自分を大蛇丸と信じて止まない一般男性がゴブリンスレイヤーtrpgのRTA「疾風剣客チャート」で優勝します   作:狂胡椒

10 / 12
 流石にゴブスレさん差し置いて、まっとうなtrpgをすることはできなかったよ………………(即落ちtrpg)。

 今回の冒険に参加する鋼鉄級冒険者の簡易キャラシ

 少年剣士 戦士レベル6(5+1)経験点0/10500
 騎士/孤児/婚約者
【 体力点:4 】【 魂魄点:3 】【 技量点:4 】【 知力点:3 】
【 集中度:3 】【 持久度:5 】【 反射度:2 】
 生命力【20/40】移動力【17】呪文抵抗【8】   
 命中【15】回避【10】装甲値【5】
 防御判定【20】防御力【5】成長3/52
 冒険技能 過重行動 投擲 忍耐 騎乗
 猿の如く❷ 武器剣❷ 強打攻撃斬❷ 
 労働 礼儀作法 挑発 長距離移動

 武具 残り2(借金134)円
 頸狩剣45円 ①
 大盾 80円
 小札鎧195円 回避-2移動-4
 解毒薬10円
 
 攻撃スペック
 ①剣攻撃 命中:2d6+15(19)/威力1d6+8

 習得武技
 《 憤激 》 戦士レベル2
 武器:片手剣 両手剣
 条件:無し 技能:片手剣 両手剣
 効果:①受けた消耗点+1命中とダメージ増加  
 ②【武器】技能に等しいダメージボーナス。
 消費:1

《 楯の城 》戦士レベル3
 武器:特になし
 条件:盾装備&保持、敵の命中判定後使用。
 他武技と併用可能。
 技能:
 消費:1(ダメージ決定後1点消耗する事で装甲値を+2d3する。)
 効果:
 盾受け判定値を技量反射から体力持久に変更する
 /追加196P
 【フレーバーテキスト】

《呪文偏向》戦士レベル4
 参照P.S 205
 武器:
 条件:盾装備中
 技能:盾
 効果:呪文攻撃を盾で防御できる
 消費:
【フレーバーテキスト】

《“鶺鴒の尾”》
 参照P.S203、戦士レベル5で習得  
武器:自由
条件:  
技能:  
効果:挑発しつつ攻撃+その敵への命中+2
消費:①

奥義《 斬打印 》
 武器: 重の片手剣 両手剣 格闘武器
 条件:そのラウンドで移動していない
 技能:
 効果:使用者から好きな方向へ10mの直線状にいるすべての対象に使用武器で近接攻撃。命中判定は1度だけその達成値を全ての対象に適応この攻撃では効力値+8 威力+4のボーナスを得る
 消費:消耗2点 1戦闘1回まで

 少年戦士 戦士レベル3+1 斥候レベル3
 騎士/孤児/師匠 経験点1500/10500
【 体力点:3 】【 魂魄点:1 】【 技量点:4 】【 知力点:3 】
【 集中度:3 】【 持久度:4 】【 反射度:3 】
 生命力【23/46】移動力【30-4】
 呪文抵抗【7】命中【13】回避【12】
 装甲【3斬耐性】防御判定【17】防御力【4】
 成長3/55
 冒険技能 過重行動 投擲 忍耐 騎乗 
 料理 頑健 料理職人 長距離移動
 武器槍❷  強打攻撃斬❷ 猿の如く❷

 武具 残り40(100)円
 鯨尾槍30円①
 短槍15円②
 投槍20円③(投げ用)
 胸甲85円
 ベルトポーチ5円 以下中身(すぐに出せる。)
 水薬3点セット❶ 30円
 投槍器5円③ 威力+2命中+1射程+20m

 攻撃スペック
 ①鯨尾槍攻撃 命中:2d6+13(16)/威力2d6+6
 ②短槍攻撃 命中:2d6+13/威力1d6+6
 ③投槍投擲 命中:2d6+12/威力1d3+10 射程40m

 習得武技
 《 一傑の打:槍 》/参照P.S197、戦士レベル2.3で習得
 武器:習得時に指定した武器種
 条件:常時発動型
 技能:特になし
 効果:ダメージ+1もう一度習得で+2
 武器種ごとに別スキル扱い
 消費:特になし
  【フレーバーテキスト】
 物心着いてから一度も槍を持たない日は無かった。両親に教わった宝物は今も彼の中に息づいている。

 《 鏡面 “反らし”》戦士レベル4
 武器:近接武器
 条件:
 技能:【武器:○○】技能分防御判定ボーナス
 効果:盾代わりに防御する重武器で盾受け(4.4)
 消費:1ラウンド1回まで

 《 槍投げ 》斥候レベル2
 武器:槍
 条件:
 技能:武器槍・投擲武器(両技能ボーナス適用)
 効果:投擲不可の槍を投げる騎乗中+2
 対象がアンデッドや魔神であれば効力値+2
 消費:1 ()

 《 時の剣 》 斥候レベル3
 武器: 近接攻撃武器
 条件:
 技能:
 効果:命中時ボスの支援効果無効
 消費:

 少女野伏 野伏5 経験点2500/10500
 下級貴族¥550/孤児/婚約者
【 体力点:2 】【 魂魄点:2 】【 技量点:4 】【 知力点:4 】
【 集中度:3 】【 持久度:5 】【 反射度:3 】
 生命力【17】 移動力【30-4】 
 呪文抵抗【8】命中【15】回避【9】防御【0】
 装甲値【3】成長3/55
 冒険技能 過重行動 投擲 忍耐 
 統率❷ 木工 看護 機先 観察 長距離移動
 応急手当 生体知識 武器弩弓❷ 速射 曲射
 
 武具 残り40(114)円
 短弓+1 &矢20本 +矢筒2 316円 ①
 短剣 10円②
 狩人の衣+1 300円
 ベルトポーチ5円
 化膿止め1 +手当道具5+止血軟膏1 25円
 水薬3点セット 30円
 調理道具5円

 攻撃スペック
 ①弓射撃 命中:2d6+15/威力1d6+1+5+2

 習得武技
 《 一傑の打:弩弓 》/参照P.S197、野伏レベル2.3で習得
 武器:習得時に指定した武器種
 条件:常時発動型
 技能:特になし
 効果:ダメージ+1もう一度習得で+2 武器種ごとに別スキル扱い
 消費:特になし
  【フレーバーテキスト】
 物心着いてから一度も弓を持たない日は無かった。両親に教わったかけがえのない宝物は今も彼女の中に息づいている。

