魔法少女リリカルなのは  無限のストーリー   作:高町 優希

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第107話

 

真耶「織斑君!!篠ノ之さん!!」

 

 

真耶が通信で呼び掛けるが反応は返ってこなかった。

 

 

千冬「…教師部隊に救援を」

 

 

レイジングハート「マスター」

 

 

なのは「レイジングハート?」

 

 

レイジングハート「優希様から中継映像が届いています」

 

 

真耶「織斑先生、区域に不明機の反応出てます」

 

 

なのは「まさか!?レイジングハート!映像出して」

 

 

レイジングハートが映像を出すとチュウ太から送られた映像が写し出された。

 

 

チュウ太『旦那!!通信繋がりやした!!』

 

 

優希『お姉ちゃん聞こえる?』

 

 

アリサ「優希!!アンタ何をしてるのよ!!」

 

 

優希『お説教は後!怪我人一名』

 

 

千冬「現状を説明しろ!!」

 

 

優希『チュウ太』

 

 

チュウ太『福音と戦闘していた二名が負傷、一夏坊っちゃんが重症でさ』

 

 

セシリア「一夏さんが!?」

 

 

チュウ太『旦那が回収しやしたが現在福音に追撃されてやす!!』

 

 

真耶「すぐに教師部隊を」

 

 

チュウ太『どの位でさ!?』

 

 

真耶「早くても二十分は…」

 

 

優希『ちょっとキツイ』

 

 

チュウ太『旦那どうしやす?』

 

 

優希『お姉ちゃん』

 

 

なのは「なに?」

 

 

優希『ちょっと無茶する』

 

 

なのは「ユウ!?」

 

 

アリサ「かまわないわ、無事に帰ってきなさい」

 

 

なのは「アリサちゃん!!」

 

 

すずか「今は優希君の無事と一夏君達の回収が優先だよ」

 

 

なのは「でも!!」

 

 

優希『チュウ太、手帳出して』

 

 

チュウ太はポケットから手帳引っ張り出した。

 

 

優希『048を押して』

 

 

チュウ太『へい!!』

 

 

チュウ太はボタンを押すと手帳をしまった。

 

 

すずか「大丈夫?」

 

 

優希『正直キツイ』

 

 

優希は反撃しながら何とか福音を引き離そうとしているが二人も抱えている為に逃げ切れずにいた。

 

 

 

優希「この!!」

 

 

優希は魔力砲で牽制するが福音はかわすとどんどん近付いてきていた。

 

 

チュウ太「旦那!!」

 

 

優希「このままじゃ僕達も落とされる」

 

 

チュウ太「旦那!!さっき呼んだマシンは何でこないんすか!?」

 

 

優希「多分向かってる最中、流石にもうもたない…」

 

 

なのは『がんばってユウ!!』

 

 

アリサ『…優希、リミッターを外しなさい』

 

 

チュウ太『姐さん!?』

 

 

すずか『…でも』

 

 

アリサ『優希の無事が優先よ』

 

 

チュウ太「旦那!!後ろ!!」

 

 

優希「!?」

 

 

優希が後ろを向くと福音がシルバーベルを展開し優希に向けて放った……がそれと同時に優希の前を巨大なマシンが通った。

 

 

 

チュウ太「な、なんすかこれ!?」

 

 

優希「間に合った」

 

 

ポー!!

 

 

チュウ太「SL?」

 

 

巨大マシン。優希が設計したSL型マシン、タイムトラベラー。

 

 

ラン「優希様!!」

 

 

優希「二人をお願い」

 

 

優希は屋根に立っているランに一夏達を渡した。

 

 

チュウ太「旦那!!後ろに又来やす!!」

 

 

優希「調子に…」

 

 

そのまま後ろに振り向き福音の頭を掴むとその顔に…

 

 

優希「のるな!!」

 

 

手を放したと同時に蹴りを放ち福音を蹴り飛ばした。

 

 

優希「リナ!!」

 

 

リナ『ファンネルいくよ~!!』

 

 

更にリナがファンネルを放ち福音を追い詰めた。

 

 

 

なのは「な、何あれ!?」

 

 

フェイト「電車?」

 

 

はやて「あれはSLやな」

 

 

アリサ「すずか、何か聞いてる?」

 

 

すずか「私が聞きたい位だよ~!!」

 

