優希「……」
ペタン
フェイト「優希?」
クゥ~
ギンガ「お腹すいたの?」
リナ「無理ないよ~…お腹すいた状態で戦闘したんだから」
リナはそう言うと…
カッ!
リナ「おいで優希ちゃん♪」
リナが大きくなり優希を抱っこした。
フェイト「リナ…?大きくなれたの?」
リナ「?あ~…フェイトちゃん達に見せるのは初めてだっけ?」
シグナム「ああ」
リナ「まぁ、普段は小さい姿の方が良いけど…」
フェイト「何で?」
リナ「もちろん、優希ちゃんにずっと抱きついていられるから♪」
フェイト達「……」
この時フェイト達は心の中でリナがブラコンだと改めて確信した。
優希「リナ」
リナ「うん、みんなの所に行く?」
優希「……」コク
カッ!
リナは優希が頷いたのを確認すると、優希を下ろして小さくなった。
優希「……」
リナ「みんなもいこう♪」
優希を先頭に洞窟に戻っていった。
「ええ~~!?」
優希達が洞窟に近づくと女性陣の叫びが聞こえた。
優希「?」
フェイト「何?」
優希達が洞窟に入ると…
稟「みんなごめん…」
義之「全然見つからなかった…」
楓「そんな稟君は悪くないです!」
音姫「そうだよ!」
稟達が謝っていた。
フェイト「どうしたの?」
なのは「食べ物が見つからなかったの…私達も…」
先に戻っていたなのは達が説明してくれた。そこに…
はやて「みんなどうしたん
?」
はやて達も戻ってきた。
なのは「あのね…」
なのはがはやてにも説明すると…
はやて「優希君は?」
フェイト「優希?優希なら…」
優希「?」
優希が近づいて来た。
はやて「優希君、魚はどうしたん?」
優希「……」
優希はペンダントを指差した。
はやて「何で出さないん?」
優希「…勝負」
優希が渉を指差すと…
男性陣「……」
女性陣が渉を見ると渉が目をそらした。
杏「渉?またくだらない事をしたんじゃないでしょうね?」
渉「その…」
杏「早く言いなさい(黒笑)」
杏の笑顔に…
渉「ハイ」
渉が説明を始めた。
-回想-
渉「どうせなら誰が一番食糧を探せるか勝負しようぜ」
義之「はぁ?」
稟「何で?」
優希「……」
渉「女の子にアピールする為に決まっているだろ!」
杉並「面白そうだな。桜井と土見は自分とラバーズの分、板橋は…」
渉「俺は他の女の子達の分だ!」
杉並「ふむ、わかった。我々は自分達の分を探す」
渉「分けたりするの無しだからな!」
-回想終了-
杏「アンタは…」
茜「渉君最低…」
小恋「渉君…」
他の女性陣「……」
渉に女性陣の冷たい視線が刺さった。
渉「で、でも優希にはラバーズはいないからみんなで…」
分けようとしたが…
優希「いる」
麻弓「それは初耳なのですよ~♪」
優希「……」
優希は浮かんでアリサとすずかの下に行き、アリサに抱っこされ…
アリサ「私達よ」
すずか「正確には恋人じゃなくて婚約者だけど」
すずかは優希の頭を撫でながら説明した。
アリサ「それで優希、魚は沢山取れたの?」
優希「……」コク
ドサドサ
優希は頷いて魚を出した。
フェイト「沢山…全員分はあるね?」
なのは「ねぇユウ?みんなにも分けてくる?」
なのはとフェイトが優希を説得し始めた。
優希「勝負」
フェイト「でもね優希、みんなもお腹空いているから分けて欲しいんだ?」
優希「……」コク
優希は少しだけ悩み頷いた。
なのは「ありがとうユウ」
優希「♪」
なのはがお礼を言いながら頭を撫でると優希は嬉しそうだった。
はやて「なら早速調理しよか?」
全員「は~い(おう)」
はやての言葉を合図に各々に動き始めた。
優希「♪~」
パチパチ
あれから火をおこし、優希達は魚が焼き上がるのを待っていた。
魔王「もういいんじゃないかな?」
渉「一番デカいの貰った~!!」
魔王の出来上がり発言に渉が魚を取ろうとしたが…
優希「……」ひょい
優希が渉より早く魚を取り…
優希「……」
ザフィ「ん?」
ザフィーラに大きい魚を二匹おいた。
渉「おい優希!!何で犬に大きい魚をやるんだ!?」
渉が文句を言うと…
優希「リナ」