 《 月兎撃ち 》/参照P.S 野伏レベル4で習得
 武器:弩弓(クロスボウ系、抱大筒は不可)
 条件:味方が接敵していると命中ペナが発生。
 技能:速射 曲射
 効果:複数の敵(2体)に攻撃。速射技能併用で更に増加(+1ずつ)味方が近接距離で戦っていると命中ペナルティ(-2 曲射技能で解消可能)
 消費:消耗1 攻撃した、敵の数分の矢
【フレーバーテキスト】

 《紅蓮の鏑矢》野伏レベル5
  武器:弩弓
 条件:遠隔攻撃武器を準備していて発射できる。
 技能:
 効果:味方先制力+1 敵先制力-1 強化で±3に
 消費:5回まで/1戦闘

「兎人戦士」https://trpgsession.click/character-detail.php?c=164228208563bdAmDV8eHMYcDA6&s=bdAmDV8eHMYcDA6

「圃人白魔導士」https://trpgsession.click/character-detail.php?c=164000489573bdAmDV8eHMYcDA6&s=bdAmDV8eHMYcDA6

「豚人術師」https://trpgsession.click/character-detail.php?c=167023786696bdAmDV8eHMYcDA6&s=bdAmDV8eHMYcDA6


疾走剣士6 小鬼山

 どうも御機嫌よう……大蛇丸よ…………。 最近寒いけれどみんなは体調を崩したりしていないかしら? 毎回この時期になると風邪やインフルエンザのような病気が流行りだして大変よね。 特に最近はまるで狙いすましたかのようにコロナウイルス感染症とインフルエンザがバットでナイスなタイミングで流行りだしているらしくて近所の木の葉病院で働いている綱手がてんてこ舞いになっていたわ。

 ちなみにこれ大蛇ポイントなんだけど空気の乾燥が気になるそこのあなたはニトリに行って卓上加湿器を口寄せしてくることね。これによって私は快適な室内でゲームをプレイしながら音隠れの里長としてお仕事をしているわ……ちなみに具合はいい感じよ…………*1。 

 綱手がうるさいからさっさと本編を始めていくとするわね………………。

 


 

 まず初めに残念なお知らせをしなければならないわ。小鬼殺しクエスト「山砦炎上」小鬼殺し先生ェが山の廃砦ごと大量の火矢で焼き討ちにした挙句女神官ちゃんが聖壁で小鬼を中で屍鬼封尽(みっぺい)したため、シナリオ破綻!小鬼全滅!取れ高0!という素敵コンボが爆誕したわね。

 疾走剣客君がやったことと言えば、火打石で矢に火をつけたり(着火の精霊術覚えてなかったりや着火が使える精霊がいなくてつらかったわね)精霊術で水の自由精霊を呼びだして消火活動をしたりしたわよ。

 

 スネイプGMに今回の案件は疾走剣客君の小鬼討伐数に加算されるのか聞いたところ満面の笑みで一笑に付されたわ。 という事で今回の小鬼殺しクエストはnot! エドテン、not!優勝だったわよ、むしろ大敗北、一回戦敗退とも言うべきかしら………………。

 小鬼討伐数が稼げなかったのは残念だったけれど、とりあえず報酬に経験点1500点と成長点3点がもらえたから良しとしようかしら? とりあえず抜け目なくステータスあっぽよ!

 武闘家のレベルを大台の5に上げて武技で無念無想取得するわ。この武技は武道家もしくは冒険者lvが使える判定でを行った際にサイコロを振った後で使用することができるわ。具体的な数値に直すとすでに出した達成値+自分の魂魄点ボーナスで再判定する感じね。ちなみに他の武技と併用が可能になるの。これを発動する事で当たらなかった攻撃を当てたり、回避できなかった攻撃を回避出来るわね…………。*2

次は冒険者技能、頑健を習得したわ。 いくら物理攻撃を回避できるからと言っても術や奇跡を回避する事はほぼ無理だからねぇ………………。重戦士一党の訓練でしごかれたのも堪えたのでしょうね。私としては疾走剣客君がさらにマッチョになって脱いだらすごい系男子になってくれて大喜びよ………………。

 

 というわけで翌日、今日も今日とて冒険冒険! 今依頼を求めてギルドへ全力疾走している圃人の青年君は鋼鉄等級なりたてのごく一般的な冒険者、強いて違うところを上げるとするならば、ゴブリンスレイヤーtrpgのRTAをしているってところかな? 彼の名前は疾走剣客君…………私の最近のお気にいりの子なの。

 そんなわけで冒険者ギルドにやってきたのだけど中に入ったら受付ブースで受付嬢と依頼人が揉めてるわね。

 

 

 

「私を煩わすからにはよほどの訳があるのでしょうね?」

 

 

 

あらあらあらぁ? 朝っぱらから脳内花畑なあの受付嬢と依頼人がバトってらっしゃるわ。 しかも見るからに上等な衣服*3を着こんだ女性よ、あらあらあの子の先は長くないわね(暗黒微笑)。

 

「あの実業夫人*4、小鬼退治の依頼で白磁から鋼鉄等級までが対象の依頼でならばここまでの高額な報酬は必要ございません。 またこの金額の報酬であれば、本ギルドに所属しております銀等級第三位小鬼を殺す者(ゴブリンスレイヤー)を雇う事も十二分に可能なのですがいかがでしょうか?」

 

「何を言うかと思えば、そのことですか…………無論その件に関しては十分に検討を行いました。 その結果……4つの点から彼には依頼しない事に決めたのですよ。

 1つは費用の問題。 元々産鬼山の存在以外にあの方面の農地開拓・開墾事業は土地に対する投資に見合った利益が取れない事が原因で頓挫しています。 交易が産鬼山のせいで出来ない以上結局得られる利益なぞたかが知れているのですよ。 今回の依頼による出費だって出来るだけ安く済ませたいというのが人情というもの。 そして小鬼討伐の依頼が頻発していた産鬼山といえど所詮、小鬼退治なのです。 私も若い時は冒険者をしていましたからそちらの金銭感覚(・・・・)はしっかりと把握しています。

