魔法少女リリカルなのは  無限のストーリー   作:高町 優希

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第117話

 

 

すずか「……優希君、何とか出来ない?」

 

 

優希「僕が出した計算はあくまで【ISだけ】の計算」

 

 

アリサ「!優希も意地悪ね…」

 

 

ラウラ「!そう言う事か婿よ」

 

 

はやて「どうしたん?」

 

 

アリサ「優希、正確に答えて。私達が手伝った場合の成功率は?」

 

 

シャル「そっか!!」

 

 

優希「50%」

 

 

フェイト「五分五分…」

 

 

鈴「でもさっきよりは…」

 

 

優希「でも危険」

 

 

なのは「ユウ、アーマーの使用許可をだして」

 

 

優希「……」

 

 

なのはがアーマーの使用許可を頼むが…

 

 

優希「お姉ちゃん達はこの作戦に参加するの?」

 

 

なのは「だって全員…」

 

 

優希「強制参加はISを持っている人、お姉ちゃん達は関係ない」

 

 

フェイト「でも私達が手伝ったら日本は助かるかも…」

 

 

優希「お姉ちゃん達が死ぬ可能性もある」

 

 

すずか「だから許可を出したくないんだね…」

 

 

アリサ「大丈夫よ、そんなに心配しなくても」

 

 

優希「でも…」

 

 

なのは「お願い、ユウ。お姉ちゃん達にアーマーを」

 

 

優希「…わかった」

 

アリサ「先生、隕石の到達時刻は?」

 

 

優希「明日の午後」

 

 

すずか「明日の午後!?」

 

 

一夏「なんで優希にわかるんだ?」

 

 

優希「ステーションライナーからの情報を逐一見てる」

 

 

箒「ステーションライナー?」

 

 

優希「僕はステーションライナーに戻る」

 

 

優希はステーションライナーに戻り情報を整理しようと戻るが…

 

 

すずか「私達も手伝うよ」

 

 

優希「お姉ちゃん達は明日に備えて、何かあったら皆に連絡する」

 

 

優希は部屋を出ていった。

 

 

 

 

優希「……」

 

 

ステーションライナーの司令室に戻った優希はルネ、リナ、ラン、リィンと話をしていた。

 

 

ルネ「マスター、これからどうしますか?」

 

 

リィン「ふぇ?優希ちゃんも手伝うじゃないですか?」

 

リナ「リィンちゃん、優希ちゃんは手伝う事出来ないよ…」

 

 

リィン「どうしてですか!?」

 

 

リナの言葉にリィンは驚き詰め寄った。

 

 

ラン「優希様がもしこの作戦に出たりしたら日本をひいきしたと思われます。その結果…」

 

 

ルネ「多国がマスターとの関係を築こうとするでしょう。しかもこちらは断る事が出来ないように」

 

 

リィン「じゃあなのはちゃん達はどうなるですか?」

 

 

ラン「…運が良ければ助かります」

 

 

リィン「そんな!?優希ちゃん!!何とか出来ないですか!!」

 

 

優希「目立つけど僕が全部の隕石群を落とす」

 

 

ラン「しかしそれでは優希様のご負担が…」

 

 

優希「多分ただじゃ済まない」

 

 

リィン「だったらリィンだけでも!!」

 

 

ルネ「リィン、貴方のマスターは?」

 

 

リィン「優希ちゃんです…」

 

 

ルネ「貴方が参加した場合どうなるかわかりますね?」

 

 

リィン「うぅ…」

 

 

八方塞がりのリィンに優希は…

 

 

優希「だからって無視は出来ないよね?」

 

 

優希はリィンを両手で優しく包むと抱き締めた。

 

 

リィン「優希ちゃん…」

 

 

優希「犠牲が僕だけで済むなら…」

 

 

ルネ「マスター…」

 

 

優希「わかってる、ルネ達は反対でしょ?」

 

 

リナ「それでもやるんでしょ」

 

 

優希「傍観出来ないからね、お姉ちゃん達が参加する以上」

 

 

ルネ「なのは様達も見過ごせないでしょうから」

 

 

優希「守る、誰かを失う辛さを誰にも味会わせない為に」

 

 

ルネ「わかりました」

 

 

リナ「でもリミッターはどうするの?」

 

 

優希「チュウ太」

 

 

チュウ太「へい、既に解除済みでさ~、姐さん達の所にはダミーを送ってありやす」

 

 

優希「ありがとう」

 

