ラン「システム、チェック。どうですか?ロードチェイサー」
ブン
ランがロードチェイサーのシステムをチェックするとエラーの文字が出た。
ラン「エラー?どこがですか?」
【エラー、優希様を呼ぶ必要があります。】
ラン「優希様を?そんな異常がどこに?」
【エラー、優希様を呼ぶ必要があります。】
ロードチェイサーはそれしか表示しなかった。所変わってなのは達の教室…
真耶「皆さん、これで今日の授業はおしまいです」
真耶が教室を出ると…
優希「スゥ…」
フェイト「ふふ、よく寝てる♪」
フェイトは自分の膝に座りながら寝てる優希を見ると嬉しそうにした。
なのは「昨日は夜更かししたの?」
はやて「昨日は一緒に寝たから遅くはあらへんよ」
ピピ
するとそこに優希の通信端末が鳴った。
優希「にゃ?」
はやて「猫か?」
すずか「優希君、通信がきてるよ」
優希「……」
優希が通信端末を操作するとランが映し出された。
ラン『優希様、申し訳ありませんがステーションライナーにお戻りいただけませんでしょうか?』
優希「トラブル?」
ラン『はい、ロードチェイサーの整備をしていたのですが…』
優希「チェイサーの?どこか故障?」
ラン『それが優希様をお呼びしろとしか答えず、こちらの操作を一切受付ません』
優希「わかった、お姉ちゃん達と少ししたら戻る」
ラン『お待ちしています』
優希は通信を切ると…
優希「お姉ちゃん達も行く?」
なのは「そうだね、行くね」
ホームルームが終わるのを待った。
優希「……」
アリサ「それで優希?故障の原因は予想ついた?」
優希「わからない、僕がこないだ整備した時は異常はなかった」
すずか「でも異常が出たんだよね?」
優希「だから謎」
フェイト「とにかく戻って調べるしかないんだよね」
優希「そう」
優希達がステーションライナーに戻ろうとしていると…
鈴「お揃いでどうしたのよ?」
鈴、セシリア、シャル、ラウラが歩いてきた。
なのは「今からステーションライナーに行く所なの」
ラウラ「何かあったのか?」
優希「ちょっとしたトラブル」
シャル「トラブル?僕もいた方がいい?」
優希「う~、でもシフトではシャルさん休み」
シャル「困った時はお互い様でしょ?」
優希「じゃあ、来てくれる?」
シャル「うん♪」
ラウラ「なら、私も行こう。何か手伝えるかもしれないからな」
ラウラ達も一緒に行く事になりステーションライナーに向かった。
優希「ラン、お待たせ」
ラン「お待ちしてました優希様」
開発室に入るとランとロードチェイサーが待っていた。
鈴「へぇ、これが優希のバイクなの。格好いいじゃない」
優希「チェイサー、何処が悪いの?」
優希は机に座るとパソコンを操作しながらロードチェイサーに尋ねた。
ピピ
するとパソコンに大量のデータが送られてきた。
優希「……」
すずか「どう?」
優希「チェイサー、どういうつもり?」
優希が険しい表情をするとロードチェイサーを睨んだ。
ブォン!
ピピ
【お願いします、優希様】
はやて「一体どうしたん?」
ただ事ではないとなのは達は感じとった。
優希「チェイサーは改造プランとシステムの改造を申し出てきた」
なのは「悪い事なの?」
優希「外装の改造は問題ない。けどシステムの改造はリスクが高い」
すずか「優希君でも?」
ピピ
【優希様なら可能なはずです】
優希「チェイサー、何でこのデータを知っているの?」
ピピ
【チュウ太のデータを観覧しました】
優希「なるほど、でもこの改造はチェイサーにとって危険があるよ」
ピピ
【構いません】
鈴「ただの改造でしょ?何で悩むのよ?」
優希「チェイサーが申し出てきた改造は僕がまだ完成したばかりのパーツをメインにした物」
セシリア「危険な品物なんですの?」
優希「詳しくは言えないけど、本気なのチェイサー?」
【お願いします、私を強化して下さい】
優希「何でそこまで強化にこだわるの?」
優希はチェイサーの強化に悩んだ。
【私は旧型です。今のままではお役にたてません】
優希「でもこの世界ではほぼ最先端」
【この世界ではです。しかし優希様の開発した中では古いタイプです】
優希「それは…」
【お願いします、優希様。どうか強化して下さい】
優希「わかった」
優希はなのは達の方を見ると…
優希「僕はしばらくここにこもるから」
なのは「お姉ちゃん達に手伝える事はある?」
優希「パーツの買い物くらい」
