魔法少女リリカルなのは  無限のストーリー   作:高町 優希

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第90話

クロノ「さて君に聞きたい事がある」

 

 

優希「…」

 

 

アースラに着くとなのはは医務室に運ばれ、優希は指令室に連れてこられた。

 

 

クロノ「とりあえずバリアジャケットを解除してもらえるか?」

 

 

優希「ルネ、リナ、ユニゾン解除。それとルネとランは待機状態に」

 

 

ルネ「はい、マスター」

 

 

ラン「わかりました優希様」

 

 

優希が指示するとふたりはブレスレットになり、優希の手首に装着され…

 

 

優希「ん…」

 

 

カッ!!

 

 

優希自身も小さくなり両肩にリナとリィンⅡが座った。

 

 

クロノ「さて君に聞きたいが、さっきのあの戦闘の相手

は何だ?」

 

 

優希「闇の書の【闇】」

 

 

クロノ「それは防衛プログラムの事か?」

 

 

優希「……」コク

 

 

クロノ「では君と防衛プログラムとの関係は?」

 

 

優希「…復讐」

 

 

クロノ「具体的には?」

 

 

優希「姉の仇」

 

 

フェイト「姉ってなのはの事?」

 

 

優希「……」フルフル

 

 

クロノ「では一体誰の事だ?」

 

 

優希「言えない」

 

 

クロノ「ではもう1つ。君は(この世界)に存在しないのに、なのはやフェイト達に君と過ごした記憶が存在するがこれは一体?」

 

 

優希「僕がこの世界に来た時に魔法の事故で植え付けらた」

 

 

クロノ「魔法の事故?」

 

 

優希「……」コク

 

 

クロノ「それはどんな魔法何だ?」

 

 

優希「時間を操る魔法」

 

 

クロノ「時間を!?そんな事…」

 

 

優希「僕の姿が証拠」

 

 

クロノ「確かに…」

 

 

信じられないが優希の姿が何よりの証拠になった。

 

 

クロノ「艦長、彼はどうしますか?」

 

 

リンディ「そうね、艦の中にいてくれると助かるのよね」

 

 

優希「……」フルフル

 

 

リンディの提案に優希は拒否を示した。

 

 

クロノ「しかしな…」

 

 

フェイト「待ってクロノ…」

 

 

すると真剣な表情をしたフェイトが話に割り込んだ。

 

 

クロノ「フェイト?」

 

 

フェイト「優希、ちゃんと答えてほしいだけど、優希は魔法の事故でこの世界に来たんだよね?」

 

 

優希「……」コク

 

 

フェイト「それは時間の魔法?」

 

 

優希「……」コク

 

 

フェイト「という事は優希は【時間】を越えて来たって事だよね?」

 

 

優希「ッ!?」

 

 

予想外の質問に優希は動揺した。

 

 

フェイト「しかも私達と同じデバイスを持っているって事は…優希は未来から来たの?」

 

 

優希「…」

 

 

フェイト「過去から来ていたら私達はデバイスを持っていない。でも未来からなら私達のデバイスを貰ったりしていればおかしくない、どう?」

 

 

優希「その通り、僕は未来から来た。そしてこのデバイスと未来を託された」

 

 

優希はそう言って自分の周りに未来のなのは達から託されたデバイスを浮かべた。

 

 

クロノ「この2つは一体誰のデバイス何だ?」

 

 

優希「ラン」

 

 

トン!

 

 

優希は自分の杖を出し床を叩くとランが魔法陣を展開した。

 

 

クロノ「何をする気だ!?」

 

 

優希「持ち主を喚ぶ」

 

 

優希が魔法発動させると…

 

 

アリサ「えっ!?」

 

 

すずか「あれ!?」

 

 

アリサ達が転移してきた。

 

 

優希「この二人が持ち主」

 

 

フェイト「アリサ達が!?」

 

 

アリサ「一体何!?」

 

 

すずか「フェイトちゃん…」

 

 

急に召喚されたアリサ達は混乱し怯えていた。

 

 

フェイト「アリサ、すずか、実はね…」

 

 

フェイトは二人に魔法の事、今回の事件、アリサ達がこの場に呼ばれた理由を話た。

 

 

アリサ「つまり優希は未来から来たと」

 

 

フェイト「そう」

 

 

すずか「それで優希君は未来からきた人間って事でいいのかな?」

 

 

優希「少し違うけど当たり」

 

 

フェイト「優希、何処が違うの?」

 

 

優希「僕は平行世界の未来から来た」

 

 

はやて「平行世界って、もしかしたら違う結末になっていたとかの?」

 

 

優希「……」コク

 

 

アリサ「もうなにがなんだか…」

 

 

クロノ「彼女達の事はとりあえず、君には艦にいてもらいたいんだが…」

 

 

優希「……」フルフル

 

 

フェイト「ねぇ優希?何で嫌なの?」

 

 

優希「嫌だから」

 

 

フェイト「そんな事言わないで…」

 

 

優希「ヤ」

 

 

頑なに優希は拒否した。

 

 

クロノ「ならせめて君がいる場所だけ教えてくれ」

 

 

クロノが妥協案をだすと…

 

 

優希「ここにいる」

 

 

優希は地図を出し自分の拠点を教えた。

 

 

アリサ「ここって確か…」

 

 

すずか「廃ビルがある場所だよね?」

 

 

優希「野宿してる」

 

 

はやて「野宿!?あかんよ!!優希君はまだ小さいのに危ないやんか!!」

 

 

優希「護衛ならいる」

 

 

優希は両手のルネとランを見せた。

 

 

クロノ「確かにそうだが…」

 

 

アリサ「ねぇ優希?何で家に戻らないの?」

 

 

