いつかの明日へ、【ヒーロー】は助け合いでしょ 作:しょくんだよ
「ここがUSJかぁ〜!
本当アトラクションパークみたいなとこだね!」
「うるさい〝脇真音〟。イレイザーヘッドは
脳無が押さえてるからお前はガキ共を始末してこい。」
「‥命令しないで、私は私なりに動くって言ったでしょ?」
「‥‥はぁ。お前〝崩す〟よ?」
「落ち着いて下さい死柄木弔、それに
彼女の〝ヤミー〟のお陰で足止めに
成功していることには変わりありません。
戦力は揃いました。ここにいる教師と生徒を制圧した後、
散らばっている生徒達を殺し、オールマイトを呼び出し、
奴を殺すのが我々の使命。
私は出口にいる残りの生徒達を始末してきます。
ここは頼みましたよ二人共。」
「‥わかったよ。」
「はぁ〜い。」
揉める死柄木と脇真音を宥める黒霧はそう言って
ワープを使い姿を眩ました。
「(な、何で
喋り方的にどうやら女性っぽいし
火野君ではない事は確かだ!でも、となると
あの個性は一体何なんだ?
同じ個性が二つもあるって事か‥?
訳が分からない!頭の中が色々混ざってごちゃごちゃだ!
とにかくどうする‥!?
相澤先生はもう戦える状態じゃない‥!
さっき黒いモヤの男が言っていた〝ヤミー〟って奴
他の場所にもいるのか!?僕らは
他の場所にもいたとしたら皆んなが危ない!
あのオーズも火野君みたいな強い個性だったら
僕らじゃ勝ち目がない!ただでさえ化け物だけでも
厳しい状況なのに!この場をどう切り抜ける!?くそっ!)」
緑谷は必死に考える。
水難ゾーンで派手にやったのか
緑谷の指は
脳無とやらがオールマイト並みの力の持ち主で 相澤はやられあの死柄木と言う男は
触れた相手を
イレイザーヘッドの右肘が崩れていた。
触れただけでも危険な
おまけと言わんばかりにオーズの個性をもった女の子。
まさに絶体絶命の状態だ。
「‥とりあえずまあ。」
死柄木はゆっくりと立ち上がると
その目線は
「まずはこいつらから消すか‥!!!」
一瞬だった。物凄い速さで死柄木は緑谷達の前へと移動し、
右手を蛙吹の顔へと出す。
一瞬の出来事で緑谷の脳内には死柄木の触れた手で
イレイザーヘッドの肘が崩れた事を思い出す。
蛙吹の顔に触れ、やばい。そう思った瞬間だった。
「‥‥。本当にかっこいいぜ。
イレイザーヘッド。」
「‥‥‥!!」
蛙吹の顔に触れた死柄木だが〝個性〟が発動せず
死柄木は後ろを振り返ると、脳無に頭を
押さえられていても、イレイザーヘッドは意識朦朧する中、
死柄木を〝個性〟を使い、睨んでいた。
だが脳無にまた顔面を地面へと叩きつけられる。
「(ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ
ヤバイヤバイ!!!さっきの敵とは明らかに違う!
考える暇ない!蛙吹さん!救けて!逃げ‥!)」
緑谷は躊躇なくただ救ける思いを胸に
死柄木に拳を突き出そうとする。
「手ェ!離せぇ!!」
「脳無。」
「SMASH!!!」
緑谷は渾身の一撃を死柄木に打ちかます。
腕なんか気にしてられない状態、その考えの為か
緑谷の腕は赤く腫れず、全く折れていなかった。
「え。」
だが、その攻撃は死柄木に当たっていない。
そこにいたのは脳無だからだ。
そして緑谷は脳内でふと思い出していた。
蛙吹が言っていた殺せる手段があるから
連中はこんな無茶をしたんじゃないかと。
緑谷の個性、オールマイト並みの力を出したはずなのに
脳無はダメージは愚かピクリとも動じていなかったのだ。
「いい動きするなぁ‥。スマッシュって
オールマイトのフォロワーかい‥?
