実況『おっと!?
ナリタブライアン、これはちょっと伸びないか!?
その間に後続がかわしていく!』
ここ数ヶ月、ナリタブライアンは負け続けていた。
ナリタブライアン「…」スタスタ
メジロマックイーン「お疲れ様ですブライアンさん。最近調子が悪いようですね。もしかして疲れが溜まってるんじゃありませんか少しリフレッシュしてはいかがです?」
ゴールドシップ「完全無欠のあのブライアンが最近負けっぱなしとはスランプかい?スランプなのかい?このゴルシ先輩に話してごらん!助けてあげよう!」
ナリタブライアン「…」プイッ
メジロマックイーン「まぁゴールドシップに助けてもらうくらいなら、Yahooの知恵袋に相談した方がまだマシですからね。」
ゴールドシップ「…」ガーン
ーーー
後日、次のレースに向けて再びトレーニングをするナリタブライアンだったが…
ナリタブライアン「はぁぁ…」
パジャマ「おい、おっさんみたいな声出して…疲れてるんじゃないか?」
ナリタブライアン「見て分からねぇか?疲れているよ。それよりあの話ちゃんと考えてくれたか?」
パジャマ「サイバーエージェントがウマ娘でボロ儲けしたって話か?」
ナリタブライアン「違ぇよ!」
パジャマ「…引退のことか。でもお前まだ引退という時期じゃない…」
ナリタブライアン「うるせぇ!ちゃんと考えとけよ?」ダッ
メジロマックイーン「私が思うにブライアンさんはバーンアウト症候群に陥っているのではありませんか?」
ライスシャワー「え?何?バーニングアウト昇竜拳?カッコいい!何それ新しい技?」
メジロマックイーン「バーンアウト症候群です。燃え尽き症候群とも呼ばれておりまして、今まで熱心に仕事に取り組んでいた人が急に熱意や意欲を失ってしまう状態です。」
ライスシャワー「バーニングアーモンド症候群?」
メジロマックイーン「バーンアウト症候群です。」
ライスシャワー「バーボンドアッパーカット?」
メジロマックイーン「バーンアウト症候群です!どんどん原型から離れているじゃありませんか!ちゃんと私の言葉を聞いてください!」
パジャマ「借金返して燃え尽きちゃって、もうレースにやる気が出ないってことか。だから引退したいと言い始めたのかな?」
メジロマックイーン「引退!?そんなことまでおっしゃっていたんですか…トレーナー、ちゃんと止めないとダメですよ。今はあんな感じかもしれませんが、時間が経てば、またやる気が出てレースに集中できるように…」
ライスシャワー「走ることが好きだったらそうかもしれないけど、アイツの場合は借金を返すために走ってたわけだから…」
メジロマックイーン「走ることは嫌いな人なんているわけないじゃありませんか!そんなおとぎ話みたいな話信じてはいけませんよ。」
ライスシャワー「(こいつマジ何言ってんだよ!頭の中うまぴょいじゃねぇかよ!)」
ゴールドシップ「聞いたよ、ブライアン引退したがってるんだって?もうさせてやればいいじゃん!させてあげようよ!」
パジャマ「ノリノリで言ってんじゃねぇよ、むかつくなお前!」
ヒシアマゾン「引退なんかさせるんじゃねぇぞ!」
パジャマ「あ~あ、お、お、お前は…バカラ!?」
ヒシアマゾン「ヒシアマゾンだ!ブライアンの引退を止めに来た。あいつを引退させないためにもう一度あいつには借金をしてもらおう。」
ゴールドシップ「なるほど!架空の借金をでっち上げるんだね♪よーし、5億ぐらい借金させる?」
ヒシアマゾン「ダメだ、5億なんていう中途半端な借金、また返すかもしれない。ここは10兆ぐらい借金させよう。」
メジロマックイーン「あの、10兆って国家予算ですが。桃鉄じゃあるまいし。」
