体がメダルで出来ている件 作:10周年ハッピーバースデー!!
あれですよあれ!
「オーズ……か」
S.O.N.Gが仮設本部とする潜水艦の司令室にて弦十郎が独り呟いていた。
あの後、モニターが復旧したが、戦闘は既に終わっていたモノとなっていた。
現場にいたマリア・カデンツァヴナ・イヴからの情報によると、正体不明の存在の名前は"オーズ"と名乗っていた。
オーズはその圧倒的な力を用いて自分でさえ太刀打ち出来なかった
「エルフナイン君もあの"オーズ"と言う戦士の存在も知らない。
今回の首謀者たるキャロルも知らないと言っていた……それにあの光は…」
黄色いオーズが全身から強烈な光を放射させ、モニターからみても目が眩む程の輝きを放っていたのだ。
「しかも、アウフヴァッヘン波形が検知されないとは。余計に厄介な輩が出てきたもんだ」
アウフヴァッヘン波形というのは聖遺物と呼ばれる超古代の異端技術の結晶の総称でありその力を引き出す素質を
だが、オーズの場合はそれらしき波形すら出てこない。
アウフヴァッヘンのような反応が無ければ何処から来るか分からない。モニターで各地を確認してみるのも一つの手だが、それでは効果が薄い。
ただでさえ、S.O.N.Gは今回の事件の首謀者たるキャロルの対策に手一杯なのに新たな乱入者が加わってしまうとなると頭を悩ませてしまう。
…仮の話だとしてオートスコアラーを一撃で倒せる力を持つオーズが戦力と考えると話は別だ。
何しろ此方はオーズに関する情報が少な過ぎる。
「……とはいえ、今はエルフナイン君による計画の立案「PROJECT IGNITE」を進めることを考えよう」
呟きながら司令室を後にする。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
「やっぱ、グリードみたいだな。怪人態を持たない方の」
今日はアルバイトが休みなので昨日賄いで貰ったアイスを食べながら町をほっつき歩いていた。
数日前、ラトラーターコンボを長時間使用したが、相当な負荷はかかること無く、活動できた。
「今日も賄いでアイスクリーム貰って食べたけど、普通に味とかするしな、何のグリードなのかな?」
グリードはコアメダル群から1枚を抜き取り、9という「欠けた」数字にした結果「足りないが故に満たしたい」という欲望が生まれ、自立意思を持つグリードが誕生した。
錬金術師が作り出した人工生命体という点から、性質的にはホムンクルスにも近い存在となっている。
欲望の核を担う3種類・3枚ずつの『コアメダル』と、体を造る数百枚の『セルメダル』で構成されている。
多分…俺は「オーズの力でもっと楽しみたい」っていう欲望で出来ている感じだな。
スペックの方は多分、800年前のオーズレベルになっているみたい。
普通のタトバでも一瞬で殲滅できるし、前に使ったラトラーターも凄い強かった。
俺の体には全部コアメダルが入っていて思い浮かべるのは最初に聞いたあの歌……
悠司が思い浮かべたのは自分の身体がメダルで出来ていると実感した時……気を失う前に聞いたコンボの歌
確か800年前の王は全てのコアメダルを取り込もうとしたが、メダルの力が暴走し、制御出来ずに石化して石棺になったって言ってたな。
俺の場合はそんな事無く、ただ気を失っただけで済んだ……どうなってんの?俺のスペックって
アイスをぺろぺろと舐めながら頭がショートしそうになるが、糖分により中和されていく。
ドオォォォンッ!!!!
