モンスターハンターストーリーズ 紅玉の絆石   作:ルークス

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始めまして、ルークスと申します。
この度、モンスターハンターストーリーズの二次創作を書くことにしました。
これからよろしくお願いいたします。


第一章 始まり
第一話 モンスターライダー


はるか遠い昔、いにしえの頃……。

 

 モンスターと心を通わせ、眠れる力を目覚めさせる者がいた……。

 

 人々はこう呼んだ、[[rb:”乗り人” > モンスターライダー]]。

 モンスターと絆を結びし者と……。

 

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【挿絵表示】

 

第一章 始まり

第一話 モンスターライダー

 

 とある森。

 風に吹かれ心地いい音を鳴らす草木、木々の隙間から見える青空、優しく流れる川。

 

「……しろ……しっかりしろ!」

 

「ん……」

「おい! 大丈夫か!?」

 何者かの声で少年は目を覚ます。

「……?」

「良かった! 回復薬を持ってきて大正解だった」

「え、どうい……いっ!」

 状況を確認するため身体を起こそうとする瞬間、激しい痛みが全身を襲う。

「おい、重傷みたいだから無理はするな! 俺が村まで連れてってやる」

「……? あ、ありがとう」

 

 少年を担ごうとすると青年の目にあるものが止まる。

「ん? タマゴ?」

 少年の近くの大きなタマゴ。泥だらけで色も誰のタマゴかも分からない。

「あれはお前のか?」

「えっ? ええと……」

 

 ズキィッ!!

 

「ううう!!」

「!?」

 突然、少年の頭に鋭い痛みが容赦なく襲う。

 

    ◆

 

「それは……のタマゴだ……」

 

「……オ……が来る! ……隠れろ!」

「その……のタマゴを絶対に離すな!」

 

「その……はきっとお前らを助け、導いてくれるだろう」

 

    ◆

 

「た、大切な……タマゴ……」

「タマゴ? じゃあお前もライダーなのか?」

「ライダー……ってなんだ?」

「んっ? じゃあお前はハンターなのか……いや、まずはここから離れるべきか。モンスターが来たら大変だ」

 

 青年はタマゴを抱えた少年を担ぎ、ゆっくりと森の道に進む。

 少年は”一体何が起きていたのか”、”今まで自分は何をしていたのか”、”この青年は誰なのか”、全く分からない。

 

 ただひたすらに緑色の森を進む二人。青年は気になった事を率直に質問した。

「そういや、あんたはどこから来たんだ?」

「えっ? えっと……」

 いきなりの質問に少年は少し黙ってしまった。聞こえるのは森の草木の揺れる音のみ。

 

「え? 分からないのか?」

「何故か思い出せない……」

「記憶喪失ってやつかぁ……困ったな。名前も思い出せないのか?」

「俺の名前は……」

 

 ズキッ!

「ぐっ!!」

 

    ◆

 

「……オ!」

「……リ……オ!」

「リオ! リオおおおおお!!」

 再び激しい激痛と共に名前を呼ぶ声が頭に響く。

 

    ◆

 

「お、おい! どうした!」

「だ、大丈夫……。確か俺の名前は『リオ』……」

「リオかぁ。うーん。聞いたことない名前だ」

 

_

【スカスの丘】

 しばらく担がれたまま歩いていると、開けた丘に着いた。目映い太陽が緑の草原を明るく照らす。

「もうすぐ村だ。見たところ危険なモンスターはいないようだな」

「うう、身体が痛い……」

「もう少しだけ耐えてくれ、村に着けば安心だからよ」

 

 その時、青年が周囲の異変に気づく。

「……!」

 青年は突然、岩影にリオを寄せる。

「えっ? どうしたんだ?」

「静かに。あそこのアプトノスの様子がおかしい」

 

 ずっしりとした四足歩行の竜”アプトノス”。周囲を見回し、何やら落ち着きがない。

「……! ブォォ!」

 一体のアプトノスが何かに気づき、声をあげると一斉にアプトノスの群れが怯えるように丘の奥に逃げていく。

「な、なんだ……?」

「あ! あれは!」

 

 別方向から大きな影が丘を我が物顔で走る。

 曲がった牙を持つ大猪”ドスファンゴ”だ。

 

「ここを荒らし回っている個体だ……! まさかここまで進出していたとは……」

 目の前の現れた大きな身体のモンスター。身の丈程もある牙がリオを不安にさせる。

「どうするんだ?」

「他の道は村までかなり遠回りすることになる。去るのを待つぞ」

「うん……いぃっ!!」

 まだ痛みが取れておらず、思わず声をだしてしまった。

 

「ブゥゥ? ブモォォォ!!」

 声に気づいたドスファンゴ。鋭い目を向けられて、二人に焦りの感情が沸きだす。

「くっ! 見つかったか!」

「ブィィィ!!」

 ドドッ! ドドッ! ドドッ!

 外敵と判断したドスファンゴは砂煙をあげながら一直線に突進を仕掛けた!