ゴールドシップ「じゃあ間を取って1兆!」
メジロマックイーン「1兆でも無理がありますよ。」
ヒシアマゾン「じゃあ20兆。」
メジロマックイーン「増えてるじゃないですか!ってか競売じゃないんですから勝手に借金を増やさないでください。…愚かな人たち。」
ーーー
ジムにてトレーニングをしているナリタブライアンを見つけたので声をかけることにした。
ナリタブライアン「はぁぁ…」
パジャマ「ブライアンこんなとこにいたのかよ。」
ナリタブライアン「なんだトレーナー?引退の日が決まったのか?だったらさっさと話せ、来月か?」
パジャマ「いや引退の日は決まってないけど…ってかお前引退するつもりなのになんでジム来てトレーニングしてんだよ?」
ナリタブライアン「トレーニングでもしてないとまたギャンブルに手を出すかもしんねぇんだよ。さっきだってパチンコ店に何回行こうとしたか…知ってるか?ガンダムユニコーンの新台が出たんだぞ。打ちに行かねぇか?」
パジャマ「早速行こうとしてんじゃねぇよ。」
ナリタブライアン「すまん手送れだ、実はさっき行ってきた。」
パジャマ「何で行ってんだよ!じゃあトレーニングの意味ねぇじゃん!我慢できてねぇじゃん!」
………
プールにて…
パジャマ「今日は水泳かよ、引退するくせに練習ばっかりするなお前。」
ナリタブライアン「さっき雀荘の前を歩いていたら無性に行きたくなってな。」
パジャマ「じゃあ、あれか?我慢するために水泳のトレーニングしてるのか?」
ナリタブライアン「いや、違う。雀荘に行ってから水泳のトレーニングしてるんだ。」
パジャマ「お前何なんだよ!我慢できてねぇじゃん!」
………
一方そのころ…
マヤノトップガン「ナリタブライアンさんはどこデスか?いないデスね~?引退するって聞いて心配で駆けつけたノニ…。あとマヤが来たのに誰も何も歓迎してくれないとかマジで調子のって腐っとりマスね。ぶち殺すに相当すると思いマス。マジでチームシリウスありえない。…Fu〇k you。」
ーーー
ナリタブライアンは有馬記念に出走していた。だが…
実況『しかし伸びが苦しい!
ブライアンここでもあの驚異的な脚は出てこないか!?』
観客A「ダメだ、伸びてこない!」
観客B「やっぱり最強だったブライアンはもう…!!」
メジロマックイーン「ほらやる気を出してください!メロンパフェをあげますから!」
ゴールドシップ「どうせ1位になれないんだったら、逆走しろ!笑いを取れば笑いを!」
パジャマ「ゴールドシップ、お前ちゃんと応援しろよ。何訳のわからんこと言ってるんだよ!」
ゴールドシップ「応援しろって言われたから仕方なく応援するけど、私は別にお前が勝ちようが負けようがどちらでもいいからね。そんなことより早く終われよ。」
パジャマ「それのどこが応援なんだよ!ちゃんと応援しろよ!うちのチームシリウスのナリタブライアンが走ってるんだ!…もういいよ、ああ~」
実況『ナリタブライアンは伸びきれずの4着!』
その日のレースもナリタブライアンは惨敗に喫した。
ーーー
後日チームシリウスの部室にいると、誰かが訪ねてきた。
ビワハヤヒデ「突然ごめんなさい、お邪魔するわよ。」
パジャマ「邪魔するんだったら帰ってくれ。今忙しいんだ。」
ビワハヤヒデ「分かった、帰るわ…って何でよ、もう!何よこの訳の分からないベタな展開。」
パジャマ「なんだよ頭でっかい奴。」
ビワハヤヒデ「頭でかくない!ビワハヤヒデよ!」
パジャマ「一体何の用だ?」
ビワハヤヒデ「ブライアンのことを引退させてあげなさいよ。もういいじゃない、あの子見てわかるでしょう。ダラダラダラダラ走ってやる気も何もないんだもの。借金を返済する手段のためだけに走ってたのよ。」
