いつかの明日へ、【ヒーロー】は助け合いでしょ   作:しょくんだよ

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乱戦と洗脳と団結



※高評価は元気の源!ありがとうございまぁあす!


No.25改めて行こう!!

ー 交渉時間の時 ー

 

 

「火野!組もっ!!」

 

「火野!俺と組もう!」

 

「火野くん!私と組もっ!」

 

 

「うわっわっ、ちょ、ちょっと皆落ち着いて!」

 

交渉が始まると同時に火野は芦戸、砂藤、葉隠と

声を掛けられ、その他のA組生徒も何人か集まり

火野へと交渉を申し込んでいた。

流石の火野もその呼びかけに驚いたのか

迫り来るA組生徒等を落ち着かせようと両手を上げ

押さえる素振りを見せる。

 

「ごめん、俺の中で組みたい人決まってるんだ!

その時空きがあったらまた声を掛けてくれる?

じゃ!俺急いでるからっ!」

 

「ちょっ!?火野ー!」

 

火野は手を合わせ謝るとそそくさにその場から逃げる様に離れる。

芦戸は叫ぶが彼は他の生徒の人混みに紛れ

姿が見えなくなっていた。

 

「ふぅ…。皆んなの気持ちは嬉しいけど、

俺はもう決めてる…。

(君のその判断力なら、きっと敵無しだっ。)」

 

追手が来ないのを確認し、火野は息を吐くと

そのお目当ての人を探し始める。

が、意外と早く見つかり、火野は駆け寄ろうとした。

その目の先にいるのは辺りから遠ざけられ

一人ポツンと目立っていた緑谷だった。

 

が。

 

 

「オーズ、俺と組まないか?」

 

緑谷に近づこうとする最中に、男性の声が背後から聞こえる。

またかと思ったのか火野は困った表情を浮かべ

謝ろうと振り返った。

 

「本当ごめん!俺組みたい人が…………!

(あれ……?何だ…!?身体が動かない…!?

てか、この人確か……普通科の……。)」

 

その瞬間、なぜか火野は死んだ目の様な瞳になり

その場で固まってしまった。

火野の意識は段々と薄れ始め、最後に呼びかけた

その人物は普通科の心操だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

『それじゃあ騎馬戦を始める前に

誰がどこにいるか軽くチェックしましょ!

コレをご覧なさい!』

 

フィールド上に生徒の騎馬達が出揃うと

ミッドナイトはそう言ってモニター画面に指を指すと

そこには騎馬のメンバーと合計ポイント数が書かれていた。

 

 

緑谷チーム

緑谷 10000000P

麗日 135P

発目15P

常闇180P

合計10000330P

 

鉄哲チーム

鉄哲165P

骨抜190P

泡瀬155P

塩崎195P

合計705P

 

爆豪チーム

爆豪205P

切島170P

瀬呂175P

芦戸120P

合計670P

 

轟チーム

轟210P

飯田185P

八百万130P

上鳴100

合計625P

 

峰田&蛙吹チーム

峰田125P

蛙吹150P

障子145P

尾白160P

合計580P

 

物間チーム

物間40P

円場105P

回原110P

黒色70P

合計325P

 

火野チーム

火野200P

心操90P

後藤10P

青山5P

合計305P

 

葉隠チーム

葉隠30P

耳郎115P

砂藤140P

合計285P

 

拳藤チーム

拳藤80P

柳85P

取蔭25P

小森50P

合計240P

 

小大チーム

小大65P

凡戸95P

吹出20P

庄田55P

合計235P

 

鱗チーム

鱗60P

宍田75P

合計135P

 

角取チーム

角取35P

鎌切45P

合計80P

 

 

 

「鉄哲、恨みっ子無しだぞ。」

 

「おうっ!」

 

違う騎馬となったB組の鉄哲と物間は

何方が勝っても文句無しと互いで確認する。

 

「…えー!?火野っ、組みたい人って

教室に来た大胆不敵な奴なのー!?」

 

「火野は誰にでも優しいから組んだんじゃねーの?

てか、いつの間に仲良くなったんだ…?」

 

「喋るなモブ共ォ!!気が散るだろが!」

 

火野チームを見て爆豪チームの芦戸は

予想外のメンバーで驚くと隣の瀬呂は呟く。

意外にも精神統一をしているのか騎馬の爆豪が

二人に対して怒鳴る。

 

『よォーし組み終わったな!!?

準備はいいかなんて聞かねぇぞ!!いくぜ!!

残虐バトルロイヤルカウントダウン!!

