やぁみんな、
昨日知り合いの五条先生が高専に来てと言われました。どうして……
どうやら俺を来年度俺を入学させるからその下見と顔合わせだと言われた。
俺京都校に入るつもりやったんやが…
ママ、えあろ
という事でイクゾー!デッデッデデデデ!(カーン)デデデデ!
──────────────────────
グラウンドでは眼鏡をかけているポニーテールの女生徒と気弱そうな少年が模擬戦をしておりそれを二足歩行をしているパンダと口をネックウォーマーで覆っている銀髪の男子生徒と白い髪に包帯で両目を覆っている男性が観戦していた
「お!来た来た、みんな〜訓練一時中断」
男性が声をかけると二人は模擬戦を終了して男性の元に集まった
「どうしたんですか五条先生?」
「しゃけしゃけ」
気弱そうな少年、乙骨憂太が男性、五条悟に質問しそれに同調するようにネックウォーマーをしている銀髪の生徒、狗巻棘が言った
「実は今日からね君達の後輩が来るんだよ」
「「「後輩?(ツナマヨ?)」」」
五条の発言を聞き皆が首を傾げ頭にはてなが生まれた
「それでは皆様ご紹介しましょう、平景清の末裔であり平家次期当主、そして式神使いの特別呪術師、平和人君ことカズ君でーす!」
「東京校に入学するなんて言ってませんが???」
五条の後ろにはいつの間にか誰かがいた
左腕には何か板状の機械が付いており見た目は黒髪で目は珍しい紫色の目をして腰には二本の刀を差している
「ちなみにカズの父親は有名な呪具師でね、真希とパンダと憂太が使っている呪具も作っているんだよ」
「じゃ後は食堂で言うね、先に行ってて」
五条は何処かに行ってしまった
「それじゃ行くぞ皆」
「しゃけしゃけ」
パンダが先頭にその次に棘と続々と皆が食堂に向かうが一人乙骨が立ち止まった
「どーした、憂太?」
「……えーっと、なんかちょっと嫌な感じが……」
「気のせいだ」
「気のせいだな」
「おかか」
「気のせいでしょ」
真希、パンダ、棘、和人。満場一致で気のせいになってしまった。
「ええ?ちょっと、皆ぁ……」
「だって憂太の呪力感知、超ザルじゃん」
あんまりな扱いに抗議憂太に、パンダは断言する。真希もどうやら同意見だった。
「まぁ、里香みたいなのが常に横にいりゃ、鈍くもなるわな」
「ツナ」
「憂太さんには初めて会いますが真希さんとは同意見です」
あんまりな扱いではあるが、反論できない憂太である。
高専に入学してもう半年。それなりに力をつけつつある憂太だったが、確かに四六時中、里香の呪力を扱っている憂太には、気配に対して勘の鈍いところがある。
(確かに何か、感じたんだけど)
けれど、具体的な根拠を示せない以上、憂太は何も言えなかった。
(だが待てよ、乙骨がこのセリフを言うということは…)
「珍しいな」
呪術高専、正面玄関前ロータリー。
空を仰ぎ見る真希に、パンダと棘と和人も頷いた。
「憂太の勘が当たった」
「しゃけ」
「後で謝らないと」
遅れて来た憂太は、四人につられて空を見上げた。
鳥──。いや、しかし随分と大きな影。
それがバサバサと羽音を立てて、憂太たちの元へと舞い降りる。ペリカンにも似た姿だが、感じる気配、そしてその巨躯は明らかに普通の生物ではない。式神……いや、呪霊の類であることは間違いない。
そしてその傍らに、漆黒の和服に身を包んだ男が降り立った。
平一二三
呪詛師たちの首魁は、大胆にも白昼堂々、呪術高専の敷地内へと現れた。
「関係者……じゃないよな」
真希が太刀の包みを解く
「見ない呪いだしな」
パンダが両手にグローブを嵌める
「すじこ」
棘がネックウォーマーをずらし、呪印を露わにする
「……」
和人が左腕にあるデュエルディスクに手を伸ばした
「わー、でっかい鳥」
憂太だけが一人、事態が乗り込めずにボケっとしていた
いや、他の生徒たちも一二三が何者なのか、判断できたわけではない。だが見知らぬ人間が、目立つ呪霊を携えて現れるという事態が、ただ事ではないことは分かった。
一方、当の一二三は生徒たちの敵意など意にも介さず、ウンザリした顔で敷地内を見回していた。