パジャマ「う~ん、俺にはそう見えないけど…」
ビワハヤヒデ「見えるでしょうが!ってか結果が全てを表してるじゃない!あの子最近ずっと負けっぱなしよ。無敗だった奴がこの半年以上で何回負けたと思ってんのよ。」
パジャマ「レースに勝てないのはあいつの気持ちがブレてるからじゃないか?引退するべきなのか、このままずっとレースに走り続けるのか、どちらか悩んでんだよ。」
ビワハヤヒデ「はぁ???ちょっと何言ってるかマジでわかんないんだけど。」
パジャマ「この前のレース見たか?走ってる時のアイツの顔、やる気のない奴が見せる顔じゃないよ。アイツはまだ…心のどっかで燃えてるよ。」
ビワハヤヒデ「燃えてるのはあんたの脳みそでしょうが。どう考えてもあの子はもう走る来ないわよ。引退させてあげて、姉の私からのお願いよ。」
パジャマ「どうしたハヤヒデ、急に頭なんか下げて?頭が重くなったのか?」
ビワハヤヒデ「違うわよ!頭が重くなったんじゃない!てか頭でかくないわよ。…もうこれ何回言えばいいの?ツッコムの疲れた…って勝手にフェードアウトしないで!ちょっとカメラ真っ暗にしないで!ちょっと…」
………
その夜、自主練をしているナリタブライアンがいた。
ナリタブライアン「…」
パジャマ「引退する人間が夜遅くまでトレーニングか?」
ナリタブライアン「トレーニングでもしておかないと、またギャンブルがやりたくなるんだよ。さっきだってパチンコに何回行こうと…」
パジャマ「本当は負けて悔しいんだろ?」
ナリタブライアン「悔しいわけないだろうが!レース何が私にとっちゃ、借金を返すための手段だったんだよ。そこに個人的な感情は一切入ってこない。」
パジャマ「この前のレースのお前の顔、戦う勝負師の顔をしていたぞ。」
ナリタブライアン「なるほど…私を引退させないための口実か?」
パジャマ「その通りだ、引退するな!」
ナリタブライアン「何が有馬記念だ、何が日本ダービーだ!私にとっては金儲けの手段でしかない!レースに勝てようが負けようが、私にとってはどっちでもいいんだよ!」
パジャマ「俺もこのトレセン学園に来た時はそう思ったよ。けど、マックイーンやライス、お前らの走りを見てるうちに…レースも捨てたもんじゃないなと思うようになったんだよ。」
ナリタブライアン「お前と一緒にするな。借金まみれのお前と私は違うんだよ!」
パジャマ「いや、一緒じゃねぇかよ!お前も借金返すため走ってたんだろう!?」
ナリタブライアン「走って何が楽しいんだ、走り合って何の意味があるんだ!…早く私は、この舞台から降りたいんだよ。」
パジャマ「分かったよ。お前頑固だな…じゃあいいよ。次のレース!次のレースで最後だ。」
ナリタブライアン「そうか。わかった。」
ーーー
次の日
ウイニングチケット「お、こにゃとこにいただトレニャ。ブライアンが引退しゅるって聞いたけど本ひょなのか、おい?教えろよ、おい!」
パジャマ「お前今日はいつもにも増して滑舌が悪いな。」
ウイニングチケット「滑ぜが悪いって…あれ?今日、結構調子がいいのにな。んとー、何でだ?ってしょんなことはどうでもいいよ!それよりブライアンが引退しゅるって本当?やめてよ!アイツ、私の後輩だから!アイツが辞めたら私の後輩がいなくなるじゃねぇかよ!だったら誰を私はいじればいいんだよ!」
パジャマ「誰もいじらなくていいよ。ってかブライアンいじっても面白くねぇだろ、反応薄いし。」
ビワハヤヒデ「ちょっとブライアンが引退するってホント?何よパジャマトレーナー、ようやく決断してくれたのね。」