3!!!2!!1…!START!!』

 

そして、プレゼント・マイクは合図を出し、

騎馬戦が開始!されると同時に、

皆の視線、行動はもちろん1000万の緑谷だった。

 

「実質1000万(それ)の争奪戦だ!!」

 

「はっはっは!!緑谷くんいっただくよーーー!!」

 

先に突っ走るのは鉄哲チームと葉隠チームだ。

 

「…いきなり襲来とはな、まずは二組。

追われし者の運命…選択しろ緑谷!」

 

「センタク…!」

「サダメ…!」

 

「もちろん!逃げの一手!!」

 

常闇は状況見て騎馬の緑谷に指示を貰おうとすると

左右の馬の麗日と発目は厨二臭いその台詞を

かっこいいのかボソッと呟いていると

緑谷はそう言って他の騎馬から逃げようとする。

が、突然()()()()()身動きが取れなくなっていた。

 

「ケッ!」

 

「沈んでる!あの人の〝個性〟か!

麗日さん!発目さん!顔避けて!!」

 

鉄哲チームの骨抜が笑い、緑谷は解釈すると

手に持っていたボタンを押す。

すると、背中に背負っていたホバージェットらしき

サポートアイテムが作動し、緑谷チームは

馬ごと大きく飛び上がる。

すかさず葉隠チームの耳郎が耳朶のプラグを伸ばすが

常闇のダークシャドウによりそれは妨害される。

 

「いいなぁ、皆んないい〝個性〟を持ってるなぁ。」

 

「心操!ボサっとしてると取られるぞ!」

 

「あぁ、そうだな…。」

 

火野チームの前馬である心操はニヤニヤしながら

眺めていると後藤が注意する。

 

「オーズの人!鉢巻もらうよ!!」

 

「…っ!?」

 

「っ!しまった!!」

 

すると、後方から来た拳藤チームの拳藤が

オーズから鉢巻を奪い取り、そのまま駆け抜けて行く。

 

「おい!心操!」

 

「とられたか…、まあ焦るな。

まだ時間はある。」

 

後藤はほら見ろと言わんばかりに心操を呼ぶが

心操は冷静にそう言うと、

鉢巻を取られたオーズが喋り出す。

 

「…え、ちょ…あれ…?」

 

「っ!火野…!」

 

「えっ、…俺…どうしたんだ…?

確か心操って人に声をかけられて…って

あれ…!?何これ…何で変身してるの!?

もしかして始まっ「おいオーズ。」なにっ?あ…!」

 

困惑し始めたオーズに心操は呼びかけると

オーズは再び意識が飛び、抜け殻の様に固まった。

 

「…心操。お前…。」

 

「まあ、〝馬鹿〟は使い様だな。」

 

 

心操人使

 

個性『洗脳』

 

彼の問いかけに答えた者は洗脳スイッチが入り、

彼の言いなりになってしまう!

本人にその気がなければ洗脳スイッチは入らないぞ!!

 

 

 

「…さ。チャンスが訪れるまで待っとこうか。

後藤、青山、とりあえず隅の方まで移動しよう。」

 

「…くっ!(こんなやり方でいいのか…!?

…俺は…何の為に雄英に…!!)」

 

火野チームは取り合いが激しい中央を避け、

隅の方へと移動し始める。

後藤はそう思いながら嫌々指示に従っていた。

 

 

『さ〜〜〜〜まだ2分も経ってねぇが早くも混戦混戦!!

各所で鉢巻奪い合い!!1000万を狙わず

2位〜4位狙いってのも悪くねぇ!!』

 

 

「アハハハ!奪い合い…?違うぜこれは…。

一方的な略奪だよお!!」

 

「障子君!!後ろは尾白君!…あれ!?

二人だけっ!?騎馬はっ!?」

 

プレゼント・マイクが時間経過を知らせ

各騎馬組は乱戦を繰り広げていた。

その一方で緑谷チームに攻め入るのは

背中を触手の手で覆う障子と尾白の二人だけだった。

 

「一旦距離をとれ!!とにかく複数相手に

立ち止まってはいかん!!」

 

ブニッ

 

「!?何っ!?取れへん!」

 

「これは峰田君の!?一体どこから…!」

 

「ここからだよ緑谷ぁ…。」

 

「んなぁ!?それアリィ!!?」

 

『アリよ!』

 

常闇の言葉に動こうとするが峰田のモギモギボールが

麗日の片足にくっついて動けなくなっていた。

緑谷はよく見ると、障子の触手の手で覆われていた

その中、峰田は不吉な笑みを浮かべこちらを覗いており、

緑谷は驚くとミッドナイトはすかさず許可を出していた。

その瞬間、峰田の隣からは長い舌の様な物が飛び出す。

 

