ウマ娘(男)   作:アマノジャック

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第6話 『後悔後に立たず』

ライスとマックイーンとの対決が決まった翌日

 

ライシャワー「はぁ…はぁ…何?呼んだ?」

 

ゴールドシップ「あのさぁ、お前らがレースで戦うっていうのを聞いてからさぁ、ずっと考えたことがあるんだけどね…マクドナルドって関東と関西で呼び方が違うでしょ?関西ではマクド、関東ではマックって呼ばれてるけど…あれどっちが正しいのか気にならない?全国的にはマックの方が主流かもしれないけど、だって朝マックとかマックフルーリーとか商品としてあるからね。でも冷静に分析してみればマクドナルドという言葉の並びの最初の部分マクドを略称して呼ぶのは必ずしも間違いではないと思うのよ。なぜなら他のファーストフードチェーンの略称を関してみてみればスターバックスはスタバだし、ミスタードーナツはミスドって呼んでるじゃん。つまり一貫性を用いて略称するのであればマクドナルドをマクドと呼ぶのは自然なことで否定するべきではないと結論付けるんだよね。この見解についてどう思うごはんちゃん?」

 

ライスシャワー「知らねぇよ!お前なんなんだよ!さっきから訳のわかんねえことペラペラ喋り上がって…話長すぎて頭おかしくなりそうだわ!」

 

ゴールドシップ「チッ、聞く相手間違えたな。マックイーンはどう思う?」

 

メジロマックイーン「知りませんわよ!マクドナルドの話なんか今どうでもいいでしょうが!」

 

ゴールドシップ「ふざけんじゃねぇよ!少しぐらい私の話聞いてくれたっていいだろうが!」

 

メジロマックイーン「まったく今度のレースは天皇賞…私もライスさんもピリピリしてるんですから、余計なことを言ってレースの集中力を妨げるんじゃありませんよ。」

 

ライスシャワー「あのさ、あのさ、ライスとマックイーンさん本当にレースしないといけないのかな?別に対決する必要なくない?」

 

メジロマックイーン「何を言ってますの?もう決まったことですわよ。戦いましょう!」

 

ライシャワー「(ダメだこの人、話通じねぇ!)」

 

パジャマ「どうもライスはメンタルの方がダメだな。なんか考えないといけないなぁ。」

 

ゴールドシップ「ちぇっ、せっかくお前らに地域限定でしか食べられないマックシェイクのことを教えてあげようと思ったのに…」

 

メジロマックイーン「え?ちょっと待ってください!地域限定のマックシェイクって何ですか?それをもっと詳しく…」

 

ゴールドシップ「誰が教えてやるかよ、この饅頭が!お前しかもレース前なのにスイーツ食おうしてんじゃねぇよ!」

 

メジロマックイーン「マックシェイクはスイーツじゃありません~、甘い飲み物です~」

 

ゴールドシップ「それデブの理論だから!のデブの理論を振りかざされても…」

 

………

 

メンタル改善のためライスに特別訓練を行うことにした。

 

ミホノブルボン「こんにちはライスさん。」

 

ライシャワー「ええぇぇ!?負け犬のブルボンじゃねえか!何だお前?」

ミホノブルボン「一度私に勝ったぐらいで調子に乗らないでください。私は負け犬じゃない。」

 

ライスシャワー「でも勝ちは勝ちだぞ。」

 

ミホノブルボン「はぁ!?」ブチッ

 

パジャマ「おい、お前ら!出会って早々に喧嘩してんじゃねぇよ!何のために来たんだよブルボン?」

 

ミホノブルボン「喧嘩するためです。」

 

パジャマ「ちげーよ、アホんだら!あのなライス、今日はブルボンと一緒に練習をしてもらう。特別にブルボンがお前に練習を教えてくれるそうだ。」

 

ミホノブルボン「ライスさん、私が普段こなしているトレーニングは他の人に言わせれば鬼だそうです。」

 

ライスシャワー「鬼?鬼ってどれぐらいすごいの?例えば毎朝5時に起きて、高強度インターバルトレーニング『HIIT』を30分やって、心拍数を限界まで上げて、その後筋トレをさせて後、1時間こなした上で短距離戦、マイル戦、中距離戦、長距離戦を脳内でシュミレーションをして、実際にすべての距離を合計1万キロ走って、その日のメニューは全て終わった後にメロンパフェを3つ食べるぐらいきつい?」

