魔法少女リリカルなのは  無限のストーリー   作:高町 優希

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第113話

 

優希「……」

 

 

リィン「優希ちゃん、こっちは数え終ったですよ」

 

 

優希とリィンはせっせと沢山の封筒を用意していた。

 

 

なのは「おはよー」

 

 

するとなのは達も起き出してきた。

 

 

優希「お姉ちゃん」

 

 

なのは「なに?」

 

 

優希「お小遣い日&給料日」

 

 

フェイト「そっか今日は月始めだったね」

 

 

優希「はい、お小遣い」

 

 

優希はなのは達にお小遣いを渡した。するとはやてから文句が出た。

 

 

はやて「優希君、なんかウチのお小遣い少ないやけど…」

 

 

優希「四割カット」

 

 

はやて「マジだったんか!?」

 

 

優希「当然」

 

 

はやて「お願いや~!!許して~!!」

 

 

スリスリ

 

 

はやては優希を抱き締めると頬擦りした。

 

 

優希「ハハハ、見せしめじゃ~」

 

 

はやて「思いっきり棒読みやん!!」

 

 

優希「…チッ」

 

 

はやて「舌打ちされた!?」

 

 

リィン「優希ちゃん許してあげるですよ」

 

 

優希「わかった」

 

 

はやて「良かった~♪」

 

 

優希「次は…」

 

 

リィン「シグナム達の分ですよ~」

 

 

シグナム「すまんな」

 

 

ヴィータ「サンキュ」

 

 

シャマル「ありがとうございます」

 

 

ザフィーラ「感謝する」

 

 

優希「はい、リィン」

 

 

リィン「ありがとうですよ~♪」

 

 

全員に渡すと優希は外に向かった。

 

 

リィン「お散歩ですか?」

 

 

優希「ちょっと外の空気を吸ってくる」

 

 

優希はそう言うとトコトコと散歩に出掛けた。

 

 

優希「♪~」

 

 

優希は楽しそうに山道を登っていた。

 

 

がさがさ

 

 

優希「?」

 

 

優希は物音が気になり草むらに近付くがそこは…

 

 

ズル!!

 

 

優希「!?」

 

 

崖になっており優希は咄嗟に浮くことが出来ず崖から落ちた。

 

 

 

優希「…しくじった」

 

 

崖から落ちた優希は頭から血が流れており、意識も朦朧としていた。

 

 

優希「誰か気付いて…」

 

 

ドン!!ドン!!ドン!!

 

 

優希は業火を腰のホルダーから抜くと三発だけ弾をこめると空に向かい撃った。すると弾は空で破裂して赤い煙が登った。

 

 

優希「……」

 

 

優希はそれを見終えると意識を失った。その頃…

 

 

なのは「遅いな、ユウ」

 

 

鈴「何してるのよ優希は」

 

 

ラウラ「探しに行くか?」

 

 

あの後、鈴達も起き出してきて朝食の準備も終わり皆優希の帰りを待っていた。

 

 

アリサ「先に食べましょ」

 

 

セシリア「所でなのはさん」

 

 

なのは「うん?何セシリアちゃん」

 

 

セシリア「この辺でお祭りでもあるのですか?」

 

 

なのは「なんで?」

 

 

セシリア「いえ、彼方に赤い煙が登ったので」

 

 

チュウ太「マジですか!?」

 

 

突然チュウ太が声を上げると窓に近付き空を見上げた。

 

 

アリサ「どうしたのよ」

 

 

チュウ太「てえへんだ!!チュウ太より支援マシンに緊急連絡!!旦那より救助シグナル確認!!各機緊急発進されたし!!」

 

 

チュウ太は通信を開くと支援マシンに緊急連絡した。

 

 

フェイト「どうしたの急に…」

 

 

チュウ太「あれは旦那からの救助シグナルでさ!!」

 

 

ガタッ!!