 

「危ねぇ!」

 青年はリオを抱えながら前転回避。間一髪でかわした。

 しかし、過ぎたドスファンゴは身体を向き直し再び狙いを定め、地面を蹴り全力の突進を仕掛ける。

「ブィィィッ!!」

 ドドッ! ドドッ! ドドッ!

 

「くっ!!」

「う、うわぁ!」

 迫ってくる巨体。リオは『もう終わりだ』と思わず目を瞑ってしまう。

 

 ザン!

「ブホォ!?」

 

 突如、切り裂く音とドスファンゴの悲鳴が丘に響いた。

 リオは目をゆっくりと開けると……。

「えっ!?」

 

「ギャギャギャオ!」

 そこには青い二足歩行の鳥竜種”ドスランポス”と、その背中の鞍に乗った男性がいた。蹴り倒されたドスファンゴは、予想外の一撃を貰い踠いている。

「ドスランポスと人!?」

 

「ビル! 助かる!」

 ドスランポスに乗ったランポス装備の男が振り向き叫んだ。

「お前ら! 目を瞑れ!」

「えっ? えっ!?」

 男に指示をされ、青年と困惑しているリオは目を瞑る。

 

「はぁ!」

 ドスランポスに乗った男が持ち手がある球を投げ……。

 

 ボォン!!

 炸裂音と共に閃光玉から強烈な光が放たれた!

 

「ブモォォ!?」

 少年は目を開けると、そこには光を直視し視界を奪われたドスファンゴがパニックになって暴れている。

「ビオン! 今の内にここから離れろ!」

「ああ、助かる! いくぞ、リオ」

「あ、ああ!」

 

 視界が戻ってきたドスファンゴ。完全に敵と認識したのか、荒く息を吐きながら睨み付ける。

「いくぞ!」

「ギャギャギャオ!」

 ドスランポスは乗っていた男の指示を聞くと、ドスファンゴに向かって走り……。

 ザシュ!!

 牙がびっしりと生えた黄色く長い嘴でおもいっきり噛みついた。

「ブゥゥ!!」

 たまらず暴れて振りほどくドスファンゴ。抵抗を予測していたのか、バックステップで距離を取る。

 ドドッ! ドドッ! ドドッ!

「隙だらけだ!」

 ザン!

 ドスファンゴが反撃と言わんばかりに突進をするが、横に避け爪で引き裂く。

 

「す、すげぇ……」

 ドスファンゴのパワフルな攻撃を完全に読み、的確に反撃を入れるドスランポスと乗っている男を、リオは離れた所から目を開いて見ていた。

 

「ドスランポス! はやての一撃だ!」

「ギャアア!!」

 

 ザァン!!

 

「ブゥゥブモォォォ……」

 技名に違わず相手の反応速度を上回る”はやての一撃”。ついに堪えたのかドスファンゴの身体が崩れる。

 

「気を付けろ、ビル! まだ息がある!」

「ああ、わかっている!」

 

 ドスファンゴがよろめきながら立ち上がり、三人を睨んだ。

「ブゥ、ブゥゥゥ!」

 

 ドドッドドッドドッ……。

 

 しかし敵わない敵だと判断したのか、しばらくすると脚を引きづりながら丘の奥へと消えていった。

 

「助かったぞ! ビル!」

「あ、ありがとうな……」

 ドスランポスから降りた男が、見慣れぬ少年のリオを見る。

「ビオン、その子は誰だ?」

 聞かれた青年は少年を見ながら説明した。

「ああ、森の川に流れ着いていたんだ。怪我が酷いから村まで連れていこうと思う」

 何かまずいのか、男が目を開いて慌て始める。

「何! よそ者を村に入れる気か!」

「今は記憶喪失だが、この人もたぶんライダーだ。それにどちらにせよ、こんな重傷の奴をほっとくわけにはいかねぇよ」

 少しうつむいて困惑した後、男は前を向き話を続ける。

「ぐぬぬ……それもそうだな。オレはさっきのドスファンゴを追う。新人の為にタマゴが欲しくてな」

「タマゴ……? お前らは一体何者なんだ……?」

「ああ、気にするな。さぁ、村へ!」

「あ、ああ」

 リオは青年に小さな村に案内された。

 

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【スモス村】

 村の質素な門を抜けると高低差のある丘に建物がある小さな村が。

「ここが俺の故郷のスモス村だ」

「わぁ……」

 暖かい陽光が地面を照らし風車が優しいそよ風に吹かれている。

 初めて訪れた場所にも関わらず、安心させてくれるような光景にリオは声を漏らした。

 

 リオ達に気づいた村人が驚きの顔に変える。

「ビオン! そいつは!?」

「ああ、よそから来た人だ」

「何故この村に入れた!? ここによそ者を入れるなと!」

「あーもう、それはわかってる。でも、重傷だから急いでたんだ。それにこいつもタマゴを持っていたから、たぶん仲間なはずだぜ?」

「今は『ライダーでもよそ者は入れるな』と村長が言っていただろ!」

 他の村人達はリオを見てかなり不安そうな顔をしてひそひそと話し始める。

「とにかく。怪我してんだから手当てさせてくれ。その後、どうするか考えればいい」

「はぁ……まったく」

 

