ガッシャーン!/
「はい、変わった~」
何度も自販機がバイクに変形したでは無いか。
これは原典に登場する「ライドベンダー」のマシンベンダーモードと言う状態でオーズが移動する時に使用していたバイクだった。
この世界では鴻上ファウンデーションは存在しない。
初めてオーズに変身後、必ず何処か自分の近くに自動販売機モードでスタンバイしていたのだ。
「それじゃあ、レッツゴー!」
タカ!トラ!!バッタ!!!
タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!
タトバコンボに変身し、ライドベンダーに騎乗しエンジンを温めてから走っていく。
因みに免許は二輪車取得していたよ前世ではね。
〇〇〇〇〇〇〇〇
「おっ、あれかな」
ライドベンダーで移動していくと、ここから数百メートル先にノイズがいるのを確認できる。
「ん?誰か戦ってる?」
ノイズだけではなく、黒い鎧を着込む女性と青いゴスロリの少女が戦闘を繰り広げているのが確認できる。
「まぁいいや。兎に角目の前のノイズを倒す所からにしよう」
ライドベンダーからハンドルを手放し、立ち乗り状態になった俺はオーズ専用武器である「メダジャリバー」を取り出し、セルメダルを三枚入れ、オースキャナーでスキャンした。
トリプル!スキャニングチャージ!
「そりゃあッ!!」
電子音と共にメダジャリバーを振るい衝撃波を飛ばし、ノイズがいるの空間ごと切断する。
「何!?」
「はぁ!?アルカ・ノイズやられてるんだけど!?」
戦闘を繰り広げていた2人の少女は此方の存在に気づいたらしいが、そんな事はどうだっていい。
周りにいたノイズは全て殲滅。勿論切断された空間も元通り。
それを確認した俺はライドベンダーからジャンプし、コンクリートの地面に着地した。
「よいしょ…っと!!」
無騎乗状態となったライドベンダーはそのまま変形し、自動販売機モードに戻り、痛々しく地面に転がっていくのが見えた。
「(ごめん……後で綺麗にするから)」
乗せてもらったバイクを雑に扱ってしまった事に罪悪感を抱き、心の中で深く謝罪をする。
「アンタ誰よ?もしかして此奴らの仲間?」
ゴスロリの少女は機嫌が悪そうに俺に話しかけてきた。
…此奴らと言うのはそこにいる女子達の事だろうか?
「いや、赤の他人だよ」
「ふーん、あっそう。
折角ガリィちゃんが楽しんでたのにアンタのせいで滅茶苦茶……あの装者はもう戦えなさそうだし……アンタにしよ〜…っと!!」
ガリィと呼ばれる少女は先程まで戦っていた桃色髪の少女を目を向く。
その少女は目や口から出血しており、とても戦える状態ではなかった。
地面を凍らせスケート選手のように加速し、此方に急接近してくる。
「おっと!」
対して俺はメダジャリバーで少女の右手から生成される氷の刃をガードする。
ガキィンッ!!
ガードしつつ、俺はトラクローの腕力で難なく押し返し、敵との距離を遠くへ持っていった。
「ガリィちゃんの攻撃を見切れるなんて…あの装者2人よりはマシね〜」
装者とは一体何だろうか?
そんな事を考えていると、ガリィは懐から取り出したジェムをそこら辺に落とすと、ジェムからまたノイズが生み出されてくる。
「(あれでノイズが出現していたのか)」
今までずっとノイズと遭遇してきたもののどうやって出現しているのか分からなかったが、これ見て謎が解けた。
「ガリィちゃんの楽しみを邪魔してくれたんだから、それなりにもっと踊ってくれるんでしょうね?」
如何にも悪趣味な微笑みを浮かべるガリィ。
出現したノイズの数は、確認できるのは30程、いやもっといるかもしれないな。
このままタトバでもいいなとは思っているんだがどうせなら違うコンボも試してみたい。
そんな欲が溢れ出ると、俺の思いに呼応したのか猫系メダルが2枚身体から出てくる。
「折角だ。試運転として実験になってもらうよ」
「はぁ?何言って……」
タカメダルとバッタメダルを取り出し、残りの猫系メダルをセットし、オースキャナーでスキャンする。
ラトラーターコンボに変身した途端、固有能力である全身に蓄積した熱線『ライオディアス』を放出させた。
「ちょっ!?何これッ!?眩しいってッ!?」
「め、目がやばい!!」
「アニメでありそうな感じ!」
『ライオディアス』の放出により、ガリィが召喚したノイズは呆気なく消滅し、彼女自身も無事では済まされなかった。
「何これ…ッ!?あ、熱いッ!?」
ガリィの張っていた氷も瞬時に溶け、戦況を一気に覆した。
〇〇〇〇〇〇〇
S.O.N.Gが仮説本部とする潜水艦にてモニターで見ていた者達も唖然としていた。
「一体何が起こっている!?」
状況を確認するのはS.O.N.Gの司令官を務める"風鳴弦十郎"