リナ「私が説明するね?ザフィーラの協力で魚が沢山取れたんだから一番大きい魚を食べるのは当たり前って言いたいんだよね?」
優希「……」コク
杏「確かにそうね、負け犬の渉は黙ってなさい」
渉「負け犬!?」
杏「そうでしょ?勝負に負けて魚も貰っているんだから」
渉「くそ~!?」
渉は杏の言葉に落ち込み座りこんだ。
優希「負け犬?」
杏「そうよ、あれを負け犬って言うのよ、わかった?」
杏は渉を指差した。
優希「……」コク
なのは「杏ちゃん!?ユウに変な事を教えないで!?」
こうして優希の中で渉=負け犬として認識された。
優希「もぐもぐ」
はやて「♪~」
なのは達「……」
稟ラバーズ「稟(ちゃん、君、様)あ~ん」
義之ラバーズ「義之(君、弟君、兄さん)あ~ん」
優希ははやてと、稟と義之は自分達のラバーズと一緒に食事をしていた。
アリサ「所で優希、お願いがあるんだけど」
優希「?」
すずか「奥に水が湧いている所があるんだけど…」
優希「?」
アリサ「そこで幾つか水が湧いているから一ヶ所をお湯に変えてくれる?」
優希「……」コク
アリサ「じゃ行きましょ。今日はかなり汗をかいたし」
アリサとすずかが立ち上がり優希も一緒について行こうとすると…
なのは「ちょっとアリサちゃん!?まさかユウと…」
アリサ「一緒に入るわよ?」
フェイト「それは流石に…」
すずか「じゃあ私達だけで入るけど…」
と言った瞬間なのは達も立ち上がった。
アリサ「決まりね」
なのは達も一緒に奥に向かいそれから、稟ラバーズ、義之ラバーズ、男性の順番で入った。
ルネ「マスター、ただいま戻りました」
ラン「優希様~♪」
優希達がくつろいでいるとルネとランが戻ってきた。
優希「どうだった?」
ルネ「はい、カリム様に教えてもらった座標に遺跡があり確認出来ました」
優希「ありがとう」
優希がルネを撫でていると…
ラン「……」
ランが羨ましそうな表情で見ていた。
優希「ラン」
優希はルネを撫で終わると両手をランに向けた。
ラン「はい♪」
ランは優希を抱っこすると抱きしめた。
優希「ありがとう」
ラン「いえ、優希様の為ならどんな事でもいたします///」
ランは頬を赤く染めながら言った。
優希「無理は駄目」
ラン「はい♪」
ランが嬉しそうに返事をすると…
優希「ふぁ~~」
優希が欠伸をした。
ラン「眠いのですか?」
優希「……」コク
ラン「でしたら…」
ランは座り優希に膝枕をした。
ラン「さぁ、優希様どうぞお休みください」
優希「……」コク
優希はそのまま眠り、他のメンバーも眠りについた。
ルネ「マスター、朝ですよ?」
優希「……」
優希は眠たそう表情だが起きた。
ルネ「マスター、皆さんの所に行きましょう?」
優希「……」コク
優希はルネと一緒に皆の所に向かった。
なのは「ん?ユウ、おはよう」
優希「……」コク
魔王「さて、そろそろ行こうか?」
はやて「はい、ほなら皆行こか?」
ルネ「では皆さん私の側に」
全員がルネの周りに集まり、遺跡まで転移した。
ルネ「マスター、こちらです」
優希達は遺跡の前に着き、ルネが入り口に案内した。
魔王「では、私達と優希ちゃん、アリサちゃん、すずかちゃんで入り残りの人はここに待機しようか」
アリサ「そうですね」
麻弓「私達も行きたいのですよ~」
神王「そいつは無理だ」
渉「何で!?」
魔王「中にどんな仕掛けがあるか解らないし、昨日襲ってきた魔物もいるかもしれないからね」
すずか「だから最低限自分の身を守る事が出来る人が入った方が安全だから」
杉並「確かにその通りだな」
樹「俺様達には戦う所か自分の身すら守る事が出来ないからね」
皆が納得し…
なのは「アリサちゃん、すずかちゃん。ユウをお願いね?」
アリサ「任せなさい」
すずか「任せて」
優希「リナ、ランは残って」
ラン「かしこまりました」
リナ「何かあったら呼んでね?」
優希「後は…」
8、5、2、OK
優希はキャリーペンギンを喚んだ。
神王「なら行くか」
神王達が遺跡の入り口に向かおうとするが…
優希「?」
優希だけ動かなかった。