「俺、何かまずいことをしたのかな?」

 リオは歓迎されてない雰囲気を感じて不安になってしまった。

「あぁ、今は気にするな。さぁ、俺の家に行くぞ」

「わ、分かった」

 

 ビオンに担がれて連れてこられた村。その端にある小さな家に向かう。

 

【青年の家】

 家の中は少しボロついた家具、雑に道具が詰められた収納ボックスがあった。

「よし、横になれ」

 青年はゆっくりとリオをベッドに寝かせる。

「助けてくれてありがとう!」

「いいんだって! 困った者を助けられないなら、ハンターになんかなれないからな!」

「ハンター? じゃあお前達はハンターなのか?」

「いや、違う。ここはモンスターライダーの村だ。ライダーというのはモンスターと共にする者」

「『モンスターと共にする者』!? さっきのドスランポスを操っている人もライダーなのか?」

「それも違うな。あれは操っているんじゃない。俺達とオトモンは絆で結ばれているんだよ」

「絆?」

「モンスターを仲間のモンスター”オトモン”にして、助け合って絆を結び共存しているということだ」

「そうだったんだ……お前はライダーの村に住んでいるけど、ハンターを目指しているんだな」

「うん……まぁ」

 一瞬青年の顔が曇るがすぐに明るい表情を戻し、話を変える。

「ところで、結局あんたはハンターなのか? ライダーなのか?」

「えっ?」

 青年が布の上に置いた泥だらけのタマゴを見つめる。

「あんな立派なタマゴを持っているのは、基本ハンターかライダーだからな。ハンターはクエストで採取を依頼されるし、ライダーにとってもタマゴは大事なものなんだ」

「いや……思い出せない」

「そうか……それも忘れているようだな」

 また森を歩いてた時のように、深い沈黙が降りたその時。

 

 ドン!! 

 

 怒りの形相の少女がドアを強く開けてきた。

「ここにいたら!」

「なんだよ、アオイ」

「『なんだよ』じゃない! よそ者は例えライダーでも入れてはいけないという事をもう忘れたのら!」

「仕方ないじゃないか! 怪我人を見捨てろっていうのかよ!」

 不機嫌そうに腕を組む青髪の少女。

「じゃあ、この村はどうでもいいのら?」

「それは!」

「村への絆がないから、ハンターという乱暴な連中に憧れるんだら!」

「……! なんだと!」

 青年はさっきの明るい顔からは、想像もつかない怒りの表情になりだした。

 

「アオイ。君は少し落ち着きなさい」

「「「!」」」

 

 三人が声に気づいて振り向くとドアにもう一人、とても背の小さな老人が現れた。

「レスフ村長! よそ者がきたら!」

「それは他の者から聞いておる。あの事件もこの者を助ける事もどれも仕方ない事なのかもしれない」

「で、でも!」

「勿論、我々の存在や村を知られて困るのもまた事実。村の者を集め会議をするぞ」

「……むぅぅ」

 怒りの感情すらなくなり、がっくりと肩を落とす少女。

「村長。まずは怪我の手当てをさせてくれ」

「わかった。落ち着いてきたら村の広場に来ておくれ」

 

【村の広場】

 傷をある程度手当てされた後、村の中心の広場に連れてこられ、これまでの出来事を整理した。

 レスフ村長はリオの顔を覗き、まじまじと見る。

「……つまり、そのリオとやらは記憶喪失で名前以外は覚えてないのじゃな?」

「はい。故郷も親も……。何故、この村はよそ者を拒むのですか?」

「うむ、それは説明したほうがよさそうじゃ」

 

_

 古くから強大な”モンスター”に脅かされてきた人類。

 

 ある日、武器を持って竜を狩った英雄が現れて以来、武器・防具・道具・知略を生かしてモンスターを狩る職業”ハンター”が現れた。

 

 そして逆にそのモンスターと絆を結び、共存を選んだ者”ライダー”が少数ながらも現れ始める。

 今までモンスターに襲われたり狩ったりしている一部のハンターはそのライダーを恐れたり良く思わず、やがてライダーは隠れて住まわざるを得なくなってしまう。

 しばらくして存在が忘れられていったライダーは、よそ者が来ても仲間のモンスター”オトモン”がいる事。そして、自分達がライダーである事を隠し通した。

 

 それ以降、ここの村では特に問題は起こらなかったはずじゃったが……数週間前に事件が起きた。

 

    ◆

 

【スカスの森】

 村のライダーの一人であるビルは新人ライダーの為に、相棒となるタマゴを採取していた……。

「よし、タマゴは十分に集まったか。いよいよ俺も先輩かぁ」

「ギャア! ギャア!」

「はは、ドスランポスも嬉しいようだな! 後輩に舐められないように経験を積まなくては」

 