「聞いた通り田舎くさいな、
続いて、ペリカン呪霊の口が開き、何人かの呪詛師たちが降りてくる。
「うぇ〜、一二三様ァ、本当にココ東京ォ?田舎くさぁ」
「瑠璃……失礼……」
「えー、楓だってそう思うでしょう」
金髪ロングで活発な瑠璃と、ショートロングで物静かな楓。そして、
「んもう!さっさと降りなさい!」
「アンタさむくないの?」
一人、降り渋る瑠璃を叱咤するオネエ口調の男はラルゥ。
瑠璃に指摘された通り、上半身裸で乳首をハート形のニップレスで覆っている。ある意味一番目立つ人物だった。
「アイツら……何……?」
人形を抱いたまま、憂太たちをジロリと見る楓。
「あー、パンダだー!かわいー!」
一方、勝手にパンダを撮影し始める瑠璃の態度はお気楽なようでいて、どこか横柄さが滲み出ている。
一二三をはじめ、その場に現れた誰もが、自分たち以外の存在に払う礼節など持ち合わせていない。その様子に真希たちは警戒心を強める。
シャッターを切りまくる瑠璃を煙たがるジェスチャーをしながら、まずはパンダと棘が啖呵を切った
「オマエらこそ何者だ?侵入者は許さんぞ、和人さんと憂太さんが」
「こんぶ!」
「「えっ!?」」
勝手に許されないことになってしまった。
「殴られる前に帰んな!和人さんと憂太さんに」
しかも真希までノッてきた。呪術高専生徒、悪ノリには定評がある。見る人間が見れば、五条の教育の賜物だと思うだろう。
あっという間に大親分みたいな扱いになってしまい、どうツッコんだものかと戸惑う和人と憂太。ところが、
「──はじめまして、乙骨くんと和人くん。私は平一二三」
「えっ、あっ、はじめまして」
「あ、どうも」
──速い。
真希もパンダも棘も、その動きをまったく視認できなかった。もしこれが攻撃であったら……生徒たちの頬を冷たい汗が伝う。
ただ二人、やはり和人と憂太だけがピンと来ておらず、呑気に挨拶を返している。
「君たちはとても素晴らしい力を持っているね」
一二三は馴れ馴れしく憂太と和人の手を握りながら、甘い声で語り掛ける。
その言葉に関しては、敵意や胡散臭さは感じない。本心からの評価だろう。だが、どこか頷いてはいけない違和感を憂太と和人は覚えていた。
「私はね……大いなる力は、大いなる目的のために使うべきだと考える。今の世界に疑問はないかい?」
「「…?」」
「一般社会の秩序を守るため、呪術師が暗躍する世界さ。つまりね、強者が弱者に適応する矛盾が成立してしまっているんだ。──なんって嘆かわしい!」
「はぁ……」
「お、おう……」
ピンとこない和人と憂太に、馴れ馴れしく隣に並び、肩に腕をまわす一二三。
その仕草には、語り掛ける相手と目線を同じくするという演出的な意図がある。数多の無知な人間を言いくるめてきた、呪詛師の手管。
和人と憂太へと肩を組みながら、一二三はなおも高らかに演説を続ける。
「万物の霊長が、自ら進化の歩みを止めてるわけさ。ナンセンス!そろそろ人類も生存戦略を見直すべきだよ」
漠然とした言葉選び。だが何か、素晴らしいことを語っているような雰囲気。聞く者が聞けば、よく分からないうちに信用してしまいそうな高説。
高専生徒たちは未だ、一二三の語ることの趣旨を掴みかねていた。
和人と憂太は戸惑うばかりだし、真希、パンダ、棘は警戒し続けている。だが結局のところ、一二三が何を言いたいのかは分からなかった。
次の言葉を聞くまでは。
「だからね、君たちにも手伝ってほしいわけ」
「……何をですか?」
「非術師を皆殺しにして、呪術師だけの世界を作るんだ」
「──」
あまりにも、さらりと語られたその言葉に和人と憂太は固まった。
──何を言ってんだ。
戸惑いが走った。パンダも、真希も、棘も……そして憂太も、誰もがそう思った。荒唐無稽とか、そういう次元の話ではない。論理、論理、全てにおいて狂っている。
だが、一二三は当然のようにその理想を語った。
