フェイト「確かこの辺に来たはず…」
フェイトは近くの河原まで来ていた。
すずか「フェイトちゃん一体どうしたの?」
すずかがフェイトに声をかけると…
フェイト「優希いるんでしょ!?出て来て!!」
すずか「えっ…」
フェイトが叫ぶと…
ガサガサ
白猫「……」
左前脚を怪我した白猫、もとい優希が出て来た。
カッ!
優希「フェイ姉…」
優希は子供の姿になった。
フェイト「優希!」
フェイトが優希に近づこうとしたが…
カチャ
優希「……」
フリーダムを構え…
すずか「優希君!?」
優希「来るな…」
優希は拒んだ。
フェイト「撃ちたかったら撃って」
フェイトは優希に近づいていった。
優希「!?」
カチャ
優希がフリーダムを構えるが…
フェイト「……」
フェイトは気にせずに近づいた。
優希「……」
スゥ…
優希は構えを解いた。
ヒョイ
フェイト「優希、怪我した所を見せて?」
フェイトは優希を抱っこし近くにあったベンチに座った。
優希「……」
優希は左手を見せた。
フェイト「じっとしててね」
フェイトはハンカチを取り出し優希の腕に巻いた。
優希「…ありがとう」
フェイト「どういたしまして♪」
すずか「優希君…」
すずかが優希に近づいてきた。
優希「……」
すずか「ごめんなさい!」
優希「!?」
すずかは優希に謝りだした。
すずか「謝ってすむ事じゃないけど、ごめんなさい!」
優希「……」
すずか「優希君…」
優希「今回だけ…」
すずか「ありがとう優希君…」
優希「帰る」
すずか「優希君、私達と一緒…」
優希「……」フルフル
優希はすずか言い終わる前に返事をした。
すずか「又会える?」
優希「……」
優希は返事をせず…
ポイッ
すずか「えっ?」
すずかに向かって何かを投げ、優希はそのまま去っていった。
すずか「これは…」
すずかは優希が投げた物を見ると、待機状態のウンディーネだった。
すずか「ウンディーネ!?」
ウンディ「お久しぶりです、すずか様」
すずか「どうして…?」
ウンディ「優希様がすずか様を許されたからだと思います」
すずか「そっか…♪」
すずかはウンディーネの言葉を聞き喜びがこみ上げてきた。
フェイト「すずか、戻ろ?」
すずか「うん」
はやて「フェイトちゃん!何してたん?」
フェイト「はやてごめん、所で皆は何でここに?」
フェイト達が戻ろうとしていると、途中ではやて達と合流した。
はやて「実は…」
はやてから大変な事が告げられる。
フェ、すず「ええ~!?泊まる所がない!?」
はやて「そうなんよ…」
はやて達は光陽町に来たまでは良かったのだが、泊まる所が用意されていなかった。
なのは「どうするのはやてちゃん?」
アリサ「海鳴市までは二駅も先よ?」
シグナム「歩いて向かいますか?」
ヴィータ「マジでか?」
なのは達が話し合っているのを少し離れた場所で見ている者がいた。
優希「…無計画?」
リナ「そうみたい」
優希とリナが見ていた。
リナ「どうする?」
優希「…助ける」
優希は左手を見ながら言った。
リナ「後でルネちゃんに怒られるよ?」
優希「(泣)」ウルウル
リナ「うっ、私も手伝ってあげるからそんな目で見ないで///」
リナは優希の潤んだ目を見て顔を真っ赤にしていた。
優希「……」コク
リナ「優希ちゃん、誰に嘘泣き教わったの?」
優希「?ママ」
リナ「桃子さん…」
リナは桃子に対して初めて恨めしく思った。
はやて「どないしょう…」
はやてが悩んでいると…
ガサガサ
白猫「……」
なのは「さっきの…」
白猫「ミ~」
優希はフェイトに向かって鳴いた。
フェイト「なに?」
フェイトがしゃがむと…
クイッ
フェイトの袖を引っ張った。
フェイト「ついて来いって言ってるの…?」
フェイトが尋ねると…
タッ
優希は走り出した。
フェイト「追いかけよう!」
はやて「ちょっ!?フェイトちゃん!」
フェイトを先頭になのは達は優希(白猫)を追った。
優希「……」
フェイト「ここは?」
アリサ「誰の家よ?」
表札を見ると…
-高町-
全員?「っ!?」
はやて「なのはちゃん!」
はやてがなのはに聞こうとしたが………いなかった。
シャマル「はやてちゃん、あちらに…」
シャマルが指差した方を見ると…
なのは「ハァハァハァ…」
なのはが壁伝いに歩いてきて…
なのは「みんな、酷い、よ~…」
疲れ果てていた。
なのは「高…町…」
なのはも表札を見て驚いていた。
はやて「なのはちゃんも知らんかったみたいやね」
チリ~ン
フェイト「ん?」
優希「……」
優希は鍵をくわえてフェイトに近寄った。
優希『…使って』
フェイト『いいの?』
優希は念話でフェイトに話しかけた。
優希「ミ~」
優希は鍵を置き、一度鳴くとそのまま去っていった。
フェイト「とにかく入ろう?」
フェイトはみんなに声をかけ、中に入った。
はやて「フェイトちゃん、ここが誰の家か知ってると違う?」
フェイト「……」
フェイトは少し考え…
フェイト「はやては気付いているんじゃない?」
はやて「!!ならやっぱり…ここは優希君の家」
なの、アリ「!?」
はやての発言になのはとアリサが反応した。
なのは「本当なの?」
はやて「ウチらの知り合いで高町言うたら優希君しかおらへん」
フェイト「はやての言う通り、ここを貸してくれたのは優希だよ」
なのは「フェイトちゃん!ユウは!?」
なのはがフェイトに詰め寄った。
フェイト「ごめんなのは。私もわからない」
なのは「そっか…」
なのはは優希に会えないと分かると落胆した。
はやて「ほなら明日からのウチらの行動を決めるで」
はやて以外「……」
はやて「まず高い魔力反応の調査をシグナム達に…」
シグナム「わかりました」
ヴィータ「任せてはやて」
シャマル「はい」
ザフィーラ「……」
シグナム達が返事をし…
はやて「ウチら隊長陣はお姫様と婚約者の護衛や」
なのは「でもどうやって?」
はやて「ウチらも学校に通って身辺警護をするで」
フェイト「学校に?」
はやて「そや、今魔王様達が手続きをしてくれてる」
アリサ「それでいつから?」
はやて「明日からや」
すずか「制服とかは?」
はやて「それも魔王様が用意してくれとる」
はやては淡々と話して言った。
はやて「後、今はデバイスが無いから無理はせんといてな?」
全員のデバイスは先の戦いでかなりのダメージがあった為、現在は管理局でメンテナンス中。終わり次第FW陣が持ってくる予定になっている。
はやて「ほな明日からみんなお願い」
全員「了解!」
こうして機動六課の新しい任務が始まった。