 村に帰ろうとしたその時。

「ん?」

「ギャア?」

「モンスターの気配だ。ドスランポス、気を引き締めろ」

 

 一瞬、草むらが怪しく揺れる。

「そこにいるんだな! ドスランポス! 追い払うぞ!」

 

 身構えた時、思いもよらない者が現れたのじゃ。

「!?」

 

 草むらから現れたのは金色の刃鱗が特徴の千刃竜”セルレギオス”。

 そして、その上には見慣れぬ少年のライダーが乗っていた。

 前方に白と赤のトサカのような毛、金の前向きにはねた髪。乗ったライダーもセルレギオスを模した髪型にしている。

 

「ライダー!?」

「よぉ。驚かせたか?」

 千刃竜のライダーがニッコリと笑う。

「ああ、野生のモンスターかと思ったんだ。見ない顔だな。お前はどこのライダーなんだ?」

「俺? ちょっと遠くからね。ここなら探しているタマゴがあるかなと思ってな」

「そうか。ここの生態系はよく知っている。良ければ力になるぞ!」

 少年は元気そうに微笑み、求めているタマゴを言った。

「それは助かるぜ! リオレウスのタマゴなんだけど」

「わかった。ついてくるといい」

 

【スカスの森 奥】

 ビルはセルレギオスのライダーを後ろに連れて森を進み、飛竜の巣に向かっていた。

「リオレウスかぁ。天空の王者と呼ばれる飛竜種。確かに憧れるのも分かるぞ!」

「そう。喉から手が出るほど欲しいんだよな~」

「この山の天辺に火竜の巣がある。そういえば、なんでお前はリオレウスのタマゴが欲しいんだ?」

「なんでそれを聞くんだ?」

「ん? いや、理由を聞きたいだけだが?」

 

「……残念だが、それは言えね~な」

「ギェェ!!」

 バババッ!

 

 グサァ!

「ぐああッ!?」

 

 一瞬ビルは何が起きたのか分からなかったようじゃ……。

 激痛に驚きながら、自分の背中を見ると金色の刃鱗が刺さっている。

 振り向くとなんと少年はニヤリと不気味に微笑んでたのじゃ。

 

「なっ…!」

 背後からの攻撃を受けたビルは地面に落ち、ドスランポスも狼狽えている。

「あっ。ごめんごめん。背中を向けていたからつい」

 笑いながらセルレギオスから降りた少年はゆっくりと近づく。

「ふん。ここなら誰も見てないだろう。さて……頂くか」

「き、貴様! いきなり何を……!」

 少年は苦しそうなビルには目もくれず、タマゴが詰まった籠を取りセルレギオスに再び乗る。

「……!?」

「う〜ん。どうやら”アレ”は持ってないようだな……」

「待て! それは新人のライダーにやる大事なタマゴなんだ!」

「ふーん、ドスランポスとドスファンゴにクルルヤックのタマゴ? こんなのが大事なんて、レベルが低いライダー達だ」

 ビルは一瞬で悟った。少年は背を向けている時に不意打ちを仕掛け、籠のタマゴを盗もうとしていたと。

「く、くそ! 返せ!」

「ま、いい。無いよりはマシか。んじゃあ、お前は用済みだな」

「!?」

 鋭い目つきになる少年。ビルはとんでもない殺気を感じ、身体が小刻みに震える。

「片付けろ。レギオス」

「ギェェェェェ!!」

 指示を与えられたと共に全身を震わせつんざくような咆哮をあげるセルレギオス。とどめの蹴りを放とうとした時。

 

「ギャアア!!」

 ザァン!

 鋭い爪の蹴りでセルレギオスの攻撃を阻止するドスランポス。

「ギェェ!?」

「ギャギャギャギャ!!」

 攻撃を止められるも傷一つ付かず、上手く着地するセルレギオス。

 ドスランポスは主人の前に立ち、臆する事なく威嚇の声を上げる。

 

「逃げろ……ドス……ランポス……!」

「なんだ? まさかこいつ、この俺に勝てるとでも思っているのか? 舐められたもんだぜ」

 セルレギオスに乗り直した少年。

 本格的にビルらに攻撃を仕掛ける気だろう。

「ギィィ!!」

「ギャアア!!」

 じりじりと迫ってくる金の巨体。

 しかし、それでもドスランポスは一歩も引かない。

 

「(ど、どうすれば……! そうだ!)」

 ビルは残された力を振り絞ってポーチに手を伸ばし、閃光玉をセルレギオスの足元に投げる。

 

「目を瞑れ! ドスランポス!」

「あっ!?」

 

 ボォン!

