優希「個人差はあるけど一粒で一、ニキロ位」
はやて「一粒?錠剤なんか!?」
優希「そうだけど」
はやて「ちょうだい♪」
優希「却下」
アリサ「何でよ!?」
優希「商品だから」
すずか「なら私が実験するから、実験しないと危ないし」
優希「もうした」
フェイト「誰が!?」
なのは達は互いを見あった。
優希「シャルロットさん」
なのは達は一斉にシャルロットを睨んだ。
シャルロット「え~!?あの薬がそうなの!?」
アリサ「どういう事?」
シャルロット「少し前に優希からアルバイトで安全な薬の試飲を頼まれたんだ」
優希「でも副作用もある」
すずか「どんな?」
シャルロット「凄い頭痛だったよ。風邪をひいたみたいな頭痛が二三日続いたよ」
なのは「……それくらいなら、ユウ。お姉ちゃんにちょうだい♪」
優希「商品だから駄目」
フェイト「優希、商品なら私が買うのは有り?」
優希「……」コク
フェイト「いくら?」
優希「お姉ちゃん達の一月のおこづかいの半分」
鈴「なのは達のおこづかいっていくら?」
なのは「みんな優希の実験を手伝っているから大体五万くらいかな…」
ダッ!!
なのは達と鈴達は互いを各々を見ると部屋に走り出した。
ラウラ「一体何なのだ?」
優希「乙女の悩み」
ラウラ「私には分からんな」
優希「知らない方がいい」
ラウラ「そうか、なら婿よ。私とティータイムしよう」
優希「分かった」
優希はなのは達が戻ってくるまで優希はラウラとティータイムを楽しんだ。しかしそれは嵐の前の静けさだった。
はやて「薬はウチが貰った~!!」
一番乗りのはやては一目散に優希に近付くと瓶を取ろうとしたが…
すずか「させないよ!!」
すずかが足払いをしてはやてを転ばせた。
はやて「ピギャ!?」
すずか「優希君、ちょうだい!!」
優希がすずかに瓶を渡そうとするが…
フェイト「貰うよ♪」
フェイトが横取りした。
すずか「あ~!!」
フェイト「はい、優希」
優希「毎度」
見事にフェイトが買い取り女性達の熱い戦いは終わった。
すずか「ずるいよ!!フェイトちゃん!!」
フェイト「買ったもの勝ちだよ♪」
アリサ「遅かった!!」
なのは「ずるいよフェイトちゃん!!」
遅れてなのはとアリサがやって来た。更に遅れてセシリアと鈴がやって来た。
鈴「何て速さよ…」
セシリア「まったく勝てませんわ…」
フェイト「ふふ♪」
はやて「優希君!?薬はもっとないんか!?」
優希「ない」
はやて「あるはずや~!!」
ブンブン
優希「う~…」
はやては優希を抱えると上下に振り揺すった。すると瓶が一つ落っこちた。
カチャン
はやて「何やあるやないか♪」
優希「駄目」
優希は瓶を回収するとポケットにしまった。
すずか「優希君、今のは何?」
優希「ひ、秘密…」
アリサ「…気になるわね」
優希「……」
優希は逃げようと思ったが女性達に取り囲まれた。
なのは「ユウ♪今のは何?」
優希「知らない方が…」
鈴「教えなさいよ!!」
優希「これは…」
セシリア「これは?」
優希「胸が大きくなる薬…」
女性達「……よこせ~~!!」
優希「にゃ~~!!」
優希は咄嗟に天井に張り付いた。
なのは「ユウ~♪降りておいで~♪」
優希「……」フルフル
なのは達の目は血走っており、優希は恐怖で降りれずにいた。
アリサ「アンタ達はどきなさい。優希が怖がっているから」
アリサが前に出るとなのは達を下がらせようとするがなのは達は下がらなかった。
なのは「駄目だよアリサちゃん、そういって薬を先に取るつもりでしょ」
優希「……」
コソコソ
優希が皆が牽制しあっている間に優希は部屋から逃げようとするがそれは許されなかった。
シャルロット「どこ行くの?」
優希「……」
あと少しという所でシャルロットに声をかけられた。
シャルロット「どこ行くの?」
普段ならこの綺麗な笑顔に見とれるが今はこの笑顔が恐い…
優希「……分かった」
シュタ
優希は天井から降りると窓を開き…
優希「これがあるからいけないんだ」
ポイ
女性達「あ~~!!」
優希「これで解決」
はやて「何をしてるんや!?」
なのは「勿体ない!!」
ラウラを残し女性達は外に目掛けて走り出した。
ラウラ「良かったのか?発明品を捨てて?」
優希「これ?」
ラウラ「!?さっき捨てたのは?」
優希「ただの風邪薬」
ラウラ「すり替えたのか?」
優希「そう」
ラウラ「さすが婿だな」
窓の下を見るとなのは達が必死に瓶を探し回っていた。
ラウラ「皆、必死だな」
優希「分からないでもない」
優希達はなのは達を眺めながらお茶を楽しんだ。
優希「……」
ボォー
鈴「凄いわね~♪」
タイムトラベラーの中になのは達の他、鈴達も乗っていた。
なぜ鈴達が乗っているかと言うと…
三日前
鈴「何よこれ?」
セシリア「カードですか?」
優希に呼び出された鈴達はある物を渡されていた。
優希「乗車カード」
ラウラ「乗車?何に乗るのだ?」
優希「タイムトラベラー」
