いつかの明日へ、【ヒーロー】は助け合いでしょ   作:しょくんだよ

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的確と連携と放電


No.26この世は乱世!決着の時!

『さあ!残り時間の半分を切ったぞ!!

B組隆盛の中果たしてーーー、

1000万ポイントは誰に頭を垂れるのか!!!』

 

 

「っと!もう半分!?」

 

「時間がない…!4位から1位の鉢巻を取りに行くぞ!」

 

「まあ、それしかねえわな。」

 

「ハァイ☆」

 

プレゼント・マイクが叫ぶと

いつの間にか時間が過ぎてるのを見て驚く

オーズに後藤は最善の事を言うと心操と青山が頷き、

フィールドの中央へと駆け抜ける。

その中央には1000万の鉢巻をまだ頭に付けている

緑谷を狙うべく、轟チーム、鉄哲チーム、

葉隠チーム、鱗チーム、拳藤チーム、角取チームと

以上の騎馬組が攻防を繰り広げていた。

爆豪チームは鉢巻を取られたのか額に付けておらず、

逃げる物間チームを追っている。

そして前方には峰田チームが緑谷チームを狙うべく

走っている。

 

「火野!USJで使ってた昆虫のヤツ三枚使え!」

 

「ちょ、ちょっとそれは厳しいよ後藤さん!

アレは使えば凄い力出せるけど反動も凄いんだ…っ。

途中で動けなくなったら鉢巻取れなくなるよ!?」

 

「はぁ!?さっき勝つって言ってただろ!

はぁ…仕方ない。なら頭と体はあの昆虫を使え!

足は何でもいい!」

 

「わ、分かった!ありがとう!」

 

コンボは身体に負担が掛かるので嫌がるオーズに

後藤はそう言うとオーズは頷き、メダルを準備する。

 

「心操!前にいる障子のあの手を()()()

青山はレーザーで前の騎馬の注意をこっちに引かせろ!」

 

 

 

 

クワガタ!

 

カマキリ!

 

チーター!

 

 

後藤が指示を出す最中、

オーズはタカとトラ、バッタのメダルを取り、

クワガタとカマキリ、足はチーターを選び

オーズドライバーへと嵌め込み、

オースキャナーでスキャンする。

音声が鳴り響き、オーズは

〝ガタキリーター〟へと姿を変える。

 

 

「さっき卑怯な手使いたくないって言ったじゃんか…、

まあいいけど。」

 

「ウィ☆ヘェイ!そこの君達!ンン!」

 

心操はそう言いながら咳払いをする。

そして青山は前方の峰田チームに向かって

当たらない様に臍のベルトから

レーザーを何発か放つ。

 

「うわっ!?何だ!青山かっ!?」

 

「火野のチームか…!だが鉢巻は取らせん!」

 

「その触手すっごいなぁ!

今度俺にも教えてほしいよ!触手君!」

 

「っ!これは〝個性〟!教えるのは無理だ……!!」

 

レーザーに反応した後馬の尾白が言うと

障子は覆っている触手の手を固める。が、

心操が叫び、反応した障子は洗脳され

動きが止まってしまう。

 

「障子!『その覆った手を全開に開け!』」

 

心操は叫ぶと障子は無言でその触手の手を開き、

背中に乗っている峰田と蛙吹が丸見えとなる。

 

「うあっ!?何やってんだよ障子ぃ!!」

 

「丸見えだわ…!」

 

「よし!火野!行け!」

 

「分かった!峰田君!ごめんよ!」

 

突然の行動に困惑する峰田と蛙吹。

後藤はオーズに言うと火野チームの騎馬は

彼らに近付き、オーズは手を突き出す。

 

「っ!させるか!」

 

「青山!」

 

「ンゥウ!!☆」

 

「うわっ!?」

 

後馬の尾白は防ごうと尻尾を伸ばすが

後藤が青山を呼ぶと青山は尾白に向かって

レーザーを放つ。尾白が回避しているその隙に、

オーズは胴体のカマキリの瞬発力を活かし、

瞬時に峰田から鉢巻を奪い取った。

 

