皆の傷になって死にたい転生者がベルの兄で才禍の怪物なのは間違っている   作:マタタビネガー

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加筆は視点は増やさず心象描写をメインに補強していくつもりです。

書き直してわかるプロット、書きためのないライブ感だけで書いた話の恐ろしさ。改定前、この時点ではまだ三章の内容まっさらという・・・・・

加筆もこの話や一章最終話みたいに書きやすいのと、無理なのもあるからなあ・・・・・・



十二話 ラビット・ウルフ

 

 

 

 

ベル・クラネルがベート・ローガに師事してから半月ほどたった。零細ファミリアのニュービーでしかないベルに多忙極まる都市最強派閥の【ロキファミリア】が幹部、【凶狼(ヴァナルガンド)】ベート・ローガがわざわざ訓練をつける。

 

これほど不自然な師弟関係はないだろう。そんなことをすれば他の団員からの反感は必至だ。それにリヴェリア・リヨス・アールヴとレフィーヤ・ウィリディスのような才能を見込んで後継として鍛えるのならばともかく別ファミリアのベルがどれだけ強くなったところでベートにメリットはなにもない。

 

いや、それ以前に極一部の強者を除いたほぼ全てを見下し、雑魚と言って憚らない、神が相手でも躊躇わずに牙を剥く【凶狼(ヴァナルガンド)】が弟子を取る?

 

ありえない。【ロキファミリア】の者が知ればたちの悪い冗談だと一笑に付すだろう。それほどまでにあり得ないことなのだ。だがそのあり得ないことが現在進行形で起こっている。

 

しかし、そのような前提とは裏腹にベート・ローガとベル・クラネルの師弟は良好な関係を築いていた。ベートは口こそ悪いものの、決して理不尽ではなかった。むしろ指導熱心ですらあった。ただ、少しばかり言葉足らずだったり、物言いがきつかったりするだけで。

 

はじめこそベートに怯えるベルであったが師事を初めて三日目にはその持ち前の善性からベートの態度が厳しいのは周りの者の為である──所謂、ツンデレなのだと見抜いていた。

 

また、両者の戦闘スタイルは酷似しており、スピードタイプの双剣使いとして圧倒的な経験値を持つベートに師事することで極めて効率よくベルの技量は上がっている。

 

ダンジョン深層の最前線で戦い続けたがゆえの経験から執拗なまでに実践的な訓練であり、組み手から始まったそれは最終的には真剣による殺し合いのような様相となるほどまでに強くなることを追求したひどく効率的なものだった。

 

だが、その教え方は厳しいを通り越して虐待気味ですらあり、罵倒暴言と共にひたすら実践的な拳打を叩き込まれ一日の鍛錬が終わる頃にはベルの身体はポーションなしでは立ち上がれないほどに追い込まれ、青あざだらけの凄惨たる有様だった。

 

その酷さはステイタスの更新を行おうとしたベルの主神、女神ヘスティアが卒倒しかけ、ベルが必死にしがみついて止めなければロキのもとへ殴り込みに行くほどであった。

 

それでもベルにはこの特訓が必要だった。何故なら彼は、自分が弱いことを知っていたからだ。己が無力であることを理解していたのだ。だからこそどんなに厳しくとも、きつくとも、辛かろうともベートの訓練を受けることを決意した。

 

そして、その厳しすぎる教え方とは裏腹に、内心ではベートはどれだけ痛めつけようとも弱音を吐かず加速度的に強くなっていくベルのことをかなり気にいるようになり、修行中以外でのベルへの言動はベートを知らぬ者ならともかく【ロキファミリア】の者が見れば驚愕に目を剥く程にわかりにくい思いやりに満ちていた。  

 

そうして、繰り返される血反吐を撒き散らしながら行われる訓練の中でベルは少しずつではあるが確実に成長していった。

 

「──終いだ、さっさと立て。当分は相手できねえが次、やるときまでに鈍ってたら殺す」

 

 そう言って倒れ伏すベルに水で薄めたポーションをかけたベートは泥のように倒れるベルを一瞥することもなく去っていった。その背中をぼんやりと眺めながらベルは思う。

 

「(本当に……どうしてこんなにも良くしてくれるんだろう?)」

 

 ベルはこの数日、ずっと疑問に思っていた。いくら考えても答えは出なかった。確かに厳しい、だがそれはあくまでもベルを効率的に強くさせるためであり、決して後に残る傷は与えないようにという配慮があった。

 

ベートは決して『無意味』に罵声を浴びせたり、暴力を振るうような人間ではないことは短いながらも濃密な時間を共に過ごしてきたベルはよくわかっていた。そもそもベートは口が悪いだけで別に悪辣な性格をしている訳でもない。