 次に失敗の危険と不安と達成に必要な労力の問題。もしお前が言ったように未だ産鬼山が巨大な小鬼の巣窟(・・・・・・・・)であるならばいくら銀等級で小鬼退治の専門家だからと言って1人の人間を雑に使いへやって万事解決するとは私には到底思えないですね。 だからとて六人編成の銀等級一党*5を雇うだけの金子を払いたくないのです。 私が思うにあの山の脅威には職人(エキスパート)ではなく大勢の冒険者がとにかく必要なのですよ。 

 3つ目、小鬼殺し殿が請け負ったここ2年の小鬼討伐の事後報告書を全て閲覧しました。 なるほど、確かに彼は小鬼退治の職人ですね。 だがそれ相当に反則的な手段を行っている。 意図的な洞窟の爆破に河川から水を引っ張っての水攻め、意図的な土砂崩れの発生、放火や貴重な転移魔法の巻物を海中に繋げての水攻め――お前は海水に含まれる塩気が農作物の不作を引き起こす事を知っていますか?――彼が小鬼退治に手段を選ばない分、その周辺地域では土砂崩れや山火事、地母神の不興を買う(土壌汚染や土壌変化)などの災害が度々発生している事は私のその地域の依頼を解決した他の冒険者の事後報告書を閲覧した調査で判明しています。

 もし彼に依頼した結果、産鬼山で土砂崩れが発生して旧街道が交易路として完全に使えなくなったらその損害(オトシマエ)はどこがつけてくれるのかしら?

 4つ目、最近のそちらは冒険者の本質を見誤っている。 そもそも冒険者とは死狂いなのです。 竜の巣穴に潜らない冒険者に存在価値なぞ、無いのですよ。 竜の巣穴に潜ったうえで上手く竜を出し抜いて財貨を得るから冒険者なのです。 下級冒険者を都市で飼い殺しにして只の破落戸予備軍にしているのはそちらでしょう? 冒険者は抱えていればそれでいい只の愛玩物じゃあない! 強力な問題解決装置(トラブルバスター)にして安価な労働力なんですよ? 冒険者は使わなくては意味がない! 高い金かけてこんな役所をばら撒く様に造ったのは使う為でしょう? 下級冒険者を飼い殺しにして単なる貧民にしているくらいならとりあえず雑多な依頼を多く回して少しでも下級冒険者に金が回る様にしたほうが建設的でしょう。 

 まぁそれはそれとしてとりあえず今回の依頼に於いて現段階で彼は必要ありません。 何か質問があるかしら?」

 

「いえ、ございません………………」

 

「では最後に一つだけ」

 

 

 

「お前のような、小娘の意見を一体私がいつ聞いたというの? いいから私の意向に従って速やかに手配をしなさい! 宮仕えするしか能のない端女が!」(くそデカブチ切れボイス)

 

 

 

 いきなり、エッグイ修羅場だったわね。面白半分で見ていたけど、ちょっと後悔したわ。

 とりあえず今日の依頼を探しましょ。と思ったら監督官ちゃんに呼ばれてしまったわ。しょうがないからお呼ばれしておきましょう。鋼鉄等級以下の冒険者が揃っていることからさっきのお局……ゲフンゲフン女大商人からの依頼でしょうからね…………。

 

 皆様と疾走剣客君は「一体…………何が始まるんです!?」って感じだと思うので

 み な さ ま の た め に ぃ ~。今回依頼を受けるクエストについて説明することにするわね。

 今回挑戦するクエスト名はズバリ!! 小鬼の山(キンゴリルストルンマー)*6よ!

 このクエストは小鬼殺しのクエストラインを「水の都の小鬼殺し」まで進めておらずまた「牧場防衛戦」が発生していない状態でゴブリンの累計討伐数が40体以上に達していると発生する隠しクエストなのよね…………。見つけた時私も思わず「アイェェ!?」って叫んじゃったわ。 

 どうしてクエスト発生フラグがこんなに面倒臭いのかについては、優勝しながらじっくり話していこうと思うから楽しみにしていくことね。

 

 とりあえず、今回の依頼内容はこちら

 

 依頼目標

 ①交易路上に存在する山「産鬼山」の小鬼群の見敵一掃。

 ②旧交易路の地図の更新(古地図と地図製作用具を支給するので現地にて最新の地図を制作する事)

 

 隣国とのキャラバン交易を復活させるため交易路の途中に存在する

 小さな山「産鬼山」の小鬼の群れを一掃し山を制圧する。

 鋼鉄級以下の複数の一党と多数の冒険者を求める。

 報酬 等級相当の依頼料。

 もし財宝や価値のある物品があれば所有権を認める

 (買取希望の際はブラックブライア商会が正当な値段で行う)

       B.Bホールディングス 総帥メイビン・ブラックブライア』

 

 疾走剣客君は今、指名された冒険者たちと一緒に1番豪華なギルドの応接間で依頼人を待っているわ。

 この依頼で今回指名された冒険者を紹介するわよ

 

 兎人戦士一党(3人 1人病欠) 乙女銃士の代わりに獣人の術師が参加しているようね。顔馴染みのみんなは鋼鉄等級に昇級。新顔の豚人術師は黒曜等級の冒険者みたい。なんだかみんないつの間にか昇級してしまったわね。大斧を振り回しながら突貫する兎人戦士を乙女銃士と圃人白魔導士が支援して戦う一党ね。今回、さらに豚人術師が加入したことで呪文の厚みが増したのだけど、今度は前衛不足で困っているみたい。今回はその穴を埋めるために疾走剣客が臨時の一党メンバーとして参加するみたいね。ちなみに乙女銃士は前回の冒険の後から具合が悪くなってしまって寝込んでいるんですって。この冒険が終わったらお見舞いに行かないといけないわね。少年剣士一党とはその冒険で知り合ったらしいわ。

 

 少年剣士一党(3人フルメンバー)白磁の頃から小鬼殺しを専門に請け負う鋼鉄等級の一党よ! 重装剣士と化した少年剣士が最前線で防御を固め、その間隙を縫って少年戦士の電光石火の槍撃と少女野伏の弓術で戦う一党ね。*7どうも兎人戦士一党とは別の小鬼退治のクエストで力を合わせて戦ったみたいね。ちょっとジェラシー感じちゃうわ。今度詳しく聞いてみないといけないわね。

