実況『セイウンスカイが先頭でゴール!!
見事クラシック一冠目を制したのはセイウンスカイ!』
観客『ワアァァーー!!』
ーーー
スペシャルウィーク「負けたべあぁぁ!!」
ウイニングチケット 「くぁwせdrftgyスペちゃんlp…」
スペシャルウィーク「くぁwせdrftgyふじこlp…」
ゴールドシップ「何回そのくだりやるんだよ!ってか毎回負けすぎなんだよ。学習しろよタコ!」
メジロマックイーン「まぁまぁ、そう言わずに。ライバルのセイウンスカイさんに勝てないんですよね?気持ちわかります。」
ゴールドシップ「人のことを言ってる場合かよマックイーン。お前まだ体重増えただろ?お前このまま行ったら馬から進化して牛になるぞ、もしくは豚になるぞ!」
メジロマックイーン「ならないですわよ!何ですか?馬から進化して牛や豚になるって聞いたことありませんわ!」
サイレンススズカ「うむ、セイウンスカイ殿はどうしてそのように強いのでござろうな?気になるでござる。」
スペシャルウィーク「どうせ汚い手使ってんだよ!ドーピングとかやってんだよ!ドーピングとか…ドーピングとか…ドーピング以外何があるか分かんねぇけど…ドーピングしてんだよ!」
ーーー
おじいちゃん『3月8日、中山、弥生賞。6月7日、東京、日本ダービー。5月2日、京都、天皇賞(春)。いいか?スカイ、お前は幾度となく、スペシャルウィークにこのレースで負ける!』
セイウンスカイ(子供)『ふにゃ?』
おじいちゃん『ふにゃじゃない!引っぱたくぞスカイ?いいか、数年後、スペシャルウィークという馬鹿げた田舎っ子がお前の前に現れる。そしてお前はそいつに何回も負ける。』
セイウンスカイ(子供)『ふにゃ?』
おじいちゃん『だからふにゃ、じゃないと言ってるだろ!鼻くそつけるぞ!よーく聞け!お前は絶対勝つんだ…未来で起こりうる結果を変えろ!お前の目的はそれだ!スペシャルウィークに全て勝て!…勝つんだ!』
ーーー
セイウンスカイ「じいちゃんはどうして未来のことが分かったのかなwまぁそのお陰でwスペちゃんには勝ちまくってるからw結果オーライなんだけどwwwとにかくこのまま行けばw私はスペシャルに勝てる~wやーい!バーカww」
ーーー
スペシャルウィーク「セイウンスカイは何であんなに私の走りを理解しているんだ?」
思い出されるのは、先ほどもらったアドバイス。
サイレンススズカ『最近漬物にハマっているでござる!特にきゅうりのぬか漬けときたら…もう~美味でござる!一緒に作らないでござるか?』
ウイニングチケット『ロケット花火を人にぶつけることが私の唯一のストレス解消方法だったんだけど…最近ロケット花火よりもいいやつを見つけたんだ!生卵だよ…生卵、人にぶつけてみ?たまんないぐらい気持ちいいよ~』
スペシャルウィーク「本当、野猿の方がまだ使えるぞ…あいつら使えねぇな…」
セイウンスカイ「あれ?あれ?スペちゃんがこんなところで黄昏てる~wどうしたの?黄昏て?ww」
スペシャルウィーク「おめぇさんに負けて凹んでんだよ。なぁ、今度のレースわざと負けてくんねぇか?」
セイウンスカイ「は?」
………
セイウンスカイ「なるほどねw成績が振るわないから落ち込んでたんだwそれで、私に勝つために色々皆にアドバイスを聞いてたんだwまあ無駄だとは思うけどw」
スペシャルウィーク「無駄かどうかは分かんねぇだろが!」
セイウンスカイ「分かるよwww私は君の全てを知ってるんだw」
スペシャルウィーク「は?」