 

それに、ベートはスパルタではあったが決して無理な要求を突きつけたりしなかった。その証拠に初日を除けば限界まで追い詰められるものの気絶などはしていない。

 

それはつまり、ベートはベルの限界を見極めた上で訓練を行なっているということに他ならない。

 

だが、ベートがなぜ自分なんかにここまで親身になってくれるのか、それがわからない。

 

ベルにとってベートは兄とは違った意味で強さの象徴となっていた。強者特有の傲慢さや尊大さを嫌味なく、当然のように纏うベートはまさしく強者であった。

 

だが、ベルにはそんなベートがなぜ自分の様な取るに足らない雑魚に構ってくれるのかがわからなかった。ベートの強さに憧れるものはいても、ベートが誰かに何かを教えるということはまずないらしい。それどころかベートとまともに話せる者も少ないとかなんとか……。

 

ベートは誰に対しても冷たく、容赦がない。だがそれは相手が弱者だからではなく強者であろうと関係ない。ベートが気に入らないと思ったらベートは容赦なく牙を向ける。例外がいるとすれば二人、ベルの憧憬であり、新たな領域に達した『剣姫』アイズ・ヴァレンシュタイン、そして─────。

 

「兄さん···········」

 

 『剣聖』アル・クラネル。ベルにとって唯一の肉親であり、始まりの憧憬そのものだ。

 

ベルはアルとは会っていない。そもそもが同じ都市に住んでいるのだ、いくら最大派閥の幹部といえど弟のベルなら直接会いに行けるだろうし、何ならベートを頼ってもいい。それなのにアルに会いに行かないのは··········怖いからだ。

 

アルが、ではなく、今の自分を見て失望されることが怖い。

 

四年間、アルは最大派閥のダンジョン攻略の最前線に立ち、第一級冒険者として名を馳せ、ベルには想像もつかないような努力を重ね、最強の一角にまで登り詰めた。

 

それに引き換え、自分は四年間も何をしていた? ここ最近、過酷な鍛錬を積んでいるからこそわかる、無意味な日々。

 

祖父に甘えて、守られてばかりで仮に祖父が死ななければ今もベルはあの村で怠惰な生活を送っていたことだろう。

 

いや、それは言い過ぎかもしれないが、少なくとも今のような研鑽を積むことはなかったはずだ。

 

それを思うと怖くてたまらない。今の自分がどれだけ弱いかは自分が一番知っている。この現状をみたらアルはどう思うだろうか? ベルだって自分が弱いことは自覚している。だが、それでもアルには、アルにだけは失望されたくない。

 

ベルは弱い。ベートとの修行を経てもなお、弱い。それは変えようのない事実だ。

 

だからこそ、ベルはアルにもう一度会うのが怖い。もし、アルに会った時に弱いままの自分でいたくはない。だからこそ、ベルは強くなるためにベートに師事していた。

 

まだ、足りない。まだ、胸を張って会いにはいけない。ベルは強くなりたい。大切なものを護れるくらいに、大切な人を笑顔にしてあげられるほどに、兄に認めてもらえるよう、強くなる。

 

家族だから、だけではない。ベルにとっての『英雄』そのものだからこそ、ベルは未だに顔を合わせることができていなかった。

 

「う、あ、──ぎっぐぐっ、」

 

 全身を駆け巡る激痛と毒のような疲労感に苛まれながらもゆっくりと一分以上かけて漸く立ち上がる。

 

痛くないところなどないがそのどれもが動くには支障がない、痛みを噛み殺せればなんの問題もなく動ける程度に調節されており、その粗暴さに見合わないベートの精密な動きにベルは毎度ながら驚かされる。

 

そして更に三十分ほどかけて準備を整えたベルは漸く引いてきた痛みに安堵しつつ()()()()()()()()()()()バベルの塔の下の中央路へ向かう。

 

ベートはあれでも多忙の身、いつも付きっきりで指導してくれる訳ではない。そのため、ここ最近はベートがいない間に学んできたことをモンスターに試し、モンスターとの戦闘経験を積むことにしていた。

 

時刻は昼を少し過ぎた頃、この時間帯に中央通りを歩く人はまばらである。

 

確かにまだ日は高く今からダンジョンへ潜る冒険者もそれなりにいるだろうが容赦のない圧倒的格上相手に精根尽き果てるまで挑みかかり、今も強い疲労感に全身を苛まれている状態で潜るのは無謀を通り越して自殺願望者と言わざるを得ない。

 