 

 

なのは「それってユウに何かあったって事!?」

 

 

フェイト「優希!!応答して!!」

 

 

フェイトが通信を開くが優希から返事は無かった。

 

 

アリサ「チュウ太!!優希の位置は!?」

 

 

チュウ太「…駄目です!!結界が邪魔して旦那を確認出来やせん!!」

 

 

アリサ「私達も行くわよ!!」

 

 

チュウ太「既にルネさん達も出ていやす!!」

 

 

鈴「私達も手伝うわよ!!」

 

 

なのは達は空に上がり、鈴達は地上からの捜索が始まった。

 

 

 

なのは「ユウ~!!」

 

 

フェイト「優希!!」

 

 

はやて「なのはちゃん!!いた!?」

 

 

なのは「だめ…」

 

 

アリサ「見つかった!?」

 

 

すずか「駄目…見付からない」

 

 

アリサ達も合流するが優希は見付からなかった。

 

 

フェイト「お願い、出て優希!!」

 

 

フェイトは探索しながら通信を何度も呼び掛けた。

 

 

優希『…おね…ちゃん…』

 

 

フェイト「繋がった!!」

 

 

なのは「ユウ!!何処にいるの!?」

 

 

優希『……』

 

 

はやて「様子がおかしいで」

 

 

アリサ「優希!!何処なの!!」

 

 

ドン!!

 

 

すると銃声が響いた。

 

 

すずか「今のは優希君!!」

 

 

 

なのは達は銃声が響いた方に向かった。

 

 

なのは「確かこの辺で…」

 

 

フェイト「優希!!優希!!」

 

 

フェイトは何度も優希を呼び続けた。

 

 

ドン!!

 

 

アリサ「降りるわよ!!」

 

 

銃声がした近くに降りるとなのは達は付近を探した。

 

 

フェイト「いた!!」

 

 

するとフェイトが崖下で優希を見つけた。

 

 

なのは「ユウ!!」

 

 

なのはが抱き上げようとするが…

 

 

すずか「駄目だよなのはちゃん!!」

 

 

なのは「どうして!?」

 

 

すずか「頭を打ってる。変に動かしたら駄目だよ、はやてちゃん」

 

 

はやて「今シャマルに向かってもらっとる」

 

 

はやてはシャマルに連絡をして到着を待った。

 

 

 

シャマル「頭を少し切っていますが大丈夫ですよ。すぐに目が覚めると思います」

 

 

なのは「良かった~」

 

 

アリサ「なら今のうちに話をしましょうか」

 

 

すずか「そうだね」

 

 

はやて「なんかあるんか?」

 

 

アリサ「結界の事よ。アレのせいで優希の発見が遅れたのだから」

 

 

すずか「一歩間違えば危ないよ」

 

 

フェイト「確かに…」

 

 

はやて「シグナム、結界はどの位の範囲なん?」

 

 

シグナム「この山全体です」

 

 

フェイト「山全体?この建物の為にそこまで必要かな?」

 

 

ヴィータ「必要だろ。土地っての含めば」

 

 

はやて「ちょいまって?この建物から何処までが優希君の土地なん?」

 

 

アルフ「この山全体位だよ」

 

 

なのは「ユウ…別荘を買ったんじゃなくて山を買ったんだ…」

 

 

すずか「優希君に一度、お金の使い方教えた方がいいかも…」

 

 

アリサ「そうね、それはいいとして結界は解除させた方がいいわね」

 

 

なのは「そうだね」

 

 

話し合いの結果、優希に結界を解除させる事に決まった。

 

 

はやて「ザフィーラ、優希君の事見ててくれるか?」

 

 

ザフィーラ「承知しました」

 

 

アルフ「アタシも残るよ」

 

 

なのは達はアルフ達に優希を任せて部屋を出ていった。

 

 

鈴「なのは、優希は?」

 

 

なのは「大丈夫だよ、たいした怪我じゃないから」

 

 

ラウラ「それは良かった。婿に何かあっては困るからな」

 

 

