実は今日はこの作品の原作シリーズ最新作「モンスターハンターストーリーズ3 〜運命の双竜〜」の発売日でもあります!
これからゲームでの蒼鱗のリオレウスの活躍、小説での紅力のリオレウスの奮闘にご期待ください!
【あらすじ】
飛竜王国ヘリオスの城でライダー達と会話していたリオ一行。
リオは城に残りナビルーとビオンの二人がクエスト達成の報告へ向かおうとした時、ヘリオスにハンターの大群率いるオスカーが到来。
城に入ったオスカーは『紅力化現象によってハンターズギルドは大打撃を受けている』とブレ王に話し、”紅力化に対抗する為のライダーとハンターの同盟”の提案。
害意がないと見たブレ王はオスカーの提案を受け入れ、遂にリオ達は本格的に紅力化撃破を目指す事に
そしてヘリオスのライダーであるリオとリオナは、カリトモニのハンターであるビオンとアダンと共に紅力化ジンオウガの討伐へ向かった。
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第十六話 無双迎え討つ双璧
【アーバ平原 水辺】
「あ、いた! 捕獲用ネットで捕まえるぞ!」
「俺はオトモンで退路を断つ!」
紅力化ジンオウガが訪れると思われる水辺エリアに、無数の光の球の正体が羽音を立てながら漂っている。
蓄電に使われジンオウガが強化される前に、リオ達以外のハンターとライダーが協力して可能な限り雷光虫を減らさなければならない。
リオ達は迫ってくる激闘の時に備えて、武器のメンテナンスをしながら休んでいた。
その時、何かを思い出したのかリオナがリオに話しかけてくる。
「リオ王子。少し宜しいですか?」
「ん、なんだ?」
「そういえば、何故アーバ平原内の絆原石を浄化する為にジンオウガを倒しなくてはいけないのか、説明していませんでしたね」
「あ、そうだそうだ! なんでなんだ?」
「まず紅力のエネルギーは絆原石を侵食して力が増した後に、周囲のモンスターを襲います。紅力化が広まったエリアの中で総合的に最も強いモンスターが”紅力主モンスター”となり、その子を倒さないと絆原石の浄化が出来ないのです」
紅く蝕わられていく地を浄化するには主を狩る必要がある。
今回の場合だと、”紅力のゲリョスを倒しても浄化ができず、紅力のジンオウガを討伐しない限りは不可能”……という事らしい。
「ニャ〜……今までオレが見てきたどの厄災よりも厄介だな。コリャア、紅力化を操るキア・オーンってヤツはとんでもないバケモノに違いないゼ……」
◇
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夕方が過ぎて辺りは暗くなり、冷たい月光が平原を薄く照らす頃。
水辺の上で煌めいていた雷光虫達を無事に捕まえて保護に成功。
「リオ王子、雷光虫の捕獲が完了しました! ご武運を祈ります!」
「ありがとう! 後は俺達に任せてくれ!」
虫が入っているネットを片手に、ライダーとハンターはカリトモニへ避難。
リオ達は立ち上がり水辺近くの草むらへ隠れ、オトモン達も岩の段差に身を潜める。
ウォォーーン……!
遠くから不気味な遠吠えが響き、聞こえてきた方角はほんのり紅く染まっている。
「ニャッ、そろそろ来るぞ! 戦闘態勢になれ!」
紅い光が近づいてくると同時に蒼い稲妻が地を駆け抜けてきた。
「ウオオォォン!!」
遂に紅き雷狼竜が姿を現す。
息を殺しているリオ達は包囲のチャンスを逃さぬよう、しっかり奴の動きを確認していく。
「っ! (やっぱりあの時のジンオウガだ!)」
異様な紅に染まっているが、大きい体格から見てリオ一行が初めてアーバ平原に訪れた時に遭遇したあのジンオウガで間違いない。
「ッ……。(ウゥ、ドスジャギィに絡まれた後に紅力化してしまうとは、アイツはツイてないゼ……)」
紅力のジンオウガが水辺に到着した瞬間、異変に気づいたのか首を振り辺りを見回す。
共生相手がいないので不機嫌なのか、紅力化で理性が弱まっているからなのか。
ジンオウガはかなり荒い息を吐きながら、水辺へ近づいていく。
「ニャーッ、今だ!!」
「グゥ!」
ナビルーの号令と共に包囲作戦を開始。
ジンオウガが顔をあげると前方からリオとレウス、リオナとレイアが。
「ビオン、行くぞ!」
「はい、師匠!」
「グォゥ!?」
後方からビオンとアダンも現れ、ジンオウガの四方向から戦士達が急接近。
「レウス、攻撃開始だぁ!!」
「レイア、援護してあげて!!」
後の二人に気を取られていた隙を逃さず、リオの折れたアイアンソード、レウスの毒キック、リオナのプリンセスレイピア、レイアの毒スパイクが鋭く飛びかかる。
「グ、グォォン!!」
ザァン!!