すずか「それくらいなら手伝えるね」
優希「でも買うものが沢山ある」
アリサ「どれくらいなの?」
優希「ちょっと待って」
カタカタカタカタ
優希はパーツのリストを作るとなのはに渡した。
なのは「多!?」
パーツの多さになのは達は驚いた。
優希「調達出来る?」
シャル「なら僕達も手伝うよ」
リストの1枚をシャルが受け取るとリストを見た。
ラウラ「ではこちらは任せろ」
優希「お願い、ラン」
ラン「はい」
優希「準備を」
ラン「ただちに」
優希「お姉ちゃん達もお願い」
優希は買い物を頼むとロードチェイサーの改造の準備を始めた。
なのは「皆どう?」
アリサ「とりあえず買ってきた物を確認しましょう」
喫茶店に集まったなのは達はリストを照らし合わせていた。
ラウラ「ふむ、大体半分は集まったな」
シャル「ほとんどお店の人に聞かないとわからない物が多いしね」
すずか「その分私はわかるから皆よりは楽かな」
はやて「それに荷物は宅配便で運んでもらえるからウチらが持たなくても平気やし」
なのは「これを普段はランちゃんが1人でやってるのが驚きだよね」
シャル「凄いよね、優希が呼んだらどんな時でも必ず現れるから」
セシリア「凄いメイドさんですわね」
フェイト「でもランにも出来ない事があるよ」
鈴「へぇ、あの完璧な子に不得意があるなんて予想つかないわ」
アリサ「あの子、ああ見えて料理はからっきし駄目だし」
鈴「そうなの?栄養管理とかしてくれそうだけど」
すずか「それが裏目になっちゃってるの。栄養管理に気をとられて味が二の次になっちゃってるの」
シャル「何でだろうね?」
はやて「優希君が大事過ぎるやろね」
アリサ「さて、休憩はこれくらいにして残りを探しましょう」
なのは達はまた別れると残りのパーツを探しに向かった。
優希「ラン、五番から九番までつないで」
ラン「はい!」
優希「リィン、そこは二十番」
リィン「はいです!」
リナ「優希ちゃん、こっちは終わったよ」
優希「わかった」
ルネ「マスター、五十番と三十九番の反応が出ません」
優希「αのシステムを使ってみて」
ルネ「わかりました」
優希「これを…」
ガチャガチャ
優希は慣れた手つきでどんどんパーツをつないでいた。
優希「こっちは…」
ガチャガチャ
ピピ
ルネ「マスター、休憩時間です」
優希「わかった」
優希がパーツをつけ終えると
ラン「優希様、お手を」
優希「ワン」
リナ「そのお手じゃないよ」
優希のボケにリナは突っ込みながら自分の手を拭いた。
リィン「確実にはやてちゃんの影響を受けてるです」
優希「……」チュー
優希は椅子に座るとジュースを飲みながらパソコンを見た。
カタカタ
優希は片手でパソコンを操作するとデータを見ながら次の段階の話を始めた。
優希「今日中に内部を完成、明日以降は外装にかかり3日で完成予定。システムに関しては僕がやる」
リナ「オッケー」
ラン「わかりました」
リィン「頑張るです」
優希「いい?外装は内部と直結させるから普段以上に気をつけて」
ルネ「はい、わかりました」
優希達は休憩が終わるとまた作業に戻った。
カタカタカタカタカタカタカタカタ
真耶「えっと…」
カタカタカタカタカタカタカタカタ
優希「……」
真耶「その…高町さん」
なのは「ゆ、ユウ!?もう少し静かに」
優希「……わかった」
優希はキーボードからタッチパネルに切り替えると…
ピピピピピピピピピピピピピピピピ
真耶「えっと…」
フェイト「優希!音消して!」
優希「う」
今度こそ静かになった。
真耶「では授業を再開します」
キーンコーン…
真耶「……」
無情にも終業の鐘がなった。
真耶「うぅ…」
真耶は落ち込みながら教室を出ていった。
すずか「優希君駄目でしょ?授業を妨害しちゃ」
優希「…ごめんなさい」
すずか「よろしい」
はやて「でも優希君?何でここで作業してるん?」
優希「ルネに研究室にこもると出て来なくなるからお姉ちゃん達の所に居ろって言われた」
アリサ「納得。取り敢えず食堂に行きましょう、喉も渇いたし」
カタカタカタカタカタカタカタカタ
優希は片手でパソコンを持つと片手でキーボードを打った。
ヨロヨロ
フェイト「ほら危ないよ」
フェイトは優希を抱っこした。
はやて「相変わらずフェイトちゃんは過保護やな」
フェイト「何かほっとけなくて」
優希「フェイトお姉ちゃんの愛を感じる」
ピタッ!