セイウンスカイ「小さかった頃におじいちゃんに言われたんだw将来スペシャルウィークと戦うことになるからwそれまでに強くなっておけって…wおじいちゃんは未来の事を透視出来たんだwなんでも未来のことがわかった…まぁそのおかげでw私は君に勝つことができているんだけどねwだから簡単な話wスペちゃんが私に勝つことはw絶対にありえないwwwそれにしてもここ全然釣れないなwさっきから魚一匹釣れやしないw」
スペシャルウィーク「釣れなくて当たり前だよ。昨日チケゾーさんが馬鹿みたいにロケット花火ここに打ち込んで、ほとんどの魚死んじまった。」
セイウンスカイ「なんでそれを早く言ってくれないんだw釣りをしていた私が馬鹿みたいじゃないか!w」
スペシャルウィーク「滑稽だなと思って見てたよ。」
セイウンスカイ「やっぱり君とはそりが合わないwじゃあね~w私に負けるために頑張って練習したまえwバイバイ~w」
ーーー
スペは部屋に戻り考え込んでいた。
スペシャルウィーク「…」
サイレンススズカ「今更後悔しても遅いでござる。スペ殿、ケンタッキー50個は食べ過ぎでござる。」
スペシャルウィーク「別にそんなことで悩んでねーよ!セイウンスカイ、アイツのことで悩んでんだよ。未来さ、わかるらしいんだわ。」
サイレンススズカ「うむ、多元宇宙論…マルチバースの記憶を持っているということでござるな。確かに厄介でござる。」
*マルチバースが分からない人はスズカ編をお読みください。
サイレンススズカ「今後スペ殿がどのように走り、どのような結果を残すか知っているでござる。」
スペシャルウィーク「もう私、自殺しようかな…勝てないなら意味ねぇよ。」
サイレンススズカ「早まるなでござる!自殺するならレースが終わってからでも遅くはなかろう。まずは全力を出し切って…それから自殺するでござる。」
スペシャルウィーク「え?自殺するのは確定なのか?」
サイレンススズカ「未来を変えるというなら、拙者に任せるでござる!特訓でござる!」
スペシャルウィーク「自殺の特訓け?」
サイレンススズカ「そんなわけなかろうが!冗談も大概にするでござろう!」
ーーー
スズカがスペを連れ、俺の部屋へとやって来た。
サイレンススズカ「という訳で特訓のアイデアを出すでござる、野伏せりよ。」
パジャマ「誰が野伏せりじゃ!」
ーーー
ゴールドシップ『野伏せりとは、定まった住居もなくの野宿する小汚ない武士のこと。』
ーーー
サイレンススズカ「未来のレースで、どのようにスペ殿が走るか、分かっているセイウンスカイ殿に勝つにはぶっ飛んだアイデアが必要でござる。いいアイデアを出すでござる、野伏せりよ。」
パジャマ「だから野伏せりじゃねえって言ってるだろうが!パジャマトレーナーだ!」
サイレンススズカ「拙者のことを怒鳴りつけるのは後でいいでござるから。とにかくスペ殿の特訓を早く考えてほしいでござる、野伏せりよ。」
パジャマ「お前!…お前もう言い直す気ねぇだろ。…もういいよ、野伏せりで。えーと、これからスペがどう走るか…それだけじゃなく、スペの詳細なステータス、情報までもが全部バレているってことだろう?んー、じゃあ、スペ以外の走りをコピーするか。それの特訓だ!」
サイレンススズカ「さすが野伏…」
パジャマ「だから野伏せりじゃねえって言ってるだろうが!」
自分の走りを殺しシリウスメンバーの走りをコピーする特訓をスペは始めた。
ーーー
スペシャルウィーク「はぁ…はぁ…」
ウイニングチケット「何疲れてるのスペちゃん!特訓はこれからだよ!これからやる特訓はね、高速はんぶぷよぷよしてる間、私が生卵をぶつけるから全部避けて!」
パジャマ「おいチケゾー、すまねえ。何言ってるかわかんなかったからもう1回頼む。」