「グォォン……!!」
慌ててジンオウガは前脚を振り下ろすが判断が遅すぎた。
二体の痛烈な攻撃を受け、深い傷に紫色の毒が容赦なく染み込んでいく。
「そらぁ!」
間髪入れずにビオンが後ろから骨の大剣アギトを振り下ろし、荒々しい刃が奴の尻尾に深く斬り込まれる。
「グォア!!」
ジンオウガが憤りの声を上げながら、その場で回転し尻尾を打ちつけようとするが、三人共見切り後方へ回避。
「ほらよぉ、徹甲榴弾を食らいなぁ!」
距離を置いていたアダンが持つ鋼鉄のヘビィボウガン”アルバレスト”から、火花をあげる弾が発射。
ビオンの横をすり抜けた弾が、ジンオウガの頭に突き刺さり……。
ドォン!
「クォォン!!」
激しい爆発でジンオウガの顔を焦がし、大きく怯ませた。
奴は立派な双角を持っていたが、今の爆発で片方が見る影もなく砕け散っている。
◇
「オーッ!! スゴいゾみんな! 最高の連携だゼ!!」
緊迫した空気が漂っていたが、無事に奇襲からの包囲攻撃は成功。
ナビルーもまるで自分が成功したかのようにガッツポーズをして喜ぶ。
◇
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バッ!
しかし、奴は大ダメージを受けたはずなのにまだ動く気力が。
力の振り絞ってリオ達の包囲網を跳び抜け、すぐリオ達に向いて戦闘態勢を維持。
「ウォォォン……!」
突然、姿勢を低くし唸り声をあげている。
「ん、なんだ……!」
◇
「リオ、アレは”超帯電”だ。でも雷光虫はいないから大丈夫なはずだゾ!」
◇
……。
作戦通り。
ジンオウガが仲間を呼ぼうとするが、雷光虫はここにはいないので蓄電は出来ない。
「このまま攻めるぞ、レウス!」
「グァァ!」
リオが仲間呼びの隙を晒した奴を刃で斬りかかる。
折れた刃の斬れ味は落ちていたが、その低威力の斬撃を後ろのレウスが炎ブレスでカバー。
攻撃を受けたジンオウガが叩き潰そうとするが、すぐリオと入れ替わったリオナが前線へ。
ジンオウガの前脚は太く爪の大きいが、リオナは構わず丸い盾を構えガードし、見事無傷かつ反動零で耐えてみせた。
即座に盾で大きな前脚を振り払ったリオナは一気間合いを詰め、奴の胴に張り付き荊のような緑色の剣を深く突き刺す。
ザァンッ!
「グォゥッ!?」
勢いよく斬り上げるように剣を抜いたリオナは、舞うように宙返り後退。
気づけば胴の深い傷口から、火竜族のものと同じ出血性の毒液が溢れ出していた。
一瞬で行われた巧みな動きを見たビオンとアダン。
ハンターは武器の扱いに長けている職業だが、そのハンターに就いている二人もリオナの戦闘能力に驚いていた。
「凄いな、リオの仲間! 片手剣の小さい盾であんな強固なガードが出来るのか!」
「しかもあの嬢ちゃん。”攻撃の重心を瞬時に見切り、即座に痛烈な反撃を食わらせられる”みてぇだな。上位ハンターの俺から見ても、かなりの手練だと思うぜ……!」
ブゥゥゥン……!