 

ミホノブルボン「何ですか、その気が狂った練習メニューは!?特に最後のメロンパフェの3つはいらないでしょう?イカれている!」

 

ライスシャワー「なんだ鬼じゃねぇのかよ。大したことないな。」

 

ミホノブルボン「うるさい!とっとと走りますよ。」

 

ライスシャワー「あちゃあちゃ、分かったよ。急かすんじゃねえよ。なんで私がブルボンの言うこと聞かなきゃいけないんだよ…」

 

メジロマックイーン「ブルボンさんと練習することでライスちゃんにとって良い起爆剤になればいいんですがね。あの子に今足りないものはテクニックでも何でもないメンタル面ですからね。」

 

ゴールドシップ「なんだなんだ!ブルボンがいるじゃねぇかよ!ごはんちゃんと一緒に練習してるの?もうこれやばい!めっちゃ興奮してきた!めっちゃ邪魔してくるね!」

 

メジロマックイーン「あぁ、ちょっとお待ちなさい!なんであなたはそうやって大きい声でアホみたいなことを言ってるんですか?」

 

こうしてライスシャワーとミホノブルボンの練習が始まった。

 

………

 

ミホノブルボン「ライスさん、あなたは憎らしいですが走りだけは一流です。」

 

ライスシャワー「はぁ?喧嘩売ってるのか?」

 

ミホノブルボン「ただ、致命的な欠陥が見られます。それは自制した走りです。愚かなことにあなたはいつも最善を尽くした走りしかしておりません。」

 

ライスシャワー「はぁ?それのどこが愚かなんだよ?最善なことはいいことじゃん!」

 

ミホノブルボン「いいえ、私たちは命がけで走るウマ娘(男)。最善ではなく、常に最高の走りをしなくてはいけません。でないと本当の勝負に勝つことはできない。」

 

ライスシャワー「でも、この前ライスはお前に勝ったじゃん!勝ったじゃん!」

 

ミホノブルボン「2回言わなくてもわかってます!ただ次は負けませんし。それでは、まな板マックイーンさんには勝てませんよ?まな板マックイーンさんは本物です。あなたは本当にあの本物のまな板に勝ちたいんですか?」

 

ライスシャワー「いつも夢に見るんだよ…」

 

ミホノブルボン「はい?」

 

ライスシャワー「レース中に骨折して、そのまま二度と走れなくなる夢。全力で走るとそうなるんじゃないか?死んでしまうんじゃないか?そんな心配ばかりが頭の中に浮かんじまって…もしかしたら…もしかしたら、私はそれを一度経験しているのかも…」

 

ミホノブルボン「ではその恐怖心がなくなるまで、私が協力して差し上げましょう。」

 

ライスシャワー「でもそう簡単には…」

 

ミホノブルボン「うるさい黙れ、私に不可能はない。ハッハッハッハ。」

 

ライスシャワー「何でそこまでしてくれるんだよ?お前と私は敵同士だろ?怪しいぞ!」

 

ミホノブルボン「敵が強くなればなるほど私は興奮してきてヨダレが出るんです。そしてそんな敵を倒してみたい。そんな私を見て周りは『変態』と呼びますが。ハッハッハッハ。」

 

ライスシャワー「気持ち悪いけど、お前おもしれー奴だな。気持ち悪いけど。気持ち悪いけど。」

 

………

 

そして2人の練習が終了した。

 

ライシャワー「はぁ…はぁ…もう無理。」

 

ミホノブルボン「ライスさん、私ができるのはここまでです。後は本番のレースで頑張ってください。残念ながらあなたの弱点は完璧に克服できませんでしたが…」

 

ライスシャワー「いや、克服できなかったんだから最後まで付き合えよ!明日も来いよ!さっき何でもやるって言ったじゃん。」

 

ミホノブルボン「何でもするとは一言も言っておりません。それに明日はネットフリックスを家でダラダラ見るというスケジュールが組み込まれております。だから私は明日、家でダラダラとネットフリックスを見ます。」

 

ライスシャワー「何だお前。そのクズみたいな休日の過ごし方は…ちょっと羨ましいなあ!羨ましいなー、私もだらだら…する!」

 