「オイラの鉢巻ぃい!!」

 

「ケロッ!!」

 

「…っと!あぶなっ!?」

 

「…はっ!俺は…何を…!?」

 

「ボサっとすんな障子!鉢巻取られたぞ!追いかけろ!!」

 

嘆く峰田を押し退き、蛙吹は舌を伸ばして

取り返そうとするが、オーズは回避して

そのまま前方へと突き走る。

洗脳が解かれた障子は困惑するが

峰田は指示を出し後を追う様に駆け出す。

 

「よし!ポイントゲット!凄いよ後藤さん!」

 

「浮かれるのはまだ早い!奴らからも取るぞ!」

 

「オッケーっ!」

 

的確な指示に峰田から奪った鉢巻を額に付け、

褒めるオーズだが後藤は冷静に前へと進める。

そして、緑谷チーム等がいる乱戦へと入り込んだ。

 

「っ!火野君!」

 

「火野、来たか…!」

 

「緑谷君!本当は一緒に組みたかったけど

色々あって予定変更!君に、勝つ!!」

 

「…僕もだよ!…でも!今は敵!…負けないよ火野君!!」

 

「おや!仮面ライダーオーズ!

貴方も、どうやら今は敵同士みたいですね!」

 

「見れば分かるだろ‥。」

 

近づいて来る火野チームに緑谷、轟は警戒し、

オーズは緑谷にそう言うと強張りながらも笑顔で返す緑谷。

発目はオーズと後藤を見てそう言うと

呆れた顔で後藤は呟く。

他の騎馬達も遅れを取るまいと緑谷チームへと駆け出す。

 

「させるかよ…!飯田、前進っ。」

 

「あぁ!」

 

「八百万、ガードと()()の準備。」

 

「ええ!」

 

「上鳴は…」

「いいよ!わかってる!しっかり防げよ!!」

 

轟も飯田を使って前進させ、八百万は右腕から

棒の様な突起物を生成、それが終わると

背中から大きな布の様な物を生成し出す。

そして、上鳴はそう言うと頭からバチバチと

電流が流れ始める。

それを見た後藤はオーズに向かって叫ぶ。

 

「っ!まずい!火野!俺達に当たらない様電撃出せるか!?」

 

「えっ、多分大丈夫!」

 

「なら早くやれ!」

 

「分かった!ハァ!」

 

オーズは頭から電撃を放ち始めると

轟チームの上鳴は思い切り電撃を放出した。

 

 

「無差別放電!130万V!!」

 

 

BZZZZ!!

 

 

電撃により周りにいた騎馬は痺れ始める。

緑谷チームは常闇のダークシャドウによりなんとか防げたが

緑谷の背中のホバージェットはショートし、

煙を吹かしている。一方で火野チームは

クワガタヘッドの電撃により上鳴の電流は受け流す様に

その放出を往なした。

 

「残り6分弱、後は引かねぇっ。悪いが我慢しろ。」

 

「…ぐっ!?氷…!!?」

 

轟は続けて八百万が生成した棒により

〝個性〟の氷を地面へと伝導し、周りの騎馬の

足ごと凍らせる。

 

『何だ何した!?群がる騎馬を轟一蹴!』

 

『上鳴の放電で確実に動きを止めてから凍らせた…

流石というか…、障害物競走で結構な数に

避けられたのを省みてるな。』

 

『ナイス解説!!』

 

その戦術にプレゼント・マイクは驚き、

相澤は見事解説し、褒めるプレゼント・マイク。

 

「はぁん!?僕の足が…!?

いや、これはこれで煌めきが増す…カモ?☆」

 

「何訳わからない事言ってんだ!おい!どうすんだ後藤!」

 

「っ!くそっ!火野!もう一回電撃だ!足元をやれ!」

 

「もう一回!?あぁ分かった!ハァアッ!!」

 

火野チームも凍りつき、後藤は指示を出し

オーズは再び電撃を地面に放つと氷は砕かれ

動けるようになる。

 

「よし!このまま行くぞ!」

 

「ぁぁああッ!!?ちょ、ちょっと待って…!