優希「この世界にある僕に関する記憶は事故により植え付けられた物、だからこの世界では他人になる」

 

 

アリサ「だから何!?」

 

 

 

優希「!?」

 

 

アリサ「例え事故による植え付けられた記憶でも、それはもう私の一部なのよ!!それとも優希は私達が嫌いなわけ!?」

 

 

優希「それは…」

 

 

優希が口ごもると…

 

 

アリサ「はっきりしないのはこの口!?」

 

 

アリサに両頬を引っ張られた。

 

 

優希「~~」

 

 

優希はバタバタと暴れ逃れようとするが…

 

 

アリサ「ほらはっきりしなさい!!」

 

 

すずか「あの、アリサちゃん?それじゃ優希君喋れないと思うけど」

 

 

アリサ「…そうね」

 

 

アリサはすずかの注意を受け両手を離した。

 

 

アリサ「それで優希どっちなの?」

 

 

優希「…嫌いじゃないけど」

 

 

アリサ「なら…」

 

 

優希「でも僕には使命がある」

 

 

フェイト「使命?」

 

 

優希「復讐」

 

 

すずか「復讐…?」

 

 

フェイト「でも優希…」

 

 

優希「復讐なんて駄目って言いたい?」

 

 

フェイト「うん…」

 

 

優希「でも僕には大切な人達だった。それにあの闇を放ってはおけない」

 

 

はやて「ならウチらにも手伝わせてくれへん?あの闇を外に出したのはウチらやし」

 

 

優希「……」フルフル

 

 

シグナム「それは何故だ?」

 

 

リナ「じゃあ逆に聞くけど、みんなはあの闘いを見て勝てる見込みある?」

 

 

ヴィータ「それはアタシ達が弱いって言いたいのか!?」

 

 

リナ「はっきり言うとそうだよ」

 

 

リィンⅡ「今の皆さんでは無理です」

 

 

シャマル「でも皆で力を合わせれば…」

 

 

優希「それでも無理、僕達の方で闇の力を計測したけど少なく見積もってもSSクラスが数人必要」

 

 

リンディ「…そんなに巨大な闇なの!?」

 

 

優希「何十…何百の年数のなかで人の闇を喰らい続けてきた結果」

 

 

はやて「うちはそんな闇を放ってしまったんか…」

 

 

リィンⅠ「主…すみません」

 

 

はやて「リィンフォースは悪かない!!決めたのはうちや!!」

 

 

はやてがそう言うと…

 

 

優希「二人は悪くない、あれがベスト」

 

 

はやて「せやけどそのせいで優希君や他の人にも迷惑を…」

 

 

優希「それはいい、それに僕達が倒せば問題は解決」

 

 

リィンⅠ「しかし倒せるのか?」

 

 

優希「今から作戦を立てる。だから任せて」

 

 

優希は強い眼差しで答えた。

 

 

 

優希「じゃあ帰る」

 

 

ガシッ

 

 

優希「?」

 

 

優希は腕を捕まえられたのでその捕まえてる手を見ると…

 

 

アリサ「優希君、家にきなさい」

 

 

優希「……」フルフル

 

 

アリサ「家なら広いからあんた達が来ても問題ないわよ」

 

 

優希「いつ襲われるかわからない…」

 

 

アリサ「そんなの何処にいても一緒でしょ?なら体調が整えやすい場所にいるのが一番でしょ、違う?」

 

 

優希「……」

 

 

フェイト「優希が言い負かされた…」

 

 

アリサ「どうなの?」

 

 

優希「降参」

 

 

優希は両手を上げてアリサの案に従う事にした。

 

 

優希「でもその前に…」

 

 

優希はそう言うと指令室を出ていった。

 

 

フェイト「優希?」

 

 

フェイト達も優希の後を追っていった。

 

 

医務室

 

 

なのは「……」

 

 

 

優希「……」

 

 

優希は医務室に来ると、なのはの横に立ち…

 

 

優希「ん…」

 

 

なのはの手を握り魔力を供給した。

 

 

フェイト「優希?何をしたの?」

 

 

優希「魔力が少なくなっていたから補給した」

 

 

アルフ「そんな事してアンタは平気なのかい?」

 

 

優希「問題ない、すこしたてばなのはさんも目覚める」

 

 

フェイト「ねぇ優希?なんでお姉ちゃんって呼ばないの?」

 

 

優希「言ったはず、僕の魔法で記憶に植え付けられたって。だから僕達は他人だよ」

 

 

フェイト「でも…」

 

 

優希「僕の家族はもういない…元の世界も消滅した…それに…」

 

 

フェイト「それに?」

 

 

優希「闇を消したら僕達はこの世界から去る」

 

 

フェイト「どうして!?」

 

 

優希「僕はこの世界にいるべき存在じゃないから」

 

 

フェイト「そんな事ない!!」

 

 

優希「考えてみて、あの闇を倒したら次に驚異になるものを」

 

 

シグナム「そう言う事か…」

 

 

はやて「どういうことなん、シグナム?」

 

 

ヴィータ「あの闇を消したら優希が次に危険な存在になる。しかも誰も手出しが出来ない存在」

 

 

はやて「優希がそんな事するわけ…」

 

 

シャマル「私達が言っても周りが納得しないと思います…」

 

 

ザフィーラ「全てわかっていたのか?」

 

 

優希「途中から」

 

 

リィンⅠ「執務官、どうにか出来ないか?」

 

 

クロノ「少数なら可能だが今回の事件では市街地まで影響が出ている…隠すのは難しい」

 

 

優希「とにかく闇が出てきたら僕達が相手するから無闇に関わらないでね…」

 

 

優希はアリサとすずかの手をとり…

 

 

優希「じゃあね」

 

 

転移して消えた。

 

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