ーーー

 

ミホノブルボンとだらだらと過ごしたライスシャワーはついに試合当日を迎えた。

 

パジャマ「結局弱点は克服できなかったな。テクニックで誤魔化すしかないな…頑張れよライス。」

 

ライスシャワー 「うるせえな!試合前にお前、なんてこと言ってんだよ!普通にかける言葉じゃねえだろうが!もっとなんか労わりの言葉とかないの?」

 

パジャマ「それだけ元気があれば大丈夫だよな。」

 

ライスシャワー「元気でなんとかなるならこんな苦労しないよ!お前状況考えろよ!もういいよ!レース行ってくるから、応援しとけよ!」

 

そして天皇賞(春)が始まった。

 

………

 

実況『各ウマ娘(男)がゲートに入ります。』

 

ライスシャワー「滅びろ…滅びろ…私の弱い心、滅びろ…滅びろ…」

 

メジロマックイーン「参りましたわね。ライスさん何かお経のようなものを唱えていますわ。やはり私と一緒にレースをするのは間違っていた?いえいえ、そんなことありません。とにかく今はレースに集中しないと…。レースに勝って封印していたスイーツを破裂するまで食べるんでございますわ!」

 

 

実況『春の天皇賞、3連覇が懸かるメジロマックイーン!

京都レース場は大歓声に包まれております!

医療に向けて気合は十分堂々とした走りで現在4番手の位置につけております!』

 

メジロマックイーン「(この感覚!後ろにいますわね。しかし私の前には行かせませんよ!今のあなたでは私に勝つことはできない。このレース私の勝ちです!そして買った暁には我慢していたスイーツを浴びるように食べるのでございます!)」

 

実況『さあ、向こう正面を過ぎ、第3コーナーへ!

各ウマ娘、徐々にペースを上げながら淀の坂を下っていきます!』

 

メジロマックイーン「はぁ、はぁ…」

 

ライスシャワー「(ちきしょう!ちきしょう!練習通り走ってるのに…全力で走ってるのに追いつかねぇ、クソッタレ!クソークソー!ライスはここまで臆病者だったのか…?悔しい、悔しい!万年最下位だった、あの頃と何も変わっちゃいないじゃん!ライスも…ライスもまな板マックイーンさんのように…)」

 

ーーー

 

レース前

 

メジロマックイーン『どうしたんですかライスさん?試合前ですよ?え?何のために走ってるか?そうですわね。メジロ家の為!…と、言いたいとこですけど、今は違います。実は私を応援くださっているファンのために命がけで走っておりますわよ。ライスさん、あなたは何のために走ってるんですか?』

 

ーーー

 

ライスシャワー「(ライスはファンのためとか…そんなカッコいいこと言えないけど、ただ…ここで無理をしないと…一生後悔する気がする。悔いが残ることは………ケガをして死ぬよりも…嫌だぁぁぁ!!!)」

 

ダンッ

 

実況『先頭はメジロマックイーン!

最終コーナーを回って最後の直線に入ってきました!

しかし、外からライスシャワーだ!

マークしていたライスシャワーが徐々にその差を詰めてきたっ!』

 

ライスシャワー「(超えろ…超えろ…限界を超えろ!超えろ…超えろ!)」

 

実況『かわしたかわしたっ!

ライシャワーが先頭に立ちましたっ!

メジロマックイーンをついに捉えた!』

 

メジロマックイーン「ー!(負けるわけにはいかない…無礼るな!メジロマックイーンを…無礼るな!)」

 

ライスシャワー「(超えろ…超えろ…限界を超えろ!)」

 

実況『マックイーンの3連覇か?

それともライスシャワーが意地を見せるか?』

 

ライスシャワー「(届け…届け…ゴールへ届け!ーーー届け!!!)」

 

実況『しかしライスシャワーだ!

ライスシャワーがメジロマックイーンを引き離していく!

ライスシャワー1着でゴールイン!

メジロマックイーンは2着!

春の天皇賞を制したのはライスシャワーです!』

 

(ワアアァァァーッ!!)