 

 新参一党(4人組)戦槌の新前戦士、弩を持った新参魔術師、薙刀を持つ見習戦乙女*8と野伏の只人軍曹*9で構成された一党ね。 今回が初めての冒険なのだそうだけど呪文と前後衛が持つ攻撃力のバランスがいい白磁の一党ね。

 

 ”登録したて”の新来一党(4人組)*10只人戦士、弓持ちで野伏の只人斥候、戦女神を信仰する半森人の神官、圃人の女魔術師*11で構成された一党。「登録したて」の異名は彼らが初めて挑戦したクエストが原因でつけられたの。白磁等級ながら思慮深くとんでもない状況下でも機転が利き見事生還を果たしたことから、ギルドも期待している一党ね。

 

 今回の依頼(クエスト)は総勢15名の冒険者が挑戦しなければいけない冒険のようね。

 今までにない仕様だからワクワクするわね。

 

 おっとギルド職員の制服を着たあまり顔を見たことがない男性*12が今回の依頼人女傑大商人にしてB.Bホールディングス総帥のメイビン夫人が来たわ。

 

 「お集まり頂いた冒険者の皆さん、御機嫌よう。 私の名はメイビン・ブラックブライア。 今回皆さんにある地域のある山を根城にしている小鬼を退治するように依頼した者です」

 なんか普通にしゃべっているだけなのに大商人の風格というか(プレッシャー)が皆を圧倒しているわね。

 息を吞む冒険者達を前にメイビン夫人は自嘲気味に苦笑すると

 「別にそこまで恐縮しなくてもよいのですよ? あなた方を取って喰う怪物ではないのですから。 

むしろ私もかつて性奴隷上がりの冒険者として今の貴方達のように東奔西走していたのです。 まぁ、今となってはいい思い出ですね。」

 

 

 

 えー! メイビン夫人あんた元冒険者だったんか! てか性奴隷上がりってまじポン!? うっそだろおい!!(くそデカ仰天ボイス)

 

 

 

 という一幕を挟みつつ、疾走剣客を始めとした総勢15名の冒険者は荷馬車に乗って産鬼山のふもとまでやってきたのであった。

 

 


 ハイここで大蛇ポイント! 荷馬車に揺られる冒険者諸君とみ な さ ま の た め に ぃ ~。 今回の冒険の舞台になる産鬼山の背景事情について簡単にレクチャーするわね………………。

 

 辺境のとある地域に、地元の人間から"産鬼(うぶき)山"(キンゴリルストルンマー)と呼ばれている山があったの。

 

 元々は知識神ゆかりの麓からも見えるような大きな修道院があったありがたい山だったらしいわ。

 でも名も知らぬ貴族(どっかのバカ)が起こした反乱と焼き討ち(バーベキュー)事件以降、そのような逸話は忘れられて久しいわ。

 

 そんな、忘れられた山に今更そんな名前(ドキュンネーム)が付いたのかといえば、そこでは尋常ではない頻度で小鬼の発生が見られたからなの。冒険者ギルドの記録によると最初に産鬼山周辺の小鬼退治の依頼が出てから合計数百件。月に一度のペースで依頼が出ていたんですって。

 

 規模も様々存在し、ごく小規模の場合もあれば複数の冒険者一党を巻き込んだ大規模案件も発生していた、あまりにも小鬼が多く生まれることから、その山を通るような物好きすらいなくなり交易路として有望だった街道は廃れ周辺の人々も遠方へと引っ越し…………名の由来もいつしか忘れられていってしまったそうよ。

 そして今日、山の中には祈りし者が知らぬ間にかつて無い規模の小鬼の群れが生まれてしまっていたわ。理由は簡単、ついに"小鬼の王"が誕生してしまったからよ。

 彼は群れを率いて遠征を繰り返し*13、女を攫って来ては群れの拡大を繰り返していた。 

 

 このまま行けば、そう遠くない内に大規模な群れがついに近隣の都市に向けて進行を開始するだろう。

 と思った矢先、何か通りすがりの凄いのにそれはもうケチョンケチョンに返り討ちにされたわ。私も思わずムービーを見て笑ってしまったわね。

 

 まぁあと三ヶ月もあれば勝てたかも……いや、手傷を与え一矢報いた…………疲れさせることは出来たかもしれないわねぇ………………。

 

 ともあれ王は討たれ、群れの拡大は停滞しましたとさ………………。

 

 そう――まだ群れは消えていなかったのよ。

 

 生き残った小鬼の中で、最も頭の良い呪術師は賢い自分こそが群れを率いるべきだと主張したわ。

 生き残った小鬼の中で、最も力強い戦士は強い自分こそが群れを率いるべきだと主張したわ。

 

 他の小鬼達もどちらに付けば、よりうまい汁を吸えるかを考え、群れは真っ二つに…………日和見も含めて3つ………………4つ……………………群れは総数をそのままに四方八方沢山の小集団に別れたわ。 

 

 あと1月もすればメイビン夫人の見立て通り、群れは雲散霧消に分裂して、山の中には常識的な規模の群れだけになっていたでしょうね。

 何が悪いということではない、ただ単に巡り合わせだけがかなり悪かった。

 事の始まりはにらみ合いを続ける小鬼達の元に、珍しく起きていた見張りから報告が入った事よ。

 提案したのはどちらだったか、あるいは全く別の最近こちらに来た渡りの小鬼(よそもの)かも知れないわね。

 

 「あの獲物を多く捕らえた方が次のボスでいいだろう」

 

 彼らの頭にはとても合理的な提案に思えたようね。

 

 提案をして小鬼戦士と小鬼呪術師を見事言いくるめて見せた知能の高い(・・・・・)渡りの小鬼が手八丁口八丁を用いて、そして曲がりなりにも勢力をかつての規模にまで糾合させて見せた為、その小鬼は小鬼達の統率者に躍り出ました。*14

 

 はてさて、そんな曰く付きの悪名高い山が冒険者ギルドの話題に上ったのには理由があるわ。まぁ冒険者ギルドの受付で発生していたあの修羅場の事なんですけどねぇ~。

 さる富豪にして実業家である大商人ブラックブライア*15が子会社に所属している街間商人のキャラバン隊を使ってこの産鬼山の旧街道を再活用して隣国との交易を復活させようとしていたの。

