魔法少女リリカルなのは  無限のストーリー   作:高町 優希

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第115話

 

優希「さぁ、答えを聞かせてくれる?」

 

 

要人「で、ですから我々は今回の件に関して関係…」

 

 

優希「そっちの不手際でこっちは命を狙われたんだ。それなりの誠意を見せろって言ってる」

 

 

翌日、優希は日本政府に抗議する為に通信を行っていた。

 

 

要人「しかし…」

 

 

優希「こっちは関係を断ち切っても問題ないんだ」

 

 

要人「時間を頂けませんか?」

 

 

優希「明日の朝までに返答しろ。それ以上は待たない、また返答次第では関係を断ち切る」

 

 

要人「わかりました、高町博士」

 

 

優希は通信を切ると椅子にもたれかかった。

 

 

すずか「お疲れさま、優希君」

 

 

優希「後は日本政府次第」

 

 

すずか「どんな返答してくるかな?」

 

 

優希「お見合いを持ち掛けた人物の辞職、和解金。それ位だと思うよ」

 

 

すずか「でも何で優希君の命が狙われたのかな?」

 

 

優希「他の国に技術提供される位なら…」

 

 

すずか「なるほど、いっそ亡き者に…」

 

 

優希「そう」

 

 

すずか「でも日本政府がそんな事する?」

 

 

優希「しないよ」

 

 

すずか「じゃあ…」

 

 

優希「多分他の国と関係を持ってる人物が日本政府を貶めるつもり」

 

 

すずか「じゃあ日本政府は…」

 

 

優希「無関係」

 

 

すずか「そこまでわかってるのに、どうして日本政府に抗議を?」

 

 

優希「理由は二つ。一つは日本の問題は日本に、もう一つは…」

 

 

すずか「もう一つは?」

 

 

優希「貸しを作っておけば後々役にたつ」

 

 

すずか「うゎ~…」

 

 

優希の真っ黒な考えに思わずすずかはひいた。

 

 

優希「ご飯」

 

 

すずか「じゃあ皆の所に行こうか」

 

 

すずかは優希を抱っこすると部屋を出ていった。

 

 

 

 

アリサ「じゃあ優希?引っ越しは中止?」

 

 

優希「いい機会だから拠点も変える。だから引っ越しは継続」

 

 

なのは「お家はどうするの?」

 

 

優希「そのまま、ステーションライナーに行くのは僕だけ」

 

 

はやて「うちらは駄目なんか?」

 

 

優希「大丈夫、お姉ちゃん達も出入り出来る」

 

 

シャル「僕は?」

 

 

優希「大丈夫、シャルロットさんも入れる」

 

 

シャル「ねぇ優希?優希も僕の事はシャルで良いよ」

 

 

シャルロットは優希に愛称で呼ぶように頼んだ。

 

 

優希「わかった」

 

 

シャル「(よし!!)」

 

 

さりげなくシャルは優希との距離を縮めた。

 

 

はやて「でも優希君?ステーションライナーは何処に置くん?」

 

 

優希「学園の隣」

 

 

なのは「隣?でもユウ?隣は海だよ」

 

 

優希「お姉ちゃん達忘れてない?」

 

 

すずか「何を?」

 

 

優希「タイムトラベラーは何処でも活動出来るんだよ?ステーションライナーに出来ない訳ないでしょ」

 

 

アリサ「そうだったわね…」

 

 

フェイト「優希に作れない物あるの?」

 

 

優希「わからない」

 

 

すずか「まぁ、それは良いとして引っ越しは順調なの?」

 

 

優希「チュウ太がチュウナーズと一緒に頑張ってくれてる」

 

 

アリサ「いつ頃終わるの?」

 

 

優希「早ければ今日中」

 

 

なのは「早いね」

 

 

優希「夏休みが終わる前には全部終わらせたい」

 

 

優希の一言でなのは達は落胆した。

 

 

はやて「夏休みももう終わりか~」

 

 

優希「シャマル」

 

 

シャマル「なんですか?」

 

 

優希「これを」

 

 

優希は小さな輪っかを渡した。

 

 

ヴィータ「なんだコレ?」

 

 

優希「ステーションライナーへの転移装置」

 

 

シグナム「どうすれば使えるのだ?」

 