ウイニングチケット「おい見ろよパジャマ!ちょうどいじりがいのある奴がやってきたよ!ほら見ろよこの頭、やっべっ!ロケット花火撃ってやりてぇ!」
ビワハヤヒデ「ちょっとやめなさいよチケゾー、あんたこの前も私が病院から退院した日にその場でロケット花火30発ほど私に向けて撃ってきたでしょうが!私は全部避けられたけど、後ろにいた看護婦さんとかお医者さんに当たったんだから!その後どうなったと思う?」
ウイニングチケット「あれは凄かったよね。逃げ惑う医者や看護師たち、飛び交う悲鳴、地獄絵図だったよ。」
ヒシアマゾン「賑やかだね~。ブライアンの話をしているのかい?私も話に入っていいかな?」
パジャマ「ブライアンの引退について喋ってたんだよ。」
ヒシアマゾン「引退!冗談じゃねぇよな?冗談だったらマジ殺すぞ糞虫!」
………
アナウンサー『勢いの止まらないマヤノトップガンさんが、"年度代表ウマ娘(男)"に選出されました!』
マヤノトップガン『マヤが強いんじゃありまセン。皆さん(雑魚ども)が弱すぎるんデス。』
アナウンサー『最高の1年だったと思われますが、今年はどのような年にしたいとお考えですか?』
マヤノトップガン『観客が全員私のことだけを応援してくれるレースがしたいデスね。私以外応援してもみんな意味ないヨ。』
アナウンサー『ちなみに今、マヤノトップガンさんを熱くしてくれるお相手というのはいらっしゃいますか?』
マヤノトップガン『いると言えばいるし、いないと言えばいない。どちらかと言うといるという方向性に私は考えていきたいと思っていマス。つまり結論から言うと、いるに限りなく近い人はいマス。その人はマヤをワクワクさせるとは思ったんだけど、最近めちゃくちゃ遅くて、何かヘドロみたいにダラダラ走ってマス。もっとワクワクさせてくれると思ったけどワクワクじゃなくてドロドロさせるくらいに気持ち悪い走り方をしてマス。だから最近私はあの人のことが嫌いデス。その人の名前は…ナリタ、ナリタ、ナリタ、ナリタブライアンデス。私はあの人に向かって言いたい!もっと本気で走れよ、マヤをワクワクさせるのがあなたの仕事だろ、最近のあなたはまさにヘドロ!』
ナリタブライアン「…」
メジロマックイーン「まさかのヘドロ呼ばわりですわよ。ブライアンさんどういたします?マヤさんの挑戦受けますか?受けますよね?勝って下さい、次のレース…」
ナリタブライアン「いや知らないし、別に好きに呼ばせればいいだろう。」
メジロマックイーン「え?ですがヘドロ呼ばわりですよ?腹立ちません?」
ナリタブライアン「別に好きに呼べばいいだろう。」
パジャマ「頑張れよ!ヘドロ!」
ナリタブライアン「誰がヘドロじゃ!ぶち殺すぞ!!」
パジャマ「ええ…めっちゃ怒るじゃん。」
ーーー
そして引退レースの日。
ウイニングチケット「ブライアンもこれで引退か。初めての後輩ができたからいじめてやろうと思ったのに、クソッ!」
メジロマックイーン「後輩を何だと思ってるんですか!いじめるんじゃありません。ってかブライアンさん、考えを改め直していただくことはできませんか?やはり引退は…」
ライスシャワー「もういいじゃねぇかよ。腑抜けちまってダラダラ走ってる奴のレースなんてライスは見たかねぇね。それよりみんなで遊園地行かない?」
ナリタブライアン「行かない。」
ゴールドシップ「引退するってことはまだ公には言ってないんでしょ?今日のレースが終わったらさぁ私、YouTubeで放送してあげるから大々的に発表しようぜ!」
メジロマックイーン「それいいかもしれませんね。」
