ダークマター一族、マルク、マホロア、フロラルドにハルトマンワークス、ジャマハルダ……これらは、ポップスターを手中に収めようとして失敗した者達の一部だ。他にも沢山そういうのは居るが、とりあえず割と代表的なのは彼ら彼女らだろう。
突然どうしてこの話をするのか。それを理解してもらうためには、おそらく自己紹介というものが最適解だろう。なので、やらせてもらう。
私の名前は、サリメラ。特技は魔法と魔術、趣味は読書と変な魔術の考案。姿は……まあ……うーん……本来の姿はざっくりとこう、1つ目の本体に白い羽が6枚と神聖っぽそうな光輪がいくつか浮いてる感じのグロテスクっぽいヤバいタイプのアレなんだけど……ええっと。
とりあえず、ボロっちい黒い翼の生えた、カラスっぽいマスクみたいな顔の(マスクではないよ)、黒系のマントを着て浮いてる奴みたいなのって思ってくれると助かる。説明が難しいな……。
職業はとりあえず『旅人』。決して、どこぞのイカサマたまごではない。他に正しい表現が見つからないだけだ。
旅をする理由は……ドストレートに言えば、宇宙をきれいさっぱり掃除した上で、なんか創るためにチカラを手に入れようってところだ。
ここまで言えば割とわかりやすいだろうか。そう、私は『星のカービィにおける黒幕ポジション』であろう者だ。えっ?なんでカービィの世界の者が『星のカービィというゲーム』を認識しているのか?
それについては、私の持つこの本……『秘本ディクショナリア』が理由だ。この本は、所有者に縁のある世界についての事が記されている。一度でも行ったことがあるとか、その世界産のものを持っているとかで記される。
この本の「ゲンジツ」という世界についてのところで、ゲームとかが色々記されていて、その中に詳細に書いてあったのだ。行ったことも聞いたことも無い世界だったけど、載っていた。前世とかがここの住人だったのだろうか?知らんけど。
まあそんなわけで、私は今チカラを得る手段を片っ端から掻き集めている。集めている……のだが。
「……アイテム、ポップスターに集まりすぎじゃないか?」
ディクショナリアのページを捲りながら、考えていたことが口に出た。
いや本当に、ポップスターにパゥワーなアイテムが集まりすぎている気がする。ぱっと思いつくだけでも、スターロッドやきせきの実、メタナイトの持つ宝剣ギャラクシアとかもあるし……。そうそう、ディメンションミラーとかもあるか。
どーしろと。スターロッドときせきの実、ディメンションミラー辺りは確保したいところだ。
が、間違いなく手を出した時点でラスボスカウントダウンが始まる。だからこれらは最後の方に入手すべきだ。
「……と、なると、ポップスターの外のものか」
クリスタル、ギャラティック・ノヴァ、マスタークラウン。この辺りが考えられるアイテムだが……クリスタルは現時点では却下だ。ほぼ100パーセントカービィに伝わる。ノヴァも大掛かりな上にバレやすいだろうから後回し。
そうなると、マスタークラウン……なのだが。
「ランディアか……勝てるかなぁ……」
でも、取れそうなモンがそれくらいしかない。仕方ない。どこぞのタマゴの二の轍は踏まないようにしつつ、取りに行くか……やだなー。