 

優希「ドアのぶに引っ掻けるだけでいい」

 

 

シャマル「簡単ですね♪」

 

 

優希「名付けて、どこ…」

 

 

はやて「アカ~ン!!色々な意味でアカン!!」

 

 

優希「?」

 

 

アリサ「優希のネーミングセンスはある意味で爆弾ね…」

 

 

すずか「私達はどうやって行くの?」

 

 

優希「学園についたら僕が設置しておく」

 

 

鈴「ねぇ優希?私達はやっぱり入れないの?」

 

 

優希「アリサお姉ちゃん」

 

 

優希はアリサにどうするのか判断を任せた。

 

 

 

 

アリサ「そうね…なるべくなら内部は秘密にしたいし…」

 

 

アリサは腕をくみ悩んだ。

 

 

すずか「見られたら困る物はある?」

 

 

優希「研究室位」

 

 

アリサ「他には?」

 

 

優希「特にない」

 

 

アリサ「…なら、こうしましょう、許可された場所以外に入らない事。もし破った場合は優希との関係を断ち切ってもらう、それに加えて国とも関係を結ばない」

 

 

鈴「いいわ」

 

 

セシリア「異論ありませんわ」

 

 

ラウラ「問題ない」

 

 

話が決まるとチュウ太から通信が入った。

 

 

優希「どうしたの?」

 

 

チュウ太『旦那、引っ越し作業完了しやした。工場も廃棄完了っす』

 

 

優希「わかった、今から向かうから発進準備しておいて」

 

 

チュウ太『あいさ~』

 

 

優希は通信を切ると…

 

 

優希「行ってくる」

 

 

なのは「待ってユウ、お姉ちゃん達も行っていい?」

 

 

優希「いいけど」

 

 

フェイト「なら荷物纏めてくるね」

 

 

鈴「私達は?」

 

 

優希「いい」

 

 

セシリア「では私達も」

 

 

なのは達は荷物を纏めに向かった。

 

 

優希「アルフ」

 

 

アルフ「なんだい?」

 

 

優希「ここの戸締まりを」

 

 

アルフ「あいよ」

 

 

シグナム「所で優希」

 

 

優希「?」

 

 

シグナムはなのは達が居なくなるのを見計らい頼み事をした。

 

 

シグナム「何処か訓練出来る場所はないか?」

 

 

優希「ステーションライナーの訓練室なら可能」

 

 

シグナム「引っ越しが終わったら借りられるか?」

 

 

優希「好きに使って」

 

 

シグナム「感謝する」

 

 

シグナムは優希に礼を言うと荷物を纏めに向かった。

 

 

 

アルフ「戸締まりはOKだよ」

 

 

優希「なら皆タイムトラベラーに」

 

 

なのは達は一両目に向かい鈴達も三両目に向かうが…

 

 

アリサ「アンタ達もこっちに来なさい」

 

 

鈴「いいの?」

 

 

アリサ「えぇ、大丈夫よ」

 

 

鈴達も一両目に乗り優希は扉を閉めた。

 

 

優希「じゃあ行くよ、タイムトラベラー発進」

 

 

ゆっくりと走り出したタイムトラベラーは徐々に加速しステーションライナーに向かった。

 

 

すずか「う~ん…」

 

 

セシリア「どうしましたの?」

 

 

すずか「ステーションライナーの隠し場所を考えてたの」

 

 

アリサ「何か気になるの?」

 

 

すずか「だってあんなに巨大な物だよ?普通に考えて隠し場所は地上には無理だよ?目立ち過ぎるし」

 

 

フェイト「今むかってるのは…」

 

 

フェイトがパネルを操作し地図をだした。

 

 

なのは「東京?」

 

 

優希「みんな」

 

 

はやて「どうしたん?」

 

 

優希「目を回さないようにね」

 

 

なのは「へ?」

 

 

すると突然優希はタイムトラベラーを操作し螺旋上に上りどんどん加速していった。

 

 

なのは「にゃ~!?」

 

 

アリサ「ちょっと!?」

 

 

なのは達に物凄いGがかかり立っていられなかった。

 

 

ラウラ「婿よ!!これでは全員もたないぞ!!」

 

 

優希「もう少し」

 

 

優希はさらに加速させた。

 

