アリサ「全く、帰って来たならすぐに来なさいよね」
優希「ごめんなさない」
すずか「でも無事で良かった。」
優希「すず姉」
すずか「ね?」
優希「・・・・・・」コク
優希がすずかと2人の世界に入っていると…
アリサ「ちょっと、すずか?」ガシッ!
すずか「あ、アリサちゃん?」
アリサがすずかの肩を掴んだ。
アリサ「どうして優希が、すずかの事を【お姉ちゃん】って呼んでいるのか説明してもらうわよ?」
すずか「そ、それは・・・」
アリサ「さあ、ゆっくり語りましょうか?」
後にすずかは語った。死ぬほど怖かったと・・・
アリサ「全く、自分だけ抜け駆けして」
すずか「ごめんね、アリサちゃん?」
すずかはアリサに姉と呼ばれるきっかけを全部話した。
アリサ「ねぇ優希、私の事もお姉ちゃんって呼びなさい!」
アリサは笑顔だが目が笑っていなかった。
優希「!」コクコク!
優希は怯えながら頷いた。
アリサ「じゃあ、呼んでみなさい」
優希「アリサ・・・姉?」
アリサ「・・・・・・」
優希「?」
優希がアリサを呼んでみたが・・・
アリサ「///」
顔が真っ赤になって放心していた。
すずか「アリサちゃん?」
アリサ「///ハッ!!」
すずか「えっと、大丈夫?」
アリサ「ええ、お姉ちゃんなんて呼ばれた事が無いからちょっと意識が飛んだわ///」
優希「?」
すずか「優希君は気にしなくていいからね?」
優希「?」コク
アリサ「そうだ優希、デバイスってどうなったの?」
優希「・・・・・・」フルフル
すずか「まだ出来てないのかな?」
優希「・・・・・・」コク
アリサ「そう」
優希「すず姉」
すずか「優希君、何?」
優希「デバイス貸して」
すずか「うん」
すずかは指輪を外して優希に渡した。
優希「・・・・・・」
すずか「どうするの?」
すずかは気になり優希に聞いてみた。
優希「改良」
すずか「改良?」
優希「・・・・・・」コク
アリサ「所で優希、明日は暇?」
優希「?」
アリサ「明日私達が行くから時間を空けといてくれる?」
優希「・・・・・・」コク
すずか「じゃあまた明日ね?」
優希「・・・・・・」コク
トタトタ
優希はアリサ達と別れて帰った。
優希「・・・・・・」カタカタカタカタ
コンコン
優希「?」
ルネ「マスター、アリサ様達がいらっしゃいましたよ」
アリサ「こんにちは優希」
すずか「こんにちは優希君」
ルネ「今日はどうしたのですか?」
アリサ「ルネ、私達に魔法を教えてほしいのよ」
ルネ「それは構いませんが、デバイスはどうするのですか?」
すずか「今優希君が作ってくれてるんだけど・・・」
皆が優希を見て・・・
優希「・・・・・・」トコトコ
カタカタ
ブォン
優希が自分のパソコンをいじると空中にモニターが現れた。
すずか「優希君、これは?」
モニターに写っているのは杖とナックル型のデバイスが写っていた。
アリサ「もしかして私達の?」
優希「・・・・・・」コク
すずか「後どれ位で出来るのかな?」
優希「・・・・・・」
すずか「優希君?」
優希「出来てる」
アリサ「なら・・・」
優希「やっぱり渡せない」
アリサ、すずか「えっ?」
優希の予想外の返答に2人は驚いていた。
アリサ「どうしてよ優希!」
優希が渡せないと言うなりアリサが凄い剣幕で怒鳴った。
すずか「ちょっと落ち着いてアリサちゃん」
すずかは慌ててアリサを抑えた。
優希「・・・・・・」
ルネ「マスターはお二人の事を心配しているのですよ」
ルネが優希の代わりに答えた。
すずか「私達の事?」
ルネ「はい、下手をすると日常に戻れなくなります」
アリサ「優希・・・」
優希「・・・・・・」
アリサ「私、前に言ったわよね?優希を守るって、ちゃんと覚悟も出来てるわ」
すずか「私もだよ」
アリサ「だからお願い」
アリサ達は優希を見つめながら自分の覚悟を話した。
優希「・・・・・・」トコトコ
カチャカチャ
優希は紫と赤の指輪を2人に渡した。
アリサ「これが私の?」
優希「・・・・・・」コク
すずか「でも1日でよく出来たね?」
優希「・・・・・・」
ルネ「それは元々自分のをアリサ様用に改良したんですよ」
アリサ「そうなの?でもどうして?」
優希「・・・・・・」
ルネ「私も気になっていたのですが、どうしてですか?」
皆が聞いてきたので優希は・・・
優希「使えない」
ルネ「デバイスをですか?」
優希「魔法」
ルネ「えっ!?」
優希の言った事にルネは驚いていた。
