いつかの明日へ、【ヒーロー】は助け合いでしょ 作:しょくんだよ
現在オーズの使えるメダルは!
タカ×1
クワガタ×1
カマキリ×1
バッタ×1
トラ×1
チーター×1
ゴリラ×1
ゾウ×1
※ぴゃー!ご評価10あぁありがとうございぃまぁああす!!
とりあえず映司の現状所持しているメダルを紹介しておきまふ。
「使うなら、このメダルだな!」
タカ!
ゴリラ!
バッタ!
「ふんっ!」
第二種目の握力へと移行した火野映司事
オーズは二枚目のメダルを〝ゴリラ〟のメダルを
選びオーズは〝タカゴリバ〟へとフォームチェンジし、
握力測定器を握る。だが、
バキッ!
「あ。」
鈍い音が響き恐る恐る測定器を見ると粉々になっていた。
「「「「壊しやがった!!?」」」」
「あぁ!相澤先生ごめんなさい!」
「‥いや、いい。火野、記録は測定不能だな。
他の皆もこれは個性を測るテストだ。
道具はいくらでもあるから壊しても構わないからな。」
相澤はそう言って記録帳に書き込み、オーズは
生徒の所へと移動すると案の定、
男子の生徒等は声をかける。
「測定不能って化け物かよ!?」
「さっきの
凌駕しやがったぞ!流石ってかちょっと引くわ!」
「あはは‥、この姿になると身体能力も底上げするから
普通の動物の比じゃない力が出ちゃうんだよね。」
オーズは濁して溜息を吐く。
先程の障子という名の生徒は個性を使って記録は
『540kgw』という驚異的な記録を出すが、
オーズはそれを遥かに上回る記録を出してしまう。
それは引かれても当然っと言えば当然になる。
次々と男子生徒は個性を使って記録を出していき、
続いて女子生徒の出番が回ってくる。
女子は個性を使っても数値はそれ程期待できないと
皆は判断したのかあまり注目していなかったが
一人、その脅威的な記録を出して注目を浴びる。
「
「先生、この〝プレス機〟は〝1t〟が限度ですわ。
なので正確には1tでお願いします。」
「わかった。」
「「「っ!!?」」」
八百万という少女の横には工場などで使われている
小型のプレス機が置かれていた。
恐らく個性なのだろう、それを使いオーズに
引けを取らない記録をだし、驚愕する。
「‥世の中色んな個性がいるもんだなぁ。」
「おっぱいがいい感じだね。」
「何だって?」
オーズは感心してると隣の峰田が共感したいのか
聞こえる声でボソッと呟くが、余りに卑猥な発言で
わざと聞こえないフリをしてしまっていた。
☆★☆★
第三種目 立ち幅跳び
タカ!
トラ!
バッタ!
タ・ト・バ!タトバタ・ト・バ!
「せぇっっ、のっ!!!」
タトバコンボにフォームチェンジしたオーズは
脚部のバッタレッグを能力解放状態にし
勢いよく腕を振るって高く跳び上がると
凄まじい跳躍で用意されていた範囲を余裕で超えてしまい、
遥か遠くで着地する。勿論雄英はそれも想定内なので
記録はしっかりと数値化される。
「火野、190m。」
(((もう何でもアリだな‥。)))
「あれ?皆んなどうしたの?」
「いや、、突っ込むのも、もう疲れたっつーか。」
「才能マンすぎるだろ‥。とりあえずお疲れす。」
戻ってきたオーズは反応に疲れたのか軽く遇らわれると
次々と跳躍し、男性陣は青山、爆豪と高記録を出し
轟という少年に至っては氷の個性で120mを叩き出す。
そしてまた、女性陣から驚く記録を耳にする。
『160m!!』
「おぉ!麗日さんすげぇ!」
「火野君よりは行けてないけど現実に戻れた気がする!