その時、聞き覚えのある羽音が。
「え、なんで!」
見上げたリオの目に飛び込んできた光景は、”紅く染まった雷光虫の群れ”。
水辺に居た雷光虫達は残さず捕獲されたはずだが……。
◇
離れた場所で戦いを見守っていたナビルーも、不気味な紅い大群に戦慄している。
「ニャ!? なんで、他のエリアに居た雷光虫達が!? まさかアイツら……同じく紅力化している生き物の場所を感じとれるのかよ……!?」
先程ジンオウガの仲間呼びは、他のエリアの雷光虫に向けて行ったものだったのだろうか。
奴は再び低く唸り、蓄電を始めてしまう。
「これはヤバいかも! 皆、急いでジンオウガを攻撃して蓄電を阻止するんだゾ!」
◇
「くっ!」
ナビルーの言葉を聞いたリオ達はすぐに技を繰り出そうとした。
リオとリオナとビオンは持ち武器で斬りかかる。
確かにダメージは効いているはずだが、ジンオウガは耐えながら蓄電を強行。
後方からレウスとレイアが炎ブレス、アダンも通常弾を放つが……。
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バリバリィィィン!!
「グゥオオオォォン……!!」
「「「うわぁぁ!!」」」
突如咆哮と共に蒼く閃く電気が奴を包み、近接攻撃していた三人が吹き飛ばされてしまう。
放たれたブレスと弾は着弾したものの、一瞬だけ発生した雷が壁となり威力が少し和らいでしまっていた。
閃きが収まると、そこには紅いオーラと蒼い雷を帯びた紅力のジンオウガの姿が。
恐ろしい修羅の鬼と化した奴の背中からは膨大な電気と、雷狼竜の電力で強化された紅い超電雷光虫が複数飛び交っている。
それを見たビオンとアダンの身が引き締まる。
「まずいです、師匠! 紅力のジンオウガが本気を出してしまいました!!」
「いや、前に一戦交えたから奴の動きはもう把握している。それに雷光虫が多かったあの時と違って、今回は超帯電になるのが遅かった。人数で有利な上に、奴の初動が遅れていたならば勝機は十分ある!!」
本気を出し紅力も活性化したジンオウガに反応し、レウスの息が荒くなる。
「グオオアアアアアァァァ!!」
同じ紅力の力を目醒めさせたレウスの赤い身体が真紅色へ変わり、口から真紅の業火が噴き出ている。
「油断せず攻撃を押し切ろう! ライドオン、リオレウス!」
「ライドオン、リオレイア! レウス様、無理だけはしないでくださいね……!」
覚悟を決めたリオ達がライドして力を一つに。
「行くよ、リオナ!」
「はい、リオ王子!」
第二ラウンドで、まず最初に動いた戦士はリオとレウス。
奴が片前脚を帯電させて速い爪の叩きつけで襲うがリオ達は急上昇で回避し、リオナ達は後方へステップ回避。
ドゴォン!!
一瞬リオとレウスを見失ったジンオウガの上から、猛スピードで毒脚爪の急降下キック。
「グォン!」
「うわっ!」
更に上乗せするようにジンオウガが毒に侵されるが、力を解放したジンオウガは身体を震わせて強引にリオ達を振り通す。
そしてジンオウガが渾身の尻尾薙ぎ払いをし、リオ達を吹き飛ばす。
「まただ。レウス、豪火球!」
しかし、耐え切ったレウスは口から放つ豪火球で返り討ち。
ドオン!!
「クォォン……!」
予想外の痛烈なカウンターを正面から受けたジンオウガは悲鳴を上げながらダウン。
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キィィィィィン……!!
その時、後ろで待機していたリオナの絆石が緑色に光輝く。
地面を蹴ったレイアが一気に離陸飛行し、ジンオウガへ直行。
「撃って!」
リオナの合図でレイアは大きな炎ブレスを発射。
ドオオオン!!
「クォォッ!」
ジンオウガに着弾した炎が拡散し、周囲まで焼け野原に。
縦に大きく旋回飛行し、敵に接近したリオナとレイアは滞空したまま優雅に翼を広げ……。
「ヘリオスは……私達が守る!!」
「グアアッ!!」
そしてレイアはサマーソルトの動きで鋭い棘がある尻尾を振り、風圧で発生した円刃が高速回転して広範囲の炎を巻き込む。
ギリイイイィィィン!!!!
