なのは「……」
フェイト「なのは…」
なのは「フェイトちゃん…」
襲撃から2日、地上本部は多大な損害を受け機動六課は隊舎を破壊されヴィヴィオを連れ去られた。又、FW陣もボロボロになりギンガも入院していた。
フェイト「なのは、元気出して?ヴィヴィオはきっと無事だよ」
なのは「ッ…」ギュッ
なのはがフェイトに抱きつき…
なのは「私あの子が1人を嫌いなの知ってるのに、守るって決めてたのに!」
フェイト「なのは…」
フェイトもなのはを抱き締め落ち着くまで一緒にいた。
優希「……」トコトコ
その光景を優希が見ていて、2人に気づかれないように去って行った。
優希「……」トコトコ
スバル「そんな!?何とかならないですか?」
優希「?」
マリエル「ごめんなさい、探してはいるけど…」
スバル「そんな…」
優希が病院内を歩いているとスバルの声が聞こえてきた。
優希「……」
クイックイッ
ティアナ「何…なんだ優希」
優希「何?」
優希はマリエルとスバルを指差した。
ティアナ「優希はスバルとギンガさんが戦闘機人て事もう知ってるんでしょ?」
優希「コク」
ティアナ「それでギンガさんの治療をするのにパーツが足りないのよ…」
ティアナは優希に事の成り行きを説明した。
優希「……」トコトコ
ティアナ「優希?」
優希「……」
マリエル「ん?」
マリエルに優希が近づいて…
優希「見せて…」
マリエル「えっ?」
優希「リスト…」
マリエル「あっ、はい」
優希はマリエルからリストを見せてもらい…
優希「これがあれば助かる?」
優希はリストにチェックされていない部品を指差した。
マリエル「ええ…」
優希「わかった…」トコトコ
優希「…リナ」
リナ「は~い♪パソコンとコレね」
優希に呼ばれてペンダントからリナが出てきて、優希にパソコンと六角形の機械を渡した。
優希「……」
優希は近くの椅子に座り、パソコンと作製機を繋ぎ…
カタカタカタカタカタカタカタカタ
パソコンを操作し始めた。
ティアナ「ちょっと優希?何してるのよ?」
優希「部品作る」
カタカタカタカタカタカタカタカタ
優希はティアナに話しながらパソコンを操作していた。
マリエル「作るってコレをですか!?」
優希「コク」
ティアナ「マリエルさん難しいんですか?」
ティアナの質問に…
マリエル「熟知した人間でも2日はかかります…」
ティアナ「2日?それなら…」
マリエル「2日じゃ間に合わないです…遅くても明日の朝までに必要なんです…」
ティアナ「明日の朝って…」
ティアナが時計を見て…
ティアナ「後半日しか…」
マリエル「はい、ですから間に合う可能性は…」
ティアナ達が諦めかけていると…
優希「…なら諦める?」
パソコンを操作しながら優希が声をかけてきた。
スバル「えっ…?」
優希「大切な…大好き人が危険なのに何もしないで待ってる?」
スバ、ティ「!?」
優希の言葉にティアナ達は衝撃を受けていた。
スバル「…そうだよね、私が諦めちゃ駄目だよね!!」
ティアナ「そうね、優希の言う通りだわ!」
マリエル「私ももう一度心当たりを探してみます!」
優希の言葉にティアナ達は普段通りなり…
スバル「優希、私に出来る事ない?」
ティアナ「アンタだけに無理はさせないわよ」
優希「別に…」
無いと言おうとしたが…
グゥ~
優希「……」
優希のお腹が鳴った。
ティアナ「クスッ、何か食べる物探して来るわね。リクエストある?」
優希「…オニギリ」
スバル「うん、じゃあ探して来るね?」
ティアナ達は売店を探しに向かった。
チュンチュン
カタカタカタカタカタカタカタカタ
優希「……」
スバル「スゥ~」
ティアナ「ん…」
マリエル「スゥ~」
まだ日が上らず、外が少し明るくなりティアナ達が眠っていると…
カタカタカタカタカタカタ…カチ!
