魔法少女リリカルなのは  無限のストーリー   作:高町 優希

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第70話

 

優希「……」

 

 

ザシュ!ダン!ダン

 

 

優希はフリーダムを巧みに使い、ガジェットを切り裂き撃ち抜いていった。

 

 

優希「後は…ッ!?」

 

 

優希は何かに気付き走り出した。

 

 

はやて「アカンな…」

 

 

はやてもバリアジャケットを纏いリィンとユニゾンして優希を援護していたが、ガジェットが屋上に集まっていた。

 

 

はやて「皆だけでも早よ逃げて!」

 

 

稟「けど!」

 

 

はやてが余所見をした瞬間ガジェットが一気に近づいて来た。

 

 

はやて「しもうた!!」

 

 

ガジェットがはやてに近付くが…

 

 

ドン!ドン!ドン!

 

 

銃声が響いたと同時に業火を持った優希が屋上に現れた。

 

 

優希「大丈夫!?」

 

 

はやて「優希君、ありがとうな。助かったよ」

 

 

ガン!

 

 

安心したのも束の間優希はガジェットのアームに業火を弾き飛ばされた。

 

 

優希「…行く」

 

 

優希はガジェットに再び向かっていった。

 

 

稟「あれは…」

 

 

稟は業火を拾い上げた。

 

 

義之「八神さん!危ない!」

 

 

はやて「!?」

 

 

義之が声を上げた時には遅くガジェットがはやての背後から迫っていた。

 

 

稟「ッ!?」

 

 

稟は咄嗟に業火を構えて撃ったが、銃を使った事の無い稟では狙いが上手くいくはずも無く魔法弾ははやてに向かって行き…

 

 

シア「危ない!」

 

 

はやて「ッ!?」

 

 

はやては魔法弾とガジェットに挟まれ動けずにいた。が…

 

 

優希「タァ!」

 

 

ドーン!

 

 

白虎フォームになった優希がガジェットを切り裂き…

 

 

ドーン!

 

 

はやての盾になった。

 

 

優希「……」

 

 

カッ!

 

 

グラッ

 

 

はやて「優希君!?」

 

 

優希は小さくなり、よろめくとそのまま落下しはやては慌てて優希を抱き止めた。

 

 

はやて「優希君しっかりして!!」

 

 

優希「……」

 

 

はやてが優希に呼びかけていると…

 

 

なのは「ユウ!」

 

 

なのは達が戻った。

 

 

フェイト「はやて、何があったの?」

 

 

はやて「その…」

 

 

はやてが説明をしていると…

 

 

すずか「ガジェット…」

 

 

十数機のガジェットが校庭に再び現れた。

 

 

アリサ「あれは私に任せなさい…」

 

 

アリサはそう言うと校庭に飛び降りた。

 

 

フェイト「アリサ!?」

 

 

フェイトがアリサを追い掛けるが…

 

 

すずか「フェイトちゃん待って!」

 

 

すずかが止めた。

 

 

フェイト「すずか?」

 

 

すずか「今は行かない方がいいよ」

 

 

フェイト「どうして!?」

 

 

すずか「あれを見れば解るよ」

 

 

皆が校庭を見るとアリサはガジェットの前に立っていた。

 

 

アリサ「イフリート、ファイヤーカートリッジ…」

 

 

イフ「はい、お嬢様」

 

 

ガシャン!×6

 

 

アリサはカートリッジを全部使い…

 

 

アリサ「ファイヤー、ウォール!」

 

 

アリサが拳を地面に叩きつけると、地面から炎が上がりガジェットを一掃した。

 

 

フェイト「すずか」

 

 

すずか「うん、もの凄く怒ってるみたい…」

 

 

アリサの行動にすずかとフェイトは若干震えていた。

 

 

アリサ「リナ優希は?」

 

 

アリサは屋上に戻って来ると優希の容態を聞いた。

 

 

リナ「体に異常は無いよ。でも業火の魔法弾をモロに受けたからかなりの魔力ダメージがあると思う」

 

 

アリサ「そう…」

 

 

アリサは稟に近付き…

 

 

パーン!

 

 

全員「!?」

 

 

稟「……」

 

 

稟の頬を叩いた。

 

 

ネリネ「アリサさん!?何をなされるのですか!?」

 

 

稟を叩いたアリサに対してネリネは怒りを露わにしたが…

 

 

アリサ「アンタ自分が何をしたか解る?」

 

 

稟「……」

 

 

アリサはネリネを無視し稟に問いかけた。

 

 

アリサ「一歩間違えば大怪我じゃすまないのよ!」

 

 

楓「待ってください!稟君は助けようと…」

 

 

アリサ「その結果がこれよ?使えもしない武器を使って助ける所か逆に怪我をさせているのよ」

 

 

楓「それは…」

 

 

渉「まあまあ対した怪我がなかったんだからいいじゃんか」

 

 

渉がフォローに入るが…

 

 

アリサ「渉、優希のあの状態を見て良く言えるわね!」

 

 

アリサは優希を指差しながら怒鳴った。

 

 

アリサ「…もういいわ」

 

 

アリサはそう言うと優希を抱き上げた。

 

 

なのは「アリサちゃん?」

 

 

アリサ「優希を保健室で寝かせてくるわ…」

 

 

アリサはそのまま優希を連れていった。

 

 

亜沙「何もあそこまで言わなくてもいいのに」

 

 

渉「いくら自分が戦えるからって偉そうに」

 

 

渉がそう言うとすずかが…

 

 

すずか「それは違うよ。私たちは最初から魔法を使えた訳じゃないよ」

 

 

茜「でも…」

 

 

すずか「私達はある事件で人質になって、私達を助ける為に優希君が身代わりになったの…」

 

 

すずかは自分達が魔法を覚えるきっかけを話し出した。

 

 

小恋「身代わり?」

 

 

すずか「そう…その結果、優希君は実験の道具にされて体を滅茶苦茶にされたの」

 

 

稟達「!?」

 

 

すずか「優希君は魔法を使えなくなり、体の中には危険な魔法具を埋め込まれたの。それでも優希君は私達を守る為にリハビリをして、魔法が使える方法探したの…」

 

 

稟達「……」

 

 

すずか「私とアリサちゃんも優希君を守る為に一生懸命魔法覚えたの。稟君が皆を守りたい気持ちはわかるよ…でも強くなる努力をした?」

 

 

稟「ッ!?」

 

 

すずかに言われ稟は衝撃を受けていた。

 

 

すずか「それにね?強くなるのもいいけど、稟君にしか出来ない守り方があるはずだよ」

 

 

稟「俺にしか出来ない守り方…」

 

 

すずか「そう、だからまずはそれを探して見て?強くなる事だけじゃないから」

 

 

稟「わかった…」

 

 

稟はすずかの言葉を受け止めた。

 

 

なのは「そろそろ教室に戻ろう?」

 

 

はやて「そやね」

 

 

なのは達は昼食を食べ終え教室に戻って行った。

 

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