 

なのは達が混乱していると更に混乱した鈴達がいた。

 

 

鈴「なんなのよアレは!?」

 

 

セシリア「電車が飛んでますわ…」

 

 

ラウラ「優希の科学力はここまで凄いのか…」

 

 

シャルロット「凄いな~…」

 

 

千冬「…福音は?」

 

 

千冬も驚いているが表には出さず、モニターを操作しているなのはに声をかけた。

 

 

なのは「は、はい!ユウ!!」

 

 

チュウ太『なんすか姐さん?』

 

 

なのは「福音は?」

 

 

チュウ太『旦那が今迎撃してやす。今度は優勢でさ~!!』

 

 

なのは「だそうです」

 

 

千冬「撃墜は可能か?」

 

 

なのは「ユウ、撃墜出来る?」

 

 

優希『壊していいの?』

 

 

優希の返答は可能である事を告げていた。

 

 

千冬「可能であれば撃墜しろ、更に可能であれば捕獲しろ」

 

 

なのは「ユウ、聞こえた?」

 

 

優希『わかった。バル、起きて』

 

 

バルディシュⅡ『イエス、サー』

 

 

優希『リナ、ブリザードフォーム』

 

 

優希はフォームを変えるとバルディシュを構えた。

 

 

優希『ファランクス』

 

 

優希が魔法の準備をすると優希の周りにスフィアが二十個展開された。

 

 

優希『撃ち…砕け!!』

 

 

優希が魔法を放つと若干一名、赤面していた。

 

 

フェイト「なんで!?優希知ってるの~///」

 

 

毎秒五発、二十個のスフィアから撃ち出される魔法は十秒続いた。

 

 

シャルロット「うわ~…」

 

 

鈴「…福音無事?」

 

 

セシリア「跡形もないと思いますわ…」

 

 

ラウラ「あの武装…いい」

 

 

若干一名、違う所に関心していた。

 

 

千冬「…福音はどうなった?」

 

 

真耶「こちらのレーダーでは反応ありません」

 

 

なのは「ユウ、福音は?」

 

 

モニターの中で優希が指差すと煙が晴れ、ルネに腕を噛まれてぶら下がっている福音が写し出された。

 

 

優希『停止させた』

 

 

千冬「なら持ち帰ってくれ」

 

 

優希『わかった』

 

 

通信が切れると指令室内の空気が千冬の一言で和んだ。

 

 

千冬「作戦終了」

 

 

鈴「はぁ~…って一夏は!?」

 

 

なのは「大丈夫だよユウが運んでくれてるよ」

 

 

なのはの言葉に鈴達は安堵した。

 

 

 

優希「…なんで?」

 

 

アリサ「(お説教は後)って言ったわよね?」

 

 

優希「やるの…?」

 

 

海岸で正座させられている優希は本当にお説教するとは思わず後悔していた。

 

 

アリサ「あったり前でしょうが!!何を勝手に戦闘区域に行ってるの!!何かあったらどうする気!?しかもアレは何!!あんなの作っているからお金がなくなるんでしょうが!!」

 

 

優希「…ごめんなさい」

 

 

アリサ「全く、アレは誤魔化し効かないわよ」

 

 

優希「渾身の作品」

 

 

スパン!!

 

 

アリサ「誉めてないわよ」

 

 

優希「う~…」

 

 

頭を押さえている優希に鈴が詰め寄った。

 

 

鈴「優希!!一夏は!?」

 

 

優希「中」

 

 

鈴達がタイムトラベラーの中に入ろうとするがランがそれを遮った。

 

 

ラン「優希様の許可を得ていない方を入れる訳にはいきません」

 

 

鈴「どきなさいよ!!」

 

 

セシリア「おどきなさい!!」

 

 

すずか「駄目だよ二人とも」

 

 

鈴「なんでよ!!」

 

 

すずか「この中は優希君の科学力が沢山詰まっているんだよ?簡単には見せられないよ」

 

 

鈴「そんなの興味ないわよ!!」

 

 

すずか「それは代表候補生としての言葉として受け止めていいのかな?」

 

 

鈴「うっ…」

 

 

ここで鈴達は自分の立場が初めて憎く思った。

 

 

セシリア「何とかなりませんの?」

 

 