連続で出したから頭が!割れるぅ〜…!!?」

 

「一時的なモノだろ!行くぞ!!」

 

「容赦ねぇな後藤…。」

 

ビリビリと頭から電流が流れ、痙攣するオーズの言葉を

無視して後藤は前進させる。

その間、轟は足を凍らされた他の騎馬から鉢巻を奪い、

緑谷チームへと駆けるがダークシャドウにより

防戦され、轟チームと緑谷チームは互いに距離を取り

警戒している。

現在轟は4つ程鉢巻を所持しており、緑谷は

この時間まで1000万のポイントを所持している。

一方で爆豪チームは物間チームに鉢巻を取られ

爆豪チームは0ポイント。

物間チームは4つポイントを所持。

その他、拳藤と鱗チームがかろうじて予備の鉢巻を持っていて現時点では

轟は自分、拳藤、鱗、鉄哲奪取で1705P

緑谷は自分の所持で10000330P

火野は峰田奪取で580P

物間は自分、爆豪、葉隠、小大奪取で1515P

拳藤は火野奪取で305P

鱗は角取奪取で80P

が鉢巻を所持していることになる。

 

「轟‥奴のおかげで他の騎馬は行動不能になってる。

今この場で動けるのは3騎のみ!」

 

「うぅ…!あぁやっと治まってきた‥!」

 

後藤は周りを見てそう言うと

オーズは痺れが取れたのか顔をブルブルと振るわせ

目の前にいる緑谷チーム、轟チームへと近づくと

緑谷は警戒したか馬の三人に指示を出す。

 

「キープ!常闇君!」

 

「あぁ!ダークシャドウ!」

『アイヨ!』

 

緑谷チームは後方へと下がり、轟、火野チームから

距離を取りつつ、ダークシャドウは両手を広げて前に出る。

ダークシャドウを利用して残る時間は防戦に徹する様だ。

轟は火野チームを見て汗を流すと飯田が喋り掛けてきた。

 

「火野の奴ら氷割ってきたのか‥!

(くそ!緑谷は俺の騎馬の策略を考えて

上手いこと逃げやがる‥!ここで火野達が

入ってこられたら1000万どころじゃなくなる‥!

時間がねぇ!)」

 

「皆!急ですまないがしっかり捕まっていろ!」

 

「飯田?」

 

「奪れよ、轟君!

トルクオーバー!〝レシプロバースト〟!!」

 

刹那、轟チームは途轍もない速度で前進し、

緑谷チームは何が起こったのか分からないまま

鉢巻を取られてしまっていた。

 

「‥は?」

 

「‥何が起きたんだ‥?」

 

『なーーーー!!?何が起きた!!?速っ速ーーー!!

飯田、そんな超加速があるんなら

予選で見せろよーーー!!!』

 

「トルクと回転数を無理矢理上げ爆発力を生んだのだ。

反動でしばらくするとエンストするがな。

クラスメートにはまだ教えてない裏技さ。

交渉の時に言ったろ緑谷君、君に挑戦すると!!」

 

何が起こったのか分からない緑谷は声を漏らし、

火野チーム等も唖然としていた。

プレゼント・マイクも驚き実況すると、

それを解説してくれるよう、飯田はニッと笑いそう言った。

 

『逆転!!轟が1000万!!そして緑谷、

急転直下の0ポイントーーーーーー!!』

 

「突っ込んで!!」

 

「落ち着け緑谷!今は火野のチームもいる!

取るのはあちらを優先するべきだ!」

 

「火野君達のポイントじゃあ勝てるかどうか分からない!