「わっ!!?」

 

「わっ!!?んだコレ!?」

 

反射的に避けれた緑谷の背後にいた鉄哲チームも

その舌にびっくりする。

すると、峰田の隣からひっそりと姿を現したのは

蛙吹だった。

 

「流石ね緑谷ちゃん。」

 

「蛙吹さんもか!!凄いな障子君!」

 

「梅雨ちゃんと呼んで。」

 

「ソレ反則でしょー!!耳郎ちゃん!!」

 

「わーってるよ!」

 

峰田&蛙吹チームの背後からいつの間にか

鉢巻がなくなっている葉隠チームが迫り、

葉隠の指示で耳郎は耳朶のプラグを

峰田&蛙吹チームへと伸ばす。

が、彼らの後ろにいた尾白が気付き、

プラグを尻尾で跳ね返す。

 

「させないよっ!」

 

「あぁーもぉ!!尾白君ナイス!!」

 

「褒めてどうすんだよっ!」

 

死角を守る尾白に葉隠は苛立ちながらもその

立ち回りに褒めると耳郎がツッコむ。

 

『峰田チーム圧倒的な体格差を利用してやがる!

そして背後は尾白少年がカバー!

ナイスなコンビネーションだぁ!!』

 

プレゼント・マイクが実況する最中、

緑谷は止む追えず、ホバージェットのボタンを押し、

空中へと逃走。その際、麗日が履いていた

サポートアイテムはモギモギボールによって

地面へと引千切れられる。

 

「ああベイビーが千切れたぁ!!」

 

「ごめん!でも離れたよっ!!…!!!」

 

麗日の片足から煙が立ち登りショックを受ける発目に

緑谷は謝っていると、その目の先から

同じく空中へと突っ込んで来る者がいた。

爆豪だ。

 

「調子乗ってんじゃねぇぞクソがっ!!」

 

「かっちゃん…!?常闇君!!」

 

迫り来る爆豪に緑谷は常闇を呼び、

常闇はダークシャドウで応戦する。

 

 

 

激しい攻防が続く中、火野チームは

角取チームから鉢巻を奪いとろうとしていた。

 

「っ!?『角飛ばす』〝個性〟か…!」

 

「あの人タチ、ポイント持ってないヨ!」

 

「角取!ここは逃げるぜ!!」

 

「OK!!」

 

「っ!待て!!」

 

角取の頭から放たれた〝角〟が心操の横を掠め、

警戒すると鎌切がそう言って火野チームから離れる。

 

「ちっ、このオーズ全然使えないな…!

USJ事件で活躍してたから使えそうだと思ったのに…。

やっぱ他の騎馬は〝洗脳〟するしかねぇか…。」

 

「……!」

 

心操は悪態を吐き、辺りに近そうな騎馬がいないか

探していると、後藤は突然、オーズの背中を

突然〝叩いた〟のだった。

 

「…ぅあ!?えっ…!?」

 

「あ!おい後藤!何してんだっ!?」  

 

「お前も起きろっ!」

 

「っ!?ファッ☆」

 

心操の呼びかけを無視し、隣の青山の頭も叩き

青山は目を覚ます。

 

「この…!おいオー」

「やめろっ!!」

 

心操は再びオーズを洗脳しようとすると

後藤はそれを止める。

 

「すまない、こんなやり方は俺は向いていない…!」

 

「謝るなよふざけんなっ!今洗脳解いたら

訳もなく組まされたこいつらは困惑するだけだ!」

 

「ちょ、ちょっと二人共落ち着いて!」

 

心操と後藤が揉め始めると、騎馬のオーズが

宥めようと割入り、口を動かす。

 

「心操君…だっけ?途中から騎馬に乗ってた状態で

何となく記憶ぼやけてたけど、大体把握できたよ。

洗脳とか関係なしに、今はチーム何だし、

洗脳無しでこの勝負勝たない…?」

 

「…っ。お前、良いのか…?見ず知らずの

俺等と無理矢理使わされてたんだぞっ?」

 

オーズの言葉に心操は疑心暗鬼な表情で問うと

オーズは恐らく仮面の下でニカッと笑い口を動かす。

 

「だって君達とは体育祭前の時からの付き合いでしょ?

