[完結]わすれじの 1204年   作:高鹿

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09 - 06/20 進路について

1204/06/20(日) 自由行動日

 

長雨も終わり、清々しい晴れが覗いたのをいいことに東の街道で魔獣相手に体を動かしていると誰かがトリスタから出てくる気配を感じた。アタリをつけながら一段落したところで振り返ると、深い湖水のような髪色を湛えた女性が立っている。うん、やっぱりVII組のラウラさんだ。先月の旧都組の一人。

 

「おはようございます」

「……む、おはようございます、先輩」

 

何か言いたげな表情をして黙っていたので、こちらから話しかけてはみたけれどあまり芳しい反応ではなかった。挨拶を間違えただろうか。

 

「何か御用ですか?」

「ああいや、そう言うわけではないのだ」

 

ふむ。けれど何も用がなければ戦い終わった人間に近付く人ではなかろうと思う。なんせ帝国剣術の双璧を誇るアルゼイド流の後継者の方だ。それがどれだけ危ないことであるかだなんて身をもって知っているだろう。

戦闘による高揚というのは本人が気が付かないうちに精神を支配する。場数を踏めば制御出来る範囲は増えるけれど、相手がそうであるかというのは実際のところ対峙しないとわからない話でもあるわけで。

 

「……すこし戦ってみますか?」

 

くるりと手元のダガーを回し、そう誘ってみる。すると迷いのような色を秘めた瞳はそれでも私を真っ直ぐと捉え、その手に力が籠るのが確認出来た。自分の口角が上がるのがわかる。アルゼイドの中でも主流とされる大剣の担い手と戦うなんてそうないだろう。

 

「レギュレーションはお互いARCUSの起動はナシでどうでしょう」

「……先輩相手に不遜ではあるかもしれないが、それならば私に分があるのでは」

 

大剣と両剣。手数で言えばどう考えてもこちら側が多いけれど、ARCUSで身体強化が出来ず、また支援が見込めないタイマンである以上圧倒的な力でねじ伏せられる大剣に利があるというのは彼女の指摘の通りだ。そして彼女は私よりもずっと長い間、剣という道に向き合ってきたのだろう。

だとしても。

 

「それは私に膝をつかせてからもう一度どうぞ」

 

果たして、結果は。

 

 

 

 

「────下されはしないが、下しもできない、それが解せないって顔ですね」

 

お互い汗をかき、こめかみを伝うそれを乱暴に拭ったところで私は剣を納めた。するとラウラさんは一瞬だけ両の手に力を込めたのち、ふっと肩の力を抜いて同じようにその切先を下げてくれる。

 

「先程は、その、申し訳ありませんでした」

「気にしていませんよ。それに、単純な力量でいったら貴方の方が上でしょう」

「ご謙遜を」

「いえ、これは謙遜ではありません」

 

多少流すつもりではあったけれど、それは彼女が『迷って』いたからだ。そういう相手に全力を出して仮に下すことが出来たとして、流派に属しもしていない自分の剣では意味はさほどもない。これがハイアームズ侯爵閣下の御子息のように居丈高になっている、というのであれば鼻っ面を圧し折るという意味でなくはないが彼女は別にそうではない。

 

「貴方に一対一で勝てる二年生は少なかろうと思います」

 

これは事実だ。勝つと言うのは存外難しい。特に帝国で古い歴史を持ち洗練されてきた剣術に幼少期より触れてきたともなれば、学院に入って初めて武器を持った人間なんて十人いても勝てる見込みはない。

 

「ですが、負けない二年生なら、いくらでもいますね」

 

基本戦法として多対一を作り出す身として、倒しきれずとも倒されないというのは得意中の得意であるし、多少は修羅場をくぐっている身としてその自負はある。今回はあえてそういった戦い方をさせてもらった。どことなくそういう必要がある気がして。

そしてそれが、どうにも彼女の弱いところを深く刺してしまったのか、戦い始める前に浮かんでいた迷いの色を強いものにさせてしまったようで。

 

「私の剣はそんなに、わかりやすいのでしょうか」

「……真っ直ぐなことは決して悪いことではないです。もちろんそれが弱点になることもあるかとは思いますが、強い力になる方もいるかと」

 

剣への、戦闘スタイルへの迷い。ずっとその道と向き合っていたであろう彼女がこうまで揺れている。

つまり戦闘やこの会話から導き出される事態として、仮に彼女の剣を正道とするなら邪道に属する戦い方の生徒がVII組にはいたはずだ。フィー・クラウゼルさん。猟兵上がりの推薦入学者。

加えて更なる勝手な憶測をするのなら、確か五月の特別実習で彼女は自分のことを(特に隠してはいなかったが改めて)明かしたと記されていたので、その辺りでラウラさんの中で結論が出せていないのではないか、と。