セシリア「安心しましたわ」

 

 

ラン「優希様~」

 

 

なのは達がダイニングで話いるとランが戻ってきた。

 

 

なのは「お帰りランちゃん」

 

 

ラン「優希様は?」

 

 

フェイト「優希なら怪我して、今部屋で寝て…」

 

 

ラン「優希様~!?」

 

 

ランは荷物を放り投げ優希の下に向かった。

 

 

シャルロット「……何?」

 

 

すずか「あ~…ランちゃんは優希君大好きっ子だから」

 

 

すずかは散らばった荷物を集めていると一つの書類が目についた。

 

 

すずか「土地売買契約書?」

 

 

アリサ「また何処かの土地を買おうとしてるの優希は?」

 

 

フェイト「場所は?」

 

 

すずか「えっと、学園の近くだね」

 

 

なのは「学園の?」

 

 

すずか「うん、後は…建物は工場?」

 

 

はやて「また何か作るんか?」

 

 

アリサ「もしくはタイムトラベラーの置き場か…」

 

 

書類を読むがそれ以上は解らず優希が目覚めるのを待つことになった。

 

 

 

 

優希「お姉ちゃん」

 

 

日がくれてきた頃アルフに抱っこされた優希がダイニングにやって来た。

 

 

なのは「大丈夫?」

 

 

優希「ありがとう」

 

 

優希は助けに来てくれた事に感謝した。

 

 

フェイト「所で優希、聞きたい事があるんだけど」

 

 

優希「?」

 

 

すずか「コレは何?また何か作るの?」

 

 

すずかは優希に土地売買契約書を見せた。

 

 

 

優希「ちょっと安定した収入源を確保しようと」

 

 

はやて「何を作るん?」

 

 

優希「電子機器を主に」

 

 

アリサ「まぁ、安定した収入は必要ね」

 

 

優希「それとチュウ太見なかった?」

 

 

チュウ太「お呼びですか旦那!!」

 

 

呼ばれたチュウ太はアルフの足下に現れ…

 

 

チュウ太「…オレンジ」

 

 

ゲシッ!!

 

 

アルフ「優希?壊していいかい?」

 

 

優希「駄目」

 

 

アルフはミニスカートだった。

 

 

チュウ太「そ、それで旦那?あっしをお呼びで」

 

 

優希「コレ」

 

 

ドン

 

 

優希はテーブルにチュウ太と同じ機械で出来た本を置いた。しかし厚さはチュウ太よりも分厚い。

 

 

なのは「何これ?」

 

 

優希「チュウ太の拡張パック」

 

 

チュウ太「ではさっそく♪」

 

 

チュウ太は拡張パックとリンクしだした。

 

 

はやて「拡張パック?」

 

 

優希「チュウナーズ百匹」

 

 

すずか「百匹!?何でそんなに作ったの?」

 

 

優希「工場での作業員」

 

 

フェイト「そっか、ウチは他の人は雇えないもんね」

 

 

チュウ太「旦那!!リンク終わりやした。何時でもチュウナーズを動かせやす」

 

 

優希「ラン」

 

 

ラン「はい、優希様」

 

 

優希「チュウ太を連れて作業を進めて」

 

 

ラン「かしこまりました。チュウ太、行きますよ」

 

 

チュウ太「あいさ~」

 

 

ランはチュウ太と拡張パックを持つと部屋を出ていった。

 

 

リィン「優希ちゃ~ん♪」

 

 

優希「……」

 

 

入れ違いにお風呂から出てきたリィンは肌クリームを持って飛んできた。

 

 

リィン「これ返すです」

 

 

優希はリィンからクリームを受け取った。

 

 

なのは「それはなに?」

 

 

優希「前に作った発明、美肌クリーム」

 

 

はやて「美肌!?」

 

 

優希「これを塗ればお肌ツルツル」

 

 

リィン「ツルツルです!!」

 

 

フェイト「優希、ちょっと貸して?」

 

 