 

 破裂音と共に眩い光を放つ閃光玉。

 その強烈な光は少年ライダーとセルレギオスの視界を容赦なく奪った。

「ぎぃやあああ!! いってー!! 目がいてぇ!!」

「ピェェェェェ!!」

 思わぬ抵抗に思わず悶絶する少年ライダーとセルレギオスは悲鳴を上げてもがく。

 

「今だ……! ぐっ……う」

 ビルは力なくドスランポスに乗り、逃走を図る。

「逃げ……るぞ!」

「ギァア!」

 重傷のビルの乗せたドスランポスは全力で走り、少年から逃げようとする。

 

「ぐ……あっ、待ちやがれ! 追え、レギオス!」

「ギェェェェェ!!」

 少年は激痛が走る目でビルを追うが、相当効いたのか逃げることには成功した……。

 

    ◆

 

_

「こうしてビルは重傷。新人にあげる予定のタマゴは全てあのライダーに奪われたのじゃ……」

「ハンターには奇異な目で見られない為にライダーであることを隠し、よそのライダーも危険だから極力村に近づけないようにしてたんだら。それなのにあんたは!」

 アオイと呼ばれてるライダーは再び怒りの形相に変わり、青年を睨みつける。

「だから! 怪我人なんだから仕方ないだろ!」

 青年も再び怒りを露にし叫びながら反論する。

「それに! そんなに封鎖的だから、いつまでもライダーはそいつらに認められないんだよ!」

「なんだ! ろくにライダーのことを知らねえ癖に! こんなよそ者は今すぐ追い出すべきだら!」

「まっ、待てよ二人共!」

 リオの言葉をよそにどんどんヒートアップしてしまう二人。

 

 ざわ……ざわ……。

 思わず集まった村人も困惑し始めたその時。

「もう止めてくれ! ビオン、アオイ!」

「「!」」

 

 村人をかき分けて現れるライダー。

 そこにいたのは先ほどのドスランポスのライダーのビルだった。

「……元はといえば俺の不注意が原因だ。どうか、その少年を責めないでほしい」

 

「ビル! あんたも大事な会議の時というのにいつまで外にいたんだら!」

「落ち着くのじゃアオイ。とにかく、理由は説明した。後はこの少年をどうすればいいか皆で話合うぞ」

 

 村人達は顔を見合わせ、話し合う。

「なんとか外に帰させてあげられないかしら。きっと親が心配しているわ」

「冗談じゃない! きっと村のライダーの事をバラすぞ!」

「それにこの少年の身元が分からないんだろ?」

「そもそも誰が送るんだよ! ライダー以外、外に出るのは危険だ!」

「とても一人で帰れそうな子じゃないしなぁ」

 

「(お、俺は……)」

”俺はどうすればいいのか”、”俺はこれからどうなってしまうのか”、再び不安の感情が過るリオ。

 

「…………」

青年はしばらく考えた後、思いがけないことを口にした。

 

_

 

 

「お前。ライダーにならないか?」

 

 

「え!!」

「!!」

 青年の急な提案にリオと周りは戸惑う。

「確かあのタマゴは大事なタマゴなはずだろ? そんなに大事なものなら孵化させてみたらどうだ?」

「ビオン! あんた、いきなり何を言ってるら!?」

 

「リオをライダーにさせる。このスモス村を居場所にさせてやるんだ。それしかねぇよ」

「こ、今度はそのよそ者を受け入れろと!」

「元々こいつはタマゴを持っていたし、もしかしたらライダーの素質もあるかもしれない。この村のライダーとして生かさせてやるんだ。居場所があるなら無理に外に出る必要はないし、お前らも安心だろ」

 レスフ村長が青年とリオの前に歩み寄る。

「ビオン。それではこの少年の自由は……」

「いえ、村長。それは心配入りません」

「どういうことだ?」

 

「俺はまだ外に自由に行く事も、ライダーを認めさせる事も諦めてません。いつか俺は外に行ってハンターになり、ライダーの事も知ってもらい認めさせようと思ってます。そして、ライダーが自由に暮らす世の中を作ります」

 アオイが慌てて三人の間に割って入る。

「な、何いってんだら! 勝手に話を進めないで——」

 慌てるアオイをよそに深く考え込むレスフ村長。しばらくして口を開いた。

「……わかった」

「な! そ、村長! よそ者を受け入れるのら!?」

「この少年を村の一員として受け入れる事にしよう。リオと言ったな? おぬしはどう思う?」

「……! ここに住まわせてくれるんですか!?」

「うむ。そうじゃ」

 

    ◆

 

『その……はきっとお前らを助け、導いてくれるだろう』

 

    ◆

 

 少年も過去の記憶らしきものを思い出す。

 同じく深く考え込んだが、やがて不安な顔は決意の顔へと変わる。

「レスフ村長、俺も……ライダーになりたいです! この持っていたタマゴがなんなのかを知りたい。孵化させなきゃいけない気がするんです!」

 

「そうか、良いだろう。おぬしを村のライダーとして歓迎しよう……ただし!」

 いきなり優しそうだったレスフ村長の顔が強ばる。

 

