深紅の瞳の魔法戦士   作:アキラ1

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短いです。


6話

今朝も普通に朝食が出た。

どうやら、ユウヤが狩った獲物を保存食にした以外は毛皮その他を売って生活費に回したらしい。

さすがのわが父ひょいざぶろうもユウヤが私に貢いだも同然の物を自らの開発資金にはしなかった。いや、しようとしたら、母ゆいゆいに張り倒されたらしい。

こめっこが連れてきたクロネコは結局ゆんゆんの家に引き取られた。こめっこは執拗に食べようとしたが、いつでもゆんゆんの家にお呼ばれできると聞いてあっさり首をたてに振った。

「今日もホーストにカツ丼をおごってもらおう。」

「待ちなさい、こめっこ。ホーストとは誰ですか?」

「遊んでいたときに子分になった。漆黒の魔獣もその時邪神の墓から出てきた!」

今、この子は何と言った?まさか、我が妹が邪神の墓の封印を解いたと言うのですか?

そう言えば、私が幼いときもあそこで遊んでいて封印が解けた中から現れた巨大な魔獣を魔法使いのお姉さんがその圧倒的な魔法で撃退した。

私はその凄まじい破壊力に魅せられて必ず習得することを誓った。お姉さんが使っていた魔法、爆裂魔法を。

 

 

「めぐみ~ん、学校行くわよ!今日から一緒に登校する約束でしょう?」

朝からのボッチ娘の呼び声に私は考えを中断して顔を上げた。

そう、邪神の墓の再封印がされるまで単身での登下校は制限されているのだ。

ゆんゆんに返答しようとして私は固まってしまった。彼女の後ろに、昨日私を背負って帰った浮気男の顔が見えたからだ。

「今日はユウヤも一緒よ、うれしいでしょう?」

「ユウヤが一緒でうれしいのはあなたではないですか、ゆんゆん。」

「うん、うれしいよ~。ユウヤと一緒なのももちろんだけど、こうやってめぐみんと登校できていっぱいおしゃべりできて、………前からくらべたらなんだか夢みたい。」

………ゆんゆんは、頬を上気させてほほえんでいる。

自分からクラスの輪に入っていればもっと前からこの顔ができたろうに。

「ユウヤ、あなたはどうですか?もちろん、ぼっちのゆんゆんだけでなく、この美少女の私と一緒でうれしいはずでしょう?」

うん?無表情のこの男をからかったのだけれど………❗こいつ、またもやわたしを横抱きにしてずんずん歩き出した~。

「こら、何をするのです。他の生徒もたくさん登校してるのですよ?早くおろしなさい。やめろ~」

「めぐみんてば、やめろというわりに、顔がにやけてるじゃない。もう、これで全校公認だね。なんかうらやましいな。」

「さっき、うれしいかってきいたな?

うれしいぞ。こうしてめぐみんをだいて登校できるんだからな。 」

まずい、からかうつもりが逆にからかわれている。

ゆんゆんは、にやにやしてるし、ユウヤは、わざと密着するように抱えているし、恥ずかしくないのかこの男は?

 

 

………結局、居合わせた男子生徒にもさんざんからかわれたし、なぜか校門に待ち構えていたあるえとねりまきの無言の眼差しが怖かった。




めぐみんも主人公を意識してます。
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