優希「駄目」

 

 

フェイト「そんな意地悪しないで、ね?」

 

 

優希「これはリィンの分だから貸せない」

 

 

すずか「余分にないの?」

 

 

優希「…ない」

 

 

アリサ「……」

 

 

ゆさゆさ

 

 

アリサは無言で優希を持ち上げると揺すった。

 

 

 

アリサ「出てこないわね…」

 

 

優希「欲しい?」

 

 

はやて「まだ若いから大丈夫やもん」

 

 

フェイト「ちょうだい」

 

 

優希「はい」

 

 

素直に答えたフェイトに優希は美肌クリームを渡した。

 

 

なのは「ユウ、お姉ちゃんにも!!」

 

 

優希ははやてとアリサ以外に渡した。

 

 

はやて「私達のは?」

 

 

優希「若いんでしょ?」

 

 

アリサ「私は?」

 

 

優希「揺すったから駄目」

 

 

アリサ「お願い、ね?」

 

 

優希「……」ブルブル

 

 

アリサが媚うった瞬間、体を抱き締め震えた。

 

 

ガシッ!

 

 

アリサ「今の反応は何かしらね?優希?」

 

 

優希「……」

 

 

アリサは優希の両肩を掴むと正面から向き合い目をじっと見つめた。

 

 

優希「気にしたら負け」

 

 

アリサ「余計に気になるわよ!!」

 

 

優希「怒ると…」

 

 

アリサ「怒ると何よ?」

 

 

優希「美人が台無し」

 

 

アリサ「美人!?」

 

 

優希「……」コク

 

 

アリサ「そっか~♪優希には私が美人に見えてるのね♪」

 

 

優希「……」コク

 

 

アリサ「♪」

 

 

すっかり上機嫌になったアリサは優希への怒りを無くしていた。

 

 

なのは「最近アリサちゃんばっかり優遇されてると思うんだけど…」

 

 

フェイト「そうだね…」

 

 

優希「お姉ちゃん達は言わなくても分かると思ってた」

 

 

すずか「それって内心は私達が綺麗って言ってる?」

 

 

優希「……」コク

 

 

すずか「そっか~♪」

 

 

なのは達も上機嫌になった。

 

 

はやて「ウチは?」

 

 

優希「…残念」

 

 

はやて「残念ってなんやねん!?ウチは見た目は美少女やで!!」

 

 

優希「存在が…」

 

 

はやて「ガーン!?ウチって存在が駄目やったんか…」

 

 

床に手をついてはやては落ち込んだ。

 

 

 

 

優希「第一回ボーナス争奪戦」

 

 

リィン「見付けたらウハウハです!!」

 

 

アリサ「…はぁ?」

 

 

すずか「何するの?」

 

 

突然の事になのは達は疑問を浮かべた。

 

 

リィン「だからボーナスです!!」

 

 

フェイト「ボーナス?給料とは別に貰える奴だよね?」

 

 

リィン「そうです!!皆にもボーナスが出るですよ!!」

 

 

はやて「ほんまに!?」

 

 

優希「ただし」

 

 

リィン「この別荘の何処かに隠してあるです」

 

 

なのは「宝探しって事かな?」

 

 

リィン「はいです♪見付けたらお小遣いに出来るです」

 

 

アリサ「まぁ暇潰しには…」

 

 

リィン「因みに金額は皆さんのお小遣いの2倍です!!」

 

 

アリサ「ルールは!?」

 

 

優希「ルールは簡単、封筒に入ったボーナスを探すだけ。制限時間はお昼まで」

 

 

なのは「よくそんなに隠せたね?」

 

 

優希「?」

 

 

リィン「違うですよ」

 

 

なのは「違う?」

 

 

リィン「ボーナスが貰えるのは一人だけですよ」

 

 

バチッ

 

 

なのは達の間に火花が散った。

 

 

優希「よーい…」

 

 

リィン「ドンです!!」

 

 

ダッ!!

