世界の変化に追いつけない   作:ありくい

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第六話

「称号…?」

とりあえず確認してみる。

 

名前  深井 純

ステータス

レベル 10

攻撃  20(直接10 間接10)

素早さ 20

防御  20(直接 10 間接 10)

魔力 20

 

職業  スパイ1

 

スキル 変装1 隠密1 不死

 

称号  神の祝福

 

 

????が神の祝福にかわり、スキルが追加されている。

 

≪神の祝福≫

神が選んだ者に与えられる祝福。神は貴方を見続けている。スキル ≪不死≫を獲得する。

 

≪不死≫

死なない。負った傷は時間経過でもとに戻る

 

 

「ああ、なるほど。だから体が潰されても生きているのか。」

ゴキヤェロの道連れの呪い。発動し、体が潰されたのにも関わらず俺が生きている理由が分かった。このスキルが俺を助けてくれたのだろう。

「これ、めっちゃチートスキルだな」

死んでも大丈夫なのはありがたい。ゴキヤェロのような初見殺し要素を俺が率先して、実験するだけで誰も死なないで見つけることができるのだから。

ただ問題がある。

「結局、さっきの激痛と性転換はスキルや称号とは関係ないようだ」

スキルの説明にはこれまでのを見るに、細かいことは省かれていても、スキルのメインとなることはしっかりとかかれている。そんな中、激痛や性転換に説明がないということは、別の要因があるはずだ。

この二つについて今確定していることは、日付が変わるくらいに起こることと、激痛とともに女の子になってしまい死ぬと男に戻るということくらいである。

仮説はいくらでも立てられる。だが検証はできない。誰かを守ることに繋がるかもしれないが、死にたくない。ゴキヤェロの呪いの時は、まだすぐに意識が飛んだから、そこまで痛みは感じなかった。だが死に損ねて痛みがずっと続くとかはあるかもしれない。一日一回なら耐えられても2回3回は厳しい。

「よし。」

方針をきめた。これからも情報は集めるがこのことについては姉さん以外には隠しておこう。姉さんは優しいので俺をどうかしようとはならないはずだ。だが優さんは違う。ただの変態だと思っていたが、職業を隠したことも、彼女の過去も知らないことが多すぎる。適当に誤魔化しておこう。

 

さて、方針をきめたところで目先の問題について考えよう。それはずばり、

「学校どうしよう」

俺は今、美少女なのである。

世界は混乱している。ゴキヤェロのような呪いも、ステータスやスキルの出現も、明らかにこれまでにない未曾有の事態だ。おそらく男の俺が女の子になったといったら、それ相応の対応はしてくれると思う。妄言とは思わないだろう。正直いつ変わるかもわからないから、友達にも知っておいてもらいたい。変装では、声は隠せないからいずれぼろがでるだろうし、そうなったらもっと気まずい。

しかし、しかしだ。ぜっったいにからかわれる!!!!この体は人の目を集める。透き通るような銀髪に青く透き通った目で声もかわいい。そして、元男。何だこのネタの宝庫は。噂はすぐに広がり、別のクラスの友人にも弄られることは間違いない。それだけじゃない。今、不安を抱える子は多いはずなので、クラスを暗い雰囲気にするわけにはいかない。そんな中、いじりやすそうな俺がいるのだ。俺を出汁にして、笑いをとろうとするかもしれない。さすがに思春期の中学生にはキツすぎる。

 

学校に事前に言うのもありではあるが、そんなことをしても意味がない。連絡したって一日やそこらじひできないだろう。まあ一応体育やトイレの件もあり伝えるつもりではあるが。

 

いろいろと考えてはいるが休むことは考えていない。友達と話したいし、遊びたい。もともと昨日は遊ぶつもりだったのだ。それに、職業が気になる友達もいる。スマホがなく、気軽に連絡は取れない。学校しか会える場所がないのだ。

 

覚悟を決め、姉さんへチャットでスキルや称号、そして学校等必要なことを送り、眠りについた。

 

 

 

 

 

 

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