「分かりません!突如現れた正体不明の敵の熱線放射により全てのモニターがショート!」
オペレーターとして報告する"藤尭 朔也"と"友里あおい"が現場にある全ての監視カメラをチェックしているが、どれも画面がブラックになっていて、復旧は困難になっていた。
「おい!アイツらは大丈夫なのかよ!?」
現場にいる仲間達を心配するのは銀髪の少女…雪音クリス
「雪音、焦っていても仕方ない。今は皆の無事を祈るしかないぞ」
慌てる彼女を落ち着かせるは風鳴 翼。
彼女達はシンフォギア装者と呼ばれるノイズから人々を守る為に戦っている立場であるが、とある事情によりギアを纏えなくなり、こうして傍観者として指をくわえて見ているだけであった。
モニターが壊れてしまっては状況が確認できない。
唯一あるとすれば自分達の仲間が無事である事を祈るしかないのだ。
「現場のモニターを一瞬でショートさせる程の光熱放射……あれは一体?」
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
「最悪!ガリィちゃんの肌が焼けたんですけど!?」
「悪いね。この姿はこういう特徴持ってるから」
ライオディアスの熱線放射によってガリィの白い肌があちこちに火傷を負ってしまった。自分は
「ガリィちゃん怒ったから……アンタを氷漬けにして硝子のように砕いてあげる!」
「……んじゃあその言葉そっくりそのまま返してやる、よッ!!!」
「!?」
そう言った瞬間…俺の視界はスローモーションとなる。
ラトラーターの特徴は先程放った光熱放射だが、それだけではなく脚部である「チーターレッグ」による圧倒的なスピード。
排熱が生むジェット噴射で100mをわずか0.222秒(マッハ1.32)で走るほどの俊足を持っており、猫なので音もなく超スピードで移動でき、外骨格「チーターアンクルトゥ」により脚部への衝撃を緩和させることで負荷が無くなるのだ。
敵からしたら目では追えないスピードなので何処にいるか分からないと言う状況だろう。
「そりゃあッ!!」
「は!?何処かrグァッ!!」
走りながら腕部のトラクローで引っ掻いていく。
コンボによるおかげか威力も上がっていて強化コンクリートのビルの外壁も切り裂ける。
「オラァ!!」
「うわぁッ!?」
ラトラーターの超スピードに蹂躙されるガリィ、氷剣で迎撃に入るが、迎撃する前に攻撃を受けてしまうので元も子もない。
「(何なの此奴!?いきなり現れてはノイズ全滅させるわ熱線放つわ!こんなのがいるなんてガリィ聞いてないんですけど!?)」
予想外の乱入者に対して苛立ちを覚えるガリィは攻撃を受けながらこの状況を打破するべくある一手を使う。
「(幾ら素早くても"本物"さえ見極めなければ意味ないわよねぇ?)
攻撃を受け続け、空気中の水分三態を操作し水を鏡に見立てた現象投影させたが……
「は?」
水を鏡に見立てさせる所か、その水が瞬時に蒸発してしまった。
これでは現象投影が出来ない。
「何でッ!?……があぁ!?」
何故出来ないのか思考するが、そんな隙は与えないとラトラーターによる連続攻撃が炸裂する。
実は超スピード移動しながら「ライオディアス」を発動していた。
ただ威力は控えめで制御を誤ってしまえば町を焦土に変えてしまう。
悠司はその制御が出来ており、光熱放射を移動しながら発動できるのだ。
今は町を焦土に変えるほどの威力はないが、そこらの水ならば蒸発させられる。
「ブレーキ!ブレーキ!!……ふぅ〜危ねぇ」
超スピードから止まる為にトラクローでコンクリートの地面を引っ掻きブレーキとして応用した。
「めっちゃ走るの楽しいけど、これやっぱりブレーキすんのしんどいな……さてと」
オーズはラトラーターによる連続攻撃を受けダメージを負ったガリィの方へ顔を向けると
「見た所、君がノイズを発生させてる元凶みたいだけど、ここで倒せばノイズはもう出てこないかな?」
「フッ、クスクス……残念ながらそれは違いますねぇ〜、私は単なる従者に過ぎませんよぉ〜♪このガリィちゃんを倒してもアルカ・ノイズが消えることはありませぇ〜ん」
明らかに煽るような言い方をしているが、何とも気にしていない俺。
「なら、君を倒しt『\ギャオーン!/』…ん?」
"倒して"と言う前に俺の中にある恐竜メダルが何かに反応している。
「……下?地面に手を突っ込めって?」
まさかなと思い、右手を思い切りコンクリートに手を突っ込むと、地面が割りそこから取り出すと"ソレ"は出てきた。
「うおっ!?マジで出てきた…!」
ティラノサウルスの顔を模した、プトティラコンボ専用武器「メダガブリュー」……これを見た者は本能的な畏れを感じるという。