ゴールドシップ「スパチャ募集したら死ぬほどみんな金を出してくれるよ。これでボロ儲けできるね。」
メジロマックイーン「ブライアンさんの引退をお金儲けに使うんじゃありません。このケダモノ!」
ライスシャワー「それよりみんなで遊園地行かない?」
ナリタブライアン「行かない。」
………
地下バ道にて…
ヒシアマゾン「ブライアン、お前の引退を止めに来た。」
ビワハヤヒデ「その引退を止めに来たヒシアマゾンを私は止めに来た。」
ナリタブライアン「はぁ?ややこしいな。どういう意味だ?」
ヒシアマゾン「だから!引退するお前を止めに来たんだよ!引退するんじゃねぇよ!」
ビワハヤヒデ「ダメよ、引退しなさい。あなたはもうボロボロなんだから。走る意味すらないわ、何の意味もない。走った…」
ヒシアマゾン「走る以外にお前の特技なんかないだろうが!ギャンブルで負け続けたんだ!ギャンブルが特技なんかじゃ…」
ビワハヤヒデ「たまたま、偶然、神のいたずらでレースに勝ち続けただけでしょ。このまま走り続けてもあなたは絶対負け続けるわ。もう、勝つこと…」
ヒシアマゾン「お前の特技は走ることだ。これからも走り続けて私と競い合ってくれ。いや、お前は走るべきだ。絶対に走るべきだ!走ればいいんだよ!」
ナリタブライアン「うるせぇな、ゴチャゴチャ言いやがって!他所でやってくれ!これからレースなんだよ!あぁ、イライラする!!」
………
ナリタブライアン「…」
マヤノトップガン「あなたの走りを見た時、マヤの心はワクワクしたノニ…。今のあなたを見ているとマジでカタツムリやヘドロ、ミミズや毛虫のようにダラダラと走る姿はマヤの心をイライラさせマス。」
ナリタブライアン「あのな、ヘドロは走らないぞ。いや、走る以前に生き物じゃねぇよ…バーカ!」
マヤノトップガン「ヘドロというのは例えデスよ!例えがわからないデスね。あなたは脳みそ本当に松ぼっくりデスか?」
ナリタブライアン「だから、例えになってねーつってんだよ。あと、何だよ。頭松ぼっくりって…」
マヤノトップガン「もういいデス!Don't touch me(触らないで)!」
ナリタブライアン「いや、触ってねえよ、触ってねぇじゃん!何で急に英語を喋ってるんだよ?」
マヤノトップガン「あなたとレースすることが楽しみだったのに…もうダラダラ走ってくだサイ。」
ナリタブライアン「あぁ、そうさせてもらうよ、もう私は引退するからな…レースなんてどうだっていい。」
マヤノトップガン「じゃあ最後に一言言わせてください。レースって楽しいですよ♪ あと…don't touch me!」
ナリタブライアン「いやだから触ってねぇし…キモイな。」
………
ナリタブライアン「全くあのエセ外国人め、何がレースが楽しいですよだ。レースが楽しいなんて思ったことねぇよ、イライラする。」
実況『各ウマ娘(男)ゲートに収まり…スタートしました!
ナリタブライアン、好スタート!
他のウマ娘(男)たちも揃ってスタートを切っています!』
マヤトップガン「Don't touch me、don't touch me!I am Maya don't touch me!」
ビワハヤヒデ「ほら見てみなさいよヒシアマゾン。あんなくだらない走りしてる奴のどこがいいのよ。あの子は引退するべきよ。」
ウイニングチケット「おいハヤヒデ、仮にもブライアンは身内だろうが。」
ヒシアマゾン「何言ってんだ、あの走りから私は勇気をもらえたんだ。アイツの走りは神々しいよ!」
マヤノトップガン「Let's go! Lock on the goal!マヤマヤマヤマヤマヤ!」
ダンッ
実況『おっと!