ここしかない!轟君達のところへ!!」

 

「よっしゃ!!取り返そうデク君!絶対に!」

 

「麗日さん‥うん!」

 

鉢巻を奪られ、緑谷は常闇にそう言うと

麗日が指揮を上げ、轟チームに前進し出す。

 

「っ!俺達も前進する!」

 

そのやり取りについ見てしまった火野チーム。

いかんと後藤は無理矢理前進しようとするが

心操が動かず、止まったままでいた。

 

「おい心操!何してるっ!?」

 

「‥俺、今回の騎馬戦洗脳して緩く勝つつもりでいたんだよ。」

 

「だから何だっ!?」

 

急に喋り出す心操に焦って後藤は叫ぶ。

 

「でもよ、後藤、お前と火野。

お前等に言われて‥何か、今無性に心が湧いて来るんだ‥!

絶対、勝とうぜこの試合‥!」

 

「…。ふっ、こんな時に何言ってる。」

 

「心操君‥、よし!!奪るよ!!」

 

「おうっ。」「あぁ。」「ウィ☆」

 

心操の言葉に思わず笑みが溢れる後藤、

そしてオーズは言うと3人は頷き、駆け出す。

 

 

『残り時間ーーー、17秒!!

緑谷ここで怒りの奪還!』

 

「とったぁ!とったぁ!!」

 

「待ってくださいその鉢巻違いませんか!?」

 

「やられた…!!」

 

『そろそろ時間だ!カウント行くぜ!!

エヴィバディセイヘイ!!10‥9‥8!』

 

緑谷は鉢巻を奪ったがそのポイントは135。

この点数だと試合に勝つ事ができないと

緑谷は再度轟チームに突っ込む。

その間、カウンドダウンが始まり出す。

 

「上鳴!大丈夫かっ!?」

 

「だ、大丈夫だ…ウェ!?」

 

「上鳴!電気を‥上鳴!?」

 

ショートしかけてる上鳴に安否を確認したのは

轟チームの誰でもなく、心操だった。

洗脳された上鳴は轟の声が届かず、その場に

止まっていた。

 

「火野!やれっ!!」

 

「オッケー!!上鳴君風に‥!

差別化!オーズ放電!!!」

 

 

BZZZZ!!

 

 

「「「「〜〜〜〜っ!!!」」」」

 

 

後藤の合図にオーズはクワガタヘッドから放電を放ち、

その名の通り火野チームには電撃が当たらず

轟チームは感電、緑谷チームはダークシャドウで

何とかガードするが、隣の発目にあたっているのか

ビリビリと痺れていた。

 

「んだっ‥コレェ…!!?」

 

いつの間にか空中から飛んできた爆豪も電撃を浴びて

空中で痺れていた。

よく見ると爆豪の頭と首元には

合計4つの鉢巻が巻かれている。

物間チームから奪い取ったのだろう。

 

「火野!行けっ!!」

 

「轟君!もらう!よっ!!」

 

「ぐっ…火野‥!!」

 

「常闇君、僕達も!!」

 

「待て緑谷!発目が!」

 

「うぇっふぇふぇふぇ‥!オーズの電撃‥

痺れマスデスゥ‥。」

 

「私が担ぐから!行って!!」

 

 

 

『タイムアーーーーーップ!!!』

 

 

 

時間最中の乱戦、プレゼント・マイクの声が

フィールドに響き渡った。

そして騎馬戦は幕を下ろしたのだった。

 

 




ー 心の地雷3 ー

ドォン!!

〝デク最近すげぇ‥‥〟

緑谷「えっ‥?」

爆豪「っるせぇえ!!何が心の地雷だぁあああ!!」

ドォン!!

〝雄英思ってたよりレベル高ぇ…〟

爆豪「だからどうしたぁ!!!
勝ってから捩じ伏せる!そんだけだろがぁ!!」

轟&麗日「‥爆豪(君)。」

上鳴「その通りだぜ!こんなの関係ねぇ!!」

切島「爆豪に続けぇ!!」

こうして、皆の心は成長したが、
スカウトの理解を得られず普通の競技で
仕切り直しになったという‥。


次回!No.27結果!そして!

更に向こうへ!Plus Ultra!!

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