「ビオンよ。おぬしが外に出るのはもう少し考えさせてくれないか?」

「……なぜですか?」

「正直、わしも外の者とは分かりあえないと思っている。外の者にとってモンスターは自然の脅威。そのモンスターと一緒にいるライダーは迫害を受ける可能性もある」

 

 ”人とモンスターは本来は敵同士”、重い現実に村は静まり返った。

 

「もし、その現実を十分理解できるようになったら考えてやろう」

「……はい」

 レスフ村長は返事を聞くと、再び優しそうな顔に戻りリオに話しかける。

「リオよ。今度はライダーになるための話をしたいところだが……今日は疲れたじゃろう。ゆっくり休むのじゃ」

「あ、ありがとうございます!」

 リオは村人に不安の視線を向けられながら、ビオンに再び家に連れてかれた。

 

_

【青年の家】

「なぁ、さっきはありがとう!」

「気にするな。あと自己紹介が遅れたな。俺の名前は”ビオン”。これからよろしく!」

「ああ、よろしくな!」

「今日は横になって寝てろ。俺が飯を用意してやる」

「わかった……」

 ビオンはリオの顔が曇ったのを見逃さない。彼は思いきって質問してみる。

「やっぱり不安か? ライダーや村の事」

「”このまま村に住んでいいのか”とか、”無事にライダーになってタマゴを孵化させられるのか”とか……」

「そうか……。でも、ライダーに関しては先輩ライダーのビルが教えてくれるはずだ! そう不安になるなって!」

「あ、ああ……」

 

 勇気を出して決断したものの、やはりリオの不安は消えない。

「まぁ、まずは飯だ。サシミウオをこんがり焼いてやるよ!」

 

    ◇

 

「おいリオ、美味しかったか? こんがり魚」

「ああ、凄く美味しかったよ!」

「五香セロリのスープは?」

「うっ……う~ん、えっと」

 やっとリオの笑顔が戻ったと思ったら、すぐに苦い笑顔に変わってしまう。

「はは、好みが分かれる味だよな。俺も子供の頃は大嫌いだったぜ。さて、せっかくだから……ふふふ」

「?」

 

 そう言うとビオンはにやけながらボックスを漁る。

「じゃーん! スモス村名物のスモスドーナツだ!」

「す、スモス……ドーナツ?」

 聞き慣れない名前の食べ物にリオは思わず聞き返す。

「ハンター達が集う”ハンターズギルド”にはギルドーナツというお菓子があるんだけど、それを俺流にアレンジしたんだ♪まぁ、スモス村名物というのは自称だがな。ほらよ」

 リオが貰った赤茶色のドーナツ。ほのかに甘い香りが周りに漂う。

「本当はギルドに行ってギルドーナツを食べたいんだけどなぁ。『外と関わっちゃいけない』っておかしいぜ全く」

 リオは恐る恐るスモスドーナツを口にする。

「!」

 綿のようにふわふわな中の生地、そして素朴ながらも濃厚な甘味が口一杯にゆっくりと広がっていく。

「な、なんだこれ!? うめぇ! これってハチミツを使っているのか?」

 リオがビオンに問いかける……が、返事は帰ってこない。

「ビオン?」

「……!!」

 ボックスを漁ってたビオンの顔から滝のように汗が流れている。

「どうしたんだ?」

「……い……」

「え? なんだよ?」

 

「無いいいいい!!!」

 

 家が揺れるほどの声量で驚くビオン。竜の咆哮に匹敵するその声に思わずリオは耳を塞いでしまう。

「な、何が!?」

「俺の! スモスドーナツが無い! 二つ、作ってたはずなのに!! ……くっそぉぉぉ!! さてはアイツだな!!」

 涙目で怒るビオンはすぐに家を出てってしまった。

「ま、待てよ! ビオン!!」

 

_

【村長の家の前】

 村長の家の前には沢山の村人が集まっていた。

「……な、なんだこいつ!?」

「見たこと無いわ! こんなモンスター!」

「ママ? あれなに?」

「しっ! 刺激しちゃ駄目よ!」

 村人達は家の前にいる”見たこと無い何か”を見つけて大騒ぎ。

 

「おいビル、なんなんだらこの騒ぎは?」

 騒ぎに気付き駆けつけてきたアオイがビルに聞く。

「あ、アオイ! 来い! へ、変な……生き物? が……」

「どれどれ? ……ああ!? なんだこいつぅ!?」

 

「待てぇぇぇ! そこにいたのか! ドーナツ泥棒!!」

 

 先ほどの会議時と同じぐらい怒りの形相を見せるビオンがビルとアオイの元に駆け寄ってきた。

「どうしたんだらビオン」

「とぼけるなアオイ! お前、ドーナツ盗み食いしただろ!!」

 怒濤の勢いについ押されてしまい、アオイの額から変な汗が滲み出る。

「な、なんのことら!? 今回は違うら!」

「じゃあ、じゃあ! ビル、お前か! 盗んだのは!」

「ああ、ビオン! いいところに! 変な生き物がいるんだよ!」

「話を誤魔化すなよ! ドーナツは……えっ? なんだコイツ??」

 