 

ルネ「ではマスター、情報の整理は私達がやっておきます。先に御休み下さい」

 

 

優希「わかった」

 

 

優希は司令室を出ていった。

 

 

 

 

すずか「後30分…」

 

 

アリサ「全員準備はいい?」

 

 

なのは「大丈夫だよ」

 

 

一夏「こっちもOKだ」

 

 

全員の準備が整うと…

 

 

はやて「……」

 

 

フェイト「大丈夫?」

 

 

はやて「アハハ…やっぱり緊張するな、日本の命運がかかってると…」

 

 

はやてが緊張していると…

 

 

優希「大丈夫」

 

 

なのは「ユウ!?」

 

 

なのは達の前に優希が現れた。

 

 

アリサ「下がりなさい優希。アンタは下で待機してなさい」

 

 

優希「そう言う訳にはいかない。隕石群は僕が落とす」

 

 

セシリア「危険ですわよ」

 

 

優希「僕がやる、皆は防衛ラインまで下がって」

 

 

すずか「駄目だよ、優希君にそんな事させられない」

 

 

優希「リミッターを外す」

 

 

アリサ「解除しないわよ」

 

 

優希「ルネ」

 

 

ルネ「リミッター解除」

 

 

ズン!!

 

 

なのは「なっ!?なんでリミッターが外れてるの!?」

 

 

優希「僕が作ったリミッターだよ、僕に外せない訳がない」

 

 

フェイト「それでもやらせない!!」

 

 

優希「お姉ちゃん達も知っているでしょ?僕の本気を」

 

 

すずか「無理だよ!!優希君が本気を出しても…」

 

 

優希「更に上がある」

 

 

なのは「えっ!?」

 

 

優希「ルネ、リナ、ユニゾンイン!!」

 

 

優希は本来の姿になるとケルベロスフォームなった。

 

 

優希「ラン、ユニゾン」

 

 

更にユニゾンをすると優希は…

 

 

アリサ「まだ上があるの…」

 

 

優希「リィン、ユニゾンイン!!」

 

 

はやて「更にユニゾン!?危険や!!」

 

 

リィンとユニゾンすると髪は銀髪になった。

 

 

優希「カルテットフォーム」

 

 

すずか「補助が四人…だから四重奏」

 

 

優希「レイ、バル、セットアップ」

 

 

レイ「イエスマスター」

 

 

バル「イエスサー」

 

 

優希はレイジングハートⅡとバルディッシュⅡを持つと…

 

 

優希「皆、下がって」

 

 

優希は魔法陣を展開すると…

 

 

優希「バル、フォトンランサー、ファランクスシフト。レイ、アクセルシューター、バニシングシフト」

 

 

 

すずか「同時展開!?」

 

 

優希「来よ、白銀の風、天よりそそぐ矢羽となれ」

 

 

はやて「ちゃう!!複数展開!!あかん!!優希君、無茶や!!」

 

 

優希「フレースヴェルグ!!」

 

 

ズドドドドン!!

 

 

優希は隕石群に向かって放つと隕石群の第一陣を破壊した。

 

 

優希「バル、ファランクスシフト発射!!」

 

 

ドドドドドン!!

 

 

第二陣も破壊するがいくつかうち漏らした。

 

 

優希「レイ!!」

 

 

更にアクセルシューターでうち漏らした隕石を破壊した。

 

 

 

 

優希「レイ、バル!!ランダムシフト!!」

 

 

優希は大量の魔力弾を作ると…

 

 

優希「放て!!」

 

 

ドドドドド!!

 

 

隕石群の第三陣、第四陣を破壊しつくした。

 

 

優希「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」

 

 

一夏「スゲェ…これが優希の本気…」

 

 

優希「ルネ、ラン。隕石群は?」

 

 

ルネ『反応ありません』

 

 

ラン『優希様、無理はしないで下さい!』

 

 

優希「リナ、被害は?」

 

 

リナ『10キロ圏内を探査したけど被害無しだよ』

 

 

優希「…リィン、僕達のシンクロ率は?」

 

 

リィン『92%です。まだ維持は可能です』

 

 

なのは「ユウ!!」

 

 

優希が休んでいるとなのは達が近付いてきた。

 

 

フェイト「優希もういい!!後は私達が…」

 

 

優希「大丈夫…」

 

 

チュウ太『旦那!!大変っす!!』

 

 

優希「チュウ太?」

 

 