 そのために悪名高きこの山に今なお潜んでいるであろう小鬼の群れを一掃してかつての実り豊かな交易路を自分の手で取り戻してしまいたいと考え冒険者ギルドに依頼をしたというわけなのね。

 

 『大昔とは言え、小鬼が余りにも多すぎて街道として使われなくなった山ですよ?』

 『確かに最近は大きな被害も聞きませんし、先日も冒険者が無事に通過したそうですが、僕たちのような商人が投資するにはリスクが大きすぎます』

 『同感ダ 小鬼は弱い………………ダガ数多く群れた時の危険度は決して低くない、奴らの縄張りに踏み込むのは相応に危険ダ』

 という社の上層部を一人一人説得しメイビン夫人は今回の依頼を発注したのでした。 交易路復活は彼ら冒険者の双肩にかかっています。

 むしろメイビン夫人としては小遣い程度の金銭で事業の成否を占う試金石として活用しているのかもしれないですね。

 

 

 という事で今回は小鬼殺しクエストラインの隠しクエスト小鬼の山(キンゴリルストルンマー)で優勝していくことにするわね!

 

 なおこのシナリオは「小さな勇者のRPG ウタカゼ」のシナリオ構造をベースにしているわよ。

 

 み な さ ま の た め に ぃ ~。 

 簡単なウタカゼシステムの説明するわね。

 ・イベントマス毎に指定された判定を振る

 (全員で一人成功、全員で全員成功、代表一名、達成値の合計 etc.)

 ・成功したら次のイベントへ進むわよ

 ・失敗したらダメージを受けたり、戦闘になったり、消耗したり、ルートが分岐したりするわそのうえで次のイベントへ進むわ。

 ・最後のイベントにたどり着いたらボス戦が始まるわよ

 

 その性質上、GMがPLを兼任出来るのでやる夫スレ向きのTRPGになっているそうよ本作のような形式でもいい感じなんじゃないかしら?

 

 おっと、疾走剣客君達が荷馬車から降りているわね。 いよいよクエストスタートかしら。

 

  いよいよここからが小鬼を生み出す山の入口なのね。早速山の中入るのはさすがに危険すぎるから、まずは街道沿いを調査していこうかしら?

 今、冒険者たちが持っている地図は産鬼山が街道として使われていた時代の物だからだいぶ昔の地図なのよね。

 まずは地図の更新から行って現在の状態から問題なく交易路として復旧できるかどうかを確認するのは夫人の交易路の復旧という目的に沿うと思うわ。

 何よりイザという時、巣穴が見つからない時や想定以上の群れだった場合に判断を誤らないためにも街道沿いから確認することは重要ね。

 白磁の「新参一党」がちょっと不満そうだったけれど只人軍曹が「帰り道を見失ってから後悔するのは遅い」と諫めてくれたので皆がこの方針で動くことに決まったわね。

 地図役はそれぞれの冒険者の中から一人ずつ出すことになったわ。

 

 


 山道を改造して作られた廃街道を往く冒険者達の目の前に森が差しかかる。小鬼が出るとしたらここ辺りからかしらねぇ?

 

 

   隠れることないわ。 出てらっしゃいな。

 

 

 

 来たわね、1匹……2匹……3匹……4……5……6……7……8……9匹!どんどん数が増えていくわ!

 

 「え、嘘…………幾らなんでも…………」

 

 あと新手も出現してきたわね! 親の顔よりも見た大小鬼のお出ましよ!

 「あれは、大小鬼! 実物は初めて見ました」

 

 「あれが大小鬼? なんてデカさだよ」

 

 「とすると、あれが群れのボスか?」

 

 しかもそれが3匹!

 

 これは白磁等級にはまずいのではないかしら?

 しかもそれと同じグループが3重の隊伍を組んで迫ってきているわね!

 

 「引くぞ! これは手に追える規模じゃない!!」

 

 「鋼鉄等級一党が殿だ! 他は一気に山を駆け下りるんだ!!」

 

 兎人戦士と少年剣士の指示のもと一斉に山を駆け降りる白磁冒険者達。でも事態はどんどん悪化していくわね。

 

  ドンガラガッシャ-ン

 大規模な落石が白磁等級冒険者が進んでいた退路を断ち切ってしまったわ!

 

 なるほど崖の上を見ると10匹ほどのゴブリンが崖の上から岩を降らし、局所的な土砂崩れを起こしたのね。 

 こうなると中央を突破して敵中から脱出するしかないわね。

 

 「あいつらぁ…………」

 

 「か、帰り道が、どこか……どこかに活路は…………」

 

 「侮っていたつもりは無かったが、まさか小鬼がここまでするとは………………」

 

 まずいわね、経験の浅い白磁一党の士気がかなりぐらついているわ。

 

 「やべえな、もう完璧に寄せにかけてやがる」

 

 27匹の小鬼と9匹の大小鬼に包囲されてしまっているのだから当然ね。何とか活路を見出さなくちゃ!

 

 

     導入 産鬼山:山の入口

 

イベント① 小鬼の包囲網

 

 因みに各判定でpcの冒険者の半数が判定に失敗すると白磁一党がそれぞれ壊滅ロール1d3(①無事、②半壊、③壊滅)を振らなければいけないから注意が必要よ。 とりあえずイベント③まで頑張って守り抜いて頂戴ね。

 

 

         ①観察判定 目標値:14*16(一人突破でクリア)

           少年剣士9で失敗

           少年戦士15で成功

           少女野伏20で成功

           兎人戦士15で成功

           圃人白魔導士10で失敗

           豚人術師19で成功

           疾走剣客9で失敗

 

 

 「見えた! あそこよ! 集中攻撃して強行突破しましょう!」と少女野伏ちゃんが包囲網の弱点を看破してくれたおかげで活路が見いだせたわね!

 

 イベント①クリア

 

①判定成功した場合、判定②へ 

 「あ、あそこ! 少し小鬼の包囲が薄いです!!」 白磁等級冒険者のみんなも気づいたようね。 よかったわ。

 

 「各員! 先輩方の後ろに続け! 死ぬ気で全員走りこめ!!」

 

 少女野伏ちゃんの指示を受けた冒険者たちは小鬼包囲網の一角へ前衛職を先頭にして一気に突撃するわよ!

