いつかの明日へ、【ヒーロー】は助け合いでしょ   作:しょくんだよ

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散らばりと怪人と絶望





※調子がフルスロットル!沢山見ていただき
ありがとうございます!また評価も増えて
やる気満々です!!



No.15未知との戦闘

 

「うわぁっ!?っとと!!」

 

黒い渦に飲み込まれたオーズは視界が白くなると同時に宙に浮いた状態、そこから落下し、上手く着地する。

 

「何が起きたんだ‥!?‥あつっ‥!?」

 

オーズは周りが暑い事に気付き辺りを見渡す。

そこは建物や地形その物が放火しており、

辺りは一面火災に包まれてる〝火災ゾーン〟。

どうやらオーズはあのモヤの男の

〝個性〟でここまで飛ばされたらしい。

 

「っ!皆んなは‥!早く合流しないと‥!」

 

「させねえ!死ねよ!!」

 

「っ!?」

 

恐らく散り散りになったと考えオーズは動こうとする直後、

背後から刃物を持った(ヴィラン)が襲い掛かってくる。

反応に遅れたオーズは何とかガードしようとしたその時。

 

「はぁっ!」

 

「ぐえっ!?」

 

「っ!尾白君!!」

 

()()背後から大きな尻尾を(ヴィラン)

叩きつけ、顔面を地面へと直撃させる。

 

「よかった!火野は無事だったんだな!」

 

「うん!他の皆んなは!?」

 

「いや、恐らくこの地帯は俺とお前だけだと思う。

そしてこの(ヴィラン)達のおまけ付きだ。」

 

尾白は言うと、辺りの建物からぞろぞろと隠れていた

(ヴィラン)が現れる。

 

「‥!広場の(ヴィラン)だけじゃなかったのか‥!」

 

「恐らくモヤの男の〝個性〟でバラバラにして

先に潜伏させていた(ヴィラン)

俺たち生徒を殺すつもりだろう。

やり方が汚い連中だ。」

 

背中合わせとなったオーズと尾白は

(ヴィラン)に囲まれて状況を把握していく。

 

「とにかく、こいつら早く倒して皆んなと早く合流しよう!

行くよ、尾白君!」

 

「あぁ!」

 

やる事は変わらない。今すべきことは一つ。

オーズと尾白は駆け出し、(ヴィラン)に向け

突っ込んで行った。

 

 

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★☆

 

ー 広場にて ー

 

「皆は!? いるか!?確認できるか!?」

 

「散り散りにはなっているがこの施設内にいる。」

 

残った飯田は飛ばされた生徒等の安否を確認すると

障子は個性を使って音が聞こえたのかそう伝える。

 

「物理攻撃無効でワープって…!!

最悪の〝個性〟だぜおい‥‥!」

 

モヤの男から距離を取った七人のうち瀬呂はそう言う。

バラバラにされる前にオーズ、爆豪、切島の三人が

攻撃したのに効いていなかったのを確認したので

攻撃が効かないと判断したのだろう。

その時、13号は飯田に発言する。

 

 

「‥委員長!」

 

「は!!」

 

「君に託します。学校まで駆けてこのことを

伝えてください。警報が鳴らず、そして電話も

圏外になっていました。警報機は赤外線式‥、

先輩‥‥イレイザーヘッドが下で〝個性〟を

消して回っているにも拘わらず無作動なのは‥

恐らくそれらを妨害可能な〝個性(もの)〟がいて‥

即座に隠したのでしょう。とすると

それを見つけ出すより君が駆けた方が早い!」

 

「しかしクラスを置いてくなど委員長の風上にも‥。」

 

クラスのまとめ役として自身のプライドもあるのか

13号の説得に飯田は拒む。

 

「行けって非常口!!外に出れば警報がある!

だからこいつらはこん中だけで事を

起こしてんだろう!?」

 

「外にさえ出られりゃ追っちゃこれねえよ!!

お前の脚でモヤを振り切れ!!」

 

「救う為に〝個性〟を使って下さい!!」

 

「食堂の時みたく、サポートなら私超出来るから!