チュウ太から通信が入るがその様子はかなり緊迫していた。

 

 

チュウ太『全長約100メートルの隕石が近付いていやす!!』

 

 

はやて「100メートル!?」

 

 

優希「破壊する方法は?」

 

 

 

チュウ太『不可能っす!!大きさが違いすぎやす!!』

 

 

優希「落下させる訳にはいかない!!」

 

 

チュウ太『破壊する事は不可能っす!!ですが海に落とせれば被害はないはずでさ!!』

 

 

優希「その方法は?」

 

 

チュウ太『ファイターで軌道を変えれば』

 

 

優希「わかった」

 

 

電子手帳の0、4、8を押すとタイムトラベラーを呼んだ。

 

 

すずか「どうするの?」

 

 

優希「軌道を変える」

 

 

ボー♪

 

 

優希「ふっ」

 

 

優希はタイムトラベラーが到着すると6両目に入った。

 

 

優希「システム起動!!タイムファイター!!」

 

 

ガシャン

 

 

6両目が離れると車両の後ろが半分の位置で回転し、縦に四分の三に別れると足になり、前部が×字に亀裂が入り後ろに向かって倒れると左右の部分はコの字からまっすぐに伸びて腕になった。次に上下が倒れると胸部と背部になった。起き上がると頭部が体から出てきてタイムファイターの完成である。

 

 

アリサ「ロボット!?」

 

 

優希「お姉ちゃん達は離れていて」

 

 

タイムファイターは隕石に向かって飛んでいった。

 

 

 

 

優希「……あれか」

 

 

タイムファイターで飛んでいると巨大な隕石が見えてきた。

 

 

ルネ『マスター』

 

 

優希「わかってる、いくよ」

 

 

タイムファイターが隕石の側面に向かい…

 

 

優希「……」

 

 

両手を隕石にそえるとブースターを吹かした。

 

 

優希「出力全開!!」

 

 

出力を全開にすると隕石が少しずつ軌道を変えていった。

 

 

優希「っ!!」

 

 

バチバチ!!

 

 

優希「慣らしてないから無理だったかな…」

 

 

ラン『何を悠長な事を言ってるのですか!!早く脱出して下さい!』

 

 

タイムファイターはあちこちで火花を上げていた。

 

 

優希「今僕が抜けたらこの隕石はどうなるの?」

 

 

ラン『それは…』

 

 

優希「危険だけど僕達がやらなきゃ!!」

 

 

優希はタイムファイターの出力を更に上げて押し始めた。

 

 

リナ『優希ちゃん、軌道修正完了まで後30°!!』

 

 

優希「わかった」

 

 

優希はタイムファイターを操作し少しずつ軌道を変えていった。

 

 

バチバチ!!

 

 

優希「タイムファイター、頑張って」

 

 

リィン『頑張るです!!』

 

 

優希「もう少し!!」

 

 

リナ『軌道修正完了まで、3、2、1、0!!優希ちゃん!!離れて!!』

 

 

優希「わかった!!」

 

 

タイムファイターが離脱すると隕石は海に向かって落下していった。

 

 

優希「リナ、津波の可能性は?」

 

 

リナ『あると思う』

 

 

優希「だったら」

 

 

優希はタイムファイターから出ると…

 

 

優希「仄白き雪の王、銀の翼以て、眼下の大地を白銀に染めよ。来よ、氷結の息吹…」

 

 

リナ『巨大隕石、海面に着弾!!津波…発生!!』

 

 

優希「アーテム・デス・アイセス!!」

 

 

優希は津波を確認すると海面を凍らせた。

 

 

ラン『海面の氷結を確認!!津波…発生阻止しました!!』

 

 

優希「終わり…かな」

 

 

タイムファイターは車両に戻るとタイムトラベラーと連結し、ステーションライナーに戻っていった。

 

 

 

 

なのは「ユウ!!」

 

 

優希が休んでいるとなのは達が近付いてきた。

 

 

フェイト「何でこんな無茶したの!?」

 

 

胸ぐらを掴むとフェイトは優希の胸に頭を預けた。

 

 

優希「お姉ちゃん達を死なせる訳にはいかないから」

 

 

フェイト「だからって優希がこんな無茶したら!!」

 

 

優希「ごめんね、お姉ちゃん」

 

 

フェイト「優希…」

 

 

優希とフェイトが見つめあっていると…

 

 

アリサ「いつまでやってるのかしらね(怒)…」

 

 