しかし、ベルは知っている、ベートに、アイズに、兄に追いつくためにはここまでしなければお話にもならないと。

 

ベートの傲慢さは類稀な天稟と気が遠くなる程の努力によって培われた確かな強さを由来とするものであるのはこの半月で痛いほどわかっている。

 

ベルはベートに、憧れの存在に近づきたくて仕方がなかった。

 

そして、あのとき、自分へ襲いかかってくるミノタウロスを一撃で葬った銀閃、あの何気ない斬撃がどれほどの屍を積み上げればたどり着ける極地なのか多少マシになった今のベルでもわからない。

 

だが、いつか必ず追いついてみせる。それがベルが抱いている決意だった。

 

そしてその二人の更に先を征く兄。

 

ベルは兄に尊敬以上の感情を抱いている。その高みを知るからこそはるか先を征く憧憬の背中に辿り着けるよう努力は怠れない、何より怠けるのは多忙な身でありながら修行をつけてくれたベートに申し訳が立たない。

 

ベルの憧景はベルが強くなるごとに強くなっていく。兄が、兄こそがベルにとっての最強であり憧憬であり至上の目標なのだから。

 

死んでしまったらなんの意味もないと敬愛する神は言った、冒険者は冒険してはならないと親切なアドバイザーは言ってくれた。

 

だが、死ぬ覚悟を持たなければ真に強くなどはなれない、と村にいた頃の兄の鬼気迫る鍛錬を思い出せば理解してしまった。そしてベルが目指す場所へと到達するにはそれすらも超えなければならないことも。

 

だからベルは何がなんでも、どんな手段を使っても、絶対に、何が何でも生き延びて強くなって見せる。そう誓ったのだ。

 

ベルは己の意志を強く固め、中央通りを抜けてダンジョンへと向かう。

 

遥か高みを目指すベルからすれば酷く緩慢な、一般的な冒険者の常識からすればありえない速度で成長を遂げる狼の如き強さへの飢えに満ちた兎。

 

その兎は今日───

 

「そこの冒険者様、サポーターをお探しではありませんか?」

 

 ───運命に出会う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ロキファミリア】ホーム、黄昏の館。複数の尖塔が固まってできたそのホームには、現在多くの団員達が出入りしていた。その団員達をまとめる団長であるフィンの執務室は、その真北の塔に位置している。落ち着いた雰囲気の部屋で整理された巨大な本棚などがある。

 

フィンは己の執務机につき、一枚の羊皮紙に目を落としていた。そこにはつい先日の事件についての事後調査の報告書だった。

 

「じゃ、そろそろ始めようか、極彩色の「魔石」にまつわる話。最近どたばたしとったし、詳しい情報を交換しとこ」

 

 執務室にはフィンの他、行儀悪く机の上に乗るロキと【ロキ・ファミリア】首脳陣の二人がいた。多忙を極めるフィン達が集まったのはリヴィラの町やフィリア祭を襲った食人花のモンスターを始めとしたもはや、放置のできない事件の情報整理をするためだ。

 

「極彩色の魔石···········50階層の新種と、フィリア祭に出てきたと言っとった、食人花じゃな」

 

「この二種類のモンスターの関係は今は置いておくとして地下水路の方はどうだったんだい、ロキ? ベートと一緒に向かったんだろう?」

 

 フィンに促され、机の上であぐらを組むような姿勢のまま報告を始めるロキ。何者かに使用された形跡がある旧地下水路、そこに出現した食人花、そして現れた男神ディオニュソスとその眷属。

 

ロキの報告を聞いた幹部達は一様に押し黙り、考え込むように沈黙した。オラリオ最強の派閥の一角を担う一団を率いる彼らの思考を止めるほどの何かが、あの『極彩色のモンスター』にはあったのだ。

 

ロキからもたらされた情報、食人花の出現場所から察するに、恐らくモンスターが出現する前から地下水路にいたと思われる。

 

ならばどうやって食人花はダンジョンから進出できたのか、そしてなぜ、ディオニュソスがそれを知っていたのか。それらしい理由は言われたが本当だとは限らないし、そもそも、あの男神は本当に敵なのか味方なのか。疑問は多い。

 

ロキは、最後にダンジョンを『祈祷』で封じているウラノスと接触したことを語った。そこで得られた情報も合わせてフィン達に共有していく。

 

「それで、神ウラノス──────ギルドは白と見ていいのか?」

 

 何者かによって、地上に運び込まれている食人花のモンスター。 『祈祷』でもってモンスターの地上進出を押さえているウラノス、ひいてはギルドこそが裏で手を引いている可能性はないのかとリヴェリアが尋ねる。

 