麗日さんナイスっ!」
「あ、ありがとぉ〜‥‥。」
麗日は自身を個性で浮かし、ふよふよと飛んで
記録を出すと若干顔が青白くなりながら戻ってきた。
☆★☆★☆★
第四種目 反復横跳び
「ひゅううう!!!!」
「凄い!残像が見える!」
ここで開花したのは峰田だ。
頭からもぎ取った紫色のボールみたいなのを
両サイドに大量にくっつけると峰田はボールに反発し、
凄まじいスピードでぶよぶよと跳ね返り、結果は
『156回』とA組
一方でオーズはタトバのコンボで『75』回と
雄英高で割と普通な記録を出した。
本人曰く力の加減が難しいとのこと。
「爆速!オラオラオラオラオラァ!!!」
方や爆豪も器用に爆破を左右交互に放ち
『132回』と峰田には劣るが高記録を出す。
「くそが!」
「ば、爆豪君っ、十分凄い結果じゃないか。
そんな悔しがる事ないと思うよ。」
満足いかない爆豪は悔しがる。
その姿を見たオーズは励ましの言葉を入れるが、
これが逆効果となるのはこの時はまだ知らなかった。
「っるせぇ!!俺は完膚なきまでの〝一位〟を目指す!
その
あのクソナードとてめぇのせいで台無しなんだよ!!
これ以上喋ると殺すぞ!」
今にも殴りかかりそうな勢いで言い放ち、
オーズの肩に自身の肩をぶつけその場から
離れようとしたが、黙っていたオーズは
振り返って爆豪を呼び止める。
「殺すって言葉。やめたほうがいいよ。」
「‥あァっ?」
険悪な雰囲気が流れ始める。
爆豪のその性格はA組全員が把握していたが
初日で揉め事になるのは誰もが予想外だった。
一番彼をよく知っている緑谷も汗を流して二人を見る。
「入試の時もだったけど、
その言葉で簡単に死んでしまう人もいるんだ。」
「何が言いてぇんだ?」
一見温厚に見えていた火野の口調が変わり、
流石の相澤も気付き、記録帳に書き込むのを辞め、
二人を睨む。
「何って簡単な事だろ?
〝ヒーロー志望〟がそんな言葉使うなよ。」
「てめぇ‥!」
「いい加減にしろっ!」
爆豪は手の平から火花を散らし、
今にも飛びかかろうとした瞬間、相澤の喝が入り
その場の全員がビクッと肩を上げる。
「これ以上面倒事起こすな。爆豪、火野。
初日から突っかかるのはいいが、
除籍覚悟でやってんだろな?あ?」
「す、すみません‥。」
「‥ちっ。」
我に返ったオーズはすぐに謝罪、
爆豪は舌打ちをして黙り込む。
「はぁ。ったく。
皆んな、初日から喧嘩せず仲良くするんだぞ。
じゃ、気を取り直してやるぞー。」
((((いや、ちょっと無理があるぞ‥。))))
相澤なりの気遣いなのかいかにも棒読みの掛け声に
気まずくなった生徒等はしぶしぶと残りの
種目をこなしていくのだった。
☆★☆★☆★☆
第五種目 ボール投げ
「えいっ!」
麗日がボールを投げると個性の力により、
ふよふよと落ちる事なく飛んで行く。
相澤が確認し、それを見せた端末には、
『∞』と有り得ない数値が出されていた。
「∞!!?すげえ!!∞が出たぞーー!!!」
赤髪の少年
彼は自身を堅くする個性で、シンプルだが
身体能力はこのクラスの中では上位実力を
発揮した記録を出している。
残り三種目となっているが各々得意不得意と
個性を使い、その差を埋めていく。
が、一人何ら
記録を出す生徒がいた。
緑谷だ。
「緑谷くんはこのままだとマズいぞ…?」
「ったりめーだ。〝無個性〟のザコだぞ!」
その言葉にオーズも「え?」と反応すると
直ぐに飯田は爆豪に驚いた表情で言い返す。
「無個性?彼が入試時に何を成したか知らんのか!?」
「はっ!?」
その飯田の発言に驚く爆豪だがオーズもだ。
確かに緑谷はヘ今回の体力測定は
まだ一回も個性を使っていない。
ヘドロ事件の時もそうだったが、あのあの時は
流動体の身体の
相性の悪い個性だったのかと思い使わなかったと
考えていたが、先程爆豪が言った
〝無個性〟と言うのも気掛かりになる。
もし緑谷が無個性なら入試を合格するのは
まず不可能だからだ。
緑谷は位置に着くと何か決意した表情になり、
腕に力を入れ思い切りボールを投げた。
が、ポトっと音と共に落ち、記録は『46m』。
「な‥今…確かに使おうって…?」
「
合理性に欠くよ。お前のような奴も入学出来てしまう。」
そう言って緑谷に近づいて来たのは相澤だ。
だが彼の髪は逆立って目は赤く光っている。
その言葉を聞いた緑谷は何か思い出したのか表情が変わる。
「消した…!!あのゴーグル…そうか……!
