魔法少女リリカルなのは  無限のストーリー   作:高町 優希

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第93話

山中

 

 

優希「何でついてきたの?」

 

 

なのは「家族だもん」

 

 

フェイト「ほっとけないから」

 

 

優希「僕達はこれから旅支度するから…」

 

 

優希が歩き出すと…

 

 

なのは「ユウ、私も連れていって!」

 

 

コテン

 

 

なのはの発言に優希は思わず転んだ。

 

 

優希「何を言っているの?家族はどうするの?」

 

 

なのは「優希1人じゃ心配だもん」

 

 

フェイト「なら私も行く!」

 

 

優希「二人ともわかっているの?僕達はこれから管理局に追われる事になるんだよ?一生逃げ続けるんだよ?」

 

 

フェイト「わかってる、私は優希だけを行かせたくない…だから付いていく」

 

 

なのは「ねぇユウ?私たちも連れていって?私たちもユウともっと一緒にいたいんだ」

 

 

優希「家族はどうするの?」

 

 

なのは「説得するよ?ダメだったら家出しちゃうもん♪」

 

 

フェイト「アルフもきっと一緒に行くよ♪」

 

 

優希「一生戻ってこれないんだよ!?」

 

 

なのは「わかってるよ」

 

 

優希「なら…」

 

 

なのは「それでも…」

 

 

フェイト「私たち…」

 

 

なのは、フェイト「ユウ(優希)と一緒にいたいんだよ」

 

 

優希「……明日の夕方」

 

 

なのは「え?」

 

 

優希「明日の夕方には出発する」

 

 

なのは「うん!わかった!!」

 

 

なのはは急いで自宅に戻った。

 

 

フェイト「私たちはどうする?」

 

 

優希「アリサさんの所に戻る」

 

 

フェイト「じゃあ私も行くよ」

 

 

優希達も一度戻っていった。

 

 

 

 

 

 

アリサ「何でアンタはそうやって勝手に大事な事を決めるのかしらね~!?」

 

 

ギュ~

 

 

優希「~~!?!?」

 

 

優希が戻るとアリサに説明したが逆に叱られる事になった。

 

 

すずか「本当だよ!!何で勝手に決めちゃうの!!」

 

 

今回に限ってはすずかの怒りにも触れたらしい。

 

 

優希「……」スリスリ

 

 

優希が頬をさすっていると…

 

 

アリサ「それで?いつ出発するの?」

 

 

優希「明日の夕方」

 

 

スパン!!スパン!!

 

 

優希「~~!?」

 

 

今回はすずかにまで叩かれた。

 

 

すずか「優希君、少しは周りの事考えてる!?」

 

 

優希「……」

 

 

すずか「私たちの事も考えてくれてる!?」

 

 

優希「…ごめんなさい」

 

 

普段怒らない人間が怒るとかなり怖い…

 

 

アリサ「それでここに残る事は出来ないわけ?」

 

 

優希「管理局も馬鹿じゃないし、僕がここに残ればアリサさんを使ってでも僕を捕まえにくる」

 

 

アリサ「私?」

 

 

優希「例えば人質」

 

 

すずか「そんな事…」

 

 

優希「しないと言い切れない」

 

 

アリサ「わかったわ」

 

 

すずか「アリサちゃん?」

 

 

アリサ「いくら私たちが言ってももう決めてるんでしょ?」

 

 

優希「僕達が長くここに留まればアリサさん達も捕まえられる可能性がある」

 

 

アリサ「出発する前にちゃんと会いに来なさい、いい?」

 

 

優希「……」コク

 

 

アリサ「すずか、行くわよ」

 

 

すずか「ちょっとアリサちゃん!?」

 

 

 

アリサはすずかの手を取り部屋を出た。

 

 

アリサ「すずか」

 

 

すずか「なに?」

 

 

アリサ「アンタはどうするの?」

 

 

すずか「アリサちゃんまさか…」

 

 

アリサ「付いていくつもりよ」

 

 

すずか「本気!?」

 

 

アリサ「ええ、私には優希を放って置くなんて出来ない」

 

 

すずか「でも…」

 

 

アリサ「わかっているわよ、家族と会えなくなるのは辛いわ」

 

 

すずか「うん…」

 

 

アリサ「私の中では優希が一番になっているのよ」

 

 

すずか「アリサちゃん…」

 

 

アリサ「私も準備してくるわ」

 

 

アリサも自分の部屋に戻っていった。

 

 

すずか「……」

 

 

すずかも1人自宅に戻っていった。

 

 

士郎「自分が何を言っているのかわかっているのか!?」

 

 

なのは「うん…」

 

 

恭也「ダメに決まっているだろ!!」

 

 

なのは「でもユウを放って置くなんて出来ないもん!!」

 

 

なのはは家に着くと家族へ説得を始めた。

 

 

士郎「だが優希と私達は…」

 

 

なのは「今は私がユウのお姉ちゃんだもん!!」

 

 

恭也「それでもダメだ!!一生戻ってこれないだぞ!?」

 

 

なのは「じゃあお兄ちゃんはユウだけに辛い思いをさせて、私たちは幸せに暮らせればそれでいいの!?」

 

 

恭也「それは…」

 

 

士郎「しかしな…」

 

 

桃子「…行って来なさい、なのは」

 