 

 

         ②移動妨害への対抗判定 目標値:16(全員突破でクリア)*17

(補助7人)圃人白魔導士 8+4+14で成功

(補助6人)豚人術師 7+8+12で成功

  (補助5人)少女野伏 4+7+10で成功

         (補助4人)少年戦士 8+10+8で成功

(補助3人)疾走剣客 8+12+6で成功

(補助2人)少年剣士 5+13+4で成功

  (補助1人)兎人戦士 7+15+2で成功

 

 少年剣士、疾走剣客、少年戦士が小鬼包囲網の一角に集中攻撃を行い陣形を突き崩した刹那。

 小鬼達の死角を縫うように兎人戦士が小鬼達の崩れた陣形の中心に立つと

 

 「頸狩兎のー撃だ!! circle of cusinart(回転斬り)!!」

 

 頸狩兎(ボーバルバニー)一族の必殺奥義が一、”回転斬り”を繰り出しすわ。*18

 兎人戦士を中心にフードプロセッサーめいた斬撃の嵐が吹き荒び。 

 正に、雲散霧消といった具合に小鬼が斬撃の嵐に飲み込まれてそのまま血霧を残して消えていくわね。

 辺り一面が小鬼のネギトロとスムージーで覆われる地獄絵図と化したわ。

 頸狩兎に相応しい必殺奥義(フェイバリットホールド)と言えるわね。

 

 白磁等級冒険者も脱出していきますが…………

 「回り込まれた!」

 やはり多勢に無勢、すんなり脱出とはいかないわね。

 

 「後輩諸君! 早く行き給え、小鬼は私達が抑える!」

 

 「つっても大小鬼に追いつかれたら終わりだ! 急げよ!」

 

 という事で何とか、鋼鉄等級冒険者の支援もあり犠牲者0で小鬼包囲網の一角を突破する事に成功したわ!

 

 

      イベント① 小鬼の包囲網 Clear

 

         長距離移動判定 目標値:14 成功で消耗1 失敗で1d2

           少年剣士13+3:成功

           少年戦士11+7:成功

           少女野伏11+7:成功

           兎人戦士12+3:成功

           圃人白魔導士7+7:成功

           豚人術師6+ファンブル:大失敗

           疾走剣客9+6:成功

 

 豚人術師のみ、消耗が2点加算されるわ。 血霧漂う修羅場を潜り抜けたのは繊細な質の豚人術師にとって結構堪えたのかも知れないわね。

 それ以外の皆は消耗が1点加算されるわね。

 


メタ情報;このクエストは西部辺境のなんかへんなの向け案件、ぶっちゃけ事前情報があったら軍隊向け案件

 

 とりあえず、小鬼包囲網から参加者全員の脱出に成功した冒険者一党。 適当なところで小休止を取っているわ。

 

 「奴ら追って来ませんね、振り切ったのでしょうか?」と豚人術師。

 「何とも言えないな、考えがあって泳がされている可能性もありそうだ」と少年剣士が推測する。

 「面白くねぇがそれでも進むしかねーよ」と少年戦士が面白くなさそうな口調で返す。

 「現状、そうするしかないよね…………それで、道はどうかしら? 恐らくは大きくは外れずにはいると思うのだけど」少女野伏が現在の状況を確認する。

 

 「どうだったかな? 豚人術師(ピレグット)、地図を見せてくれ」

 

 小鬼の追撃を振り切って今後どうするのかについて少女野伏と豚人術師が作った地図を見比べながら、白磁等級代表者と共に検討をしているわ。

 

 とりあえず疾走剣客は圃人白魔導士と一緒に白磁等級冒険者の様子を見に行きましょうか。

 先輩冒険者として後輩のメンタルケアも大事な仕事なのよ。

 いきなりの修羅場をくぐり抜けた白磁等級冒険者たちが思い思いの場所で休憩して安堵しているわ。 

 

 「うーん、小鬼も集まるとこんなにヤバイのね、骨身に染みたわ」と見習戦乙女

 「まさかこんなことになるなんで」と新参術師

 「来てしまった物は仕方ないさ、ここからどうするか――それが重要だ。差し当たって先輩方の指示に従って冷静に行動していこう」と只人軍曹

 

 「考えようによっては誰も気づいていない群れを早期に発見出来た、というのは依頼人に報告できる、十分な成果だと思うよ」と圃人の女魔術師がフォローしているわ。

 「まぁ、まだ誰も死んでねーんだ。後悔するにゃまだ早いんじゃないか?」道もそこまで大きく外れてないしなと只人斥候が結ぶ。

 

 思ったより顔色がよくて安心ね。 検討会が終わったみたいね。行動を再開するわよ。

 

 「みんな行動を再開するよ? 用意はいいかな?」

 疾走剣客が確認したら皆の士気が回復していて安心だわ。

 

産鬼山:山道

イベント② 罠と小鬼乗り手の襲撃

         第六感か観察判定 目標値:15

           少年剣士5+6失敗

           少年戦士9+5イチタリナイで失敗

           少女野伏12+7成功

           兎人戦士6+12大成功*19したので圃人白魔導士の失敗相殺

           圃人白魔導士10+3失敗

           豚人術師9+12大成功*20したので疾走剣客の失敗相殺

           疾走剣客7+7イチタリナイで失敗

 

失敗した場合、各罠作動。pcの半数が失敗した場合、白磁一党それぞれの壊滅ロールを行う。

           失敗者

           少年剣士出目5 釣り縄鳴子作動

           少年戦士出目12でセーフ。

 

          お品書き

          2:毒矢→1D6+夾竹桃毒

          3~5:釣り縄鳴子の罠 失敗+省略戦闘+1。

          6~8:打ち付け罠・鈍器→3d6+3の殴りダメージ(防御可能)

          9~11:足掛け縄 →転倒

          12:何もなし

 

罠を作動させると省略戦闘発生(釣り縄鳴子の効果で2回発生)

 

         怪物は小鬼の乗り手pc数*21(犬に乗っている)

 

 「敵襲! 術師や神官、野伏を内側に円陣を組め!」

 小鬼の血化粧で真っ赤になった兎人戦士の号令によって冒険者達は迅速に円陣を組み迎撃態勢を整える。

 「小鬼乗り手です!」正体を看破した豚人術師が叫ぶ。

 襲い掛かってきたのは小鬼の巡回警邏隊であった。*22

 

