「思い出しました!」
聖域に入った優さんはいろいろと思い出したようで何があったかを話しはじめた。突然玄関が騒がしくなったとおもいきや、家具はスパスパ切れるわで、隠れていたらしい。
「ヒカさん?後、そこの協力者さん?というか名前教えてくれません?」
この話からみるに悪いのこの人たちでは?突然押しかけてろくな説明もせず襲い掛かって返り討ち。
「仕方ないだろう。俺は心が読めるが悪魔を知らないかときいて知っているのに言わなかったんだ。庇っているとしか考えられなかった」
「え、心読めるの?」
香菜が反応する。
「そうだ。まあ人の気持ちを誰かに漏らすなんてことはしない。というかそんなことしてる時間はない」
「ちなみに私はひーちゃん神!でいいよ」
「良くないです」
「そいつの名前はマユだ」
「えーひーちゃん神!がいい~!」
なぜ、ネットみたいな名前を使うんだ?
「マユさん。改めてよろしくお願いしますね」
「マユさん。よろしくお願いします」
「マユさん。家具いつか弁償してくださいね」
とりあえず三人でごり押した。
「えーひー」
「ところで!香菜はなんで俺のところに来られたの?」
強引に話を逸らして香菜に話を振った。咄嗟の質問とはいえ気になっていたことではある。
「えっとね。正義君達レベル上げしてるって言ってたから探してたの。常に聖域は展開していたしもし洗脳されててもいいようにね」
「そうなんだ。ありがとうね」
「えへへー。助けられて良かったよ」
ほんと、香菜がいなかったらどうなっていたことか。俺も父さんと同じ運命を辿っていたのかな?アハハ…
「天童香菜。聖域を広げてやれ。烈火正義の精神が不安定になっているぞ」
「え!≪聖域≫」
「どうかしたんですか?」
ちょっとだけ心が温かくなった。でも、下手にそれを言って香菜が責任を感じるのは嫌だな。
「なんでもないよ。それより明子の対策をたてよう」
「……そうだな。なら全員のステータスを教えてくれ。頭に思い浮かべるだけでいいぞ」
名前 烈火 正義
レベル 70
攻撃 278 (直接165 間接113)
素早さ 278
防御 278 (直接139間接139)
魔力 278
職業 勇者 なし
スキル 聖剣10 成長促進 投石10 隠密10 火魔法3
称号 なし
名前 香川 優
レベル 30
攻撃 1 (直接1 間接0)
素早さ 1
防御 1 (直接1 間接0)
魔力 1
職業 神医者5
スキル 診察 治療1 研究 手術
称号 なし
名前 天童 香菜
レベル 80
攻撃 160 (直接30 間接30)
素早さ 160
防御 348 (直接174 間接174)
魔力 348
職業 大聖女
スキル 全天10 聖域10 光魔法10 祈り
称号 信者
「なるほど。少し時間くれ」
思考の海に沈みはじめたヒカとそれにしな垂れかかるマユを横目に話す。
「香菜ものすごいレベル高いね」
「アハハ。ソリャマイニチナンジカンモレベルアゲテリャネ」
なんかすごい目が遠いところを見てる。成長促進がある僕より高いのだからものすごい努力の上に成り立っているのだろう。
「あの!スキルってどういう効果何ですか?」
話を変えるように優さんがそう尋ねた。
「全天は普通に攻撃を防げる壁を作れて聖域は心身ともに回復。光魔法はだいたい味方を強化したり悪い効果を打ち消したりできるんだ。祈りは綺麗な姿勢で祈れるってだけだよ」
ザ、後衛職って感じだな。それから適当に話しているとヒカが声を上げた。
「ふむ。だいたいは纏まったが確証が欲しいな。烈火正義。友井明子との戦闘の映像を見せてくれ」
「え、どういうこと?」
流石に撮影しながら戦っている等と考えないだろうし別の意味があるのか?
「は?…。ちょっと待て。聖剣ってどう使っている?」
「え、投げたり、斬ったりだけど…」
「ちょっと聖剣出してくれ」
「分かったけど…わっ!」
戸惑いながら俺は手元に剣を召喚する。手元に出た剣はなぜかめちゃくちゃ震えていた。