すずか「ランちゃん、中はどうなの?」

 

 

ラン「すずか様のおっしゃる通り中は優希様のお力がふんだんに使われています。最先端といっても過言ではありません」

 

 

ラウラ「せめて具合だけでも教えてもらえないか?」

 

 

優希「ラン」

 

 

ラン「はい、優希様。先程の男性なら医療ポットで治療中です。早ければ明日には出れるでしょう」

 

 

シャルロット「医療ポット?」

 

 

優希「自己治癒を促進させて回復力を高める機械」

 

 

 

シャルロット「そんなの作ったの?」

 

 

優希「必要だから、ラン。もう一人は?」

 

 

ラン「軽傷でしたので先程旅館にお運びいたしました」

 

 

優希「ありがとう」

 

 

ラン「いえ、それで私は今後どうしましょうか?」

 

 

優希「そばにいて」

 

 

ラン「かしこまりました♪」

 

 

アリサ「後はこれをどうするかね…」

 

 

アリサはタイムトラベラーを眺めると溜め息をついた。

 

 

 

なのは「でも、ユウ?一体いつ作ったの?」

 

 

優希「コツコツと作ってた」

 

 

フェイト「こんな大きな物よく作れたね?」

 

 

優希「廃棄された工場を買って改修してそこで作った」

 

 

すずか「工場を買ったの!?」

 

 

ラウラ「ほう、興味あるな…何処にあるのだ?」

 

 

優希「秘密」

 

 

アリサ「後で私達には教えなさい」

 

 

シャルロット「アリサ達も知らなかったの?」

 

 

はやて「ウチは知らんかったな~、なのはちゃん知ってた?」

 

 

なのは「私も初耳だよ」

 

 

鈴「どんだけ極秘なのよ」

 

 

優希「驚かすのも発明の内」

 

 

すずか「私達には言ってよ?」

 

 

優希「努力する……中に入る?」

 

 

アリサ「そうね、把握したいし。優希、性能を教えてちょうだい」

 

 

優希「ラン」

 

 

ラン「はい、優希様」

 

 

ランは優希を抱っこすると1両目に歩いて行くと扉を開けなのは達を中に入れると最後に自分も入った。

 

 

すずか「うわ~♪」

 

 

なのは「これは…」

 

 

フェイト「凄いね」

 

 

アリサ「さぁ、説明してちょうだい」

 

 

ラン「では、私が。このマシンの名前はタイムトラベラー。時空を越える事が出来るマシンです。エネルギーは新型の魔力エンジンから供給されています」

 

 

はやて「時空を越えるってのは?」

 

 

ラン「皆さまも一度通った事がある時空間の事です。時空間の中を走行出来る機能があります」

 

 

すずか「他の機能は?」

 

 

ラン「こちらをご覧下さい」

 

 

ランが端末を操作するとモニターが表れタイムトラベラーの内部構造を表示した。

 

 

フェイト「…まるで宇宙船、いや次元航行艦みたい」

 

 

ラン「はい、次元航行も宇宙空間の航行も可能です」

 

 

なのは「でも何でこんなの作ったの?」

 

 

ラン「優希様の趣味です」

 

 

アリサ「アンタは趣味で作ったの!?」

 

 

ガクガク

 

 

優希「う~!?」

 

 

すずか「落ち着いてアリサちゃん」

 

 

アリサ「全く、で?こんなの何処に置いておくの?」

 

 

優希「あ…」

 

 

なのは「ユウ、考えてなかったの!?」

 

 

フェイト「あった所に戻すのは?」

 

 

ラン「それは無理です」

 

 

アリサ「なぜ?」

 

 

ラン「発進するさいに工場は機密保持の為に廃棄しました」

 

 

すずか「学園に頼んで置かせてもらうしかないかな」

 

 

はやて「これって誰でも運転出来るんか?」

 

 

ラン「いえ、マニュアルなら優希様だけ。後自動走行なら優希様の下に行くだけなら可能です」

 

 

すずか「なら、少し安全かな」

 

 

アリサ「分かっているとは思うけど他の人を入れる場合は私達に許可を得てからにしなさい」

 

 

優希「わかった」

 

 

なのは「なら、外に出よう」

 

 

話し合いが終わりなのは達は外に出ると待っていた鈴達と共に旅館に戻った。

 

 

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