昔はこれ使ってメダルを限界まで入れて遊んだ記憶があるが、懐かしむのは後にして目の前の敵を倒す事に集中。
「さぁ、これでケリをつけよう」
「ッ!調子に乗んなよッ!!」
ガリィは地面を氷の足場として滑走させ高速移動する。対してオーズもラトラーターで迎え撃つ。
高速移動による戦闘が始まり、氷剣とメダガブリューのぶつかり合いが何度か起きているが、ほぼほぼパワーはオーズの方が上でありぶつかる度に生成した氷剣が割れかけて、遂には
「ハアァッ!!」
「ぐわぁっ!?」
メダガブリューでガリィの懐を目掛けて打ち込んでいく。
地面に転がっていくもののすぐに立ち上がろうとするが、ガリィの足元に冷気が発生し氷漬けにされ動きを封じられてしまう。
「ちょっ!?う、動けない!?」
メダガブリューの力によるもので例えプトティラコンボでなくても他のコンボでも使えるのだ。
「ぬ、抜けねぇ!?」
足が完全に氷で固められてしまい、なんとか抜け出そうともがいているが……
\ゴックン!ラトラーター!/
ティラノサウルスの頭部を模した刀身部分「クランチガルバイダー」にセルメダルを4枚投入し、メダルを粉砕・圧縮する事でエネルギーを限界まで絞り出し、必殺技をさせる。
スキャニングチャージ!
更に威力を上乗せするつもりか、オースキャナーでドライバーをスキャンさせ、閃光を放ちながら三つのリングで超加速し、氷で足止めされているガリィに向かって
「(やばいやばいやばいやばい!!)」
自動人形に本能などあるのだろうか?あの恐竜の頭部を模した斧による攻撃を食らったまずい、と警告音が鳴っている。
「はあぁぁぁぁ……ッッ!
セイヤァァァァァ!!!!」
「あぎゃあァァァァァァァーーーッ!?」
必殺技"グランド・オブ・レイジ"がガリィにすれ違いに打ち込まれ、そのまま紫色の稲妻と共に断末魔を上げながら爆散していった。
「おし、いっちょ上がり!……ん?」
爆発後の炎上を確認してみると、先程のガリィらしき残骸が見えない。
手応えは充分にあった…しかし残骸が無いって事はギリギリ逃げられたのであろう。
「まぁいいか。今日の所は引き上げよう」
もう、ノイズもいないので引き上げようとするが、
「あ、あの!」
「ん?」
既に変形しているライドベンダーに跨がろうとすると、さっき近くにいた女子に話しかけられる。
「た、助けてくれてありがとうございます!」
「ありがとう!アニメのヒーローっぽくて凄かったよ!」
「本当にありがとうございます!」
感謝の言葉を伝えられ、それに返事をするように片手を軽く上げて返し、ライドベンダーのエンジンを温めるが、
「ちょっと待ってもらっていいかしら?」
「まだ何か……って、うわぁ…」
今度は違う女性に話しかけられるが、俺はその顔を見て唖然とする。
その顔は目と口から出血していてカオスなモノとなっている。
「助けてくれたのは感謝してるわ…けど、貴方は何者?あの
「…オーズです。以上」
アクセルを踏んでその場から離れようとする。これ以上ここにいても面倒事に巻き込まれそうな気がする。
「なっ!?待ちなさい!…まだ話は終わって」
「貴女がそうであっても俺は終わった。これで失礼するよ」
ライドベンダーのアクセルを踏み、すぐその場から立ち去っていく。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇
「はぁ、はぁ、はぁ……マジで危なかった」
先程の戦場から大分離れている路地裏にて一人ボロボロ状態のガリィ。
「兎に角…一刻も早くマスターに伝えないと…あんな奴がいるなんてッ!!」
オーズの圧倒的な力の前に為す術なくやられた、最後に強力な一撃を食らってしまうものの奇跡的になんとか生きており爆発に紛れ込みここまで逃げ込んできた。
「と言うか……
"何でガリィちゃんのボディにヒビが入ってる訳?"」
奇跡的に生還出来たものの無事とは言えない状態。
それが一体何を意味するのか?
これから次第に思い知ることになるであろう。
久しぶりに戦闘描写を書いてみましたが難しいですね。
皆の好きなコンボは?
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タトバ
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ガタキリバ
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ラトラーター
-
サゴーゾ
-
タジャドル(エタニティ含める)
-
シャウタコンボ
-
プトティラ
-
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