 

恭也「母さん!?」

 

 

なのは「お母さん!!」

 

 

桃子「優希を守りたいんでしょ?」

 

 

恭也「母さん!?何を…」

 

 

桃子「恭也、なのはがここまで自分で決意したのよ?なら私達もなのはの為に後押ししてあげましょう」

 

 

士郎「だが…」

 

 

桃子「士郎さん…」

 

 

士郎「…わかった」

 

 

恭也「父さんまで!?」

 

 

美由紀「反対しているの恭ちゃんだけだよ?」

 

 

恭也「美由紀まで!?」

 

 

美由紀「恭ちゃんが心配するのもわかるけど、なのはがここまでワガママを言うの初めてなんだよ?だったら最初で最後のワガママを聞いてあげようよ?」

 

 

恭也「だが…」

 

 

桃子「なのは、お兄ちゃんは私達が説得するから準備をしてきなさい」

 

 

なのは「ありがとう、お母さん!!」

 

 

なのははそのまま部屋に向かった。

 

 

恭也「なのは!?」

 

 

桃子「恭也、行かせてあげなさい」

 

 

恭也「母さん!!」

 

 

桃子「あの子が選んだ答なんだから行かせてあげましょう」

 

 

恭也「……」

 

 

桃子「恭也」

 

 

恭也「わかった…」

 

 

恭也も最後まで粘ったがついに折れた。

 

 

優希「……」カタカタカタカタ

 

 

リィンⅡ「優希ちゃん?何してるです?」

 

 

優希「どうしてキャリー達だけ戻ってこれたのか調べてる」

 

 

リィンⅡ「わかったですか!?」

 

 

優希「僕にも解析出来ない。データの損傷が激しい」

 

 

優希はキャリーペンギン達が戻れた理由を探していたがデータの損傷で解析は出来なかった。

 

 

優希「姉さん達を助けられると思ったんだけどね」

 

 

リィンⅡ「優希ちゃん…」

 

 

優希「無理な事は仕方ない」

 

 

優希はパソコンの操作をやめて荷造りを始めた。

 

 

優希「……」

 

 

リィンⅡ「優希ちゃん後悔しているですか?」

 

 

優希が荷物を纏めているとリィンが心配そうに声をかけてきた。

 

 

優希「…なにに?」

 

 

リィンⅡ「なのはちゃん達を連れて行く事ですよ」

 

 

優希「……少しだけね」

 

 

リィンⅡ「今ならまだ間に合うですよ?」

 

 

優希「ううん…それをしたら二人の決意を無駄にする事になるから」

 

 

リィンⅡ「そうですね」

 

 

優希「リィンはどうする?」

 

 

リィンⅡ「なにがです?」

 

 

優希「ここに留まれば、はやてさんと一緒にいる事ができるよ?」

 

 

リィンⅡ「何を言っているですか!?今のリィンのマスターは優希ちゃんなんですよ!!」

 

 

優希「そうだね…一緒に来てくれる?」

 

 

リィンⅡ「はいです!ずっと一緒にいるですよ!!」

 

 

 

 

 

優希「…本気?」

 

 

アリサ「当然、冗談でここまでしないわよ」

 

 

出発の時間になるとアリサがキャリーバックを持って現れた。

 

 

アリサ「アタシが自分で決めたの。それに両親も説得してあるわよ」

 

 

優希「でも…」

 

 

アリサ「優希が何と言っても私は付いていくわよ」

 

 

優希「…覚悟は?」

 

 

アリサ「あるわよ」

 

 

優希「…わかった」

 

 

なのは「ユウ~!!」

 

 

アリサの次になのはが現れた。

 

 

優希「準備は?」

 

 

なのは「大丈夫!ってアリサちゃん?その荷物…」

 

 

アリサ「私も行く事にしたから」

 

 

なのは「ええ~!?」

 

 

なのはが驚いていると…

 

 

フェイト「お待たせ優希」

 

 

フェイトとアルフも来た。

 

 

アルフ「アタシらが最後かい?」

 

 

優希「……」コク

 

 

ルネ「マスター、そろそろ時間です」

 

 

優希「…わかった」

 

 

トン

 

 

優希がⅠかⅩⅡまで書かれた丸い魔方陣を展開した。

 

 

優希「準備はいい?」

 

 

優希が皆に確認すると…

 

 

すずか「待って!!」

 

 

すずかが魔方陣の中に飛び込んできた。

 

 

なのは「すずかちゃん!?」

 

 

なのは達が驚いている間に魔法が発動してしまい、その場から優希達は姿を消した。

 

 

 

時空間

 

 

優希「……何で?」

 

 

すずか「私も連れていって!」

 

 

優希「もう魔法が発動しているから戻るのは無理」

 

 

なのは「すずかちゃんまで…」

 

 

すずか「私も優希君と離れたくなかったから」

 

 

アリサ「やっぱり来たわね」

 

 

すずか「悩んだけどね」

 

 

優希「みんないいんだね?」

 

 

なのは「うん♪」

 

 

フェイト「行こう♪」

 

 

アリサ「覚悟は出来てるわ♪」

 

 

すずか「優希君と一緒に行くよ♪」

 

 

優希「わかった…行くよ」

 

 

優希達は時空間の中に消えていった。

 

 

 

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