優希の発言になのは達は立ち止まった。
フェイト「そんな~♪愛だなんて///」
シュバ
なのは「ユウ~♪」
なのはがフェイトから優希を奪うと…
優希「なのはお姉ちゃんから愛憎を感じる」
なのは「なんで!?」
はやて「甘いでなのはちゃん。優希君、今日は一緒にシャワー浴びような?」
優希「はやてお姉ちゃんから下心を感じる」
はやて「グハ…」
すずか「優希君、今日は何食べたい?久しぶりに作ってあげるよ」
優希「すずかお姉ちゃんから愛を感じる」
アリサ「優希、後で私の部屋に来なさい。久しぶりに耳掃除をしてあげる」
優希「今日はアリサお姉ちゃんと寝る」
アリサ以外「ちょっと待った!」
優希「にゃ?」
なのは「何でアリサちゃんだけそんなにポイント高いの!?」
アリサ「アンタ達知らないの?」
なのは「何が?」
アリサ「優希は耳掃除してもらうのがドーナツの次に好きなのよ」
フェイト「アリサがなんでそんな事知ってるの?」
アリサ「二、三年前かしら?優希が耳を掃除してるのを見てやってあげるって言ったらドーナツを食べた時と同じ笑顔になったのよ」
すずか「それで優希君が耳掃除をしてもらうのが好きってわかったんだ」
アリサ「そう言う事、てっきりアンタ達も知っていると思ってたわよ」
なのは「今度から私もやってあげるからね♪」
優希「……」コク
そんな約束をするとなのは達は食堂に入っていった。
優希「……」
カタカタカタカタカタカタ
はやて「それで?ロードチェイサーの改造はどうなん?」
優希「外装はルネ達に任せてあるから今日明日に出来る。後はシステムの改良が終われば完成」
すずか「どんな改良するの?」
チュー
優希「ん、全体の向上。それと会話出来るように音声の増設」
優希はジュースを飲みながら説明をした。
はやて「バイクに会話が必要なん?」
優希「チェイサーの希望。僕と普通におしゃべりしたいって」
アリサ「なるほどね」
そんな話をしていると…
鈴「いたいた」
鈴達がやってきた。
フェイト「どうしたの?」
セシリア「優希さんに呼ばれましたのよ」
ラウラ「婿の呼びだしだ。来ない訳にはいくまい」
なのは「ユウが?」
優希「呼んだ」
シャル「それで優希?僕達に用事って?」
優希「相談」
セシリア「優希さんが私達に?」
優希「そう。今僕が新しいマシンの開発をしているのは知っているよね」
鈴「えぇ、手伝ったからね」
優希「話があるのはソコの部分。鈴さん達が協力した事を公表する?」
シャル「協力って言っても買い物しただけだよ?」
優希「まぁね、でも協力した事にかわりない」
ラウラ「なるほど、公表すれば私達に婿との繋がりがある事を世界に公表出来る訳だな」
優希「前に繋がりが欲しいって言ってたから」
鈴「まぁ、確かに繋がりは欲しいけど大した事してないのよね」
セシリア「そうですわね」
優希「だったらこうする?」
ラウラ「何か良い案があるのか?」
優希「協力者とだけ公表する」
シャル「そうするとどうなるの?」
優希「開発には手を貸していないけど友好関係である事を発表」
ラウラ「それなら後からでも繋がりを強く出来る訳だな」
優希「そう」
鈴「じゃあそれでお願い」
優希「わかった」
チュー
優希「う!」
なのは「どうしたの?」
優希「空になった」
すずか「まだ飲む?」
優希「飲む」
すずか「ちょっと待っててね」
すずかは席を立つとジュースを買いに行った。
優希「そうだ」
なのは「どうしたの?」
優希「お姉ちゃん達に言い忘れた事があった」
フェイト「大事な話?」
優希「大した事じゃない」
はやて「そうなん?なら後でも…」
優希「お姉ちゃん達のお小遣い50%カット」
すずか以外「ちょっと待て!」
優希「?」
アリサ「何でお小遣いがそんなに減るのよ!」
優希「お姉ちゃん達、最近実験を手伝ってないから」
フェイト「でもそれは優希が…」
優希「チュウナーズも増えたしここらで経費削減」
フェイト「あのね、急に減らすのは…」
優希「まだ減る」
はやて「さ、最終的にどのくらい?」
はやてが恐る恐る聞くと…
優希「80%カット」
すずか以外「断固反対!!」
優希「わがまま」
なのは「減らさない方法はないの?」
優希「あるけど…」
