寝台特急「あかつき」殺人事件   作:新庄雄太郎

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しかし、彼らにはアリバイがあった。


第4章 鉄壁のアリバイ

その後、彼女が長崎県警に連行された。

 

「だから、私は殺してなんかいないわ。」

 

「惚けるな!、アンタが駅で降りるところを確認されているんだよ。」

 

「そうよ、私は殺してなんかいないって。」

 

南は、彼女に話を聞くことにした。

 

「それ、本当なのか。」

 

「ええ、そうよ。」

 

「私はその時から、レガートシートに乗っていたんだから。」

 

彼女の名前は、飯山 夕子、21歳。

 

「なるほど、つまり飯山はレガートシートに乗っていたんだな。」

 

「ええ、そうよ。」

 

と、乗車券と特急券を見せる。

 

「なるほど。」

 

「個室寝台へ行ったのは、私の友人の刹那と先輩よ。」

 

「君は、その先輩の名前はわかるか。」

 

「ええ、名前は尾崎 渉、尾崎先輩よ。」

 

「その男とはどういう関係なんだ。」

 

と、高山は言う。

 

「先輩は、私が大学のサークルで一緒なんだから。」

 

「おう、大学の先輩か。」

 

夕子の友人である、水城刹那と尾崎良介も任意で話を聞くことにした。

 

「でも、その女が俺が殺したって言うの。」

 

「いえいえ、飽くまでも参考なので。」

 

「その女がどうやって死んだんですか?。」

 

「瓶入りのウイスキーに毒物が混入されていたんです。」

 

「俺が、毒を入れたって言うのか。」

 

「そうよ、先輩はそんなことしないわ。」

 

と、刹那は言う。

 

「じゃあ、あなたはずっと個室に。」

 

「ええ、そうよ。」

 

「俺が誘ったのは刹那と夕子と公子だけなんだから。」

 

「なるほど。」

 

飯山と尾崎と水城と磯川は同じ旅行メンバーって事が判明された。

 

「これから、どこへ行くんです。」

 

「この後は、ハウステンボスへ行くのよ。」

 

「なるほど。」

 

「それで、帰りの方は。」

 

「帰りは特急に乗って博多から新幹線に乗って帰るんだから。」

 

「そうですか。」

 

そう言って、3人は長崎を観光していった。

 

「とんだ春休みになったな。」

 

「とにかく、我々は小池を逮捕しないと。」

 

「ええ、何処へ逃げたんですかね。」

 

高山は、すぐに高杉班長に報告した。

 

「何、寝台特急「さくら」には乗ってなかった。」

 

「ええ、どうやら別の列車に乗った可能性があります。」

 

「そうか、2人は引き続き捜査を続けてくれ。」

 

「わかりました。」

 

と、携帯を切った。

 

「問題は、どこへ行ったかだ。」

 

「どこだと思います。」

 

「小池は、拳銃を持っているから。」

 

「きっと、強盗するんだ。」

 

「考えられますね。」

 

と、高山は言った。

 

「問題は、どうやって毒殺したかだ。」

 

「と言う事は、「あかつき」の殺人は別にいるって事ですね。」

 

「そうだ、高山。」

 

「何。」

 

「小池はどこへ消えたんですかね。」

 

「そこなんだよ。」

 

そして、ほぼ同じ頃佐賀市内で殺人事件が起きた、犯行に使われた凶器は東京で起きた真田刑事射殺事件で使われたデザートイーグルと判明した。

 




そして、佐賀で強盗殺人事件が起きた。
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