ここでマヤノトップが仕掛けた!』
マヤトップガン「Don't touch me、don't touch me!I am Maya don't touch me!」
実況『ロングスパートで一気に先頭へ躍り出たっ!』
ナリタブライアン「今日は適当に走ればいい。今日で引退なんだから…さらっと流して走って終わりにすればいい…」
ダンッ
実況『追うようにナリタブライアンも仕掛ける!」
ナリタブライアン「別に最下位だっていい…最下位だっていい!」
マヤノトップガン「ー!」
ナリタブライアン「ちきしょう…ちきしょう…ちきしょう…レースなんてくだらねぇ。レースなんて興味ねえのに…なんで、なんで私はこんなに…なんでこんなに私は必死に走ってんだよ!」
実況『マヤノトップガンとナリタブライアン!
完全に2人のマッチレースだ!」
ナリタブライアン「くそ…くそ…!分かんねぇ…分かんねぇ…分かんねぇけど………負けたくねぇ!!!」
マヤノトップガン「!!!」
ナリタブライアン「ずっと辞めたいと思ってただろ?キャンブル以外興味なかったはずだろ?なのに何で?何でこんなに熱くなってんだ?何で私は今、レースに勝ちたいと思ってんだ?分かんねぇ…分かんねぇけど…!勝ちたい…勝ちたい…勝ちたい…負けたくねえ!!!」
実況『わずかにブライアンが先頭でゴール!
1着、ナリタブライアン!!
スタンドからは割れんばかりの大歓声!
壮絶なマッチレースを制したのは、ナリタブライアンです!』
観客A「おめでとう、ブライアン!」
観客B「2人とも!良い走りだったぞ!!」
ナリタブライアン「………ふっ!」グッ
ーーー
ナリタブライアン「…」スタスタ
パジャマ「おめでとうブライアン。お前すげぇ走りだったな。引退レースにしてはいい結果を残せ…」
ナリタブライアン「はぁ?何言ってんだよ?誰が引退するんだよ?」
パジャマ「はへ?お前…引退するって言ったじゃん?は?何で…」
ナリタブライアン「うるせぇ、引退なんかしたらまたギャンブルにハマっちまうだろうが。そんなことよりも、次のレース何時出るか早く決めろよ。」
パジャマ「お前自分勝手だなぁ~、もう!あぁ~どうしよう?またたづなさんに怒られる…」
引退会見などをドタキャンしたためキャンセル料金発生、そして俺の借金は増えた。
ーーー
後日、俺はたづなさんに呼び出された。
たづな「ナリタブライアンさんのおかげでまた借金増えちゃいましたね。馬鹿なんですかパジャマトレーナー?」
パジャマ「うるさいな~、いいじゃないですか。謝ってるじゃん。」
たづな「謝れば何でも済むと思わないでください。社会人のくせにほんとに無能ですね。ま、いいや。とりあえず新しい担当の子を紹介するので頑張ってレースしてくださいね。」
パジャマ「はいはい、次はどんな子ですか?」
たづな「あそこにいる子です。少々クセの強い子なので対応が大変だと思いますけど…」
パジャマ「いや、クセの強くねぇ子なんていなかったよ今まで。普通の子いないの?」
たづな「はい、いません。ごちゃごちゃ言わずに早く挨拶に行ってください。」
………
スペシャルウィーク「あ、どうも。おめぇが私のトレーナーのパジャマさんけ?私スペシャルウィークって言います…よろしゅう。こげな都会さ来るの初めてだから私ドキドキしてんだよね。頑張ってレースに勝って、田舎さおっかさんに賞金たんまり送んねぇといけないから、私頑張るべぇ~」
パジャマ「なんだコイツ?クセが強ぇ~」
スペシャルウィーク「どうしたんだべさ?タヌキさ
みたいな顔して?何かあったけ?私変なこと言ったか?」
パジャマ「言ってないよ。」
スペシャルウィーク「あ、そうそう。私めっちゃ食べるからさ、月の食費がヤバいんだよね。全部パジャマトレーナーが背負ってくれるって聞いたから安心して食べさせてもらうけどごめんね。」
パジャマ「は?いくらかかんだよ?」
スペシャルウィーク「えっと、月に2000万円。」
パジャマ「2000万!?はぁ??」
そして新たなレースが始まる。
第12話 及び『ナリタブライアン編』………完