 

 

なのは達は一斉に部屋中を探し始めた。

 

 

ガサガサ

 

 

ガタガタ

 

 

リィン「…予想以上に皆頑張るですね」

 

 

優希「…お小遣い少ない?」

 

 

リィン「一般家庭に比べたら高過ぎるですよ」

 

 

優希「来月からお小遣い減らそうかな…」

 

 

優希が呟いた瞬間…

 

 

なのは「反対!!」

 

 

フェイト「現状維持で!!」

 

 

はやて「減額反対!!」

 

 

アリサ「むしろアップして!!」

 

 

すずか「減らさないで!!」

 

 

宝探しそっちのけで優希に迫った。

 

 

優希「贅沢は…」

 

 

はやて「一番お小遣い多いのは優希君やから」

 

 

優希「どうするリィン?」

 

 

リィン「リィンに振るですか!?」

 

 

 

なのは達「……」

 

 

今にも視線だけで刺されそうな鋭い目付きでリィンを睨むなのは達。

 

 

リィン「やっぱり多いと…」

 

 

ギン!!

 

 

リィン「ヒッ!?」

 

 

なのは達の視線が鋭くなり、リィンは怯えて優希の後ろに隠れた。

 

 

優希「睨んだら、めっ!!」

 

 

なのは「でもね、ユウ。お姉ちゃん達のお小遣いを減らすのはやめてほしいかな?」

 

 

優希「う~ん」

 

 

フェイト「ね?」

 

 

フェイトは優希を抱っこすると頭を撫でてご機嫌をとろうしていた。

 

 

フェイト「あれ?」

 

 

フェイトは優希を抱っこすると、優希の背中に違和感を覚え優希の背中を見ると封筒が張り付いていた。

 

 

優希「……」

 

 

フェイト「……」

 

 

バッ!!

 

 

優希は途端に逃げ出した。

 

 

なのは達「待て~!!」

 

 

優希「……」

 

 

なのは達も優希の背中に封筒があるのに気付き優希を追いかけ始めた。

 

 

アリサ「どこが宝探しなのよ!!」

 

 

優希「僕は建物の中って言った」

 

 

すずか「屁理屈だよ!!」

 

 

文句を言いつつ必死に優希を追いかけた。

 

 

優希「……」

 

 

シュタ!!

 

 

優希は天井に張り付いた。

 

 

カサカサカサカサ

 

 

はやて「ゴキブリか!?」

 

 

天井に張り付いた優希の動きを見たはやては思わず突っ込んだ。

 

 

なのは「逃がさないよ!!」

 

 

キィン!!

 

 

なのはが優希にバインドを掛けるがそれが間違いだった。

 

 

ポトッ

 

 

ゴン!!

 

 

優希「ッ~!?」

 

 

バインドを掛けられた優希は天井から落下して頭を床に思いっきりぶつけた。

 

 

なのは「ユウ大丈夫!?」

 

 

転げ回る優希になのはは慌てて駆け寄る。

 

 

優希「お姉ちゃんがイジメた…」

 

 

なのは「誤解だよ!?」

 

 

優希「痛い」

 

 

なのは「ごめんね?」

 

 

なのはは優希の頭を撫でながら謝った。

 

 

はやて「……」

 

 

優希「人でなし…」

 

 

はやて「誤解や!?」

 

 

こっそり封筒を取ろうしたはやてに優希は容赦ない言葉を浴びせた。

 

 

優希「言い訳は見苦しい」

 

 

はやて「そこまで言わんでも!?」

 

 

優希の物言いに若干泣きそうになるはやて。

 

 

優希「あ」

 

 

フェイト「どうしたの?」

 

 

ビー!!