間違っているとも、できないとも疑っていない態度。平一二三は、心から呪術師と言う存在が、人間に代わるべき上位種族だと、そう言ってみせた。
生徒たちにはそれが気持ち悪く、恐ろしかった。
嫌な緊張感が背筋を伝い、怖気となって広がっていく。
人の世を守るため、呪術を使い、呪いを祓うのが呪術師。その理からすれば、思い浮かべてほならない思想を掲げる男が、そこにいた。
ともかく、この男はヤバい。それが生徒の共通認識。
冬空の下に、嫌な空気が満ちる。呪霊を相手取るのとは違う、相手が人間で、絶対に相容れない存在だからこそ感じる緊張感。
「─僕の生徒に、イカれた思想を吹きこまないでもらおうか?」
それを打ち破ったのは、五条の声だった。
背後からかけられた耳馴染んだ声に、一二三はゆっくりと振り向く。
「……君が呪術界最強の五条悟か!会えて嬉しいよ!片割れはどうしたんだい?」
一瞬目を細めてから、一二三はわざとらしいほどの笑顔を浮かべて応えた。
「まず、その子達から離れろ、呪詛師」
対し、五条は笑わなかった。
その背後には夜蛾をはじめ、高専に属する呪術師たちが集まっている。
2級呪術師、猪野琢磨。五条や夏油の世代を間近に経験してきた、十劃呪法の七海建人。五条らにとっては先輩にあたるベテランの1級呪術師の冥冥。フィジカルオフギフテッド持ちの準1級呪術師の伏黒甚雨。
錚々たる顔ぶれが招集され、一二三を睨み、臨戦態勢をとっている。
現時点で考えうる限りの戦力の投入。名うての呪術師たちの、ビリビリとしたプレッシャーがその場を満たしていく。生徒たちの目から見ても、普段の事件とはわけが違う事態なのだとハッキリ理解できた。
しかし当の一二三は、そんな連中にはいかにも白けた顔をしてみせた。それは余裕でもあり、侮蔑でもあった。
「……今年の一年は粒揃いと聞いたが、成程、君の受け持ちか」
一二三にとっては若き才能ある世代の方が、よほど興味の対象になる。
そして、一二三は五条と向き合いながら、その嘗め回すような視線を彼の教え子たちへと移し、一人ずつ挙げ連ねていく。
「特級被呪者」
──乙骨憂太
「突然変異呪骸」
──パンダ
「呪言師の末裔」
──狗巻棘
「特別呪術師」
──平和人
「そして──」
最後に、とびきり侮蔑に満ちた視線を──禪院真希へと向けた。
「禪院家のおちこぼれ」
その言葉はいとも容易く、真希の最もデリケートな部分を抉った。
「ッ、テメェ──」
「発言には気をつけろ」
激高する真希の叫びは、しかし、冷たく言い放つ一二三の言葉によって遮られた。
人間が人間を見る視線ではなかった。
「君のような"害虫"は、私の世界にはいらないんだから」
その言葉に、目に、溢れんばかりの蔑みが込められている。一二三にとって心底、真希という存在が下等なものであると、全ての態度が表している。
もし真希が感情に任せて斬りかかれば、次の瞬間、一二三はいっさいの躊躇いなく彼女を屠っていただろう。
だが、行動を起こしたのは真希ではなかった。
「ごめんなさい」
肩に置かれたままだった一二三の腕を、憂太に振り払う
。
「一二三さんが言っていることは、まだよく分かりません。けど──」
そして、一二三を見つめるその瞳には、確かな怒りと、目の前の存在への決別の意思が宿っている。
「──友達を侮辱する人の手伝いは、僕にはできない!!」
「身内を貶す奴に強力するわけがなかろう」
「……」
ふぅ、と小さくため息を吐き、それから夏油は、憂太へ一応の笑顔を返す。
「すまないね。君たちを不快にするつもりはなかった」
「じゃあ一体、どういうつもりでここに来た?」
その機を見て、五条が間に割って入った。
和人と憂太を守るように遮る五条に、一二三はニヤリと笑ってみせる。
「宣戦布告さ」
そして、その場にいる全ての呪術師へ向けて、高らかに宣言してみせた。
「お集まりの皆々様!耳の穴かっぽじってよーく聞いて頂こう。来たる12月24日、日没と同時に、我々は"百鬼夜行"を行う」
己らを取り囲む、呪術師たちの真っただ中。
それは、あまりに大胆で、不敵で、大規模な犯行声明だった。