優希「出来た…」
優希が徹夜して部品を完成させた。
トコトコ
ユサユサ
マリエル「ん…?」
優希はマリエルを揺すって起こした。
マリエル「どうしたんですか?」
マリエルはメガネを外し目をこすっている。
優希「出来た」
優希はマリエルに部品を差し出した。
マリエル「!?本当に…ではすぐに!」
マリエルは部品を受け取り走ってギンガの所に向かった。
ティアナ「…うるさいわね、何よ一体?」
マリエルが走って行くとティアナが起きてきた。
優希「部品出来た」
ティアナ「えっ!?ちょっとスバル起きない!」
スバル「?ティアどうしたの~…?」
ティアナ「部品が出来たのよ!!早く起きなさい!」
寝ぼけ眼のスバルだったが…
スバル「ホント!?」
飛び起きた。
ティアナ「ええ、それで部品は?」
優希「持っていった」
優希はマリエルに渡した事を伝えた。
スバル「ティア、私行ってくるね!」
そう言うとスバルはギンガの病室に向かった。
ティアナ「私も行くけど優希はどうする?」
優希「行く」
優希もティアナについて行った。
-手術室-
スバル「ギン姉…」
あの後ギンガは手術室に入りすぐに手術が始まった。
ティアナ「……」
優希「……」
3人が手術室の前で待っていると…
マリエル「ふぅ~」
マリエルが手術室から出て来た。
スバル「マリエルさん!ギン姉は!?」
マリエル「大丈夫、無事に終わったわ。少し立てば目が覚めるはずよ」
スバル「良かった~」
マリエル「お礼ならそこにいる優希君に言って。彼が部品を用意してくれたから手術が間に合ったんだから」
スバル「ありがとう優希~!!」
ギュッ!!
スバルは嬉しさの余り優希を抱き締めた。
ティアナ「ちょっとスバル!?」
ティアナは優希が暴れる前にスバルを引き離したが…
優希「……」
優希が暴れる気配はなかった。
ティアナ「優希?」
ティアナは優希が暴れないのを不思議に思った。
スバル「もしかして私が触っても大丈夫?」
優希「……」コク
スバルの問いに優希は頷いて答えた。
スバル「やった~!!」
ティアナ「スバル、うっさい!病院内よ!」
叫ぶスバルにティアナが注意した。
スバル「だって嬉しいんだもん!!」
ティアナ「だからって…」
スバル「そうだ、ねぇ優希?ティアもいい?」
ティアナ「ちょっとスバル!?」
スバルの問いに優希は…
優希「……」コク
頷いて答えた。
スバル「やったねティア♪」
ティアナ「アンタねぇ…」
ティアナは呆れた顔をしていたが、内心は嬉しかった。
スバル「ティア照れてる?」
ティアナ「ッ!?///」
ポカッ!
スバル「痛~い何するの!?」
スバルは頭を抑えてティアナに抗議した。
ティアナ「アンタが変な事言うからよ!!///」
2人がじゃれあっていると…
マリエル「2人ともギンガが目を覚ましたわよ」
ギンガの様子を見ていたマリエルが病室から出て来た。
スバル「ホント!?会ってもいいですか?」
マリエル「いいわよ、でも病み上がりだから無理はさせないでね」
ティアナ「わかりました」
優希「……」コク
3人は病室に入って行った。
スバル「ギン姉~(泣)」
ギンガ「スバル…心配かけてごめんね?」
ギンガは上半身を起こしてベッドに腰掛けていた。
ティアナ「無事で良かったです」
ギンガ「ええ、それもアナタのお陰ね」
ギンガは優希を見ながら答えた。
優希「フルフル」
ギンガ「謙遜しないで?アナタのお陰で私は助かったんだから」
スバル「それでギン姉、どの位入院するの?」
ギンガ「思いの外ダメージが大きいからしばらくは入院ね…」
ティアナ「そうですか…」
ギンガ「こんな大事な時に戦えないなんて…」
ギンガは俯き拳を奮わせていた。
スバル「ギン姉…」
ティアナ「今は体を治す事に専念しましょう?」
ギンガ「そうね…」
ギンガは横になり…
スバル「じゃあギン姉、私達は戻るね」
ギンガ「ええ、気をつけてね」
ティアナ「はい、またきますね」
優希「……」
優希もティアナ達に付いて行き病室を出て行った。
ギンガ「ハァ~…」
ギンガは溜め息をつき、外を眺めた。