 

「相手のことを肯定できない、というのもアリだと思いますよ」

 

現に私はアンに対してそういう気持ちで握手をした。是とは出来ないけれど、理解出来ないことを理解していればいい、というところから始めたのだ。

ラウラさんは私の言葉にか目を瞬かせるので、それに笑いかける。

 

「なんて、お節介でしたか」

「いえ……かたじけなく思います」

 

お礼と共に頭を下げられ、彼女がそのままトリスタの方へ戻っていくのを私は見送った。

そうしてすこし長めに息を吐きながら大剣をいなすダガーを持っていた手をゆるく開閉させ、残っていた痺れを取る。何でもない風情を装いはしたけれど、今まで戦った二年生の誰よりも彼女の剣は重かった。それでも私は大したことないように振る舞わなければならなかったのだ。

フィーさんについては今しがた推測に至れたわけだけれど、そもそも『そういう戦い方がある/それをしなければならない時がある』というのを真正面から受け止めてもらうために私は強い人間を演じる必要があった。その結果がいつ出るのかはわからなくとも、だ。

 

────まぁ、でも、上級生の矜持が関わってないとは、言わない。

 

 

 

 

「で、どうしてトワ会長たちがいるんですか?」

 

その後、寮へ戻りシャワーを浴びて試験の見直しをしていたところでジョルジュから連絡をもらい、キルシェに寄ってから街道で待っていたら、バイクを携えたアンとジョルジュとともに現れたリィンくんからもっともな質問が差し出された。

まぁ導力バイクの試験を手伝ってくれと言われて街道に出てきたら先輩が三人追加でいると言うのは明確なツッコミどころだろう。正しい。

 

「あはは、アンちゃんたちから事前に話は聞いてたから、仕事の息抜きがてら応援させてもらおうかなって」

「私も似たようなものかな。アンやクロウ以外にも操縦出来るならバイクの未来は明るいし」

「ま、オレの方は半分冷やかしか。前にも言ったが、そいつを完成させるために協力してるもんでな。万が一ヘタでもこいて、壊すようなことのないようプレッシャーをかけに来たってわけだ」

 

依頼としては部外者ではあるし、先輩に囲まれているとなるとちょっと緊張してしまうかもしれないが多めに見て欲しい。クロウの言い方はどうかと思うけれど、激励には違いないだろう。多少捻くれてはいるが。

 

「も、も~、クロウ君たら」

「リィン君、クロウの言ったことはもちろん気にしなくてもいいからね。マシンのことはさておいて、とにかく安全第一で頼むよ」

「は、はい……ありがとうございます」

 

そうしてバイクを街道入り口の外まで転がし、リィンくんが跨がる。うん、身長がアンよりは少し高いけれどそこそこ似ているからかわりと様になっているんじゃなかろうか。

アンとジョルジュで必要な操縦に関わる手順を教えているのを三人で眺めているとトワが、ふふ、と笑うのがわかった。

 

「まさか導力バイクにリィン君が乗るなんてねえ」

「そうだね、ちょっと感慨深いというか」

「まさかそう言う意味でも縁が出来ちまうなんてなあ」

 

クラスの違う五人で制作に携わったバイクに、ARCUSという意味で直接的な後輩に当たるVII組──リィンくんが新たに加わるというのは何だか嬉しい気分になるもので。

 

「あ、そうそう、来週バイク貸してくれるって」

「おう、じゃあ覚悟しとけよ」

「何それ」

 

くすくすと笑いながらクロウの二の腕に頭を軽く預けると、髪の毛をぐしゃぐしゃにされてしまった。全くもう、と遠慮のないぐしゃりかたをされてしまったので整えると、トワがまた笑っている。今日も大きな会議があったみたいだし、プール開きや学院祭その他諸々が控え忙しくしている彼女がそんな表情を落としてくれるなら、まぁこんなコントみたいなことをやった甲斐もあるだろうか。

 

「クロウ君とデート?」

「そうそう、前に自然公園行こうねって言ってそのままだったから」

「今の季節ならいろんな植物が元気そうだし、いいね。楽しんできて」

 

可能ならトワにお茶でも買って帰ろうか。それならたまに生徒会室に集まった時にでもみんなで飲んだり出来るかもしれないし、そうでなくてもアンが勝手に淹れたりもするだろう。ジョルジュには大市で美味しそうなお菓子があれば買っていきたい。うん、楽しみだ。

 

「それじゃあ、さっそく始めようか?」

「はい、では行ってきます!」

 

レクチャーが終わったのかそんなやりとりが聞こえてきたので三人で見やると、アンとジョルジュが離れリィンくんがバイクを始動させ、鉄の体に預けた姿は排気音とともに街道の向こうへ消えていく。

 