フェイト「ずっと♪」

 

 

優希「取り合えず下に降りよ。ほらフェイトお姉ちゃんも離れて」

 

 

優希がフェイトと離れようとしたが…

 

 

フェイト「や♪」

 

 

フェイトは更に抱き付いてきた。

 

 

はやて「フェイトちゃん!!早く離れんかい!!」

 

 

はやてがフェイトを引き離そうとするが、フェイトは優希に抱き付いて離れなかった。

 

 

優希「しかたない」

 

 

フェイト「キャ!?」

 

 

優希はフェイトをお姫様抱っこで抱えると下に降りた。

 

 

なのは「ユウ!!フェイトちゃんばかりズルいよ!!お姉ちゃんも!!」

 

 

下に降りたらなのはの抗議が即座にきた。

 

 

優希「何を…」

 

 

ガク

 

 

フェイト「キャ!?優希!?」

 

 

優希は突然しゃがみ、膝をついた優希だがフェイトは落とさなかった。

 

 

優希「ごめん、フェイトお姉ちゃん。自分で立ってくれる?」

 

 

はやて「フェイトちゃん…重た…」

 

 

フェイト「はやて?それ以上言ったら撃つよ♪」

 

 

バルディッシュをはやての顔に突きつけて笑顔で脅した。

 

 

優希「ユニゾン解除」

 

 

ユニゾンを解除すると周りにルネ達が現れた。

 

 

リィン「大丈夫ですか優希ちゃん!?」

 

 

優希「やっぱりキツかった見たいだね…」

 

 

リナ「とにかく部屋に行って休もう!!」

 

 

優希は急いでなのは達の部屋に運ばれた。

 

 

優希「……」

 

 

リナ「39.5度…リィンちゃん、氷枕の準備して」

 

 

リィン「はいです!!」

 

 

リナ「ルネちゃんとランちゃんは、優希ちゃんの魔力を抑えてくれる?」

 

 

ルネ「わかりました」

 

 

ルネとランは待機状態になり優希の魔力を抑え始めた。

 

 

なのは「ユウは大丈夫なの?」

 

 

リナ「大丈夫、カルテットフォームの反動が出ただけだから」

 

 

はやて「危険なフォームなんか?」

 

 

リナ「まだ体に馴染んでないからね…慣れれば大丈夫なんだけど」

 

 

アリサ「大事にならなくて良かったわよ」

 

 

アリサがそっと優希の頭を撫でると…

 

 

優希「なの姉…」

 

 

優希は呟いた。

 

 

 

 

シャル「なのは、呼んでるよ」

 

 

鈴「寝言で呼ばれるなんていいわね…」

 

 

鈴達が軽い嫉妬をだすが…

 

 

なのは「…違うよ」

 

 

セシリア「何がですの?」

 

 

なのは「今のは私の事を呼んだんじゃないよ」

 

 

シャル「でも…」

 

 

アリサ「今呼んだのは優希の本当のお姉さんよ」

 

 

鈴「本当のお姉さん?」

 

 

フェイト「高町なのは…」

 

 

なのは「私と同じ同姓同名の人」

 

 

ラウラ「そうか、だから先程呼び方が違っていたのだな」

 

 

すずか「うん、優希君は私達の事を【お姉ちゃん】って呼ぶの。本当のお姉さんは【姉さん】って付けるの」

 

 

鈴「じゃあ本当のお姉さんは今どうしてるのよ?」

 

 

なのは「わかんない…」

 

 

ラウラ「行方不明なのか?」

 

 

フェイト「優希が教えてくれないの…」

 

 

セシリア「語りたくないのでしょうか?」

 

 

アリサ「リィン…」

 

 

リィン「ごめんなさい、リィンの口からは言えないです…」

 

 

はやて「優希君は何で語りたくないんやろ?」

 

 

すずか「多分、私達には重い話かもしれないね…」

 

 

優希「ん…」

 

 

リィン「起きたですか?」

 

 

優希「う…ん…」

 

 

まだ寝ぼけていた。

 

 

リィン「優希ちゃん、小さくなって下さい」

 

 

優希「ん」

 

 

優希はリィンに言われると小さくなり…

 

 

リィン「ほら、よしよし」

 

 

リィンはフルサイズになると優希を抱っこした。

 

 

優希「ん~…」

 

 

リィン「眠っていいですよ」

 

 

優希はそのままリィンの腕に抱かれて眠った。

 

 

 

 

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