そっちの彼も卑怯な手を使いたくないって言ってるし、

ここは俺に任せて、二人が良ければ手を貸してくれる?」

 

「…後藤だ。」

 

「え?」

 

「俺は後藤だ!記憶があるなら名前くらい覚えろ!」

 

「あぁ!すみません後藤〝さん〟!」

 

覚えてもらってないのがショックなのか

後藤は叫び、その拍子でオーズはさん付けになるが

後藤は鼻を鳴らし、口を動かす。

 

「火野、それと…青山。一度しか言わない。

今、お前は騎馬で鉢巻を取られている。

……残りの時間手を組まないと上位に入るのは

難しいだろう…。こんな状況じゃ癪だが、

オーズの力を借りないと本戦に進めないだろう。

心操、お前もそれでいいな?」

 

「…まあ俺は〝洗脳〟があるから問題な」

「心操。」

「…分かったよ…。」

 

後藤が喋り、心操に賛同を認めさせ、一旦区切り、

周囲の状況を見ながら喋りだす。

 

「火野、お前はその力でなるべく上位の騎馬達から

ポイントを取れ。俺はこの銃…、〝バースバスター〟で

遠距離攻撃が出来る。…だが威力は保証するが反動が強い。

すまないが俺はあまり戦力にならない。」

 

「そ、そんな事ないよっ!じゃあ後藤さんは

あくまで最終手段の時に使ってください!心操君も!」

 

「…わかった。…火野、一つ聞きたい。」

 

オーズの言葉に後藤は了承し、心操も頷くと

オーズに問い掛ける。

 

「お前は、俺なんかと組めるのか…?

いつ裏切ってもおかしくないんだぞ?」

 

「え?何で?心操君の〝個性〟ちょっと怖いけど

考えてみたら凄いヒーロー向きな〝個性〟じゃん。」

 

「っ!」

 

宣戦布告をして尚且つ洗脳して良い様に利用した

相手をあっけからんとした態度で接するオーズに

対して心操は疑っていた。

だがオーズは心操にとって予想打にしない言葉が返ってきて戸惑っているとオーズは続けて喋る。

 

 

「それに、ヒーローは助け合いでしょっ?

俺達は雄英生、誰もが目指す目的は共通してるはず。

だから、悪い奴なんていないと思うんだっ。」

 

 

オーズの言葉に心操、後藤は思わず貫禄しただろう。

二人は目を見開き、同時に心操は鼻で笑う。

 

「…そんなお人好しじゃ、すぐ寝首掻かれるぜ?」

 

「そんな事ないよ!だって…あ…!」

 

「ほら。」

 

「心操…。」

 

オーズが反応すると抜け殻みたく固まる。

〝個性〟を使ったと知り後藤はため息を吐くと

オーズは洗脳が解かれ、気を取り直す。

 

「よし!じゃあ二人共…」

「僕を忘れてないかい?☆」

 

「「「あ。」」」

 

「…あぁ!ごめん青山君!えっと…」

 

「説明は大丈夫☆大体話は分かってるよ!☆

僕もサポート(輝き)に回るから、ヨロシク!☆」

 

青山が突然呼びかけると完全に忘れていたのか

三人は声を漏らす。が、話を聞いてたのか

青山は了承し、オーズはその仮面を両手で叩き

気合いを入れ直す。

 

「よっし!じゃあここからが反撃開始だね!

心操君!後藤さん!青山君!」

 

「あぁ。」

 

「言っとくが、今回だけだからな。」

 

「ウィ☆」

 

「皆、改めてよろしく!!行くよ!」

 

三人は返事をし、オーズは声を上げる。

そして、ここからが火野チームが正々堂々、

騎馬戦に参加するのだった。




ー 心の地雷2 ー

ドォンッ!!

〝2キロ太ったぁ!〟

ドォンッ!!

〝Fカップぅ!!〟

麗日、八百万「いやぁあああああ!!」

プレゼント・マイク
『さあ!どんどん心の地雷で選手達は
心を抉られまくられてるぞーー!!
てゆか、これ見てる方は楽しいな!ウケる!!』

相澤『…。』


ドォンッ!!

〝ヤオヨロッパイもみてぇ!!〟

峰田「……ふっ。」

プレゼント・マイク
『あーーーットォ!!そんな中被曝しても
悠然と歩く猛者がいるぞーーーー!!
コイツ一体どんなハートもってやがんだァ〜!?』

ドォンッ!!
〝お茶子ちゃんペロペロしてぇ!!〟

峰田「…はっ。」

プレゼント・マイク
『峰田実!!どんな地雷でも動じねぇ!!
ジョ○○立ちっぽく被曝を演出替わりにしてやがる!
むしろ聞いてと言わんばかりだぁ!!』


耳郎「あいつ後でシメようか。」
蛙吹「えぇ、そうね。」




次回!No.26この世は乱世!決着の時!

更に向こうへ!Plus Ultra!!
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