「場所は呪いの坩堝、東京新宿。呪術の聖地、京都。各地に万の呪いを放つ。下す命令は勿論"鏖殺"だ」
呪術師たちの間に、緊張が走る。確かに空気が張り詰めていく。
「地獄絵図を描きたくなければ、死力を尽くして止めにこい。思う存分、呪い合おうじゃないか」
タチの悪い冗談ではない。
一二三は間違いなく、それを引き起こす。高専関係者、呪術師、生徒たち、誰もが一二三という男の言葉に、それを確信した。
見過ごせるはずのない前代未聞の凶行。対応を誤れば、日本の地図から二つの大都市が消滅する。それは現代呪術界どこらか人間社会を揺るがす、未曾有のテロ。
決して許すわけにはいかない。
語られた一二三の思惑に、その場の緊張感がピークに達した、その時。
「あーーーー!」
それを破ったのは、スマホの画面を見ていた瑠璃だった。
緊張感のない大声に一二三らの空気が緩む。
「一二三様、お店閉まっちゃう!」
「もうそんな時間か」
そして一二三は、アッサリと退散を決めた。
呪詛師たちは来た時のようにペリカンの口へと乗り込んでいく。
「すまないね。彼女達が竹下通りのアイスを食べたいときかなくてね、お暇させてもらうよ」
「はやくーー」
「いやはや、あんな害虫の多い所の何が──」
急かす瑠璃らに続き、ペリカン呪霊の方へと向かう一二三。
当然、五条が見過ごすはずもない。
「このまま行かせるとでも?」
「やめなよ」
次の瞬間、夏油の傍から巨大な一つ目入道の呪霊が姿を現した。
いや、一体ではない。悪鬼、餓鬼、魑魅魍魎──数多に表現しても足りないだろう、無数の呪霊たちが、一瞬で和人たちを取り囲んでいる。
「かわいい生徒が、私の間合いだよ」
身構える和人たち。しかし、まともに相手をしようというには、あまりにも敵が多すぎる。五条らが割って入ったとて、無傷で済む距離ではない。
目と鼻の先にいる一二三を、呪術師たちはみすみす行かせるしかなかった。
「それでは皆さん、戦場で」
その言葉を最後に、一二三はペリカン呪霊の足に摑まって空へと飛び立っていった。
被害こそなかった。だが誰も、何もできなかった。
和人も、憂太も、真希も、棘も、パンダも。
空へと消えていく一二三たちの姿を、呆然と見送るほかはなかった。
「平一二三──造霊術式を持つ、呪詛師」
ホワイトボードを資料が埋め尽くす、呪術高専の一室。
集まった面々に、集積した一二三についての情報を説明する伊地知の声が響いていた。
「自分か相手の負の感情から呪霊を顕現し、操ります。設立した宗教団体を呼び水に信者から呪いを集めていたようです……平家の情報では離反時に三万の数の呪霊を所持しています。ここ数年、呪霊が減少傾向にあった事も考慮すると、推定で四万の呪霊を所持しているでしょう」
「だとしても、統計的にはそのほとんどが2級以下の雑魚。呪詛師だってどんなに多く見積もっても五十そこらだろう」
そう分析する夜蛾の言葉に、五条が意見を述べる。
「そこが逆に怖い所ですね。呪詛師が素直に、負け戦を仕掛けるとは思えない」
「ガッデム!」
その懸念に、夜蛾も反論はできなかった。
「潜入任務中の夏油に、OB、OG、御三家、それから平家と源家!アイヌの呪術連にも協力を要請しろ」
夜蛾の指示に、呪術師たちにはどよめきが走った。
考えうる限り、最大範囲の協力要請──御三家と平家と源家の名だけでもただ事ではないのに、北方にまで話を通すとなれば、いよいよ徹底的だ。
ここが分水嶺。呪術師たちの世界、いや人間の世界が滅ぶか否か。
歴史は今、大きく動こうとした。
「総力戦だ。今度こそ一二三という呪いを、完全に祓う!」
平和人:一番困惑した主人公。襲撃者が夏油じゃなくて困惑した。実は幼い頃夏油と灰原を救済している。
平一二三:原作夏油と同じルートを歩んでいる。実は有名な呪詛師。
平家:やべぇ家。和人の父親が呪骸を持っているので実質軍隊を持っている。実は甚雨と真希姉妹を預かっている
源家:やべぇ家2。平家と仲が良いので和人の父親の呪骸を持っている。
感想クダチィ…クダチィ…