ー精神世界ー
アリサ「ここは?」
すずか「何にもないね?」
狼「ここがマスターの精神世界です。」
アリサ「それでどうやって優希を探すのよ?」
狼「わかりません。」
すずか「えっ!?」
アリサ「ハア!?」
狼「ですからお二人に来てもらったのです。」
すずか「うーん、アリサちゃんどうやって探す?」
アリサ「そんなのわたしが聞きたいわよ!」
すずか「そうだよね…、ねぇ狼さん。」
狼「はい?」
すずか「ここは優希君の中なんだよね?」
狼「はい、そうです。」
すずか「だったら呼べば優希君が起きる可能性はあるかな?」
狼「可能性はあると思います。」
すずか「なら、やってみよう。」
アリサ「そうね、他に方法もないし。」
すずか「決まりだね。」
アリサ「優希~!」
すずか「優希君~!」
シーーン
アリサ「駄目ね…」
すずか「でも他に方法は無いよ?」
アリサ達は優希を呼んでいるが全く反応が無い。
アリサ「もう!優希~!!出てきなさーい!」
すずか「アリサちゃん!?いきなり大声出さないで!」
アリサ「悪かったわよ。優希が出てこないから、つい…」
すずか「だからって叫んで「ドサッ」も…えっ?」
アリサ「なに!?」
優希「……」
アリサ達の前に耳を抑えた優希が現れた。
すずか「えーと、どうゆうこと?」
狼「ここはマスターの中ですからアリサ様の大声が届いたみたいですね。」
アリサ「えっと、優希大丈夫?」
優希「・・・・・・」コク
すずか「良かった、優希君みんなの所に戻ろう?」
優希「・・・・・・」
アリサ「みんな心配してるわよ?さあ戻るわよ?」
優希「・・・・・・」フルフル
優希はアリサ達の言葉に拒否を示した。
アリサ「優希?」
すずか「どうして?」
優希「・・・・・・」
優希はアリサ達を見ず視線をそらしていた。
優希「・・・・・・」
アリサ「優希、どうして戻らないの?」
すずか「戻ろう?みんな心配しているよ?」
優希「・・・・・・」
狼「・・・私の記憶を見られたのですね?」
優希「・・・・・・」ビクッ
アリサ「どうゆう事?」
狼「私がマスターの記憶を見た時にマスターも私の記憶を見てしまったのです。」
すずか「じゃあ・・・」
狼「はい、マスターは全てを知ってしまったのです。」
すずか「そんな・・・」
優希「・・・・・・」
アリサ「だから?優希は優希でしょ!」
すずか「そうだね!優希君帰ろ?」
優希「・・・・・・」
すずか「それとも私達の事嫌いになった?」
優希「!?」フルフル!!
優希はすずかの言葉に反応した。
すずか「良かった、私達も優希君が好きだから帰ろう?」
優希「・・・・・・」コク
アリサ「さあ、帰るわよ。」
すずか「うん!」
狼「では戻ります。」
アリサ達が光、その場から消えていった。
なのは「フェイトちゃん大丈夫?」
フェイト「うん、でも優希の魔力がこんなに多いとは思わなかったね。」
なのは「うん、2人でなんとか抑えているけど、早く目を覚まさないかな?」
フェイト「そうだね・・・!?なのは、優希の魔力が!」
なのは「うん、落ち着いてきたね?」
狼「なのは様、もう大丈夫ですよ。」
なのは「ふぇ!?」
急に狼が起き出した。
フェイト「そうなの?」
狼「はい、マスターもすぐに目を覚まします。」
そう聞くとなのは達は結界を解いた。
アリサ「うっ・・・」
すずか「うーん・・・」
なのは「アリサちゃん、すずかちゃん!?」
アリサ達も目を覚ました。
優希「・・・」モゾモゾ
高町家「優希(ユウ)?」
優希「!?」トタトタトタトタ
優希は起きるとすずかの後ろに隠れた。
桃子「優希?」
優希「・・・・・・」
優希は桃子を見るが近付こうとはしなかった。
すずか「大丈夫だよ、桃子さん達も優希君のそばにいてくれるよ!」
桃子「優希、いらっしゃい」
桃子がしゃがんで両手を広げると
優希「・・・・・・」トタトタ
ボスン
優希は桃子に抱きついた。
優希「・・・・・・」
桃子「良かった、無事で。」
優希「ママ・・・」
桃子「なに?」
優希「・・・ごめん・・・なさい・・・」
桃子「いいのよ、優希は何も悪くないんだから。」
優希「・・・・・・」コク
なのは「何かユウの雰囲気が違うね?」
狼「精神への負担が無くなったので前よりは喋れると思います。」
なのは「そうなんだ~」
狼「はい、取りあえず今後についてなんですが魔法のコントロールはなのは様とフェイト様にお願いしたいのですが?」
なのは「うん、いいよ。」
フェイト「私も。」
狼「では私はマスターに魔法の知識と使い方を教えておきます。」
桃子「私達はどうすればいいのかしら?」
狼「今まで通りに過ごして下さい。」
士郎「そうか、なら大丈夫だな。」
優希「ママ・・・」
桃子「なに?」
優希「・・・・・・」グゥ~
桃子「お腹すいたの?」
優希「・・・・・・」
桃子「わかったわ、今美味しいご飯を作るからね」
士郎「私も手伝おう。」
なのは「ユウ~、ご飯が出来るまで私達と遊んでよ?」
優希「・・・・・・」トコトコ
ギュッ
なのは「向こうに行こうか?」
優希「・・・・・・」コク
桃子「じゃあお願いね?」
なのは「うん!」
なのは達は居間に向かった。