 

 言い忘れていたけれどスネイプ卓でのハウスルールにより、省略戦闘では戦士職(戦士、武闘家、斥候、野伏)の職業を持つキャラクター数に応じて1ラウンドで減らせる敵の頭数が異なって来るわ。

 今回は豚人術師と圃人白魔導士以外の5人のキャラが省略戦闘に参加できるから1ラウンド中に5体のモンスターを撃破できるわね。

 まぁ範囲魔法を持っている術師がリソースと引き換えに戦闘を無条件で1ラウンド目で終了させてもいいのだけど、リソースが少しもったいないわよね。

 今回は14体の小鬼乗り手の一団に襲われたから継戦カウンターがこれによって3点上昇するわよ。

 

 「何とかなったな。 すまない俺がしくじった」と少年剣士。

 

 「まぁ凌げたから問題ねーよ。 先行こうぜ。 罠に注意しろよ」と少年戦士。

 

 「終わったなら出発しましょう。そろそろ下りに入るはずです」と豚人術師。

 

 「豚人術師さん大丈夫ですか? 顔色が悪いですよ?」圃人白魔導士が尋ねると豚人術師は微笑み「今はまだ大丈夫。 心配かけてすみません」と答えていたわ。

 

         イベントマス② 罠と小鬼騎手(ゴブリンライダー) Clear

 

         長距離移動判定 目標値:14 成功で消耗1 失敗で1d2

           少年剣士13+5:成功

           少年戦士11+8:成功

           少女野伏11+8:成功

           兎人戦士12+8:成功

           圃人白魔導士7+10:成功

           豚人術師6+6:失敗 

           疾走剣客9+7:成功

 豚人術師のみ、消耗が2点加算されるわ。 それ以外の皆は消耗が1点加算されるわね。

 冒険者としての経験の差が如実に出てくるところね。 白磁等級もまあ何とか食らいついて来てくれているわ。

 


 

罠が多数設置されている山道を抜けた冒険者たちの前にはボロボロの吊り橋がかかっていました。

 

 「……なあ、ここしかないのかよ?」と少年戦士

 

 「はい……地図にある道を進むならここしかありません」と豚人術師。

 

 「今にも落ちそうな襤褸橋だなぁ…………」と橋をじっと見つめながらつぶやく少年剣士。 石橋を叩いて渡ろうしているかのようです。

 

 「ちなみに下は川みたいな沢になっているわね」と少女野伏が自作の地図と古地図を比べながら話す。

 

 「崖に沿って下るとどうなりますか?」と少女野伏に確認する圃人白魔導士。

 

 「逆に上流は地図から外れるので分からないけど、この分だと何処かで対岸に渡れる場所があるかも知れないわ。 グルっと回って入り口近くに行けるんじゃない?」と少女野伏が結ぶ。

 

 「悩ましい事だね…………悩んでる時間も無いというのに…………」疾走剣客が呻くようにつぶやきます。

 

 「とりあえず渡ってみて、何かあったら臨機応変に対処でいいんじゃないか?」と兎人戦士が提案します

 

 「とは言え行ってみるしかない上流に行って、追い詰められたらそれこそ詰みだぞ」と少年剣士が兎人戦士を諫めますが、

 

 「見た目はともかく橋自体の作りはしっかりしてますね」だからまぁ、渡ってもいいんじゃない? と少女野伏が提案します。

 

 「ええ、それにここまで来て初めて見える物もある。例えばあそこ、崖下に降りれそうな道がありますね」と目端の利く豚人術師がしっかりと発見します。

 

 「でも対岸に登れそうな場所は…………少なくとも見える限りではないね。 あったら戻って下を通ることも出来るんだけどね」

 

取り敢えず冒険者たちは協議の結果、吊り橋を渡る事にしました。 向こう岸の安全を確保するため先に鋼鉄等級一党が越橋します。

 

その瞬間、事が起こりました。

 

 「急いで渡ってって! 小鬼が何か狙っている!」野伏少女が見つけて叫ばなかったらひとたまりもなかったでしょう

 

 多数の投擲物が吊り橋に飛来します。

 

 「いけない! 橋を崩すつもりか!!」疾走剣客がぎょっとしながら、たくらみを看破します。

 

 「急いで渡れぇ!」兎人戦士が叫び皆をせかします。

 

         イベント③ 吊橋崩れ

         判定①観察判定、あるいは第六感判定 目標値:15

誰か①成功で全員判定②へ

           少年剣士6+7失敗

           少年戦士9+7成功

           少女野伏12+7成功

           兎人戦士8+8成功

           圃人白魔導士10+3失敗

           豚人術師9+6成功

           疾走剣客7+8成功

 

判定②先制判定+移動力 目標値:20(統率技能使用可能)

           少年剣士17+10成功

           少年戦士26+9成功

           少女野伏26+8成功

           兎人戦士31+11成功

           圃人白魔導士23+10成功

           豚人術師21+3成功

           疾走剣客31+5成功 

            全員成功

 

鋼鉄等級冒険者一党は辛くも難を逃れましたが、白磁等級一党とは分断されてしまい当初の目論見が完全に裏目に出てしまった

 

「つーか、まじか!あいつら真面なのか!? この橋つかってんじゃねーのかよ!?」と少年戦士が叫びます。

 

白磁等級冒険者は襲い掛かってきた小鬼18体+大小鬼3体の部隊と戦闘を行いながら只人軍曹の指揮で撤退戦に移っています。

 

新参魔術師が”成長”の真言を一つ用いた簡易伝令で「崖下に降り、対岸に渡れる場所を捜索しそのまま入口まで撤退する」と連絡してきました。

そして連絡した通り白磁にしては見事な手腕で小鬼達を蹴散らした後、崖に沿って下りながら撤退していきました。

 

恐らく疲労はしていても呪文資源(リソース)を一切消費していない新来一党と新参一党は小鬼の襲撃を掻い潜りながら無事に撤退を成功させ、現時点で得られている情報を確実に依頼人へ届けてくれることでしょう。*23

ここから先は白磁等級が撤退したため鋼鉄等級一党のみの冒険となります。

 

失敗した人は処理②へ進む*24

 

         イベント③ 吊橋崩れ Clear

 

           

という事で、今回は長くなりすぎてしまったからここまで! 具体的に言うとこれ書き終わった頃には私もうコロナ治っちゃったのよねぇ~。 最長編なんじゃないかしら?