「はぁ……はぁ……。ビオン、どこへ行ったんだ?」

 ビオンを追っていたリオも丘の上の村長の家に人だかりがある事に気づく。ざわざわと騒いでいるところをみるに、何やらただ事ではない。

 

「おーい、ビオン! ……えっ!?」

 リオや村人達の視線の先には、見たことない生物が。

 

 

「な、なんだよ! 急によってたかって騒いで! オレのイケメンな顔にナニかついているのか!」

 

 

 丸みを帯びた顔、少し太いヒゲ、先に丸い毛並みを持つ細い尻尾、二頭身のネコのような生き物がいた。

「あ、リオ! 寝てろって言っただろ!」

「び、ビオン! この変な生き物はなんだよ!?」

 見たことない珍生物に驚きを隠せないリオ。失礼な言い方に生物は思わず反応する。

「『変な生き物』だと! しつれーなヤツだな! この”ナビルー”様を知らないライダーがまだいたとはな!」

 自分で『様』付け……。リオは余計困惑しながら生物に聞く。

「な、ナビルー?」

 

「フッフッフッ! 知らないなら教えてやるゾ! オレの名前はナビルー! あの世界一のライダーのオトモだゼェ!」

 

 ……。

 

「世界一のライダー……って何?」

「そのまんまの意味だよ! 世界を救ったあのライダー! オレはそのライダーさんの旅のナビを勤めていたんだ」

 

 ビルとアオイは目をまん丸にして思わず顔を見合わせた。

「聞いた事があるな。『世界の危機といえる厄災を退けた』といわれる火竜のライダーか」

「お前があの伝説のライダーのオトモ……嘘臭いら」

 目を細めて怪しむアオイ。

「な、本当だゾ! なんならその”世界を救った力”を見せてやってもいいゼ!」

「なんだそりゃ。余計胡散臭い」

 ますます怪しむアオイ。ナビルーは腹が立ったのか、歯ぎしりしながら睨み付ける。

 

「あーー!?」

 何かに気付き、思わず声を出してしまうビオン。リオはまた竜の咆哮ような声量に思わず耳を塞いでしまった。

「ど、どうしたんだビオン?」

「お前か! 俺のスモスドーナツを食ったのは!」

「ギクゥ!! な、な~ん~の~こ~と~か~な~??」

 図星だったのか、ナビルーは目を逸らす。……正直かなり分かりやすいリアクションだ。

「口周りに生地がついているんだよ! 返せ!」

「ギクギクゥ!!」

 

 ……。

 

 長い沈黙が降りた後、申し訳なさそうにナビルーは頭を下げた。

「ゴ、ゴメンな~! 長旅で倒れそうだったんだよ~! 許してくれ~!」

 ビオンの鬼のような顔は全く崩れない。

「許さん!!!! よくも俺の楽しみを!!」

「だ、だからゴメンって~!」

 

 またまたヒートアップするビオン。慌ててリオは彼を止める。

「許してあげようよビオン。『倒れそうだった』っていっているんだし」

「リオ……。まぁ、お前がそこまで言うなら……許……………すわ」

 長い溜めがあったが、なんとかビオンは怒りの感情を抑える。

 リオもナビルーも安心して胸を撫で下ろした。

 

 ガチャ。

 騒がしかったのか、村長の家のドアが開いて迷惑そうな顔のレスフが出てくる。

 

「なんじゃ? 凄い声が聞こえたが」

 トラブル続きで困り顔のビルがナビルーを指す。

「レスフ村長。……また、よそ者が迷い混んできたようです」

「何!? ……な、なんじゃこのアイルーような生き物は!?」

「フッ! このナビルーを見て驚いているようだな。まぁソレも仕方ない。なんたってオレはあの世界一の——」

「な、ナビルーだっけ? わかったってそれは……」

 ナビルーの自慢話を始まるのを察してリオが慌てて止めた。

 

    ◇

 

 リオはそれまでの出来事をレスフ村長に話した。

「むぅ……なるほど。そのナビルーというアイルーがここに迷い混んできたんじゃな」

「迷い混んできたんじゃないゾ! アノ異変を解決する為に、協力してくれるライダーを探していたんだよ!」

 

 リオが彼に質問する。

「『異変』? 異変ってなんだ?」

「知らないのか? 紅いモンスターが暴れる現象が起きているんだよ。え〜っと……確か皆は”紅力化モンスター”と呼んでいたな。なんとか解決できないか仲間達と手分けして、手がかりを探していたんだ!」

 ビルが聞きなれない単語に眉を潜める。

「紅力化……? 聞いたことないな。そもそもここではそんな現象は見たことないが……」

 

「村長。このアイルーはどうします?」

「う、むむぅ……」

 予想外の出来事に村長は悩んでしまう。

「村長。よそ者の俺が言うのはなんですが、アイルーもせっかく来たのに外に追い出すのは可哀想ですよ……ね、ビオン」

「村長。アイルー差別は駄目ですよ?」

「むむぅ。はぁ、それもそうじゃな……」

 二人目のよそ者についレスフ村長はため息をついてしまった。

 