「ッ!?…あぁッ!?アイスが!!」
突然に爆発音が聞こえ、それにびっくりしたせいか持っていたアイスをつい手放してしまい落としてしまった。
「てか、今の音は?」
\ギャオーン/
恐竜メダルが反応し、爆発の発生源が何処からかすぐにわかった。
「発電所みたいな所だな。……よし、今日はあのコンボで行ってみるか!」
近くに置いてあった「ライドベンダー」にセルメダルを入れ、"トラカンドロイド"を買ってから変形させ、騎乗してから猫系メダルを入れて変身する。
「変身!」
騎乗しながらラトラーターに変身し、持っていたトラカンドロイドとライドベンダーが合体し、猫系を模したバイク「トライドベンダー」になった。
「変わった変わった~!!やっぱラトラーターで乗るバイクと言ったらこれしかないよね」
とてつもなく強力なパワーを秘めたモンスターマシンでラトラーターコンボで無ければ制御出来ない。
因みに最高時速は800kmらしい。
「そんじゃあ行こう!」
トライドベンダーの首らへんを軽く叩いてから発生源まで駆け出した。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
トライドベンダーと共に火事が起きている発電所まで一気に駆け抜けていた。
近づいているせいか周りにアルカ・ノイズ?前に遭遇したゴスロリの少女が口にしていた新種のノイズがゾロゾロと出てきた。
しかし、俺が振るっているメダジャリバーで飛びかかってくるアルカ・ノイズを次々と斬り裂いていく。
「あれ?また誰かいる?」
アルカ・ノイズだらけで見えずらいが、二人の少女がうつ伏せで倒れているのが確認できる。
「うわぁ!?」
トライドベンダーから放つ咆哮とメダル型の光弾により近くにいたアルカ・ノイズと大きな縦ロールを持つ赤い少女に命中する。
「あ、あれって…!」
「マリアや響さんが言ってたオーズって奴デス!」
トライドベンダーから飛び降り、コンクリートの地面に着地する。
「近くで待ってて!」
俺の言葉が分かるのかすぐさまその場から離れていった。
「さて、今回はちょっと違う相手って感じかな?」
前に戦ったガリィと同じ気配を感じるが、見た目や中身が違う。
「お前がガリィの言ってた奴だナ!
計画の邪魔になるからお前も潰せってマスターからの命令だゾ!」
ちょっと子供っぽい言い方をしているが、それとは裏腹で掌を上に掲げると無数のカーボンロッドを生成させ、それを投げつけてきた。
「敵が赤ならこっちも赤で!」
身体から3枚の赤いメダルが飛び出し、それをドライバーにセットし、オースキャナーでスキャンさせる。
無数のカーボンロッドが此方に向かって飛んでくるが……
原典にてファンを熱くさせ、中では最高フォームと呼ぶ人達も多く、『主人公と相棒との絆の象徴』の側面を持つコンボ
タジャドルコンボに変身
コンボチェンジから発する赤い炎が飛んでくるカーボンロッドを全て焼き尽くした。
「か、変わったゾ!?」
「お、オーズが」
「…赤くなった!?」
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
「オーズがまた変わった!?」
突如としてまた現れたオーズのコンボチェンジに驚く装者達。
「司令、オーズからはアウフヴァッヘン波形が検知されません」
「そうか、ではオーズの持つ力は聖遺物では無いという事になるな」
「シンフォギア以外の力で戦っているって事!?」
「益々、分からない奴だな!」
前にもオーズを初めて見た時は赤・黄・緑の姿をしており、遭遇したマリアと響が見たのは全身黄色のオーズだったと言う。
「あっ!見てくださいオーズが!」
エルフナインがモニターに映るオーズの変化に気づき、周りもそれに注目する。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
「フッ!!」
タジャドルコンボにチェンジしたオーズは背中にある6枚の翼「クジャクウィング」を展開させ飛行する。
「飛ぶなら撃ち落とすまでだゾ!」
両手からマシンガンの如くカーボンロッドを放出させる。
飛行するオーズは旋回しながら、難なく
「ハエみたいにちょこまかと~鬱陶しいんだゾ!」
空を飛んでいるオーズに幾ら攻撃しても当たらない。と言うより向こうの飛行速度が速すぎる。
タジャドルの能力は空中戦に特化しており、高い機動力と豊富な武装を活用した距離を問わないヒット&アウェイ戦法を得意とする。
固有の特殊能力は『超音速飛行』
クジャクメダルの飛行能力を更に強化する事で非常に速いスピードで空を飛ぶ事が出来るのだ。
「だったら、捕まえるのみだゾ!」
鉤爪状の両手をワイヤーとして射出し足でもいいから捕らえようとするが、それも出来ず、オーズの反撃を許してしまう。
「フッ!!」
ミカの猛攻をいなしながら、左腕に装備している「タジャスピナー」から火炎弾を放ちながら接近する。
「うわッ!?」
カーボンロッドを盾として利用するが、オーズ自身が特攻となり、鳥が人間を襲うように攻撃し一旦距離を取ってはまた攻撃の繰り返し。
「この!降りてくるんだゾ!」
自ら飛べないのに向こうは飛んで攻撃してくるのがずるいと思ったのか、撃ち落とさんとカーボンロッドを射出しまくる。
躱しながらの攻撃を続けていたオーズはオースキャナーでドライバーをスキャンさせ、空中からタカヘッドの視力で敵を捕捉し、高く舞い上がり、ミカに向かって猛スピードで急降下。
「はあぁぁぁぁぁぁ……ッッ!
