世界の変化に追いつけない   作:ありくい

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第三十四話

純が思ったより速く精神が壊れそうになったので仕方なく代わってやる。

「忘れろ忘れろ忘れろ」

「フンッ」

原因を腹パンして黙らせる。出来るだけサボりたいので、今のうちに対策を考えておかないといけない。

「≪鑑定≫」

能力値を確認すると、純の記憶にあるものとは大きく違っていた。

 

名前  友井 明子 

レベル 20

攻撃  40 (直接1間接39)+100

素早さ 40 +100

防御  40(直接20間接20)+100

魔力 67 +100

 

職業  魔法少女 5 

 

スキル 火魔法1 望みのために

 

全ステータスが上がることは私にとっては良くあることだが、望みのためにとは初めて見る。何の効果何だろう?さらに鑑定で詳細を見る。

 

≪望みのために≫

思いが強ければ強いほど、望みを叶えるために力が湧き、方法が示される。

 

とんでもないチートのような気がする。というか、これで私がサボれるようにしてほしい。

もし、このスキルを使い、あんな事になったとするならこの眼鏡っ子がやばい奴になるのでは?だって、魔法少女のコスチューム見られたくらいであそこまでの力でるって事は、そこまで忘れて欲しかったというわけでしょ?

試してみるか。

「≪代償強化≫≪身代わり≫」

「あれ、ここは?」

「明子」

「えっ、純」

「そのコスチューム、朝のアニメ見たいでかわいいね」

満面の笑みでそういった。

「忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ━━━」

「≪鑑定≫」

 

名前  友井 明子 

レベル 20

攻撃  40 (直接1間接39)+100

素早さ 40 +100

防御  40(直接20間接20)+100

魔力 67 +100 +1000

 

職業  魔法少女 5 

 

スキル 火魔法1 望みのために 精神魔法10

 

 

うわ、えっぐ。代償強化してなかったらやばかったじゃん。出し惜しみせずに内蔵全部やってよかった。

ともかくこれでだいたい分かったので、腹パンして黙らせた。

どうやら望みのためにで湧く力というのは魔法と魔力のようだ。ちなみに精神魔法というのは名前の通り精神へ攻撃する魔法で相手と自分の魔力の差で威力が変化する。場合によっては傀儡に出来るので、もし、あの勇者君が欲しいと願えば、今なら出来ちゃうだろう。

「流石に残したら何が起こるかわかんないかな。≪封印≫」

これで大丈夫だろうと、部屋を出てから私はあの空間に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前では、純がアニメを見ながらお菓子をバリバリ食べていた。見ているのは日常系のまったりとした奴だ。まああれの後だからね。

「純。終わったから代わって」

「後10分」

仕方ないので、私も横で見ることにした。ああー癒されるわ、この声優さん神。朝まで時間があるので次に次にと、見続けてしまい最終的にはワンクールまるまる見てしまった。

「じゃなくて純。もう終わり。そんなことより、眼鏡っ子のことを説明しまーす」

「眼鏡っ子って明子?何かあったの?」

こいつ、記憶が抜け落ちてやがる!あの方法でほんとに行けるんだね。

「あーじゃあいいや。なら、眼鏡っ子に明日の1時くらいに純の部屋に行けと言っておいて。話したいことがあるから」

「?分かった」

武士の情けじゃ。魔法少女のことは秘密にしてやろう。そう思っていたら、純が別のアニメを再生しようとした。え、私別の見たいのに

「さっさと戻れ!そんで見たことない奴見てきて!」  

そういって、追い出した後、戦闘系のアニメを見はじめた。

「あそこまで派手にしたら少しは楽しくなるのかな?」

そう思った。

 

 

 

 

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