「フフ、どうやら無事に発進できたようだ」

「なかなか綺麗に走っていったねぇ」

「さて、帰って来たらどんな顔をしてやがるかな」

「リィン君ならきっと気に入ってくれると思うけどね」

「えへへ、だといいね」

 

全員でそんな好き勝手なことを言いながら街道脇でシートを広げてのんびり待つことにした。席はトワ・アン・ジョルジュ・クロウ・私といういつもの形で円座だ。

 

「で、アンから見てリィンくんはどう?」

「うん、見込みのある少年じゃないかな。飲み込みも早いし、何より素直だ。まあ、あのスムーズな発進を見ればセリも分かったろうが」

「あは、まあね。でもアンの口から聞くのも大事だし」

 

買ってきていたドーナツをみんなで頬張りつつ、キルシェのアイスティーで口の中を潤して。贅沢な休みの日だなぁ、なんて心が緩んでくのがわかる。

 

「まぁ聞くところによるとVII組の実習レポートは分かりやすいみたいだしな、今回のバイクレポも期待していいだろ」

「ARCUSのレポートは僕も読ませてもらってるけど、なかなか興味深いよ。たまにリンク断裂の事故も起きてるみたいで」

「それ昔のアンちゃんやクロウ君を思い出しちゃうねえ」

 

トワの言葉に二人が若干バツの悪い顔をするので思わず三人で笑ってしまう。まぁでも人数が多いゆえにそういう話はこれからも出てくる可能性がある。そういう時に、断裂自体が悪いことではないのだという話はして行けたらいいなと思う。

まぁ、マキアスくんとユーシスくんの話は一応、リンクに関しては一旦の収束を見せたらしいけれど。本人たちの自認の仲がどうであれ、大きな前進だ。

 

「懐かしいねえ。……ま、そろそろ昔を懐かしんでばかりもいられないけれど」

 

私の言葉に、確かに、という形の頷きが返ってくる。そう、進路の話が出てくる時期だ。

 

「セリちゃんは帝国時報からお誘いがかかってるんだっけ?」

「マジかよ。早くねえか」

「耳聡いなぁ。トワは」

 

おそらく去年の一件で目をつけてくれていたのだろう方から、そういう話は確かに来ているけれどこの時期に二つ返事でというわけにもいかないので保留にしてもらっているところだ。先方からもいろんな道を知って、精査して、その上で選んで欲しいとも言われている。

 

「と言っても専任記者としてじゃなく、荒事用心棒で記事書いたりカメラ扱えるならラッキーって感じの話だよ。どうも一人行動するきらいのある方がいらっしゃるみたいでね」

「ああ、それでセリに」

 

得心した風にジョルジュが頷くので、話題の先をそちらに向けてみる。

 

「ジョルジュは卒業したら今度こそ工科大学の方に?」

「まあそうだね。一応はそのつもりだよ」

「フフ、これ以上ジョルジュが大学入りを遅らせたらいろいろ困る場所も出てくるだろう」

 

昔馴染みであるアンがそう言うのなら、まぁそうなんだろう。ただでさえ大学入りを遅らせて学院に入っているというのも何があったんだかと言う話だろうので、もっと大きな設備で開発出来る環境の方がジョルジュの手腕を活かせるのではないかと正直常思っていたことではある。

 

「アンちゃんは?」

「私は……そうだな、愛機と共に大陸を巡るのもいいかもしれないとね」

「豪快な話だなおい」

「アンらしいけどね」

 

私も帝国を巡りたいとは考えているけれど、アンは既にそれを学院に入る前にあらかたやり終えたようで人生のスピードと規模が違いすぎると感じたこともある。それでも私は私なりの速度と方法でやっていくしかないのだ。

いろんな土地を見て回るのは大事だよね、とアンの旅に同意しているトワを見て、そういえばとこの間小耳に挟んだ話を思い出す。

 

「この面子しかいないから言うけど、トワの方はどうなってるの?」

「えっ」

「各種公的機関から打診頂いてるって」

「……セリちゃんその話どこから?」

「内緒」

 

ミヒュトさんから振られた話なので隠すようなことでもないのだけれど、あのトワを出し抜けた表情が見れたのでそんな風に秘してしまった。まぁ私も言っていないことを把握されていたのでお互い様ということで。

 

「うーん、まぁセリちゃんの話は置いとくとしても、私も迷ってるんだよねえ」

「そうだろうねえ」

 

ミヒュトさんから聞かされた後にそのまま会話に乗って引き出したところによると、政府筋の中でもトワの進路について牽制が始まっているらしく正直ちょっと乾いた笑いが出たぐらいだ。羨ましいとかではなく、なんだろう、それだけ偉くなっても人材の取り合いって発生するんだなぁという意味で。

 

「まぁトワはいずれ自分で答えを出すだろうが、クロウはどうなんだ?」

 

