プププランドが堕とせない   作:月侍

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初手EXとか聞いてない

 

「ドドドっ、ドウシテコンナトコロにイ?!」

 

「分かりませんが、めっちゃこっち狙ってまおっわあ?!」

 

 グランドローパーが突進を仕掛けてきたのを、紙一重で躱す。

 

 確か、グランドローパーって金色だったはず。赤色……ということは、グランドローパーEX……ッてこと?!いや、本当にどうしてこんな所に案件なんだけど!?

 

『xAaaaa!』

 

「ここを通りたいだけなんですけどねっ!」

 

 吐き出してきたエネルギー弾へと魔力塊をぶつけて相殺しつつ、間を縫って、針のような魔力の塊を飛ばす。攻撃自体は通用しているようだが、流石ローパーの親玉。怯む様子はない。

 

 

「ン……?アァー!!!チョット、アイツの口のナカ!!」

 

「く、口?……あっ」

 

 よく見れば、グランドローパーEXの口の中に、キューブ状のパーツというか、アイテムが見える。

 

「ボクが探してイタやつダヨォ!……モシカシテ、内部のエナジースフィアを……?」

 

 あー、なるほど!ローパー達ってポップスターに来た理由が確か、散らばったローアのパーツに含まれていたエナジースフィアを食べに来たんだっけか。読んだ。

 

 ハルカンドラの技術とかを使っているなら、『キューブ』にも含まれていてもおかしくは無い。なるほどぉ。

 

 しかし、それでもいきなり「グランドローパー」が居るのが解せない。考えてる暇が今無いけど!

 

 

『XA……aaa!』

 

 グランドローパーは潜影し、姿を消す。しかし、足の影が不自然にこちらへ向かってきているのは丸わかりだ。

 

「下か!」

 

 後退しながら、蠢く影へと向かい魔力の針を複数突き立てる。

 すると、グランドローパーが現れる端から針が刺さる。針は消えることなく、グランドローパーに刺さっている。

 

 

「とりあえず……マホロアさん」

 

「ナ、ナァニ?」

 

「なんとかしてアレ吐き出させるので、回収して単独で即逃げって出来ます?」

 

 頂上の方まで行きたいんだし、ここでマホロアにはおかえり頂ければ楽になる。

 

「で、できるヨ!ワカッタ、ジャア、頼んダヨ!」

 

「そちらも、無事に逃げてくださいね」

 

 こらそこ、小さく「ヨシッ」って聞こえたぞ。聞こえなかったことにはするけどさ。

 

 

 さて、とっとと仕掛けちゃおう。自慢ではないが、これでも私は強い。マホロアが傍にいる都合上魔術しか今使ってないが、それでもグランドローパーを腹パンする位はできる。

 無論、本当に直殴りする訳では無い(そもそも私に手は無いからね。)し、きちんと隙を見計らって動かないとダメなのだけど。

 

『xaAaaAA!』

 

 グランドローパーはエネルギー弾を撒き散らしながら、低空突進を仕掛けてきた。

 

「それしか能が無いの?単純だね!」 

 

 ギリギリまで惹き付けて、外側に魔力の針のついたバリアを張る。

 

『Axaaa?!』

 

 グランドローパーの体に、更に針が刺さる。よろけた隙を逃さず、更に魔力の針で追撃。見た目が剣山か針山か何かのように見えるくらいには刺さっている。

 

「見た目がスゴイヨォ」

 

 

「そろそろやりますよ!」

 

 変な関心をしているマホロアに声をかけてから、準備が出来たのを確認する。

 

 グランドローパーがたてなおして、再度突進を仕掛けてくる。本当に行動が単純で助かった。

 

「3、2、1……ニードル・グレネード!!

 

 

『Xaaaaaa?!』 

 

 グランドローパーに刺さった針が一斉に爆発する。その衝撃で、ぽんっとキューブが飛び出す。

 

「ウォォォォ?!ヨシ!アリガトウだヨォ!」

 

「こちらこそありがとうございました!あと、お前は逃がさん!」

 

『Xpeeee!』

 

 キューブをキャッチし、スタコラサッサと逃げていくマホロアを追おうとするグランドローパーを魔力塊で妨害する。

 

 ほらほらー、ごはん食べたいなら私を倒してから行くんだな!

 ま、倒れる気は無いし、グランドローパー(EX)に負けることはないけども!

 

 

 

 マホロアが見えなくなったのを確認。後は何とかしてしまおう。

 

『Xapeaeaaaaa!!!!……?!』

 

「キャイキャイうるさい!」

 

 動かれる前に、拘束。光輪のような陣が空中に現れ、そこから先端鋭い光の鎖がグランドローパーを貫き、拘束している。

 

『!……eax?!』

 

 グランドローパーはカバースフィア状態に移行しようとしたようだが、それは無理な話だ。スーパー能力みたいなので破れないわけじゃないけど、めんどくさい。

 

 

「そういう訳で、バイバイ!」

 

 光の槍を創り出し、グランドローパーを貫く。グランドローパーが吹き飛ぶ方向へと異空間ロードを開き、ローパーがホールインワンした瞬間に閉じる。

 

 

「……ふう。あー、びっくりした」

 

 さてと、目的のものを探さなければ。おそらく頂上にいるだろうし……ちゃっちゃと登ろっか!

 

 

 鎖と槍を霧散させると、私は頂上の方を見上げた。……面倒だし飛んで行ってもいい?ダメ?そう……

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