「なんかは隠してそうやけど、今回の騒動には直接関係してないような気はするなぁ···········」

 

 ロキはリヴェリアを見やり、答えを返す。少なくともウラノス自身はこの件に無関係であると宣言し、それが嘘とは思えなかったと。そんな神の直感に一同は納得した様子を見せる。

 

「んじゃ、フィン達の方は?」

 

 フィンは次に、リヴィラでの一件、ハシャーナ殺人事件の犯人である赤髪の調教師の女のことに触れた。彼女が何者なのかという謎に対して、リヴィラを食人花のモンスターを襲わせたのも彼女の仕業である。

 

その目的であった不気味な胎児の『宝玉』。フィンはこの事件の裏にもやはり、何らかの存在がいると考えていた。

 

「うちはその調教師の女っちゅうやつが気になるなぁ。レベルアップ前とはいえ、アイズたんが負けてアルが出張るほどなんやろ? どんくらいの見立てなん、フィン?」

 

「直接戦ったアルが言うにはLv6前半の前衛戦士、といったところらしい。現状、僕やガレスであれば勝てる程度ではあると思うけど·····」

 

 アイズにはない長年の経験と磨き上げられたLv6の器を考えれば、それは正当な評価だと言えるだろう。しかし、食人花の件も含めると油断はできない相手だった。

ロキの質問に対し、フィンは少しばかり考える素振りを見せたあと、そう答える。確かに強いが、自分達の手に負えないほどではない、と。だが。

 

「切り飛ばした腕が生えた、か」

 

「回復魔法を唱えてはいなかったらしい、【天然武器】を使ったことも考えれば───人間じゃないのかもしれないね」

 

 彼女の切断された両腕はまるで最初から何もなかったかのように元通りとなっていたそうだ。とはいえ、人型のモンスターというには人間らしすぎるのも事実であり、その正体は不明と言わざるを得ない。

 

「それと食人花だけど僕が実際に戦ってみた感じでは強さにばらつきがあってLv2〜Lv3中盤といったところかな。最後に現れた巨大花とか言うのはアルが一撃で消し飛ばしたから細かいところはわからないけどサイズも加味してLv5相当ぐらいだと思う」

 

 本人の高い戦闘能力も厄介極まるが並の冒険者を優に上回る強さのモンスターを多数使役できる調教師としての能力の方が戦略的には厄介と言える。

 

個人として強いだけであれば同格の第一級冒険者を数名派遣すれば済む話だが質の高い兵を率いる将が相手だった場合、こちらにいる個の強者では全てを守り切ることはできない。また、50階層に出現した爆粉と腐食液を撒き散らす女体型と酷似した姿へ複数の食人花に寄生した「宝玉」は変貌した。

 

「モンスターを変異させる、とは······にわかには信じられんのう。あの50階層の女体型も、その宝玉とやらで生まれ変わったということか?」

 

「恐らくはな。 アイズとレフィーヤしか目撃した者はいないが·······」

 

「戦力が今よりも必要になる以上、アイズがLv6になったのはいいタイミングと言えるけど····」

 

「『アリア』の件もあって最近のアイズたんはちょっと危ういからなぁ」

 

 アイズの精神的な不安定さが露呈したのは、ロキ達も知っている。あの日以来、アイズは自分を追い込むように訓練に明け暮れている。

 

元々、己を高めることに貪欲な少女ではあったが、ここ最近は度を越していると言ってもいい。フィン達は、このままだとアイズの心が壊れてしまうのではないかと危惧していた。

 

「なまじ、アイズはアルの背中が見えてしまうからな」

 

 アルという理不尽の化身を前にすると忘れてしまいそうになるがアイズ・ヴァレンシュタインという少女はアルが現れるまで破られることのなかった世界最速記録を持つ天才であり、その才能はオラリオでも五本の指にはいるだろう。

 

【ロキ・ファミリア】のLv4以下の二軍勢にアルに嫉妬やライバル視をしている者はない、そもそもが比較対象ではないのだ。水泳の授業が得意だというだけでイルカに泳ぎの勝負を申し込むか? ジャンプ力があるからと言って空を征く鳥を追いかけようとするか? 