回転する円刃は灼熱を発生させ、紅力のジンオウガを陸ごと焼き切った。
「ク、ウグォォン!」
大ダメージを受けたが、奴は再び起き上がる。
怒り狂った声をあげながら、最期の悪あがきとして所構わず暴れ回る。
「今度は俺が絆技を放つ。絶対に当てれるよう隙を作ってくれないか!」
「グアアァァ!」
そういうとリオとレウスは咆哮をあげて、瞬時に空へ急上昇。
「「おう!」」
「お任せください!」
リオの指示を聞いたビオンとアダンとリオナ達が仕上げに取り掛かる。
急いでビオンが接近するが……。
「ウグォォッ!!」
ジンオウガの紅い身体が光輝く。
「あいつ、紅技を繰り出すつもりか!」
ビオンは抜刀したアギトを構え、いつでも紅技がきてもいいよう警戒態勢に。
「ウグオオォォォン!!」
紅力のジンオウガがビオンに跳んで突撃し、全開放した紅き電気を帯びた片前脚を思いっきり叩きつけた!
ビィシャアアアァァン!!!!
紅い電撃を叩きつけられた地面は大きくひび割れし、あまりの電圧に周りの大部分の草も真っ黒に焦げて見る影もない……。
しかし。
ザァン!!
「クォン!?」
「危ねえ。喰らっていたら死んでもおかしくなかったな!」
なんとビオンは見切ったらしく、あれだけの飛び交っていた電流も抉れた岩の避けきっていたのだ。
そして、後隙を突いたビオンは全力の溜め斬りでジンオウガを叩き斬った。
そして、いつの間にかレイアに乗って接近していたリオナが、身を乗り出しジンオウガの頭を盾で殴打。
「グオオ!!」
まだスタミナが削りきれてなかったのか、ジンオウガがビオンとリオナに向けて背中から雷光虫の雷球を複数放つ。
「レイア、拡散炎ブレス! ビオン、伏せて!」
「おう、分かった!」
ボオオォォ!!
伏せたリオナ達の後ろにいたレイアの口から炎が放たれ、その炎が一気に拡散。
紅き雷光虫弾は全てあっという間に焼き払われてしまう。
更にレイアは脚力を活かし一瞬で間合いを詰め、もう一度毒スパイクを食らわせる。
計三回も毒を受けたジンオウガの体力はほぼ残っていない。
ビリリィ!!
「「「!」」」
その時、ジンオウガに気づかれないよう忍び寄っていたナビルーが電撃で奴を麻痺させて拘束。
「今だ、アダン!」
「やるじゃねぇかリオのオトモさんよ! 今なら確実に当てれるぜ!!」
無防備の敵に向けて、アダンが再び鉄甲榴弾を発射。
鉄甲榴弾は見事奴の頭に突き刺さり爆破。
もう一本の角も粉々になり黒焦げになったジンオウガはついに意識を失い横に倒れた。
◇
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上空のリオとレウスは、皆が気絶したジンオウガから距離を置いた事を確認。
「皆ありがとう! 行くぞ、レウス!」
「グァァ!」
ギィィィィィン……!!
二人の絆が最大まで極まり、絆石が紅い輝きを放つ。
レウスが大翼を広げ空気切り裂く大咆哮を上げ、凄まじい速さで急降下。
ゴオオオオオォォ!!!!
紅い焔を纏いながら脚を突き出し急降下するレウスと乗っているリオ。
輝く隕石と化したリオ達は劫炎のキックを、紅力のジンオウガに食らわせた!
ドゴオオオオオォォォン!!!!!
「クゥオオォォォン……!!!!」
天に向かって突き出た劫炎の巨柱は、ジンオウガを空彼方へ吹き飛ばす。
◇
ドオオオン……!!
空からジンオウガが落下し、地に強く叩きつけられ息絶える。
そして紅いオーラが消え、本来の碧緑色と黄土色の体色へ戻っていた。
◇
激闘を制したリオ達はその場で一息をつく。
ナビルーも安全を確認したのか水辺エリアで寛いでいる。
「フゥ。キケンなヤツだったけど、流石に戦力差が大きくて問題なく勝てたな!」
「ああ。でも、ジンオウガとしては凄く強かったし、アーバ平原の紅力主モンスターはコイツで間違いないはず!」
数で有利だったとはいえ、紅力化狩猟に慣れてきたリオとレウスとナビルー。
今回の戦いでリオ達は成長を感じられた。
「リオ王子とレウス様、ナビルー。カリトモニで整えた後、アーバ森林の絆原石を浄化しましょう!」
「「おー!」」
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「なっ!? 待て、お前ら!! モンスターの群れがこっちに向かって来ているぞ!!」
帰還しようとした瞬間、ビオンが目を見開いて叫び出した。
急いでアダンが双眼鏡を取り出してモンスターの姿を確認する。
「なんてこった、先頭にはラギアクルスとセルレギオスとライゼクスの大物三体! しかもそれぞれ全員にライダーが乗っている!!」
「「「!?」」」
バサァ!!
