-医務室-
優希「……」
狼「マスター…」
狼は優希を背中に乗せて医務室を出ようとした。
なのは「待って!ユウをどこに連れて行くの?」
狼「マスターを助ける為に家に連れて帰るのですけど?」
クロノ「それは許可出来ないな。」
なのは「クロノ君!?」
医務室の入口にクロノ達来ていた。
狼「ならどうします?」
クロノ「君を拘束させてもらう!」
狼「どうぞ?その代わりマスターは死にますけど…」
なのは「クロノ君やめて!!」
クロノ「しかし…」
リンディ「クロノ、やめなさい。」
クロノ「艦長?」
リンディ「今の私達では優希君を助ける事は出来ないわ…」
クロノ「しかし!?」
リンディ「なら優希君を見殺しにする?」
クロノ「……」
クロノはリンディに言われ何も言えなくなった。
狼「では失礼します。」
なのは「待って!私も!」
狼「先程も言いましたが、管理局は信用出来ません。」
なのは「でも!?」
狼「とにかく私はマスターを家に連れて帰り、ご家族に説明をしてマスターを助けます。」
そう言うと狼は部屋を出ようとした。
リンディ「待って、あなたはご家族に魔法の事を話す気?」
狼「はい、そうしなければマスターを助ける事は出来ません。」
リンディ「そう…話すのは家族だけかしら?」
狼「いえ、後2人程います。」
リンディ「わかりました、その人達以外には魔法の事は伏せてください。」
狼「わかりました。」
なのは「……」
狼「なのは様、まだ何か?」
なのはは狼の前に出た。
なのは「お願い、私も連れて行って!」
狼「…先程も言いましたが私は管理局を信用していません。」
なのは「でも、ユウは私の大切な家族なの!!」
狼「わかりました、リンディさんお願いがあります。」
リンディ「何かしら?出来る事なら協力するけど?」
狼「フェイト様をお借りしたいんです。」
リンディ「フェイトさんを?」
狼「はい。」
リンディ「わかったわ、フェイトさん行ってくれる?」
フェイト「はい!」
なのは「フェイトちゃん、ありがとう。」
フェイト「ううん、私も優希を助けたいから。」
狼「では、行きましょう。お二人とも私のそばに。」
2人「うん!」
狼「では、行きます!」
なのは達は転移でその場から消えた。
高町家の前
狼「着きました。」
なのは「それでどうするの?」
狼「まずは皆さんにマスターの状態を説明します。それとなのは様、アリサ様とすずか様を呼んでもらえますか?」
なのは「ふぇ?なんでアリサちゃん達の事知ってるの?」
狼「マスターの記憶を見ました。」
フェイト「そんな事をしていいの?」
狼「本来ならいけません。しかしマスターを助ける為なので…」
フェイト「あ、ごめんなさい。」
狼「いえ、気にしないでください。ではなのは様、お願いします。」
なのは「うん!」
なのは達は家に入って行った。
リビングには高町家、フェイト、アリサ、すずか達が集まった。
なのは「みんな集まったよ?」
狼「はい。ではなのは様、まず魔法について説明をお願いします。」
なのは「ふぇ!?わたし?」
狼「はい、私はその後にマスターの事を説明をします。」
なのは「うん、わかった。」
なのはが魔法について説明を始め、優希の状態についても説明をした。
桃子「……」
士郎「……」
恭也「……」
美由希「……」
アリサ「……」
すずか「……」
優希の状態を聞いた者は全員黙っていた。
狼「では、マスターの過去について話しますが皆さんはマスターにどんな過去があろうとも家族でいられますか?」
士郎「ああ。」
桃子「ええ。」
恭也「当然だ。」
美由希「うん。」
なのは「大丈夫だよ。」
狼「わかりました、ではお話しします。まずマスターは普通の人間ではありません。」
全員「え?」
狼「マスターは人造魔導師です。」
フェイト「ッ!!」
士郎「どうゆう事だ?」
狼「マスターは実験で作られた存在です。」
なのは「そんな!?」
狼「事実です、マスターはある目的の為に作られました。」
桃子「目的?」
狼「はい、最強の魔導師作りです。しかしマスターは魔力は無限に近い程ありますが体が耐えきれていません。」
恭也「だが優希は普通に過ごしているぞ?」
狼「それは魔力を封印してさらに周りに解らない用に隠蔽してあるから今までは大丈夫でした。」
士郎「今までは?」
狼「はい、先ほどマスターは襲われて魔力を吸い出されてしまいました。そのせいでマスターは危険な状態です。」
美由希「助ける方法はないの!?」
狼「2つありますが…」
士郎「危険な事なのか?」
狼「少しだけ、では説明します。一つは今まで通り魔力を封印する方法です。しかし代償として体は成長せず精神も3歳児のままです。」
なのは「もう一つは?」
狼「もう一つはマスターの封印を解いて本来の状態に戻す方法です。しかしまた襲われる可能性があります。」
全員「……」
狼「どちらになさいますか?」
士郎「桃子…」
桃子「難しいわね…」
狼「どうしますか?」
なのは「ユウの封印を解いて!」
桃子「なのは?」
なのはが狼に言った。
なのは「大きくなれないなんて可哀想だもん!わたしがユウを守る!」
士郎「なのは…」
桃子「士郎さん。」
士郎「ああ、なのはの言うとおりだな。」
恭也「そうだな。」
美由希「私達で守ればいいもんね!」
狼「わかりました、ではマスターの封印を外します。」
狼「では、なのは様達とアリサ様達に協力をお願いします。」
なのは「うん!」
フェイト「どうすればいいの?」
狼「なのは様達にはマスターの魔力が暴走しないように結界を張ってもらいます。」
アリサ「私達は?」
すずか「どうすればいいのかな?」
狼「アリサ様達はマスターの精神の中に入ってもらいマスターを探し起こしてもらいます。」
アリサ「探す?」
狼「はい、マスターは今自分で起きることが出来ない状態です。ですからアリサ様達にマスターを探してもらいます。」
すずか「でもそれなら恭也さん達の方がいいんじゃないかな?」
アリサ「そうよね。」
狼「確かにそうなんですが高町家の方はなのは様以外魔力が無いに等しいのです。」
恭也「魔力が無いと駄目なのか?」
狼「はい、魔力が無いと私の方で補助が難しくなって失敗する可能性が高くなってしまうのです。」
恭也「そうか…」
狼「はい、では始めましょう。なのは様達はマスターの魔力が暴走しないように外側から抑えて下さい。」
なのは達「うん。」
狼「ではアリサ様達は私に触れて下さい。」
アリサ「わかったわ。」
すずか「うん。」
アリサ達は狼の背中に触れた。
狼「では行きますよ?」
アリサ達「ええ(うん)!」
狼「ではなのは様達もお願いします。」
なのは達「うん!」
狼「行きます!」
狼がそう言うとアリサ達は眠ったように動かなくなった。