する!!から!!お願いね、委員長!!」

 

砂藤、瀬呂、13号、麗日と続き、後押しされた飯田は

覚悟を決めて大きく頷く。

すると、モヤの男は()()()()する仕草をする。

 

「他に手段がないとはいえ

敵前で策を語る阿呆がいますかね。

まあ、その策は不可能ですよ。」

 

「そうなる訳にならない様、

教師(プロヒーロー)の私がいるんでしょうが!!」

 

13号はそう言って〝個性〟で吸い込もうとする。

が、モヤの男は距離を取ると、その黒い渦から

何かを()()()()

 

「では、貴方の相手は私で

()()()()()()()()()で彼らを

足止めしてもらいましょうか。」

 

「ウゥウウウ‥!!」

 

「な、何だあれ‥!?」

 

「気持ち悪っ‥!」

 

落ちたのは人の形をした()だった。

呻き声を上げ、砂藤は驚き、芦戸はその悍ましい姿に

引いていた。

 

「見た目は弱そうですが、甘く見ない方がいいですよ。」

 

「っ!()()()って事は人間じゃないんですね!

なら僕のブラックホールで」

「させませんよ。」

 

13号は包帯生物をブラックホールで吸い込もうとするが、

黒いモヤの男が背後へ回り込んでそう言った。

 

「ウゥ‥!!ウッ!!」

 

「っ!?様子がおかしいぞ‥!」

 

生徒等の前に立っていた包帯生物は疼くまる。

その様子を障子は戸惑い、他の五人も警戒する。

そして、その包帯生物の身体が()()()()()

そして()()するかの様に別の姿へと変わっていた。

 

「‥始まりましたか。」

 

「っ!!何ですかアレ‥‥!」

 

それを見たモヤの男はニヤリと笑い、13号は驚愕する。

その姿は色鮮やかな羽を広げる〝蝶々〟の様な怪人へと

変貌を変えた。

 

「‥‥ユウエイ、ツブス。」

 

「っ!こいつ!何か変!」

 

「注意しろ!何か仕掛けてくるぞ!」

 

麗日、障子と叫び、構える。

その蝶々の怪人は羽を広げ羽ばたく仕草を見せると

勢いよく生徒等に突っ込んで行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★☆

 

ー 火災ゾーン ー

 

 

 

「うわぁっ!?」

 

「っ!尾白君!」

 

火災ゾーンで(ヴィラン)と戦闘を始めた

オーズと尾白。何分か時が過ぎた頃、

尾白は敵の攻撃により腕を斬りつけられ、

オーズは尾白を受け止め地面に置き、 

その敵へ今までにないくらい強く警戒する。

次の敵の言葉がそれを表していたからだ。

 

 

「ヒノエイジ‥!〝コアメダル〟を渡せ!」

 

 

「いきなり黒い渦から現れて襲ってくるだけなら

分かるけど、こいつ‥!何でメダルの事を‥!」

 

「気を付けろ!他の(ヴィラン)より強いぞそいつ!」

 

腕を抑えながら尾白は立ち上がる。

荒方(ヴィラン)を撃退し、火災ゾーンから

出ようとした途端、モヤの男の差金か

新手の(ヴィラン)が渦から出現した。

この敵も包帯の生き物だったが急に変貌し、

今は両手に()の様な刃物が出た

蟷螂状の怪物へと姿を変えたのだ。

しかもオーズの名を口にし、

メダルを渡せと要求してくる。

 

「お前何者だ!何で俺の事こと知ってるんだ!?」

 

「スベテハ、〝オウ〟ノタメ‥!キエッ!!」

 

「っ!?」

 

オーズは問い掛けると蟷螂の怪人はそう言い

切り掛かってくる。オーズは虎の胴体を能力解放し、

〝トラクロー〟を出し、その鎌を受け止める。

 

「キェアア!!」

 

「っ!うわぁっ!」

 

「火野っ!!?」

 

その俊敏な動きにオーズは切り裂かれ、火花を散らし

地面へと転がる。尾白はオーズへ駆け寄り

その前に立つと尻尾を前に出し構える。

 

「大丈夫か火野!」

 

「大丈夫‥!それより尾白君は‥!?」

 

「擦り傷さ、思ったより深くない‥!」

 

尾白はそう言いつつも腕を押さえる手は変わらない。

尾白を下手に前へ出せばあの鎌で最悪重症を負いかねない。

そう思ったオーズは一枚のメダルを取り出し立ち上がる。

 

「尾白君、ここは俺に任せて。」

 

「二人の方がいいに決まってる!」

 

「大丈夫!それに尾白君の尻尾は強力だけど、

あの得体の知れない怪物の動きは素早い。

()()()()な個性より、手数多い

俺がそれを上回せる!」

 

「(つまり、普通って事!!?)」

ガーン‥!