 

なのは「うっ…」

 

 

フェイト「もう…」

 

 

はやて「アカン…」

 

 

なのは達が限界を迎える直前…

 

 

優希「着いた」

 

 

優希はタイムトラベラーを停車した。するとなのは達の体が浮いた。

 

 

すずか「なに!?」

 

 

優希「外を見て」

 

 

なのは達はなんとか体の向きを変えると外を見た。すると青い物が見えた。

 

 

アリサ「地球…ハァ!?宇宙!?」

 

 

優希「正解」

 

 

すずか「まさか!?ステーションライナーの隠し場所って…」

 

 

優希「ここなら簡単には見付からない」

 

 

なのは「うぅ~…ユウ…もうちょっとやさしく来れないの?」

 

 

優希「……ない」

 

 

はやて「今の間はなんや!!」

 

 

皆から文句が集中してきた。

 

 

優希「文句は後で、チュウ太」

 

 

チュウ太『あいさ~!!ステルスモード解除しやす』

 

 

優希はチュウ太に指示を出すとステーションライナーが姿を現した。

 

 

 

 

優希「ステーションライナーに入るよ」

 

 

優希はタイムトラベラーをステーションライナーに格納した。

 

 

シャル「わぁ~広いね~」

 

 

優希「こっち」

 

 

優希はエレベーターに向かうと全員が乗ると最上階まで向かった。

 

 

はやて「なんで優希君はそんなに慣れた動きなん?」

 

 

優希「慣れ」

 

 

はやて「だからそれを聞いてるんや!!」

 

 

優希「僕は普段から宙に浮いているから」

 

 

フェイト「納得」

 

 

最上階に着くと優希は司令室に向かった。

 

 

チュウ太「旦那、お待ちしてやした」

 

 

優希「準備は?」

 

 

チュウ太「既に完了しやした」

 

 

鈴「へぇ~」

 

 

ラウラ「これは凄いな」

 

 

鈴達は物珍しいのか辺りを見ていた。

 

 

優希「出発するよ」

 

 

なのは「えっ!?ちょっと!?」

 

 

優希「チュウ太、メインエンジン始動!!出力上げて全力で発進!!」

 

 

なのはが制止するより早く優希はステーションライナーを発進させた。

 

 

フェイト「っ…アレ?Gがない?」

 

 

チュウ太「衝撃緩和装置、正常に作動確認」

 

 

優希「このままIS学園まで」

 

 

チュウ太「了解、大気圏に突入しやす」

 

 

シャル「大丈夫なの!?」

 

 

シャルの心配をよそにステーションライナーは大気圏に突入した。

 

 

優希「チュウ太」

 

 

チュウ太「へい」

 

 

優希「IS学園に連絡」

 

 

チュウ太「あいさ~」

 

 

優希「アリサお姉ちゃん」

 

 

アリサ「許可を貰えばいいのかしら?」

 

 

優希「……」コク

 

 

真耶『はい、こちらIS学園』

 

 

アリサ「山田先生」

 

 

真耶『バニングスさん?どうしました?』

 

 

アリサ「今から優希の研究室を運ぶので」

 

 

真耶『へ?』

 

 

アリサ「いいですよね?」

 

 

真耶『え?え?ちょっと待って下さい!?簡単には許可出来ませんよ!?』

 

 

アリサ「大丈夫です、学園の隣に置くので」

 

 

真耶『それなら…って学園の隣!?』

 

 

真耶は混乱して段々分からなくなってきた。

 

 

チュウ太「大気圏突破!!IS学園まで後三分」

 

 

アリサ「そういう事なんでまた後に」

 

 

真耶『ちょっと待って下さい!?』

 

 

アリサは通信を切った。

 

 

アリサ「優希、置いちゃいなさい」

 

 

すずか「アリサちゃん…優希君と似てアバウトになったね」

 

 

アリサ「優希の色に染まったって言って欲しいわね」

 

 

優希「なのはお姉ちゃん」

 

 

なのは「なに?」

 

 

優希「しっかりつかまっていてね」

 

 

なのは「まさか…」

 

 

優希「チュウ太」

 

 

チュウ太「着水しやす!!」

 

 

ステーションライナーが着水すると水しぶきが立った。

 

 

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