 

 

リィン「時間てす!!」

 

 

お昼になりボーナス争奪戦は終わった。

 

 

 

なのは「え~!?時間切れ!?」

 

 

優希「残念」

 

 

すずか「延長戦は…」

 

 

優希「ない」

 

 

アリサ「ねぇ優希♪おねがい♪」

 

 

アリサは優希を抱っこすると甘える様に優希に頼みこんだ。

 

 

優希「だったら」

 

 

アリサ「だったら?」

 

 

優希「コレは皆の服飾代にしようか?」

 

 

フェイト「それって服を買ってくれるって事!?」

 

 

優希「そう、このボーナスを皆で使うこと」

 

 

はやて「何を買おうかな♪」

 

 

なのは「夏の新作かな♪やっぱり♪」

 

 

もう買い物に行く事になっているなのは達は上機嫌でカタログを見たりしていた。

 

 

優希「どこから出したの?」

 

 

すずか「気にしない気にしない♪」

 

 

優希「……」

 

 

チュウ太「旦那~」

 

 

優希「お帰り」

 

 

チュウ太は優希の足から登り一気に肩まで登り止まった。

 

 

チュウ太「チュウナーズを置いてきたんで工場の生産は大丈夫でさ~」

 

 

優希「ランは?」

 

 

チュウ太「ランの姐さんは工場で指揮をとっていやす」

 

 

優希「任せて大丈夫そうだね」

 

 

チュウ太「旦那の指示通りやっておりやすから、余程の事がない限り旦那の手を煩わせる事は無いと思いやす」

 

 

優希「アレの完成予定日は?」

 

 

チュウ太「一月程で完成する予定てさ~」

 

 

優希「わかった。お姉ちゃん」

 

 

なのは「なに?」

 

 

優希「買うの決まったら教えて」

 

 

フェイト「わかったよ」

 

 

優希はそのまま自分の部屋に戻っていった。

 

 

 

優希「……」

 

 

リィン「決まったですか?」

 

 

優希「どうしよう?」

 

 

ある服を優希は選らんでいるが悩んで決まらずにいた。

 

 

コンコン

 

 

なのは「ユウ~、今大丈夫?」

 

 

優希「……」

 

 

カチャ

 

 

なのは「入っても大丈夫?」

 

 

優希「……」コク

 

 

優希はなのは達を部屋にいれた。

 

 

優希「決まった?」

 

 

フェイト「うん、注文してもいい?」

 

 

優希「大丈夫」

 

 

すずか「じゃあ注文しておくね」

 

 

アリサ「それで?優希は何をしてたの?」

 

 

優希「悩み中」

 

 

はやて「何を悩んでるん?」

 

 

優希「あれ」

 

 

優希は壁にかかっている二着のスーツを指差した。

 

 

なのは「スーツ?よくあったねこんな小さなサイズ」

 

 

優希「特注」

 

 

アリサ「それで?何を悩んでいるの?」

 

 

優希「どっちを着るか」

 

 

はやて「目的が分かれば判断しやすいんやけど」

 

 

優希「お見合い」

 

 

なのは「そっか~、お見…」

 

 

少しの間をおき…

 

 

なのは達「お見合い!?」

 

 

なのは達は叫ぶと優希に詰め寄った。

 

 

フェイト「どういう事優希!?私というものがいるのに他の女の人とお見合いって!?私の事は遊びだったの!?」

 

 

優希「…人聞きの悪い」

 

 

すずか「それより答えて!!お見合いってどういう事!?」

 

 

リィン「国が繋がりが欲しいために強引に進めてきたです」

 

 

はやて「断る事は出来ないんか?」

 

 

リィン「国ですから…無下には出来ないです」

 

 

なのは「だからって…」

 

 

優希「取り合えず、会うだけ会うことにして破談に持っていく」

 

 

 

アリサ「相手は何処の誰なのよ?」

 

 

優希「さぁ?多分それなりの経歴がある人だと思うよ」

 

 

なのは達「……」

 

 

優希「付いてきちゃ駄目だからね」

 

 

なのは「や、やだな~ユウ…」

 

 

なのは達は優希から目を反らした。

 

 

優希「怪しい…」

 

 

不安を覚える優希であった。

 

 

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