俺はしばらく頭がボーっとしてまた顔を赤くする。
ショウ先輩に言われたことが恥ずかしくてたまらない。
あー、思い出して来たらニヤニヤしちゃうな。
周りからはどんな風に見えてんのかな、キモイとか思われてないかな。
また思い出す。
「フフッ、フフ。」
やっば、また笑ちゃった。
「アイツなんで笑ってんの?ひくわー。」
そんな声が聞こえて我に戻る。
俺、ソンナニヤニヤしてた?印象最悪じゃん。
「何、ぼーっとしてる。さっさとしろ。」
後頭部に痛みが走る。
「イテっ!!?」
「ニヤニヤしててキモイんだよ。」
今度は軽いビンタが飛ぶ。
乾いた音が走る。
頬と頭をさすりながら後ろを見る。やはり教官だった。
「何するんですか!!普通にパワハラですよホントに!?」
「ぼーっとしてる奴が悪い。」
ばさりという音が近くからする。
橘さん(推定)が書類を落とし
ピシリと響いた最悪だ。
「ねぇ、橘君。何も見てない。そうだね。」
「.....。」
「リピート アフタ ミー?」
「はい!!私は何も見ておりません!!課長殿!!」
「それでいい。」
そう言い残してどこかに行ってしまった。
橘さんは哀れなまなざしを向けてる。
「お前、ダイジョブか?」
「大丈夫じゃないですよ!!」
なぐさめの言葉帰ってくる。
俺は感じた「あぁ、この人はまともな人だ」。
涙が出てきた。
「何で泣いてるんだ?」
「いや、何でもないです。いい先輩だなって。」
「何で褒めるの!!?」
その後は「ま、頑張れや。」って言ってもらえて嬉しかった。
「ほら、現場に向かうぞ。後、シミがついてるぞココ。」
コーヒーを朝暑くてこぼしたところだ。
「まぁいいや。現場、行くぞ。俺はC班だから。」
走って消えてしまった。
♢
車の中で揺らされた後、現場についた。
住宅街の森が広がっている。
「俺達はここで探索すんのか。」
しばし、探索したが一向に見つからない。
そこで知り合いを見つけた。
「
手を振りながらそう言うと『うわっ』って感じの顔で見てくる。
その後に後ろを向いてどこかに逃げようとしている。
「待って!!何で無視するの⁉」
急いで走って追いつく。
50mくらい走った。
「ハァハァ、足早すぎるだろ。」
「近づかないで.......、ウザイ。」
ストレートに言葉のナイフを突かれた。
「そんなこと言わないでくれよ。傷付くだろ。」
「キモいしうるさい。邪魔、どいて。というか、半径2mに入らないで。」
「何でそんなこと言うんだよ!?酷すぎるぞ、泣くぞ?」
思春期の妹みたいなことを言う普通に傷つくんだが?
妹居ないけど、姉はいるけど。
「そんなことより、大きくなったな。3年くらい会って無いんじゃ?もう高校生?」
「一回で言うことが多い。後、何で急に話しかけてきたの?」
表情を変えずに質問を質問してくる。
「いや、それは久しぶりに会ったから。後、刑事だから。」
胸を張って言う。
「刑事?冗談なら寒い?」
「ホントだよ!!マジだから。」
軽い口論?をしていると橘さんが来た。
「おい、何で。民間人と口論になってるんだ。てか、誰だ。そいつ。」
「幼馴染ですよ。
「美倉 史?あぁ、
その言葉の聞き、史は眉をひそめた。
「あれは冤罪だったじゃないですか。」
「いや、まぁそうだけど。当時はまだ小学1年の少女が人殺し!!って報道されたんだぞ。いやでも覚えたぞ。」
橘さんは『ごめんごめん。』と笑いながら頭を下げる。
「嫌でも、第一印象が女性と関わりなさそうなお前にガールフレンド(仮)がいるなんてな。」
「今、仮って思いませんでしか?そういう橘さんは恋人いるんですか?」
からかっていた橘さんに反論すると『いるわけ無いだろ。』と言った。
同志だったようだ。俺たち二人よりショウ先輩の方がモテているかも。
「でも、俺は寂しくないぜ!可愛い弟がいるからな。」
「こんなことしてる場合じゃなくて、犯人探さないと。」
「あぁ、そうだな。犯人の服は全身黒で。」
犯人の特徴を思い返している。
「犯人?」
ずっと蚊帳の外にいた史が口をはさむ。
「あ、この前起きた。パチンコ屋の強盗犯がまだ逃げてるから、捜査してるんだ。」
その後は別れ....の前に
「あのさ、史。俺が絶対に犯人捕まえるからな!!」
そう言い残し別れた。
「犯人、居ませんねぇ....。」
「まぁ、こういう時こそ地道に探すのが大切なんだ。」
少し歩くと廃ビルが会った。
心霊スポットのようだ。
「匂うな。」
「匂うって何がですか?」
「犯人が居そうだ。いや、絶対いる。」
根拠のないことを断言した。
「何ですか。その自信?」
「刑事の勘だよ。勘。とりあえず入るぞ。」
そこにはツタが生い
「血痕?」
血が手すりについていた。
「おい、あっちに続いてるぞ。」
橘さんがしゃがみながら進んでいく。
ドアは閉まっていてゆっくりと近づいた。
「突入するぞ、今から3秒後だいいな、3,2,1、だぞ。行くぞ。」
3,2,1