空から影が二体飛来。
「見つけたぞ、王族共……!」
鶏冠の頭に黒い昆虫に似た甲殻と翼に、細い後脚と鋏の尾を持つ飛竜種”ライゼクス”の背中で、同じく鶏冠を模った髪型の男ライダーが醜悪な怒りの表情を見せている。
「例のリオレウスもいる! こりゃ殺りがいがあるねぇ!」
鋭い刀のような角に全身金の逆鱗、鋭い翼と後脚と槍の尾を持つ飛竜種”セルレギオス”の背中で、逆立った金髪の男ライダーが野蛮な睨みを利かせている。
「ニャア、敵意を感じるゾ! まさか龍覇国軍!?」
少なくとも奴らからは友好的な雰囲気を全く感じられない。
「貴方達……やはり王国を裏切っていたのですね!!」
リオナは彼らを知っているのか警戒の構えをとる。
二体の大型竜の後ろから黒い絆石をつけたライダーの大群が迫ってきていた。
そして、陸には一際大きなモンスターが滑るように走ってきた。
今まで落ち着いていたリオナが、そのモンスターとライダーを見て驚愕する。
「っ!? えっ……な、何故!! 何故貴方まで龍覇国軍に!?」
現れたモンスターは鰐のような顎と双角に四肢、そして甲殻と長い尾を持つ蒼い海竜種”ラギアクルス”だった。
そして、ラギアクルスの背に乗っていた者は……。
「俺達と闘え! リオ、レウス!!」
「……? お前らは誰だ!!」
続く
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●今回のおまけ
ジンオウガ
別名:雷狼竜
種族:牙竜種
レア度:★6
属性・状態異常:雷属性、マヒ
主な生息地:森林、密林、高山、雪山
『無双の狩人』と呼ばれる大型牙竜種。
黄土色の双角にマズルの長い顔、緑がかった碧色の甲殻に鋭い甲殻と白い毛が並ぶ背中、黄土色の大きな四肢と黒い爪、横幅のある尻尾が特徴。
身体能力が高く地を駆ける他、ある程度の高低差に対応している。
ジンオウガが咆哮し発電する雷光虫を呼ぶと、その虫を背中に住まわせて共生関係を築く。
本来ジンオウガが放つ電気は弱めだが、ジンオウガの電気を吸って活性化した雷光虫”超電雷光虫”の力を借りる事によって、一部甲殻が展開され雷を放つ”超帯電状態”となる。
超帯電は攻撃に向いた形態で、前脚叩きつけや尻尾回転攻撃や背中を向けてのプレス等が帯電し強化される代わりに、展開した甲殻はダメージを受けやすい弱点部位にもなる。
時に狩猟地の頂点級の格を持つ場合もある強力なモンスター。
プライドが高いが、絆を結べば解放した電気で敵に立ち向かう。
だが、上手く立ち回れるようしっかり援護しないと、攻撃的になった代償の脆さで一瞬で窮地に陥る事もある。
また『住処を古龍に追い出され、それ以降戻る事がなかった』という記録があり、一度負けた相手には吠えつつも内心は怯えていたり、他にもライド中に無数の雷光虫が集ってきたりケアに手間が掛かる方。
◯主な技
⚪︎超帯電
電力を溜めた後に雷光を放ち、雷属性攻撃力と命中率を上げる”超帯電状態”となる。
⚪︎雷タックル
タックルの如く急接近し、帯電した片方の前脚を叩きつける。たまに敵をマヒにさせる。
⚪︎雷光虫弾
飛行する超電雷光虫を放って敵に突撃させ、稀に敵をマヒにさせる。
⚪︎連続雷撃
咆哮すると共に敵に五回落雷のような電撃を浴びせる。
◯絆技
⚪︎クロスハイボルト
複数の雷柱を発生する中を、吠えながら駆け抜ける超帯電状態のジンオウガ。
雷光虫が次々と集まり電力が高まった後、ジンオウガは上方向へ跳躍。
空中で更に雷光虫が四方向から現れ、ジンオウガに集まった瞬間に蒼い雷の輝きを放つ。
そして右前脚に今まで溜めた電力を解放させたジンオウガは急降下して敵に右前脚を叩きつけ、雷電の大爆発を起こし敵を一掃し大ダメージ。