 

オーズの言葉にショックを受ける尾白は「わかった。」と

落ち込みながら了承し、距離を取ると、

オーズはトラのコアメダルを抜き取り、

カマキリのコアメダルを真ん中のスロットへ嵌め込む。

 

「コアメダルヲワタセ!」

 

「やだね!お前が蟷螂ならこっちもカマキリだ!!」

 

そう言い放ち、オーズはオースキャナーを取り出し、

オーズドライバーへとスキャンした。

 

 

 

タカ!

 

カマキリ!

 

バッタ!

 

 

 

 

「はっ!はぁっ!!」

 

「ッ!グワァ!?」

 

オーズは〝タカキリバ〟となり、相手の鎌を去なすと

すかさず腕のカマキリソードを怪人に斬りつける。

 

「よしっ!効いてる!」

 

「ゥウ‥!コアメダル‥ワタセ‥!!」

 

切り傷を押さえながら怪人はそう言う。

尾白はその傷口を見ると血は全く出てない事に気付き、

しかもそれは徐々に塞がっている事に気付く。

 

「火野っ!そいつ多分〝人間〟じゃない!」

 

「えっ、そうなの!?」

 

「あぁ!だから思いきりやっていいと思う!」

 

「もし人間だったら!?」

 

「その時は!‥‥。」

 

「ちょっ!何か言ってよ!?」

 

黙り込む尾白にオーズは気を取られ、

怪人に攻撃を許してしまい、また地面を転がる。

 

「あぁ〜もう!信じるよ尾白君!」

 

オーズはそう言いながら立ち上がり、

脚部へと力を入れる。そして跳躍し、両腕を大きく広げる。

 

「はぁあ‥‥!!せいやぁっ!!」

 

「グッ!?グアアアア!!!」

 

両腕のカマキリソードで斬りつけられ怪人は悶え、

そして爆散した。普通爆発する人間はまずいないので

驚きながらも何処かホッとするオーズ。

すると、爆散した勢いで一枚の銀色のメダルが

転がり足元へと当たる。

 

「ん‥‥?これ‥メダル‥?でも色が違う‥。」

 

「火野!やったな!」

 

「う、うん。とりあえずは‥。」

 

駆け寄る尾白にオーズは答えながら

拾った銀色のメダルをしまい込む。

ふと、オーズは何か感じたのか広場の方角の空を見上げる。

 

「どうした火野?」

 

「‥‥何か、強い気配みたいなの感じる。」

 

オーズの頭部〝タカヘッド〟のクリスタル状の額

〝オークォーツ〟と呼ばれる器官は

十キロメートルの四方にいる敵の気配を感知することが

出来る超感覚センサー。それを使い何か感じとったのか

オーズは脚部に力を入れ尾白に言う。

 

「ごめん尾白君!先に広場に行ってくる!」

 

「あっ!?火野っ!!」

 

呼び止めようとする尾白だが既に跳躍した後で

尾白はその後ろ姿をただ見送っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

「13号、災害救助で活躍するヒーロー。やはり‥。」

 

「「「先生ー!!!!」」」

 

「戦闘経験は一般ヒーローに比べ半歩劣る。

自分で自分をチリにしてしまった。」

 

生徒は叫ぶ。

黒いモヤは13号の正面、背後にワープゲートを作ると

ブラックホールを発動した瞬間後ろから自身の

ブラックホールに吸われ、13号の背中は飲み込まれ

チリとなってしまっていた。

 

「くそぉっ!!()()()が邪魔で

飯田を外に出せねえ!」

 