まあいいや君‥。」
「あ〜あ、これヒーロー側の
ゲームオーバーってやつだね。」
緑谷は離れようとするが脳無に腕を掴まれる。
それを見た蛙吹は緑谷を助けようと舌を伸ばす。
だが、死柄木はもう一度蛙吹に触れようとする。
峰田も助けようとするが蛙吹に頭を押さえられ
身動きが取れない状態。
そして、オーズの女の子はそれを眺め呟く。
何もかもが手遅れ。そう思っていた瞬間だった。
スキャニングチャージ!!
「せいやぁあああっ!!!」
「っ!?」
「おや?」
上空から声が聞こえ、死柄木、脇真音オーズは上空を見上げる。だが、既に落下してくる直後だったので、
脳無を呼ぶ暇もなく、死柄木と脇真音オーズは
距離を取り、上空から来たオーズは野無へと
タトバキックを食らわせた。
「だっ!?うわぁ!」
「ケロッ!緑谷ちゃん!峰田ちゃん!」
衝撃で吹き飛ばされた緑谷と峰田を一緒に飛ばされる
蛙吹は舌を伸ばし、二人を巻き取り、
水面の方へと着地する。
三人は直ぐに広場の方を見ると、
そこにはいた。
「っ!ひ、火野ぉおおお!!」
「火野君っ!」
「ケロォ!」
「ごめん!遅くなった‥!」
火野こと、タトバコンボのオーズが参上した。
タトバキックを受けたはずなのに、少し飛ばされた程度で
脳無はゆっくりと体制を直し、オーズを見遣る。
「嘘だろ‥!渾身の一撃だったのに‥‥!!」
瞬間、オーズは止まる。
その後ろが砂埃で見えなかったが、こちらにやってくる
敵オーズを見たからだ。
「やっほー。初めまして‥でもない‥かな。
火野映司君。」
「う、嘘‥‥だろ‥‥!?何で‥!?」
無理もない。自分の個性だと思っていたオーズが
目の前にいる。映司の声を聞いた敵オーズは
ケラケラと笑い出す。
「やっぱり思った通りの反応だよ死柄木君!
賭けは私の勝ちね!晩飯奢ってよ?」
「ウザい。そんな賭けしてない。
ほら、
「ノリが悪いなぁ。まあ、
そのつもりだったからいいけどね。」
「脳無、お前も加勢してやれ。」
死柄木とやり取りを終え、敵オーズは構える。
そして脳無もオーズを睨み、両手を広げる。
敵のオーズを目の当たりにしてパニックになってしまう
オーズだが、その付近に倒れてる
ボロボロの相澤を見つけ、目を見開いていた。
恐らくどちらかにやられたのだろう。と思い
オーズは首を振り、何か決心したのか
同じ系統の色をした緑のコアメダルを二枚取り出す。
「考える時間はない‥!!俺の身体がどうなろうと、
絶対に救ける!!」
「っ!火野君!」
オーズはタカとトラのメダルをドライバーから抜き取り、
〝クワガタ〟、〝カマキリ〟のコアメダルを
オーズドライバーに嵌め込むと、緑色にメダルが発光する。
今の言葉に不安を抱いた緑谷は声を掛けるが
彼の意識は
「うわっ。マジで?そのメダル‥!」
「っ?脳無ッ!!」
敵のオーズは何か感じたのか焦る素振りを見せ、
それを聞いた死柄木は脳無に指示を出し
脳無は地面を蹴り、オーズに突っ込んで行く。
が、オーズはオースキャナーを取り出し、
オーズドライバーへとスキャンした。
クワガタ!
カマキリ!
バッタ!
ガ〜タ!ガタガタ・キリッバ・ガタキリバ!