鈴「乗っていいの!?」
優希「特別」
セシリア「アリサさん達の許可が必要でしたのでわ?」
優希「乗れるのは寝台車のみ」
ラウラ「なるほど、機密を守りつつ私達をのせる方法がこれなのだな?」
優希「そう、無くしたら再発行は出来ない」
鈴「分かったわ」
セシリア「大事に保管しますわ」
ラウラ「それで旅行の行き先は決まったのか?」
優希「箱根辺りに」
セシリア「辺りに?どうして曖昧なのですか?」
優希「別荘があるから」
鈴「別荘!?アンタそんなのまで持ってるの?」
セシリア「でしたら場所は特定出来るのでわ?」
優希「周りを見て」
周りを見ると耳をすませている生徒が多数いた。
ラウラ「なるほど」
優希「だから場所は秘密。当日まで我慢して」
セシリア「構いませんわ。連れて行って貰えるだけでも嬉しいのですから」
ラウラ「どの位滞在するのだ?」
優希「夏休み一杯はいる予定。平気?」
ラウラ「私は大丈夫だ」
セシリア「私も構いませんわ」
鈴「問題ないわよ」
優希「なら三日後に出発。タイムトラベラーの前にきて」
優希は伝えると去っていった。
なのは「ユウ、後どれくらい?」
優希「三十分もかからない」
優希がタイムトラベラーを運転しているとなのはがやって来た。
なのは「でも、ユウ。何で別荘の事言わなかったの?」
優希「サプライズのつもりだった」
なのは「ユウは本当に驚かせるのが好きなんだから」
優希「別にそういうつもりはない」
なのは「ねぇ、ユウ…」
優希「何?」
なのは「…まだ私達の事信用出来ない?」
優希「そんな事ない」
なのは「だったら私達に全部…」
優希「僕は追われる身だよ。お姉ちゃん達は(僕が)無理やり連れてきた」
なのは「何言ってるの!?私達は…」
優希「万が一、僕が捕まってもお姉ちゃん達は大丈夫」
なのは「ユウ、まさか…」
優希「……」
なのは「見付かったの?」
優希「まだ見付かってない」
なのは「じゃあ…」
優希「今捕まってもお姉ちゃん達は共犯にならずにすむ」
なのは「違うよ!!私達は自分の意思で…」
優希「でも、管理局はそうは思わない」
なのは「でも!!」
優希「大丈夫、この世界にいる限り見付かる事はない」
なのは「本当に?」
優希「うん」
なのははまだ納得出来なかった。
優希「この世界から出ていく時はちゃんと教える」
なのは「約束だよ?」
優希「うん、もう少しで着くから皆と降りる準備して」
なのは「分かった」
なのはは運転席から離れると皆に教えに向かった。
アリサ「良い所ね♪」
別荘に着くとなのは達は景色に喜んだ。
フェイト「よく見付けたね優希」
優希「たまたま」
優希が入口に近付くと扉が開いた。
アルフ「お、やっと来たのかい」
フェイト「アルフ!?」
アルフ「フェイト♪」
二人が抱き締めあっていると…
シャマル「皆さんいらっしゃい♪」
はやて「シャマル!?」
優希「サプライズ2」
今度はシャマルが出てきた。
優希「全員集合」
はやて「全員って…」
シャマル「シグナム達も一緒ですよ♪」
優希「今は?」
シャマル「買い物に行ってもらってます」
優希「荷物置く」
すずか「そうだね、荷物おこうか?」
アルフ「さぁ、入んな。中の掃除は終わっているから」
優希「後任せる」
シャマル「優希君はどちらに?」
優希「これのチェック」
優希は手で三角形を作りシャマルに見せると森に入っていった。
シャマル「わかりました」
はやて「シャマル?今のは?」
シャマル「アレは防犯のサインですよ」
はやて「すぐに戻ってくるんか?」
シャマル「はい、私達も確認はしたので大丈夫だと思いますよ」
アリサ「取り合えず中に入りましょ」
アリサを先頭になのは達は別荘に入っていった。
フェイト「広いね~、部屋はどれ位あるの?」
アルフ「部屋は二階と三階に八部屋ずつあるよ」
なのは「部屋割りしようか?」
シャマル「私達は三階を使っています」
はやて「ならウチが三階に行くよ」
なのは「いいの?」
フェイト「私も行くよ。アルフもいるし」
アリサ「なら残りは二階を使いましょう」
優希「終わった?」
部屋割りが終わると優希が戻ってきた。
優希「シャマル」
シャマル「何ですか?」
優希「買い物は頼んどいた奴?」
シャマル「そうですよ」
すずか「頼んだ奴って?」
優希「バーベキュー」
鈴「良いわね~♪」
ヴィータ「シャマル~、買ってきたぞ」
話しているとヴィータ達が帰ってきた。
はやて「おかえり~」
ヴィータ「はやて♪」
シグナム「お疲れさまです、主はやて」
はやて「そや、リィンフォースも出てきたらどうや?」
リィンフォース『よろしいのですか?』
はやて「かまへんよ」
リィンフォース「わかりました」
優希「リィン、リナ」
リィン「リィンもいいのですか?」
リナ「わ~い♪」
優希「ルネとランはどうする?」
ルネ「よろしいのですか?」
優希「全員集合」
ルネ「わかりました、ラン」
ラン「はい」
ルネとランも出てきて優希の横に並んだ。