セイヤァァァァァァッッ!!!!」
「う、うわぁぁぁぁぁ──ッッ!?」
コンドルレッグが変形した、燃え盛る猛禽類のようなツメで両足蹴り『プロミネンスドロップ』を叩き込んだ。
ミカは何とか迎撃しようとカーボンロッドを撃ちまくるが、タジャドルから放つ紅い炎により全て焼き尽くされてしまい、プロミネンスドロップを放つ「コンドルレッグ」により鷲掴みにされる。
「よっと!」
紅い炎に包まれ、そのまま爆散していき、空中飛行から地面に見事着地したオーズ。
「さて、手応えはあったと思うんだか……おや?」
プロミネンスドロップを放った場所が炎上しており、そこから辛うじてミカは生きていた。
「が、ガリィの言った通り…思ってた以上やばい奴だゾ…!こ、ここは撤退だゾ!」
生きてはいるものの、身体のあちこちに火花が走っておりいつ壊れてもおかしくない状態だった。
ミカはすぐにその場からテレポートし、戦線離脱を取った。
「逃げられちゃったか……まっ、いいや!今回タジャドル使えたから良ししよう!」
敵を逃がしたものの、今回使ったコンボに嬉しみを感じたオーズはすぐにその場を立ち去ろうとするが、
「待ってもらおうか?」
「ん?」
トライドベンダーが待機している所まで飛ぼうとするが、後ろから不意に声をかけられてしまう。
振り向くとそこに居たのは先程、うつ伏せになって倒れていた白衣を着込む少女2人と赤と青の可笑しな格好する少女。
「何か用ですか?」
「2人を助けてくれたのは感謝する。…が、此方は貴様が何者かは分からない…だから質問させてもらう。何者だ?」
鋭い眼光で見つめてきている。まぁ、急に介入したんだから警戒されるのも無理ないな
「言うのは2度目かな?オーズです」
「それは知ってる。
こっちが聞きたいのはお前が持ってるその力の事だ。どうしてアルカ・ノイズを倒せる?」
名前を知ってるって事はこの前遭遇した女性と知り合いかな?
まぁ、でもそう簡単に教える訳にもいかんし
「それを知って貴方達に何か得はあるんですか?」
「あるにはある。それを知る為に是非同行してもらいたいんだが…」
俺が話しちゃえば向こうしか利益は生まれてこない事になる。
だったら話さない方がいいか
「俺が話しても不利益にしかならないのでお断りします」
同行と言う言葉を聞いてちょっと嫌になってきた。
それに従ったら益々モルモットの様な扱いをされそう。
今度こそ立ち去ろうと翼を広げるものの……
「!」
ダダダダダッ!!!!
すぐさま後ろを振り向き、タジャスピナーを盾として使い突然の攻撃を防ぐ。
なんだ?と思いながら誰が攻撃してきたのかを確認すると、青い少女「風鳴翼」の隣にいるクロスボウを二丁構える「雪音クリス」だ
「何のおつもりで?」
「こっちの指示に従わないってんなら力づくでも付いてきてもらうまでだ!」
「雪音!」
「はぁ~~」
まじかよ!?ただ帰ろうとしただけなのに銃撃ってくるって正気の沙汰じゃねぇな!!
…いや、でもいいや。まだ満足してなかった事だし
「では、正当防衛と言う形で!……
ハァッ!!」
「「ッ!?」」
オーズはそのまま帰ろうとせず攻撃を受け返り討ちにせんと背中から巨大な孔雀の羽を展開させ羽を模した「クジャクフェザー」を発射させる。
「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!?」」
無数のクジャクフェザーが2人を襲う。
なんか戦闘描写があっけなくてすみません。
タジャドルの戦闘描写が空中戦しか分からないもので、地上戦も見たのですが描写が難しいです。
あと、主人公なんですがどうやってセルメダルを補給しているのかというと主人公体質が特殊で補給する必要がないことになっています。これに関しては次回描写していこうと思います。
次回なんですが知ってる人は「あ」ってなると思います。
一応、キーワードは入れておきます。
「金食い虫」
皆の好きなコンボは?
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タトバ
-
ガタキリバ
-
ラトラーター
-
サゴーゾ
-
タジャドル(エタニティ含める)
-
シャウタコンボ
-
プトティラ
-
恋愛
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タマシー
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ブラカワニ
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スーパータトバ
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ビカソ
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シガゼシ
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ムカチリ
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セイシロギン
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サラミウオ