視ただけで人の〝個性〟を抹消する〝個性〟!!
抹消ヒーロー『イレイザーヘッド』!!」
「イレイザー?俺…知らない。」
「名前だけは見たことある!アングラ系ヒーローだよ!」
ざわざわと騒ぎ出す。
オーズもそこそこヒーローに関しては勉強していたので
そのヒーロー名を聞いて思い出していた。
確か、イレイザーヘッドはその個性で相手の個性を消し、
首に巻き付けてある捕縛性の布で捕らえる戦い方をする。
余り世間に知られていない理由はメディア嫌いと
ネットに書かれていたからだった‥はずだ。
「見たとこ…〝個性〟を制御出来ないんだろ?
また
貰うつもりだったか?」
「そっ、そんなつもりじゃ…!」
否定しようとする緑谷に首に巻かれた
布を巻き付け引き寄せる。
「どういうつもりでも、周りはそうせざるを
えなくなるって話だ。昔、
大災害から一人で千人以上を救い出すと言う伝説を創った。
同じ蛮勇でも…お前のは一人を助けて木偶の坊になるだけ。
緑谷出久、お前の力じゃヒーローにはなれないよ。」
相澤は緑谷に圧を掛ける。
飯田と麗日、あと数名は何か知っているのか
心配そうな顔をしているがその他は何を言ってるのか
全く状況が掴めない状態だった。
話終えると相澤は個性を消して緑谷にボールを渡していた。
どうやら二回目を投げさせる気なのだろう。
「彼が心配?僕はね……全っ然☆」
「ダレキミ?」
「どうやら指導を受けていたようだが‥。」
「除籍宣告だろ。」
ブツブツと何か独り言を言いながら緑谷は
投げる円の中へと戻っていく最中、
青山は麗日に、飯田の発言に爆豪は、と
個々のやり取りをしていたが、
オーズは緑谷を仮面越しに見届けていた。
緑谷は覚悟を決めて思い切り片足を地面から離す。
オーズ、火野は確信していた。
彼は、そんなやわな男ではない。
誰もが苦戦し助けられないと諦めかけた中、
真っ先に
「行け!緑谷君っ!!」
「SMASH!!!」
緑谷は叫び、そのボールは尋常じゃないスピードで
上空を通過し、点となる。
その後、相澤の端末から音が鳴り、
相澤は記録を見て目を見開いていた。
その記録は『705.3m』だった。
「先生‥!まだ‥動けます!!」
「こいつ‥!」
個性を使った緑谷の投げた手の中指が赤く腫れ上がり、
見てるこっちが痛々しく見えたが、
本人はグッと押し殺す様に握りしめて
涙目になり相澤に言う。
それを見た相澤はやりやがったと言わんばかりに
初めて喜ぶ顔を拝ませたのだった。