篠ノ之家の天才   作:あんころモッチッチ

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皆さんお久しぶりですあんころモッチッチです。
小説を書くこと自体久しぶりなので至らない点あると思いますが
暖かい目で見ていただけると有り難いです。
それでは本編どうぞ!



プロローグ

インフィニット・ストラトス、通称IS。主に宇宙空間における動きのサポートをする目的で作られたマルチフォーム・スーツ。

発表当時は誰も見向きもしなかったこの機械は、同時期に起こった 「日本を射程圏内とする国のほぼ全てのミサイルが何者かのハッキングによって日本に向けて放たれ、それら全てを搭乗者不明のIS一機で破壊した事件」通称白騎士事件によって、本来の用途とは違う形で注目を浴びる事になった。そう、この世の人々はこの機械を既存の兵器全てを凌駕する新たな兵器として認識したのだ。ただし、この機械には、ある致命的な欠陥があった。それは、ISは女性にしか動かせない。ということだ。

これにより世界は急速に女尊男卑の世界に置き換わって行った。

さらに兵器としての開発も順調に進んでおり「これは不味い」と思った国々がある条約を結んだ。それが「アラスカ条約」と呼ばれるISの情報開示および軍事利用を規制する条約だ。

この条約によってISはスポーツとして人々から親しまれるようになり、国々の代表が優勝を賭けて戦う大会「モンド・グロッソ」

が開かれるようになり、またISについて学べる専門学校

「IS学園」が日本に置かれる事になった。

さて、ここまでIS登場からここ数年の出来事を簡単に纏めて見たが此処からはIS開発者である篠ノ之束およびその家族に起きた出来事を纏めて見よう。 まずISの産みの親、篠ノ之束から。

篠ノ之束は白騎士事件でISの注目度が高まったことに最初は満足していたが段々と本来の用途でISが使われないことに嫌気が差し

コア番号467を作り終えてから表舞台から姿を消した。家族にさえも別れを告げずに。それ故妹である篠ノ之箒との関係はそこそこ悪い。

そして残された家族はと言うと、元々住んでいた家(神社)には一人を除いて重要人物保護プログラムによって各々監視付きで日本各地を転々とする事になった。そのため篠ノ之箒は初恋の相手と離れ離れになった。彼女が姉にきつい態度をとるのはそれが一番の原因だったりする。

他の家族に関しては特別話すこともないのでここでは省略させてもらおうと思う。

ん?・・・・・・・さっきから思っていたが、お前は誰だって?

これはこれは大変申し訳無い、自己紹介が遅れました。

どうも皆さん篠ノ之修斗です。 名字からもわかると思いますが

篠ノ之束、篠ノ之箒の弟にして前述した神社に留まった男です。 よろしくお願いしますね。

 

さて、色々と語って来ましたが僕は今IS学園に向かっています。

理由‥…ですか? それはですね我が姉篠ノ之箒の初恋の相手である織斑一夏がISを動かしてしまったからなんですよね。

それで篠ノ之束の弟である僕もイけるのでは?との日本政府の考えで検査をしたんですよ。そしたら僕にも適性があったんですよね。それでその場で保護と言う形でIS学園に連れて行かれていると言う訳です。

車の中に居るのは昔からの知り合いである織斑千冬さんとIS学園で先生をしているらしい山田真耶さん。その道中で入学するにあたってISでの戦闘試験をすることを聞いた。相手は助手席からこちらを見て微笑みながら説明してくれている真耶さん、いや、真耶先生だそうだ。人畜無害そうな顔立ちだが日本の代表候補選手だったそうな。 此方も油断しないように立ち回らないと。

 

「さてと、着いたぞ。修斗降りろ」

・・・・・・・と、考え事をしていたら学園に着いたらしい。車から降りて千冬さん、真耶先生が車を駐めてくるのを待つ。暫くすると二人がこちらに向かって歩いてくるのが見えた。

真耶先生の見た目が先程と変わっている。どこか水着にも見えるそれは恐らくISスーツだろう。ISスーツとは、ISを効率よく運用するためのスーツで、体を動かすときに筋肉から出る電気信号などを増幅させてISに伝えたりするものだ。わざわざ着替えてきたと言うことはさっさとアリーナに行って戦闘試験をすると言うことだろう。

「さてと、修斗、今から第1アリーナでお前の戦闘試験を行う。

試験の開始はお前がISで飛ぶことができるようになってからだ。

この試験でお前の扱いが変化することはない。ただし適当のやって終わらせようなどとは考えるなよ?お前が出せる全力を私達に見せてくれ。説明は以上だ。何か質問はあるか?」

「いえ、特に無いです。」

「そうか。・・・ああ、最後に一つだけ。」

「なんですか?」

「今後、学校では私のことは織斑先生と呼ぶように。お前の事は篠ノ之弟と呼ぶようになるので覚えておくように。」

「分かりました。千ふ…織斑先生。」

織斑先生はこちらを見て軽く頷いてから、僕を更衣室の場所まで案内してくれた。 なお、ISスーツはまだ僕専用のものが届かないので女性用のものを着るように言われた。 正直、これを着ろと言われるだけならそこまで抵抗は無かったのだが、女性用と言われるだけで途端に着てはいけないのでは。と言う気持ちになってしまう。 まあ、着ないと多分織斑先生が怒るので着るのだが。 着替え終わって更衣室を出ると織斑先生がすぐそこにいた。

「終わったか。次にお前には今回の試験で使うISを選んでもらう。 打鉄とラファールのどちらか好きな方を選べ。」

「分かりました。なら僕は打鉄にしようと思います。」

「分かった。そしたら次は第一アリーナのAピットで打鉄を

装着し、簡単な動作確認を行う。着いてこい。」

Aピットに着いた僕達は早速ISを装着して簡単な動作確認と飛行練習をした。飛行すること自体はそこまで難しくなかったのですぐに終わった。僕と織斑先生はその後、特に会話することもなく。僕はそのままピットを出て真耶先生の待つ会場に向かって行くのだった。

 

 




いかがでしたでしょうか。皆さんに楽しんでもらえたなら幸いです。次回は私にとって人生初となる戦闘描写の入る回になります。上手く書ける自信はありませんが精一杯頑張るつもりです。
次回もよろしくお願いいたします。

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