ウイニングチケット「だからこれからやる特訓は高速はんぶよぶよしながら私が生卵をぶつけるから全部避けてってこと!」
パジャマ「悪いチケゾー、もう1回分かりやすく喋ってくれ。」
ウイニングチケット「もう本当、耳が悪いなぁ。もう1回言うよ!いいかい?これから私はふわふわふわちゃんもしかし生卵を放り投げてポンってやって…もじょもじょってこと!」
パジャマ「お前、さっきと言ってることと違ぇじゃねぇかよ!お前ちゃんと喋れよ!」
ウイニングチケット「うるさいこの野郎。お前は黙ってろこのくそトレーナー!うぅー!」
ーーー
メジロマックイーン「お疲れ様ですスペシャルウィークさん。それでは明日から私の特別トレーニングを受けてもらいます。明日朝5時に起きて、高強度インターバルトレーニング『HIIT』を30分やってもらいます。心拍数を限界まで上げてもらって、その後筋トレを小1時間こなした上で短距離戦、マイル戦、中距離戦、長距離戦を脳内でシュミレーションさせてもらいます。そして実際に全ての距離を…合計1万キロですかね?走ってもらってその日のメニューは全て終わりでございます。明日から頑張ってください。」
スペシャルウィーク「出来るわけねぇだろうが!お前、私を殺す気か!」
ゴールドシップ「マックイーンの練習が終わったら私の練習にも付き合ってもらうよ。私の練習は簡単だよ!桃鉄を4人プレイにしてもらって1人で4人分99年分やってもらいます。もちろんクリアするまで寝ちゃいけません。」
スペシャルウィーク「1人で…4人分やんのけ?」
ゴールドシップ「当たり前じゃん、1人で4人分やれ。99年…最近のは100年になってたっけマックイーン?」
メジロマックイーン「知りませんわよ。」
ライスシャワー「じゃあそれが終わったらライスの特訓ね。一緒に遊園地に行ってもらいます。」
スペシャルウィーク「それ特訓け?」
ナリタブライアン「その次は私の特訓だ。一緒にパチンコに行ってもらう。」
スペシャルウィーク「お前それ特訓じゃねーじゃねぇかよ!単なるギャンブル付き合いじゃないかよ!」
ナリタブライアン「黙れ。」
ウイニングチケット「楽しくなってきたね!よーし、みんなで遊ぼう♪」
スペシャルウィーク「遊ぼう♪」
パジャマ「遊ぼうじゃねぇよ!お前らちゃんと特訓しろよ!何のための特訓なんだよ!お前ら好き放題…好き放題…言いやがって…orz」
ーーー
運命のレース当日
スペシャルウィーク「…」
セイウンスカイ「今日は試合前にゲロってないんだねwえらいwえらいw」
スペシャルウィーク「人のこと小馬鹿にしてくさかってコノヤロー。そこ調子に乗った出鼻へし折ってやるよ。」
キングヘイロー「おーっほっほっほ!知ってますか?フランスのマクドナルドではクォーターパウンダーをチーズロワイヤルと言ってますんですわ。」
セイウンスカイ「あれおかしいなwこの前もそれ聞いたことあるような気がするんだけど…」
キングヘイロー「今言ったセリフは私が試合前に必ず言うセリフですわ。こうやってメンタルを整えてますの。」
セイウンスカイ「どんなメンタルの整え方だよw本当気持ち悪いw」
スペシャルウィーク「んだ。」
何やかんやでレースが始まった。
ーーー
実況『クラシック級、18人のウマ娘(男)がこの大舞台のゲートへと収まっていきます!
2400m先…栄光はただ1つ!
『東京優駿・日本ダービー』…今スタートです!
さぁ、何が行く?
逃げウマ娘(男)のセイウンスカイがスピードを上げる!
しかし前団もペースを緩めない!
何が行くんだ!
誰が行くんだ!
内からキングヘイロー!
