寝台特急「あかつき」殺人事件   作:新庄雄太郎

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いよいよ、最終章になりました


第8章 事件解決

「なるほど、手配中の小池は佐賀で下車してサラ金を襲い嬉野温泉へ行って偽名で1泊し、そこから特急に乗って長崎へ向かった。」

 

「そうです。」

 

「ところで、個室寝台の殺人は。」

 

「ええ、調べによると京都から「あかつき」に乗り、犯行は三宮から姫路の間と考えられます。」

 

「ほう。」

 

「つまり、個室寝台の殺人は誰かにウイスキー瓶を渡したのか。」

 

「はい。」

 

「と言う事は、犯人は男か女のどっちだろうか。」

 

そこへ、1人の公安隊員がやって来た。

 

「警部、不審な客が博多で目撃されています。」

 

「えっ、それ本当か。」

 

「はい。」

 

「もしかして、20代から30くらいの人だね。」

 

と、南は言う。

 

「わかった、犯人は女装していたんだよ。」

 

「なるほど、犯人は身分を隠して女装したって事か。」

 

「いやー、しかし犯人は女装していたなんてちっとも気づかなかったな。」

 

「ええ、まずその人が犯人と見ていいでしょう。」

 

「わかりました、早速その線で捜査してみます。」

 

長崎県警は、1人の男が判明した。

 

「容疑者と思われる男が分かった。」

 

「ええ、名前は市川 典助だ。」

 

「わかったよ、市川は姫路から岡山までは女装していたんですよ、他の客は眠っているから、何処かで着替えたから誰も気づいていない。」

 

「恐らくそうだ、そこで市川は博多で下車した。」

 

「と言う事は、博多から長崎へ行くには特急「かもめ」に乗り、長崎へ向かった。」

 

「南主任、「あかつき」が博多に着くのは何時ですが。」

 

寝台特急「あかつき」

 

京都発 20時32分

 

博多着 6時04分

 

「そこから、博多で下車して特急に乗ったんだ。」

 

と、調べて見ると。

 

特急「ハイパーかもめ1号」

 

博多発 7時02分

 

長崎着 9時05分

 

「そうか、犯人は京都から「あかつき」に乗り、博多で「かもめ」に乗って長崎へ向かったのか。」

 

「はい、その通りです。」

 

「そうか、犯人はこんな計画していたって事か。」

 

「はい。」

 

そして、2時間後長崎駅で市川は確保された。

 

「あいつ、尾崎と付き合っていたから許せなかったんだよ。」

 

「だから、殺したのか。」

 

市川は磯崎と尾崎と付き合っていた事を恨んでの犯行を自供した。

 

「これで、個室寝台の事件は解決したな。」

 

「ええ。」

 

そして暫くして、長崎付近へ歩いていると。

 

「あれ、この男は。」

 

「あっ、小池だ。」

 

「待てー。」

 

「や、やべぇ。」

 

そして、南と高山はコルト・ローマンを取り出した。

 

「おい、小池もう逃げられねぇぞ。」

 

「野郎。」

 

ドガーン。

 

と、小池はデザートイーグルを1発発砲した。

 

バキューン。

 

高山は小池の方に命中した。

 

「ぎぁぁっ。」

 

「小池、お前を逮捕する。」

 

と、南は手錠をかけた。

 

こうして、寝台特急「あかつき」の殺人事件は強盗殺人犯の追跡で、個室寝台の毒殺か起きるという痛ましい犯行だった。




劇中の列車時刻は平成4年のダイヤを使用しています
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