ここまでで茶々を入れながらも自分の話をしなかったクロウにアンが水を向けると、ドーナツを咀嚼しながら苦い顔をする。

 

「どうせどっからも打診なんか来てねえよ」

 

不貞腐れたようにそういう姿がかわいらしくて、思わず顔が綻んでしまいそうになるけれどそこはグッと堪えた。さすがに進路について話している時に笑うのは人として無い。

 

「いやそもそも、私が言うのも何だけど普通進路って打診されるものではないんじゃない?」

 

それこそ正規軍や領邦軍に志願したり、大学に進んだり、就職活動をしたり、そういうのを経て自分の進路を決めるのが大半だと思う。けれどもARCUS試験運用面子は元々その能力と適性を買われて参加しているので、半数がこうなっているというのも致し方ないというか。

そしてクロウの場合、勉強すれば点が取れるんだから別に頭が悪いわけではないけれど、そもそも授業サボりがちで教官陣の心象が良く無いと言うのがネック部分だと思う。

 

「本当にお前が言うこっちゃねえんだよな」

「ま、私も本格的に進路を決めているわけでは無いから、そういう意味ではクロウと同じか」

「卒業までには決まってんだろうよ、……多分な」

「もう、クロウ君にはセリちゃんがいるんだし、ちゃんと考えなよ?」

「わあってるっつうの」

 

たぶん反射的な応酬なのはわかっているのだけれど、それでも、クロウの未来に自分がいるのだなぁ、なんてちょっと嬉しくなって頬が熱くなる。

学生の間だけの関係では、無いと思っていいんだろうか。いやもちろん卒業とかで別れるつもりは毛頭無いけれど、自分の感情が重いんじゃなかろうかとはわりと自問自答しているので、うん。

 

「お、セリが赤くなっている」

「アンはどうしてそういうのを目敏く見つけて指摘するかなぁ!」

 

円座の正面にいるから見えやすいと言うのはあるだろうから、たぶんその隣にいるジョルジュにも見えていただろうけれどそれを指摘すると言うのが全くもってアンゼリカ・ログナーだ。

そして思わず声を荒げてしまったけど、それをしたところで顔の熱が引いてくれるわけではなく、隣でクロウがその理由に気がついてしまっただろうし、もうなんだこれ。

 

「いやすまない、セリがあんまりにもかわいい表情をしていたから」

「おう、見せもんじゃねーぞ見るな見るな」

 

言いながらクロウがアンの視界を塞ごうとしたところで、私は手で顔を扇ぎながら遠くから聞こえてくるバイク音に意識を取られていった。なんか似たようなことが前にもあった気がする。

 

 

 

 

バイクの音が近くなってきたところで各々立ち上がり、シートなどを片していく。ちょうどいいところでリィンくんの操るバイクは街道に止まり、上がった顔は至極楽しそうなものだった。うん、見えている限りハンドリングも丁寧だったし、停止線もおそらく意識したところで止まれているんだろう。そういう手応えを感じる。

 

「どうもお疲れ様、リィン君」

「それで、実際に乗ってみた感想はどうだった?」

「ええ、なんというか……こんな乗り物があるんですね。力強い加速にエンジンの振動、そして全身に受ける風──乗馬ともまた違う、まさに未知の体験でした」

 

興奮冷めやらぬといった風情で笑う彼にアンが見込みがあると言い、その姿に私たちも相好を崩した。本当にいい人に試乗してもらえたのだなと。

 

「やれやれ、まるでガキみたいな顔してやがる」

「いいじゃん、楽しそうに乗ってくれるなら何よりだよ」

「はは、確かに。しかし報告を聞く限り──どうやらほぼ完璧に乗りこなしてくれたみたいだね。まさかあのじゃじゃ馬をそこまで操ってくれるとは思わなかったよ」

「ああ、それも初心者なだけになおさら。何だか、良きライバルが出来たようで嬉しいよ」

 

腰に手を当てたアンが本当に嬉しそうな声を出すものだから、おお、とひっそり感心する。

クロウはある種『こちら側』だからかアンのそういう相手には入ることはなかったんだろうけれど、リィンくんがそういうポジションに入るというのは彼の操縦の賜物だ。すごい。

 

そうして詳しいことは技術棟の方に戻ってからにしよう、というジョルジュの促しにより取り敢えず元々の依頼関係者の三人以外はここで解散することになった。

 

「ふふ、アンちゃんもジョルジュ君も、すごく楽しそうだね」

「確かにな」

「ああいう姿はこっちも嬉しくなるかな。リィンくんが引き受けてくれて良かったよ」

 

そんな風にゆっくり歩いて、トワは学院へ、クロウは街中に、私は寮へと。

……そういえば来週着る服はどうしよう。ちょっとだけ小物を見に帝都に行ってみようかな。

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