すずか「どんな?」
そこにすずかがジュースを持って戻ってきた。
優希「でもお小遣い減らさないとお姉ちゃん達が困る」
すずか「私達が?」
優希「お姉ちゃん達のお小遣いは…」
なのは「お小遣いは?」
優希「結婚式の費用から出てる」
なのは達「ちょっと待てい!!」
なのは達の表情が怖くなった。
なのは「何で結婚式費用がお小遣いなの!?おかしいでしょ!」
優希「そう?」
アリサ「そう言えば優希は他の人と感覚がズレてるんだった…」
フェイト「結婚式費用って男の人が出す物じゃないの?」
優希「男女平等」
はやて「正しいけど納得できへん」
アリサ「いい優希?」
優希「?」
アリサが優希の両肩を掴むと…
アリサ「女の人はね、結婚する準備にもお金がかかるの。それにね、男の人が結婚式費用を出すのは女の人に対する愛を表現するの」
優希「愛の表現?」
アリサ「そう!男の人が結婚式にかけた費用が大きい程愛の大きさがわかるの」
優希「じゃあ貧乏の人は愛が小さい?」
アリサ「いいえ、例えお金が無くても相手を喜ばす結婚式にすればポイントが上乗せされるわ!」
優希「どうすればいい?」
アリサ「結婚式費用は私達の支度金にするの。でもそこからお小遣いを引くのは間違いよ」
優希「でもそうするとお姉ちゃん達のお小遣いがなくなる」
アリサ「他の所から調達出来ないの?」
優希「ちょっと待って」
カタカタカタカタカタカタ
優希はパソコンをいじるとお金の管理表を出した。
優希「う~ん」
なのは「どれどれ?」
なのは達も経費を見た。
はやて「細かいな~」
優希「どこから…」
優希はなのは達のお小遣いを何処の経費から出そうか悩んでいると…
フェイト「普通に人件費じゃ駄目なの?」
優希「それしかないかな」
はやて「優希君のお小遣いってどこから出てるん?」
優希「僕の?会社の経費とか貯金したりして余ったお金」
すずか「…ちょっと待って。優希君、月のお小遣いっていくら位?」
優希「僕の月のお小遣い?大体二千万位」
なのは達「ちょっと待てい!!」
優希「うにゃ?」
フェイト「何で優希のお小遣いがそんなに高いの!?」
優希「会社のトップだから」
アリサ「そんなにあるなら私達のお小遣いを増やしたっていいじゃない!」
優希「若い頃から贅沢は駄目」
はやて「優希君だって若いやん」
優希「僕、高町グループの会長だもん」
なのは「ちょっと待って?高町グループって何?」
優希「僕が経営してる工場、飲食店の総称」
アリサ「飲食店は初耳なんだけど?」
優希「言ってないもん」
すずか「どうして?」
優希「だってトップシークレットだから」
はやて「ウチらは知っちゃいけないん?」
優希「お姉ちゃん達の立場上、詳しくは言えない」
優希は少し真剣な表情で注意した。
なのは「どうして言えないの?」
優希「それは…」
なのは達「それは?」
優希「飲食店は僕のお小遣いで経営している」
はやて「暴露してるやん!!」
優希「…しまった」
アリサ「まぁいいんじゃない?自分のお小遣いでお店をやるのは…金額は納得出来ないけど」
優希「……」コクコク
話が平和的に終わるかに見えたが…
すずか「優希君、一つ聞きたいんだけど」
優希「?」
すずか「飲食店は優希君のお小遣いで経営しているんだよね?」
優希「うん」
すずか「じゃあプラスになった利益は何処にいってるの?」
優希「……」びくびく
なのは「…ユウ?」
優希「……」
優希はなのは達から視線をそらした。
優希「さぁ、システム作らなきゃ」
フェイト「こっちを見なさい」
優希「はい…」
優希は誤魔化そうとしたがなのは達の迫力に負けた。
アリサ「優希?すずかの質問に答えなさい」
優希「僕のお小遣いに…」
なのは「その収入額は?」
優希「……」
はやて「いくらなん?」
優希「…六千万」
なのは達「……」
なのは達が少しの間黙ると…
アリサ「優希、私はお小遣いアップを要求するわ!!」
優希「それとこれとは別」
アリサ「いいじゃない!」
優希「駄目な物は駄目」
なのは「え~!?ユウは沢山お小遣いあるのに!?」
優希「第一…」
はやて「第一?」
優希「お姉ちゃん達、お小遣いアップの話を却下した」
フェイト「そんな覚えないよ!?」