 次回は吊り橋崩れのイベントクリア後からどうして小鬼山の真相へと冒険者たちが近づくわ。

 皆もINTロールの用意をしておくことね…………。

 という事で今回は大蛇丸から皆様よりクリスマス代わりにこちらを口寄せしたわよ。

 今日はとっても楽しかったね。明日はもっと楽しくなるよね、ハム太郎!*25

 

 

 

 という事でお疲れさまでした、ハイエドテン!

 

 

*1
こんなところで世間話をするな大蛇丸! というかお前コロナ感染症にかかってしまったのか! なぜもっと早く私に相談を(中略)

*2
なんだか変わり身の術のみたいに便利な武技ね

*3
茶色い上等なキルトね

*4
人物設定は後書きを参照する事ね。

*5
金額にして255×6で1500枚強

*6
◆WRVdP.MTx6さんが仮作成した小鬼の山のシナリオをとりあえず回せるように手直しと改修をした物。所々に漂うスカイリムエッセンスは改修者の趣味である。ドラゴン語を訳すとキン(生まれる)ゴリル(小鬼が)ストルンマー(山)となり産鬼山の逸話と一致する

*7
ダラ毛虫先生の作品『ゴブリンスレイヤー:ワンイヤー・ビフォア』で登場した冒険者一党よ。小鬼に故郷を滅ぼされた過去があるわ! 順調に実績を重ねて鋼鉄等級になった彼らは装備を改良しているみたいね。

*8
原作小説一巻で、ゴブスレさんを装備ぼろーい、とか陰で言ってた白磁等級の一党。未帰還。なお彼らが向かって帰らなかったゴブリンの巣は、ゴブスレさんに行殺された。しかし今回、彼ら一党に軍服を纏った只人の銃士が原作とは異なり仲間に加入している。戦闘経験豊かな彼の存在が彼らの命運を好転させることは想像に難くない

*9
竜騎兵先生の作品『四方世界のグランド・アルメ』から登場。ワーテルローの戦いで戦死しかけた異世界転移者。満身創痍の状態で四方世界に転移するも宿屋を営む只人の男性に保護され、回復する。元の世界に戻る方法が見つける為に、かつての愛銃の代わりに湾刀と空気銃(ダートガン)を携え冒険者になった。

*10
ゴブリンスレイヤーTRPGの冒頭小説や各章扉小説に登場する冒険者一党。頭目の只人戦士、弓持ちで野伏の只人斥候、戦女神を信仰する外套と下着鎧を身に付けた半森人の神官で構成されている。新人でありながらゴブリン相手に慢心せず、呪文が使えなくても戦える冒険者を勧誘しようとした。ゴブリン退治しにゴブリンの巣にやって来たのはいいものの、実は《転移》の罠が仕掛けられた、邪神官の根城であった。薬と装備を整えたものの、水や食料をそんなに買えず、更に魔法職を勧誘しなかった事が仇となって苦戦する。邪神官を討伐し、迷宮を脱出した途端にドラゴンと遭遇してしまうが、何とか生き延びた。生還後は反省を活かし、新たに圃人の女魔術師を仲間に加える。

*11
クエスト:下水道の魔術師で登場した圃人魔導士その人である

*12
先輩受付ミスト・レックス

*13
彼が頻繁に遠征を繰り返していたのには理由があるわ

*14
というわけで小鬼の呪術師と配下の小鬼たちを束ねて見せた小鬼の統率者が群れの暫定ボスなのよ、でも"小鬼だけしかいないわけじゃない"からその点の注意は必要ね。まあ先に諸君らに言っておくとデーモン、悪党の類は今回、登場しない。舞台設定に合わないからねぇ

*15
1d5(1ブラックブライア,2シルバーブラッド,3シャッターシールド,4バトル・ボーン,5エリクール)

*16
失敗すると小鬼9体+大小鬼3体との省略戦闘が発生し自動クリア

*17
失敗すると小鬼9体+大小鬼3体との省略戦闘が発生しイベント①自動クリア

*18
ここで使用した回転斬りはロールプレイ上の演出だから消耗点は加算しないわよ

*19
大成功は失敗者1名分を帳消しにできる

*20
大成功は失敗者1名分を帳消しにできる

*21
7体登場

*22
冒険者達にとってはそんなこと知る由もないけれどおそらく産鬼山の要所を巡回し警備しているのでしょうね。 小鬼包囲網の件もあったし侵入者の報告を察知した小鬼側の手によって警備を強化していたのかもしれない

*23
壊滅ロール1d3が両一党とも1で無事に生還できたことを暗示したため

*24
処理②:失敗者+(参加者)と小鬼9体+大小鬼3体の省略戦闘

*25
ピケッ!






依頼人:実業婦人 本名メイビン・ブラックブライア
 小鬼退治の依頼で、白磁から鋼鉄までの冒険者を金等級相当の依頼料(350枚)で雇えるだけ雇いたいといって受付嬢ともめていた人。メイビン婦人は銀貨750枚くらいまでならポンと出せてしまう位には成功した大商人。元は奴隷から成りあがった元冒険者で冒険者等級相応の依頼料を熟知している。
 そのため『小鬼退治』で『白磁から鋼鉄級』の冒険者を一定数確保するために、このような依頼を行っているが担当した受付嬢(頭お花畑)の差し出がましい忠告のせいで無駄な時間を取られている。

B,Bホールディングスを取り仕切る女傑。
複数の農場や鉱山や製材所と蜂蜜酒醸造所、リンゴ酒醸造所、を所有している奴隷上がりにして冒険者出身(ダイ・カタナ時代)の女傑。彼女が指パッチンすると闇の一党や盗賊ギルド、密偵ギルドに国軍まですぐにすっ飛んでくるのだとか。

小鬼殺し一党関連のクエストにどこから参加する?

  • 森人の古砦(未参加で貴族令嬢一党生存)
  • 森人の土地のオーガ将軍退治
  • 水の都の地下水道攻略
  • 牧場防衛戦(ここは必ず参加)
  • 牧場防衛戦以外参加しない
  • 全て参加
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