なんとキングヘイローが鼻に立ちます!』
セイウンスカイ「(あ、さっきマクドナルドの蘊蓄を喋ってメンタルを整えていた気持ちの悪いキングヘイローだwそういえばおじいちゃんからキングヘイローのことは聞かされていなかったなwつまり、こいつは注意しなくてもいい雑魚キャラって事かw問題ないw今日、私は必ず勝つw)」
キングヘイロー「(私の名前はキング、世間では一流であると万人に認められることを目指すプライドの高いお嬢様と言われておりますが…プライドが高いことが何がいけませんの!プライドが高いということは信念があるということ!魂が燃えているということ!気高き心の持ち主ということ!そういうものが頂点に君臨するんですわ!)おーっほっほっほ!」
実況『キングヘイローは最後の直線に入る!
しかし外からセイウンスカイも来ているぞ!』
セイウンスカイ「遅い…遅すぎる!!」
ダンッ
実況『ここで満を持してセイウンスカイ!
セイウンスカイが一気にスパート!』
キングヘイロー「速い…!無理~!」
セイウンスカイ「おじいちゃんの言う通りにすれば、このレース私が勝つw元々はスペちゃんw君が勝つ予定だったレースだwでもスペちゃんの走り方wスペちゃんの癖wどこでどういう風に走ってくるか、私はすべてを知っているwこのレースwww私が勝つwwwもらったwww後は突っ走るだけだw」
スペシャルウィーク「…」スッ
セイウンスカイ「……っ!?」
実況『だが後ろからスペシャルウィーク!
スペシャルウィークが間を割ってやってきた!』
セイウンスカイ「そんなwなんでwこんなにスペちゃんが速いわけないのに…こんなwこんな走り方知らないwあなた、スペちゃんじゃないみたい…」
実況『スペシャルウィークが上がってくる!
先頭を走る!』
セイウンスカイ「誰wあなた誰なの!?」
実況『並ばない並ばない!
あっという間にかわした!』
スペシャルウィーク「セイちゃんよ?私がどんなに頑張ってもおめぇには勝てないかもしんねぇ…」
実況『スペシャルウィーク、あっという間に交わして先頭に立った!』
スペシャルウィーク「でもなぁ!今のおめぇが戦ってるのは私だけじゃねぇ!そうさ!」
実況『スペシャルウィークは中断のこの位置から狙います!』
スペシャルウィーク「チームカスどもの力を借りて、今私は走ってんだ!つまりおめぇはチームシリウス全員と戦っているんだべ!未来予測しようがしまいが…今のおめぇに勝つ見込みはねぇんだわさ!」
ダンッ
スペシャルウィーク「ううぅ…いっけー!」
実況『スペシャルウィークだスペシャルウィークだ!
後ろを大きく離して、スペシャルウィークが…ゴールイン!
栄光の『日本ダービー』!
『日本ダービー』をスペシャルウィークが掴みました!』
スペシャルウィーク「ううう…嬉しい…!!スペシャルウィーク!」
キングヘイロー「何の成果も…あげられませんでしたわ…オロオロ。」
セイウンスカイ「はぁ…はぁ…クソッ!!あぁぁーー!」ゲロゲロゲロ
そしてセイウンスカイは吐いた。
ーーー
レースが終わったスペをみんなで迎えることにした。
ゴールドシップ「お、来た来た来た!おーい、田舎人!こっちだ!早く来いタコ!」
ライスシャワー「優勝したな!やっぱり遊園地に行ったから勝ったんだよな~」
ウイニングチケット「違うよ、あれだけ生卵をぶつけたんだから強くなって強くなって…最終的に茹で上がって茹で卵として勝ったんだよね~?」
ナリタブライアン「お前らが言っていることは的外れだ。パチンコに行ったから勝ったんだよな?」
メジロマックイーン「皆様おふざけはおやめになってくださいませ。私のトレーニングのおかげで勝ったんでございますわよね?」
スペシャルウィーク「何言ってるの?全部私のお陰でしょう。調子に乗んなよ?」
サイレンススズカ「これは驚いた。頭が高すぎるでござる。」
スペシャルウィーク「さてと…セイウンスカイのあの案山子ヤローに勝ったことだし、もう思い残すことはないよ!これで引退できる!」
パジャマ「は?引退?お前なんか日本一のウマ娘(男)になる言ってたじゃん。あれはどうなったんだよ?」
スペシャルウィーク「あ!忘れてた!」
第18話………完