なのは達は優希の言葉に激しく反応した。
アリサ「お小遣いアップの話なんて何時したのよ!?」
優希「IS学園に入るとき」
なのは「学園に?」
なのは達は記憶を辿るが心当たりなかった。
優希「僕、ちゃんと聞いた。アルバイトする?って」
はやて以外「あっ!!」
アリサ「ちょっと待ちなさい!あれがお小遣いアップの話だったの!?」
優希「そう」
なのは「うぅ~…そんな話したよ」
なのは達は思い出したのか段々と後悔してきた。
優希「アルバイトしたらお小遣いアップってちゃんと言った」
すずか「うぅ、でも私達既に優希君の所で手伝いしてたよ…」
優希「月に二、三回でしょ」
フェイト「でも…」
優希「それに…」
なのは「それに?」
優希「もうシャルさん雇ったからお姉ちゃん達のアルバイトはない」
なのは達「……」
優希「シャルさんは優秀。細かい所まで気がきくし」
シャル「そんな~///」
優希に褒められるとシャルは照れてしまった。
優希「お給料アップも考えてもいい」
シャル「ホント!?」
アリサ「私達のお小遣いは減るのに何でシャルの給料は増えるのよ!?」
優希「シャルさんは働いているから。それに警護もやってる」
なのは「シャルちゃんのお給料っていくらなの?」
優希「聞かない方が身のため」
はやて「そんなに高いんか?」
優希「……」チラ
シャル「言ってもいいよ」
優希の視線にシャルは答えた。
優希「シャルさんの給料は固定給で百万、プラスα」
フェイト「優希のお世話ってそんなに高いの!?」
シャル「でも優希の部屋を掃除するの大変だよ?ほっとくと直ぐに散らかすから」
すずか「優希君、自分の部屋の片付け下手だもんね」
シャル「でも研究室とかは綺麗なんだよね」
そんな話をしてると…
ガシッ
アリサ「シャル」
シャル「な、何?」
肩を掴まれたシャルが怯えると…
アリサ「さっき大変って言ったわよね?」
シャル「えっと…」
アリサ「大変って事は人手が足りないって事よね」
シャル「そんな…」
アリサ「た、い、へ、ん、よね?」
シャル「大変です…」
アリサの迫力にシャルは負けた。
アリサ「優希、シャルは1人だと大変らしいわよ」
優希「無理矢理言わせてた」
アリサ「でも大変らしいわよ」
優希「それで?」
アリサ「私がアルバイトで働くわ」
アリサ以外「ちょっと待った!」
アリサの発言になのは達が待ったをかけた。
なのは「抜け駆けはズルいよ!」
フェイト「アリサだけなんてズルい!」
優希「まだ雇うなんて言ってない」
アリサ「いいじゃない、減るもんじゃないし」
優希「減る」
すずか「何が?」
優希「僕のお小遣い」
はやて「十分過ぎる程あるやん」
優希「とにかくアルバイトは増やさない」
なのは達「ブーブー」
優希「ぶーたれても駄目な物は駄目」
なのは「ユウのケチ」
優希「ケチじゃない」
フェイト「優希、お小遣いアップして?何でもするから」
優希「何でも?」
フェイト「う、うん」
優希「だったら…」
なのは「だったら?」
優希「…やってもらう事がない」
コケッ
アリサ「何もないの?」
優希「う~ん、ない」
優希は悩むが結局答えは出なかった。
カタカタカタカタカタカタ
優希「……」
なのは「ユウ~、ジュース持ってきたよ」
優希「ありがとう」
お小遣いアップ騒動の次の日、優希は朝からシステムを作っていた。
なのは「……」
優希「どうかした?」
優希はなのは様子がおかしいと感じた。
なのは「あのねユウ…」
優希「……」
なのは「ユウは私達をお嫁に出したいの?」
優希「いきなり」
なのは「そうだけど…」
優希「お姉ちゃんは何が不安なの?」
なのは「ユウは私達の気持ち、わかってるでしょ…」
優希「……」
なのは「ユウは私達の事をどう思ってるの?」
優希「それを今聞いていいの?」
なのは「え?」
優希「お姉ちゃんは今、不安って気持ちだけで答えを急いでる感じ」
なのは「それは…」
優希「落ち着いて、ね?」
なのは「うん…」
優希「今はまだ答えは言えない。だからもう少し待ってて」
なのは「わかった」
そう言ってなのはは部屋から出て行った。
優希「……」
カタカタカタカタカタカタ
優希は作業を再開すると…
優希「答え…か」
ポツリと囁くと作業に集中した。