 

ーーー

 

メジロマックイーンに勝利したライスシャワーが戻ってきた。

 

ライスシャワー「おいおい、トレーナー!見てたか?見てたか?ライス勝ったぞ!ライス勝ったぞ!」

 

パジャマ「おぉ!すげぇじゃねえか!お前本当にすげーな。」

 

ライスシャワー「何で勝てたか教えてやろうか?教えてやろうか?あぁ、やめとこうかな~♪」

 

パジャマ「いや、無理に教えてくれなくてもいいよ。」

 

ライスシャワー「聞けよ!そこは聞けよ!察しろよ!ライス今喋りたいって感じ出してたじゃん!そこは聞けよ!」

 

パジャマ「分かったよ。じゃあ何で勝ったんだよ?お前今までずっとケガするの怖い、って言って全力出し切れてなかったじゃん?」

 

ライスシャワー「そだね、あのな、走っているときに気づいちゃったんだ!ケガして死んじゃうよりも、後悔した走りをする方が死ぬよりも辛いってことに!」

 

パジャマ「死ぬ方が辛くないか?」

 

ライスシャワー「辛くねぇよ!そこはそうだねって言えや!本当にもう~滅びろよ!!」

 

ーーー

 

レースが終わり、帰ろうとしているとマックイーンを見かけたので声をかけた。

 

メジロマックイーン「ん?あぁ、トレーナーさん。…いやー、ライスさん自分の弱点を見事克服しましたわね。全く、弱点を克服して欲しいと思ってましたけど、まさか本当に私に勝ってしまうとは…負けてしまいましたわ。」

 

パジャマ「おい、マックイーン?お前泣いているのか?」

 

メジロマックイーン「…」パクパク

 

パジャマ「あ、マックイーン!お前何食ってんだよ!スイーツ解禁していいとは言ってねぇだろ?おい、食べるのをやめろ!」

 

メジロマックイーン「レースが終わったんだから今日ぐらいいいじゃないですか。今日ぐらい許してください。 あぁ、止まりません…止まりませんわ!」パクパク

 

パジャマ「おい、やめろ!みっともないなぁ…」

 

メジロマックイーン「…」ジュルルルル

 

パジャマ「お前何やってんだよ!?お前、それマックシェイクじゃないか!?お前、やめろ!それも甘い奴じゃねえか!?」

 

ーーー

 

レース終わったので、みんなで遊園地へ行くことになった。

 

ライスシャワー「はぁ!?なんでお前も遊園地についてくるんだよ?」

 

ミホノブルボン「ライスさんのトレーニングを協力したお礼にトレーナーのパジャマさんが誘ってくれました。私が行くと何か問題でもありますか?」

 

ライスシャワー「問題だよ!お前みたいなロボットと一緒に行ったら夢世界が壊れるだろうが!」

 

ミホノブルボン「ライスさん、私はロボットではありません。ミホノブルボンで…」

 

ライスシャワー「そんなの分かってるよ!喋り方がロボットみたいだって言ってるの!お前もう少し感情を出せよ!」

 

ミホノブルボン「カンジョウ!?感情とは何ですか?すいません、こういう時どういう顔をすればいいのか分からないんですけど…」

 

ライスシャワー「笑えばいいと思うよ…ってエヴァンゲリオンかい!何言わせてんだよ!」

 

メジロマックイーン「お2人とも?漫才の途中申し訳ありませんが、そろそろ遊園地に向かわないと日が沈みますわよ。」

 

ライシャワー「おぉ、そうだった!今日はあの着ぐるみの中のいる中の人にね、何でそんな仕事をしているのかって聞こうと思うんだ。」

 

メジロマックイーン「おやめなさい!ライスさん、あなた小柄で可愛い感じのくせにやること残酷ですわね…」

 

ゴールドシップ「もしかしてライスってあれじゃない?中に小さいおっさんが入ってるんじゃないの?ちょっとお前の中身見せろよ!えぐってやるから見せろよ!」

 

ライシャワー「えぇ!?ちょっと待って!何それ気持ち悪い!」

 

パジャマ「お前ら、わーわー騒ぐなよ。ほら早く行くぞ!遊園地しまっちまうぞ!」

 

ライスシャワー「わかってるよ!本当にライスの周りはみんな…うまぴょいなんだから!!」

 

 

6話 及び『ライスシャワー編』………完




上記の内容の元は以下のURLの動画になります。

https://www.youtube.com/watch?v=nrFmBRPKnH0
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