優希「・・・・・・」
ルネ「マスター何故早く言ってくれなかったのですか!?」
優希「昨日わかった」
ルネ「そうですか、アリサ様魔法は明日以降でもいいですか?」
アリサ「ええ、今は優希の方を」
ルネ「はい、マスター魔法使ってみて下さい」カッ
ルネは言うなりブレスレットになり優希の左手に着いた。
優希「・・・・・・」サッ
優希は杖を出し魔法を発動させようとしたが・・・
優希「・・・・・・」
発動しなかった。
カッ
ルネ「・・・・・・」
ルネは狼の姿に戻った。
すずか「ルネ?」
ルネ「マスター、詳しく調べないと解りませんが異常な所がありました」
優希「本当?」
ルネ「はい、魔力を込めるのは異常はありませんでした。ですが以前よりコントロールが出来なくなっています」
優希「・・・・・・」
ルネ「ですから杖の補助では魔法は使えません」
優希「もう使えない?」
ルネ「・・・・・・」
優希の問いにルネは・・・
ルネ「一つだけ方法があります・・・」
優希「それは?」
ルネ「私達が生まれた研究所にもう1人、No.3が眠っています。あの子ならマスターの助けになってくれるはずです」
優希「行く」
ルネ「わかりました、ですが覚悟して下さい。辛い場所になりますから」
優希「・・・・・・」コク
ルネ「では行きましょう」
ルネは優希を連れて研究所に向かおうとすると・・・
アリサ「ルネ、私達も連れて行って」
アリサ達も行くと言い出した。
ルネ「それは・・・」
すずか「お願い、私達も優希君の過去を受けとめたいの」
アリサ達の頼みにルネは・・・
ルネ「マスターどうしますか?」
優希「・・・・・・」
アリサ「大丈夫、優希の過去に何があっても一緒にいるから私達を信じなさい」
すずか「そうだよ、だから連れて行って」
優希「・・・・・・」コク
優希は頷きルネを見た。
ルネ「わかりました、では行きましょう」
ルネは言うなり転移で自分の生まれた研究所に向かった。
-研究所-
シュン
ルネ「着きました」
アリサ「ここが・・・」
すずか「優希君が生まれた場所・・・」
アリサ達は周りを不思議そうに見回した。
ルネ「こちらです」
ルネは優希を乗せて歩き出し、アリサ達も後から付いていった。
ルネ「ここです」
ルネはある部屋の前で止まった。
優希「・・・・・・」ウィーン
優希はルネから降りて部屋の中に入った。
優希「・・・・・・」
アリサ「これ・・・は・・・」
アリサ達も入って来て中には3つの円柱のポットがあり、3つの内2つは空になっており1つだけに茶髪でワンピースを着た30センチ位の女の子が入っていた。
すずか「ルネ、この子は?」
ルネ「No.3です。この子は私と同時に完成した特別なデバイスです」
アリサ「特別?」
ルネ「はい、マスターの為に造られたのです」
優希「・・・・・・」カタカタ
カシャン
優希は機械を操作してNo.3を出した。
すずか「出したはいいけど、どうやって起こすの?」
ルネ「ポットから出せば自然に起きるはずです」
ルネがすずかに説明していると・・・
No.3「ん・・・」
優希「・・・・・・」
No.3「ふぁ~、あれ?」キョロキョロ
No.3は起きると辺りを見回した。
ルネ「起きましたか、No.3」
No.3「ん?あれ、ケルちゃん久しぶり~」
ルネ「久しぶりですね、それと私はケルベロスでは無く今はルネと言う名です」
No.3「ルネ?新しい名前って事は優希ちゃんが目覚めたの!?」
No.3が興奮気味にルネに優希の事を聞いてきた。
ルネ「ええ、マスター」
優希「・・・・・・」
ルネに言われて前に出ると・・・
No.3「優希ちゃん!?いゃ~ん///かわいい!!」ナデナデ
No.3はふわりと浮かび優希の頭に乗り撫で回した。
優希「・・・・・・」
ルネ「No.3、少し落ち着きなさい」
No.3「は~い。それで私を起こしたって事は何かあったの?」
ルネ「実は・・・」
ルネは今までの事を話した。
No.3「そう、わかった。優希ちゃん、私に名前をちょうだい。そうすればアナタをマスターとして登録できるから、可愛いのでお願いね?」
優希「・・・・・・」
優希は頷き考え始めた。
優希「・・・!」
No.3「決まった?」
優希「リナ」
リナ「は~い、登録完了。よろしくね優希ちゃん」
リナは優希の回りを飛び回った。
ルネ「では一度戻りましょう」
優希「・・・・・・」コク
シュン
優希達はルネに近寄り転移した。