桃子「…戻してらっしゃい」
優希「……」フルフル
士郎「どうした桃子?」
優希と桃子が玄関で言い争い?をしていると士郎がやってきた。
桃子「士郎さん、優希が犬を拾ってきたのよ」
士郎「犬?」
士郎は優希の後ろにいる犬(ルネ狼形態)を見た。
桃子「優希、家では面倒見れないから戻してらっしゃい」
優希「……」フルフル
士郎「私達はお店があるから面倒見ることが出来ないだろ?」
優希「僕が見る」
桃子「優希では無理よ」
優希「出来る」
士郎「優希?」
士郎は普段喋らない優希がここまで反論するのに驚いていた。
桃子「駄目よ」
優希「……」フルフル
桃子「ワガママを言わないの!」
優希「!!」
ガチャン!
桃子が怒ると優希はドアを開けて飛び出した。
桃子「優希!?」
士郎「優希!?」
桃子達も外に出るが既に優希は何処にもいなかった。
-夜-
美由希「恭ちゃんいた!?」
恭也「駄目だ、こっちにもいなかった」
士郎「恭也!美由希!」
2人が話していると士郎がやってきた。
士郎「どうだ?」
恭也「見つからない」
美由希「私の方も…」
優希が家を飛び出してから夜になったが、優希は帰って来なかった。
美由希「お父さん、お母さんの様子は?」
士郎「…まだ落ち込んでいるよ」
美由希「そう…」
士郎「とにかくもう一度優希を探そう」
恭、美「ああ(うん)」
3人は別れて再び優希を探しに向かった。
その頃優希は…
優希「もぐもぐ」
アリサ「美味しい?」
優希「……」コク
アリサの家で食事をしていた。
アリサ「ゆっくり食べなさい」
優希「……」コク
何故優希がアリサの家で食事をしている訳は1時間程前に遡る。
アリサ「すっかり遅くなっちゃったわね」
鮫島「申し訳ありません、お嬢様」
アリサ「いいわよ。道が混んでいたのは仕方無いんだから」
アリサ「……」
アリサが塾の帰り、車の窓から外を見ており公園の前を通った時…
アリサ「?鮫島、ちょっと止めて」
鮫島「?わかりました」
アリサは車が止まると降りて公園のベンチに向かった。
アリサ「優希、どうしたの?」
アリサはベンチに座っている優希に話し掛けた。
優希「……」
アリサ「なのはは?」
優希「……」フルフル
アリサ「一人?」
優希「……」コク
アリサ「送ってあげるから帰るわよ」
優希「…帰りたくない」
アリサ「帰りたくないの?」
優希「……」コク
アリサ「弱ったわね」
アリサが困っていると…
鮫島「お嬢様、お電話しましょうか?」
優希「!?」
鮫島が提案を出した。それを聞いた優希は走って逃げ出そうとしたが…
アリサ「待ちなさい!」
それより早くアリサに捕まった。
アリサ「鮫島、優希を家に連れて行くわよ」
鮫島「お嬢様?」
アリサ「置いてく訳にもいかないし、それに何か事情があるみたいだし」
アリサが優希を見ながら言うと…
優希「一緒…」
優希は隣に座っているルネの抱きついた。
アリサ「優希の犬?」
優希「……」コク
アリサ「いいわよ」
アリサは了承し、優希とルネを連れて帰った。