「こんの‥!!すばしっこいなぁ!」

 

「フハハハハ!!」

 

心配する余地も無く、六人の生徒は飛び交う蝶々の怪人に

苦戦を強いられていた。

瀬呂はテープを出し捕らえようとするが紙一重で

交わされ、尚且つ低空飛行をして攻撃してくる為

出口に向かおうにも邪魔をされてしまう飯田。

麗日も奮闘し、何とか掴もうとするが避けられて

苛立ちを見せる。

 

「なかなかどして。随分と使える〝ヤミー〟ですね。」

 

モヤの男は倒れる13号の側にいながら

その光景を見ては感心していた。

 

そして、中央のセントラル広場も。

 

 

「ぐぉおっ!!」

 

ベキッ!とへし折られる様な音が響き渡る。

黒い怪物にのし掛かられ、左腕を簡単に折られていた。

痛みで激痛が走り悶えるのは相澤だ。

 

「対平和の象徴、改人〝脳無〟。

〝個性〟を消せる、素敵だけどなんてことは無いね。

圧倒的な力の前ではつまりただの〝無個性〟だもの。」

 

先程まで奮闘していたあの相澤が脳無によって

押さえられていた。それを眺める手の男は

見下しては不吉な笑みを浮かべる。

脳無は続いて右腕を掴むと長ネギの様に簡単に

握りつぶし、へし折る。

 

「〜〜〜っ!!!」

 

声にならない叫びを上げる相澤。

そして今度はその頭の髪を掴むと、

思いきり地面へと叩きつける。

 

「みみ緑谷‥!!ダメだ‥‥!これじゃ動けねえよ‥!

流石に考え改めただろ‥‥!!?」

 

「ケロ‥!!」

 

「ーーーっ!」

 

一方で、水難ゾーンへと飛ばされていた

峰田、蛙吹、緑谷は先に苦難を打破し、

セントラル広場へとやってきていたが

加勢をしようにも脳無の力が圧倒的過ぎて、

怯え、恐怖で動けなくなっていた。

救援も呼べず、救いの手の相澤をもやられてしまい、

この場の状況は最悪だった。

その連鎖は、まだ止まらなかった。

 

「〝死柄木弔〟。」

 

「‥?〝黒霧〟。13号とガキ共は始末したのか?」

 

「行動不能にし、生徒等は〝ヤミー〟が

足止めしてくれています。」

 

「は?‥じゃあ何でここにいるんだよ?」

 

「連絡が入りました。〝予定のヤミー〟は生成出来たので、

こちらに向かうとの事です。」

 

モヤの男〝黒霧〟は言うと笑いながら手の男、

〝死柄木〟は口を動かす。

 

「そうか‥!ははっ‥、()()()()()。」

 

「はい。」

 

黒霧は頷くと黒い渦を広げワープゲートを作り出す。

次の瞬間、この場にいた緑谷達は予想などしていなかった

驚く出来事が待ち受けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「遅いぞ‥『脇真音』。」

 

 

「いやあ!ごめんごめん。色々ポーズ考えてたけど

時間掛かってしっくりこなかったから

()()して来ちゃった。」

 

 

 

黒い渦から現れた者に対して、驚愕、そして困惑。

それを見た峰田は目を大きく見開いて言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「嘘‥だろ‥‥!?何で‥‥!!

何で  ()()() が(ヴィラン)側に

いるんだよぉおお!!?」

 

 

 

 

 

その者、仮面ライダーオーズが闇から姿を現した。

 




「私がキタァ!!」

「オ、オールマイト!?どうしたんですか急に!?」

「やあ火野少年!あまり出番がないから
ここで出させてもらったよ!
この回から始まる新規格の次回予告だから
平和の象徴が来たら喜ぶだろ!」

「そ、そうですね!そんな事より大変何です!
今USJがとんでもないことになってるんですよ!」

「何!?どうしたんだ!」

「ええっと!‥諸々の事情で言えないんですが
とにかく大変なんです!」

「わ、わかった!何が大変か分からんが
平和の象徴が必ず何とか‥すると思う。」

「疑問系!?」

次回No. 16最強コンボ

更に向こうへ!Plus Ultra!!
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