変身する際に飛び出るオーメダルの形をした
エネルギー状の輪っかに脳無は当たると
弾かれるかの様に飛ばされる。
聞いたことのない音声が鳴り響き、
オーズの身体は全身緑色へと統一する姿へと変わる。
「す、凄い‥!全身昆虫‥!?」
「な、何だよアレぇ‥‥!」
「タトバの時と違うけど、音楽が流れたわ‥!」
その姿を見た緑谷、峰田、蛙吹は驚く。
それは
「
私持ってないよそれ!いいなぁ!!欲しい!!
てか、不味いなこれ‥!」
「おい‥、一人で盛り上がるな。何が不味いんだ?
お前と脳無が入れば問題ないだろっ‥?」
「あれは
特に厄介で
敵のオーズは何か知ってるのか戸惑い、それは伝染し
死柄木も警戒する。その時だった。
「うぉおおおおおおおおっ!!!」
「っ!?」
「うるっさっ!?」
オーズはドームに響き渡るくらいの声量で叫び、
その場にいた脳無以外の人は全員耳を塞ぐ。
すると辺りはその声量と衝撃で地面は震え、
水面は波揺られていた。
オーズ、三色の同じ系統とコアメダルが揃い、
完成するそのフォームは〝コンボ〟と言う。
そして今立っているオーズは
クワガタ、カマキリ、バッタと昆虫類系が揃った
〝ガタキリバ〟コンボだ。
「っっだぁあっ!!」
雄叫びを終え、煽れんばかりの力を去なす様に
オーズは気合を入れる。
その次の瞬間だった。
オーズの身体が〝分裂〟し、その数は五十と推定する
人数へと分裂したのだった。
「‥っ!?増えた‥!」
「っ!!」
その夥しい数に敵の二人は驚き
五十に増えたオーズは、〝意思を疎通〟して
何十体かは各事故のゾーンへと散り散りになる。
約十体は脳無へと飛びかかり、四、五体は
敵オーズ、死柄木へと飛びかかる。
流石の数に
猛攻により防戦する形となってしまう。
一気に数が減り、残りの一体のオーズは
緑谷達の元へ駆け寄る。
「大丈夫っ!?」
「え、えぇっ、火野ちゃん凄いわね‥!」
「分身かよっ!?これもう勝確じゃねえか!?」
「僕らは大丈夫‥!それより火野君は‥!?」
「
他の場所にも俺の分身に行ってもらったから大丈夫!
今は安全な場所へ!ここは俺が食い止める!
あ、その前に奴らの個性教えてくれるっ!?」
「う、うん!えっと、あの手の男は触れた相手を
壊すか崩す‥みたいな個性だと思う!
黒い大男がオールマイト並みの力と
ダメージを吸収する複数の個性持ち‥!
あのオーズは多分、火野君と同じ個性だと思う‥!
で、でも!分身した火野君達にも知らせた方が‥!」
「ありがとう!大丈夫!意思を
もう伝わったよ!」
「火野お前何でもアリか!?」
「さっ、早く出口の所へ!
無事に辿り着けたら、反撃開始だっ。」
コンボとなり分裂したオーズ、ここの三人は
もしかしたらこの窮地を何とかしてくれるかもしれない。
そう思っていた。が、現実はそう甘くはなかったのだった。
「火野君すごいね!あのガtガタkガタkあっ。」
「だ、大丈夫緑谷君っ?震えてガタガタだよ?」
「おい!三色野郎!お前の姿の名前言いにくいんだよ!
それにあの気色悪りぃ歌も気にイラねぇ!」
「なっ!ば、爆豪君そこまで言う!?」
「か、かっちゃん!それは酷いよ!
ガタキリバはそれぞれの個性が集って集結して
完成したコンボでコンボには特性があるんだって!
最大五十人まで分身してもうそれは敵をバッタバッタと」
「うっせぇわクソナード!テメェのその解説聞いてると
虫唾が走るわ!黙ってろ!!」
「!?ご、ごめん!」
「爆豪君出番少ないからって言い過ぎっ!」
「黙れ三色野郎!さっさと次回予告しやがれ!」
次回No.17反撃の英雄
更に向こうへ!Plus Ultra!!