すずか「優希君?」
優希「何で?」
アリサ「えっ?」
優希「何でそっちに行くの?」
すずか「優希君どういう意味?」
優希「2つある」
魔王「!!神ちゃん、悪いんだけど入り口の前に立ってくれるかい?」
魔王は何かに気付き…
神王「わかった」
魔王「優希ちゃん、君には入口が2つ見えるんじゃないかい?」
優希「……」コク
魔王「やはり!優希ちゃん、神ちゃんと違う入口に立ってくれるかい?」
優希「……」コク
優希は頷くともう一つの入口の前に立った。
魔王「……」
魔王は近づいて目の前の壁に触れようとしたが…
魔王「やはり!」
触れる事が出来なかった。
アリサ「魔王様…」
魔王「どうやらこっちが本当の入口のようだね」
すずか「じゃあ…」
魔王「ああ、ここから行こうか」
優希達は見えない入口から入り遺跡の中に入って行った。
アリサ「何もありませんね?」
神王「あぁ、まー坊どう思う?」
魔王「そうだね、私は当たりだと思うね」
すずか「何でですか?」
魔王「宝があると言われてトラップが沢山あると実際にあると思い込んでしまうだろ?でも今は隠された入口、優希ちゃんにしか見えなかった。逆に私はこちらの方が怪しいな」
すずか「なるほど」
魔王「それで優希ちゃん?何か見えるかい?」
優希「……」フルフル
魔王は優希を見るが優希は首を振った。
魔王「もし、何か…ん?」
魔王が何か言おうとしたら前方に光が見えた。
神王「どうやら部屋のようだな」
アリサ「すずか」
すずか「うん」
アリサとすずかが先行し部屋の中に入り…
アリサ「大丈夫そうね…」
すずか「そうだね、魔王様、神王様どうぞ」
アリサ「優希もいらっしゃい」
神王「おう」
魔王「すまないね、君達に安全確認をさせてしまって」
すずか「気にしないで下さい」
神王達を招き入れた。
アリサ「何もないわね…」
すずか「アリサちゃん、あっち見て」
アリサがすずかの視線を追うと祭壇があった。
魔王「当たりのようだね」
優希「……」
カッ!
優希は本来の姿に戻り祭壇に近づいた。
優希「…あった」
優希が祭壇に近づくと剣があった。優希が剣に触り持ち上げると…
優希「……」
何も起こらなかった。
アリサ「何もおきないわね…」
すずか「うん…」
神王「まー坊、どうする?」
魔王「優希ちゃん、少しこの辺りを調べてもいいかい?」
優希「…少しだけなら」
優希が許可をすると魔王達は辺りを調べ始めた。
アリサ「良かったわね優希」
優希「ありがとうアリサ姉さん」
すずか「これからどうするの?」
すずかは暗い表情で優希に聞いた。
優希「聖王教会に戻るよ」
すずか「…そっか」
アリサ「優希、今護衛はいるの?」
優希「いないよ」
すずか「アリサちゃん?」
アリサ「だったら私達を連れて行きなさい」
優希「!?管理局はどうするの?」
優希はアリサの発言に驚き…
アリサ「忘れたの?私達は優希を守る為に管理局に入ったのよ?優希が聖王教会に行くなら私達も行くわよ!」
すずか「アリサちゃん…」
すずかは自分が思いつかなかった案に驚いていた。
魔王「お待たせ、そろそろ戻ろうか?」
辺りを調べていた神王と魔王が戻ってきた。
すずか「わかりました」
アリサ「では行きましょう」
アリサとすずかを先頭に優希達は外に向かった。
なのは「ユウ!」
優希達が外に出るとなのは達が近寄ってきた。
フェイト「どうだった?」
優希「あったよ」
優希はなのは達に剣を見せた。
シグナム「ほぅ、いい剣だな」
優希「うん」
ピピ
優希が剣を見せていると突然通信が開いた。
チュウ太「旦那!!急いで地球に来てくだせー!!」
優希「チュウ太?」
チュウ太「このままだと地球が…」
プツン
チュウ太からの通信が切れ…
優希「はやて姉さん」
はやて「急いで戻った方が良さそうやね、よろしいですか?」
神王「ああ」
魔王「急いで戻ろうか?」
優希「ラン!」
ラン「エタニティは航行可能ですが完全ではありません」
優希「構わない」
ラン「かしこまりました」
ランはエタニティを呼び寄せ、優希達は急いで地球に向かった。