「オ、なんだかよく分からないけど、ココに泊まらせてくれるのか! オイ、オマエの名前は?」

「えっ、俺? リオだけど……? ていうか、『泊まる』……?」

「助けてくれてありがとな! ヨシ、気に入った! しばらくはオマエと一緒に住む事にしたよ! ココの住人ってことはオマエもライダーなんだろ?」

「え! ええ!?」

「なんだ、照れてるのか? 遠慮するなって! ホラ、イクゾー!」

 勝手に話を進め、勝手にどこかに行ってしまうナビルー。お調子者のアイルーに皆は呆れてしまった。

「あ! 待てよ、ナビルー! てか、そっちにビオンの家はないぞ~!!」

 

_

【ビオンの家】

 ひょんな事で仲間になったナビルーにも、これまでの事情を話す。

「なるほどな〜。そのタマゴを孵化させれば、リオにはライダーに慣れるんだな! これから面白くなっていきそうだ!」

 

「リオ。会話の最中で悪いがいいか? まだ身体は完全回復していないからお前用のベッドを出した。そこで休め」

「ありがとう!」

「ナァ。ナビルーのベッドは?」

「あ~お前のも欲しいのか。分かった。ハンモックを用意する」

「オ〜!! 助かるゼ! これからよろしくな、リオ! タマゴの孵化も楽しみだゼ!」

「ああ、よろしく! ……あっ!」

 リオがナビルーの言葉で大切な物を思い出す。チェストから孵化させて相棒にする予定のタマゴを取り出した。

 泥を洗い落としたタマゴは白い殻に赤と紺の模様ので、その輝いているかのような美しさにビオンとナビルーも見惚れてしまう。

「改めて見ると立派なタマゴだよな!」

 

「このタマゴ……。と〜っても重いし、クンクン……ものスゴくニオうし最高の質だな! 超強いオトモンが生まれてくる予感がするゼ!」

「初めてのオトモン。楽しみだなぁ……!」

 ライダーとして生きる事を決めたリオ。彼はこれから孵化して迎える予定の相棒に胸を膨らませていた。

 

    ◇

 

【とある雪原】

 スカス地方から離れた極寒の地。そこには二人のライダーがオトモンに乗って移動していた。

 

「う~!! さみぃ!! ホットミストを使っても震えが止まらねぇ!」

「我慢するのよ。もう少しで暖かい丘に着くわ」

「ぶるぶるぶる! 姉貴。本当にそこに”目的のブツ”があるんですかい?」

「分からない。でも『ライダーの村があった』との報告があるらしいから、行ってみる価値は十分にあるわね」

 ひたすら猛吹雪の中を進む二人。その左腕には黒い絆石を身に付けている。

 

    ◇

 

【スモス村 ビオンの家】

「「……」」

「ムググ……そんなにドーナツは食べられないゾ……ムニャムニャ……」

 夜になったので、眠りについた二人と一匹。

 その暗い部屋の中でタマゴが炎のような光を放っていた……。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 続く

_

●今回のおまけ

 

【挿絵表示】

 

ドスランポス

別名:不明

種族:鳥竜種

レア度:★2

属性・状態異常:無属性

主な生息地:森林、密林

 

青い鱗に黒の模様、赤いトサカや発達した爪に嘴が特徴の中型の鳥竜種。ランポスの中でも特に力と体格が大きい個体で群れのリーダーである。

大きな後脚でフィールドを駆け巡る事ができ、前脚は地面につかない。

 

素早い動きが最大の武器で、鋭く大きい前脚や後脚の爪で獲物を引き裂いたり、部下のランポスと連携を取ったりする。

 

部下達が獲物を食べている時は、外敵に襲われないように他の部下と共に周囲を見張る意外な一面も。

その事から駆け出しのライダーの初期のオトモンにも向いており、やや打たれ弱さはあるものの自慢のスピードで駆け出しのライダーをサポートし引っ張ってくれる。更にジャンプ力を活かして通常のオトモンでは来れない高所にも行く事が可能。

大陸のあちこちにあるライダーの村でもドスランポスを初期オトモンにするライダーが多い。

 

◯主な技

⚪︎威嚇

相手を威嚇し攻撃の勢いを抑える。

⚪︎はやての一撃

素早い不意打ちで相手を攻撃する。

⚪︎強襲蹴り

スピードよりもパワー重視の重い蹴りで相手を攻撃する。

⚪︎攻撃の雄叫び

雄叫びをあげ、味方達の攻撃の意思を強める。野生のドスランポスも、部下へ攻撃の合図を送る時は雄叫びをあげるようだ。

 

◯絆技

⚪︎ドスラッシュ

雄叫びをあげた後、相手に向かって縦回転しながら大ジャンプ。回転を止め、上から無数の強烈な蹴りを浴びせる。

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