 

いるとすればそれはただの狂人か、その者も人外の英雄なのだ。アイズは人外の領域に足を踏み込める部類の人間だ。それは冒険者としては誰しもが羨む才能なのだが、今回はそれが裏目に出た。

 

アルの実力を誰より理解し、その強さを身近で見ているが故に、アイズは自分の限界を見失っている。あれだけの速度で成長し、強くなっていく存在に自分は追いつけるのか、もっと頑張らないと置いて行かれるのではないか、そんな焦燥感が今のアイズを蝕んでいる。

 

フィンは嘆息し、ロキは頬杖をつく。ガレスは無言のまま腕を組み、リヴェリアは唇を引き結んだまま目を瞑った。アイズの事情を知っている者ならば誰もが抱える問題だった。

 

フィンやリヴェリア、ガレスのようにアイズが幼い頃から共に過ごしてきた家族同然の存在ならまだ救いがあるが、アルの場合は違う。

 

同じ派閥ではあるが、その関係は歪だ。その関係が崩れた時、どんな結果を招くのか、想像すらできない。だからこそ、今は静観するしかない。

 

「レフィーヤ達も気遣ってくれてはいるがな、我々が気にかけるしかあるまい」

 

「そうだね」

 

 少し暗くなってしまった空気に努めて明るい声を出すフィン。

 

「そういえばベートが弟子を取ったていう噂って本当なのかい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────────────────────────────────────────────

 

 

強くなりたい理由、目標、方法を明確にした成長チート兎

 

フレイヤ「その分、試練難度あげるね(∩´∀`)∩」

 

 

《おまけ》

各ファミリアとの相性

 

【ロキファミリア】

・主神目線︰A+ ・アル目線︰S ・団員目線︰A~S

本編。登場キャラが多いのと暗い過去持ちがいるのが高得点。

 

【フレイヤファミリア】

・主神目線︰A+ ・アル目線︰D ・団員目線︰E~C

フレイヤからの好感度は最上。アルからすればフレイヤ至上主義のフレイヤファミリア団員は曇らせようがないのでつまらん。オッタルからの好感度は高い。ほかからは死ぬほど低い。ヘルンは逃げろ。

 

【ヘファイストスファミリア】

・主神目線:B ・アル目線︰C ・団員目線︰B

可もなく不可もなし。鍛冶に特化すれば、クロッゾ以上の魔剣や神器級作成可能。

 

【ガネーシャファミリア】

・主神目線︰A ・アル目線︰B ・団員目線︰A

曇らせがいがないのをのぞけば割と良好。アストレアレコードならアーディ庇って死のうとする。

 

【アポロンファミリア】

・主神目線:A+ ・アル目線︰D ・団員目線︰C

アポロンからの好感度は最上。アルからはフレイヤよりはマシ、程度。

 

【ソーマファミリア】

・主神目線︰A+ ・アル目線︰E ・団員目線︰E→A

論外。唯一、ソーマからは好感度高い。

 

【ヘスティアファミリア】

・主神目線:A ・アル目線︰B ・団員目線︰A

まあ、うん、よくあるベル(憑依主人公)もの。年下とベルヒロインにクソ甘いのでベルいる前提ならほんわか(都市最強)したファミリアになる。

 

【イシュタルファミリア】

・主神目線:B ・アル目線︰D ・団員目線︰SS

強いのはいいが魅了効かないのでちょっと険悪。アルからすればフレイヤと同類。強さ至上のアマゾネスからはむちゃくそモテる。

 

【カーリーファミリア】

・主神目線︰A+ ・アル目線︰B ・団員目線︰SS

最強の種馬!! 強さ至上のアマゾネスからはむちゃくそモテる。

 

【タケミカヅチファミリア】

・主神目線:B ・アル目線︰C ・団員目線︰B

可もなく不可もなし。

 

【ミアハファミリア】

・主神目線:A ・アル目線︰B ・団員目線︰B

可もなく不可もなし。

 

【ディアンケヒトファミリア】

・主神目線:A ・アル目線︰A ・団員目線︰A

割と理想形。アルが蘇生魔法覚えて二つ名が『死神殺し』になる。

 

【ヘルメスファミリア】

・主神目線:A+ ・アル目線︰D ・団員目線︰B

世界は英雄を求めている!! フレイヤとどっこいどっこい。

 

【デメテルファミリア】

・主神目線:B ・アル目線︰B ・団員目線︰B

なにもおきない、エニュオは死ぬ。

 

【ディオニュソスファミリア】

・主神目線:S→E− ・アル目線︰S ・団員目線︰D→S

ノーコメント。

 

 

 

【エレボスファミリア?】

・主神目線︰S ・アル目線︰S ・団員目線︰E−

開き直ったヴィトーLv99みたいなのがアルなので。

 

【アストレアファミリア】

・主神目線:S ・アル目線︰SS ・団員目線︰C→S

それはもう凄まじくテンション上がる。アストレアレコードならアルフィアと戦う。輝夜あたりからは最初は嫌われる。ジャガーノートとかで誰一人として死なない。

 

 

 

 






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