ありふれてないモブたちによるトータス攻略RTA   作:gnovel

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今回はこの作品のモブ君に焦点を当てた話となっております。

次回はRTA形式となります

それではどうぞ


part.1  裏

「弁当だ、食え」

 

いつも僕に弁当を作ってくれて、見た目のイメージからかけ離れた口調で僕に弁当を押し付けてくる保井さん。僕はいつも思う、本当に僕なんかが受けて良い光なんだろうかと

 

僕の生まれや過去はお世辞にも良かったとは言えないものばかりだ。

 

僕はそもそも親が生まれつきいなかった。僕を作っては、どこかに逃げたそうだ。だったら何で僕を作ったんだ……僕が親を嫌いになるのも時間の問題だった。

 

さらに僕の体には夥しい数の火傷が出来ている……これは僕が孤児院のいじめっ子から受けた仕打ちだ。それから僕は火傷をした箇所を隠すように長袖など肌をあまり露出しない服装を好むようになった。学校の制服だっていつもそうだった。先生方を説得するのには苦労したけど、その苦労の甲斐はあったかもしれない

 

そして極めつけは火傷のトラウマからか、熱いものを食べるのを避けるようになった。熱いものを食べるとあの時の苦痛を思い出してしまい、体が受け付けないのだ……

暖かいものでさえ最近やっと慣れてきたばかりで、味噌汁などは少し冷ましてからなら飲めるようになった。

 

それもこれも保井さんのおかげだった

 

保井さんとは小学校からの付き合いで、いつも何かと気にかけてくれていたのを覚えている

 

いつも何も言わずに僕の傍に寄り添ってくれていて、僕が熱いものを食べれないことを知ると冷凍食品を中心とした弁当を作ってくれたりしてくれたけど、僕は怖くなった

 

一度聞いてみたことがあった『どうしてやさしくしてくれるの?』って

そしたら

 

『寂しそうだったから、あとわたしのわがままで』

 

隠そうともしない本心に僕は思わず笑ってしまった

そこからだった、僕があの時の悪夢を見なくなったのは、心地良い気分になったのは

 

僕はあまり人としゃべるのは苦手で、時々口当たりが厳しいものになってしまうけどそれでも変わらず接してくれた保井さんが僕には眩しく見えた

 

だからこそ僕は、尚更恐ろしくなった。怖くなった。何も見返りを要求しない無償の愛というものが、これまで無償の愛を受けてこなかった僕には、それは恐怖でしかなかったのかもしれない

 

ある日僕は保井さんから逃げ出してしまったことがあった。言い様のしれない恐怖に僕は負けてしまったのだ……

だけど保井さんは変わらず僕に追いついて

 

『逃げてもいいぞ。ただし私も追いつくがな』

 

保井さんの境遇も聞かされてきたけど、僕と同じで家族がいないというのに怖くないのかと誰かから向けられる愛情が怖くないのかと叫びながら問いかけたことがあった。

それでも

 

『私だって怖くないわけじゃない。だけどそれ以上にお前が心配だ。』

 

『どうして……!どうして僕なんかに……僕なんかに構ってくれるんだよ!!君のような……輝いている人間が……!どうして僕なんかを!!』

 

僕が泣きながら嘆くように、縋るように問いかけても保井さんはいつもと変わらない調子で

 

『ごちゃごちゃうるさい。黙って私の無償の愛とやらを受けろ』

 

……僕はこの日太陽を手に入れた。

 

僕だけの、僕だけを包み込んでくれる光

 

……僕だけの神様

 

それから僕は保井さんから殆ど離れなくなった。一度知ってしまったあの温もりを誰にも渡したくなかったからだ

 

休み時間だっていつも近くにいるし、帰り道もいつも一緒、スーパーで買い物をするのだっていつも一緒だった。休日もそうだ。

 

今自分がつけている眼鏡も保井さんからのプレゼントで貰ったものだ……もう数年も使い続けている

そしていつも貰ってばかりだから僕からもプレゼントをあげると保井さんはいつも決まって笑顔を見せて、僕に感謝してくれる。

 

この先も一緒に居てくれると信じて今日も僕は、保井さんからの無償の愛を享受するのだった。

 

……まさか、あんなことに巻き込まれることになるとは、その時の僕は思いもしなかった




主人公(操作キャラ)

見た目は身長が低めで黒髪短髪のロリにしか見えないが、発言と精神構造が漢女のそれ(もしかして→世紀末覇者)
モブ君をバチバチに依存させた過去を持つ


モブ君(仮)

クソデカ感情を主人公に向けている。見た目は茶髪の眼鏡で身長は割と高め
主人公を神様として見ている側面があり、信仰心に近い感情を抱いている
割と辛い過去を持っているが、主人公ちゃんにトラウマやら全部ぶっ壊されたので案の定依存した

男のヤンデレとか需要ありますかね?
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